日東駒専の序列ランキング!偏差値・知名度・就職面から徹底比較

GMARCHの滑り止めとして利用されるほか、スポーツ系の部活動で多くのアスリートを輩出し、日本のスポーツ界で存在感を発揮し続ける大学群が「日東駒専」です。

その日東駒専において優劣、序列をつける場合にどの大学が1番となるのか偏差値や知名度、就職力などからランキングをつけると同時に、学部別の偏差値ランキングやそれぞれの大学の特徴などをまとめました。

日東駒専の序列ランキングとは?

日東駒専の序列ランキングを作成するにあたり、偏差値は「みんなの大学情報」、知名度ランキングはスタディサプリが行った「大学ブランドランキング2020」、就職力は東洋経済オンラインで掲載されている、「2020年卒の学生における有名企業400社への実就職率が高い大学ランキング」を基にしております。

偏差値ランキング

まず文系でみると、1位は東洋大学で最大偏差値60.0、2位タイで日本大学、駒澤大学、専修大学の最大偏差値57.5となっています。理系では1位が日本大学で最大偏差値60.0、2位は東洋大学で最大偏差値57.5。3位タイで駒澤大学と専修大学の最大偏差値55と続きます。(参考:みんなの大学情報)

ただ日本大学の場合、医学部が存在しており、偏差値は67.5と高くなっています。これを加味して偏差値ランキングの1位は日本大学、2位は東洋大学、3位タイで駒澤大学と専修大学が続きます。

知名度ランキング

関東エリアでの調査では、全体の5位に日本大学、9位に駒澤大学、12位に東洋大学が入り、専修大学はトップ20に入っていません。(参考:スタディサプリ)

志願度ランキングでは5位に日本大学、7位に東洋大学、15位に駒澤大学、16位に専修大学が入っており、ここでは日東駒専全ての大学がランクインしています。(参考:スタディサプリ)

以上の事からトップは日本大学、2位は東洋大学、以下、駒澤大学、専修大学と続きます。

就職力ランキング

有名企業への就職に強い大学のランキングでは、日東駒専で最初に登場するのが日本大学で、111位に日本大学、120位に東洋大学、150位に専修大学、151位に駒澤大学と続きました。(参考:東洋経済オンライン)

一方、中小企業を含めた、卒業者1000人以上を誇る大学の就職率のランキングを見ると、96位に専修大学がランクインし89.7%、100位の東洋大学が89.4%、104位の駒澤大学が88.9%、130位の日本大学が86.8%となっています。(参考:東洋経済オンライン)

ただし、就職ではなく起業を選ぶ人も少なくなく、この場合はカウントされません。そのため、早慶上智やGMARCHの大学の中には日本大学の数値を下回るケースがあります。一方でこれらの大学は有名企業への就職率が高く出ており、あくまでも見るべきは有名企業への就職率であるため、1位は日本大学、2位が東洋大学、以下、専修大学、駒澤大学と続きます。

総合ランキング

総合的なランキングをつけると、日本大学が堂々の1位、2位が東洋大学、3位タイで駒澤大学と専修大学となり、「日東駒専」の順番通りに収まりました。日本大学がすべての面において他の大学を凌駕する一方、東洋大学は安定的に上位に入るなど、色々な大学のカラーが見えてきます。専修大学のように就職率が高い大学など、それぞれに強みを感じさせます。

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日東駒専の学部ごとの偏差値ランキング5選

日東駒専の学部学科で偏差値がついているものは、日程によってバラけており、みんなの大学情報調べでは実に604の学部学科に偏差値がつけられています。その604の学部学科の中でトップ5をつけました。

まず5位は偏差値57.5で50以上の学部学科がランクインしていますが、ここでは駒澤大学文学部と専修大学国際コミュニケーション学部を取り上げます。駒澤大学文学部は6学科存在し、地理学科以外の5学科が偏差値57.5でした。

次に専修大学国際コミュニケーション学部ですが、こちらは2020年に新設されたばかりの学部です。東京神田に建てられた新キャンパスの15階にあるグローバルフロアは、国際コミュニケーション学部の情報発信基地となっており、大学1年から留学準備に入り、大学2年の前期に留学します。留学先は英語圏だけでなく中国語圏や韓国語圏など様々で、自分が学びたい語圏での留学が可能です。

2位タイは東洋大学国際観光学部、日本大学生物資源科学部獣医学科、東洋大学国際学部グローバル・イノベーション学科で60.0です。

日本大学生物資源科学部獣医学科は私立の獣医学科の中で偏差値はトップを記録し、国立大学の獣医学課程と比較しても高いレベルにいます。獣医学科自体が全国で多くない中で私立トップの偏差値を誇るのはさすがと言えます。

