日東駒専の数学対策!高得点を取るためにやるべきことや参考書を解説

日東駒専の数学の入試情報

日東駒専の数学にはどのような特徴があるのでしょうか。

数学入試の基本情報

センター試験や共通テストのように穴埋めのマークシート形式ですが、誘導形式ではないため気を付けましょう。センター試験