東洋大学国際学部は2017年に開設された学部で、元々あった国際地域学部を改良しています。その際に新設されたのがグローバル・イノベーション学科です。授業はすべて英語で行われ、学科全体の3割が外国人留学生が占め、1年間の長期留学を必須にしています。

東洋大学国際観光学部も2017年4月に開設され、こちらも国際地域学部から切り離して作られた学部です。グローバル・イノベーション学科と違い、こちらは日本語でも授業を行っています。英語力の向上を4年をかけて行うほか、海外での研修やインターンシップなどを行うのが特徴です。

1位は日本大学医学部で偏差値67.5です。日大医学部は1925年に開設されており、100年近い歴史を誇ります。日大病院を始め、全国に病院があるなど医師を目指した人なら誰しもが聞いたことがあるでしょう。2つの日程があり、いずれも67.5となっており、堂々の1位です。

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各大学の特徴

ここからは日東駒専の各大学に関する特徴についてまとめていきます。

日本大学

2020年時点で16学部87学科という日本最大のスケールを誇るのが日本大学であり、そのスケールそのものが1つの特徴となっています。2017年から「日本大学教育憲章」を掲げて、「日本の特質を理解し伝える力」、「多様な価値を受容し、自己の立場・役割を認識する力」、「社会に貢献する姿勢」の日本大学マインドを有する人物を育てていくことをポリシーにしています。一方、毎年1万人以上の新入生が入学し、同じだけの人数が卒業していく日本大学ではOBOGの数が桁違いであるため、同じ日本大学ということで人脈が築かれるケースも。日本で一番社長が多いのは日本大学と言われるほど、全国的にネットワークが広がっており、この大学だからこその特徴と言えます。

東洋大学

東洋大学は外国人留学生が多く在籍するほか、文部省が行う「留学生就職促進プログラム」において首都圏の私立大学では唯一事業に参加するなど、優秀な留学生の確保に力を入れています。2017年に開設された国際学部を筆頭に、多くの留学生が学ぶ環境に全力を挙げているだけでなく、夜間コースにも力を入れており、6学部8学科で定員は700人を超えており、日本の大学の中でもトップクラスの規模です。昼間は東洋大学の事務局で働くことで、学費の半分を支給する奨学金の導入など、負担のない形で学業に励める環境を整えているのも特徴的です。

駒澤大学

在籍する大学生が多くなれば複数のキャンパスに分散させるのが当たり前とされてきた中で、駒澤大学は1つのキャンパスに全ての学生がいる、ワンキャンパスが特徴です。1年から4年まで、様々な学問を学ぶ学生たちが一堂に会することで、それぞれに刺激を与えあえることを強みとしています。2018年に新校舎が誕生し、少人数授業にも対応した教育を施せるようになり、学びの質を高めます。必修科目の中には「日本語リテラシー教育」があるなど、他の大学とは違うアプローチで学生のレベルを引き上げる狙いも見られます。

専修大学

日本で初めて経済や法律が学べる専修学校としてスタートした専修大学は2020年で創立140周年を迎えています。これに合わせて新校舎を始め、複数の学部学科を新設するなど、新たな動きを見せているのが特徴です。最近トレンドになっている国際系の学部を始め、ジャーナリズム系の学科など、日東駒専の他大学にはない分野を強化していこうとしています。公認会計士試験の合格者数が大学別で上位に入るほか、全国の自治体と就職支援協定を結ぶなど、就職に強い大学を目指しており、2020年卒の学生のうちほぼ9割にあたる学生が就職を果たすなど、独自色が見られます。

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まとめ

日東駒専の序列をつけるにあたり、「日東駒専」の順番通りの結果になったのは意外に感じつつ、日本大学の規模の大きさを鑑みてもこの結果は妥当とも言えます。日東駒専の場合、全国各地に附属校がありますが、その規模の大きさは他の追随を許しません。全国に20以上の附属高等学校、中学校があるだけでなく、3つの附属小学校、4つの附属専門学校、2017年には認定こども園も誕生するなどその規模は想像以上です。

一方、日大で部活動を巡るトラブルが発生し人気が落ち込んだ際には、他の日東駒専が志願者数を上げ、特に東洋大学がより成長を見せています。今後の日東駒専は、日大と東洋大の争いが熾烈となり、日東駒専の上位に位置する「成成明学」に2校が入る可能性も見えてきます。その流れに乗り遅れまいと懸命に追いかける駒澤大学と専修大学は、どれだけ存在感を見せられるのかも今後注目です。それぞれの大学が戦略を立てて勝負に出てきているのは明白です。これまでの大学受験の常識がここ数年で一気に変化し、驚きの展開が待ち受けていたとしても、何らおかしくはありません。

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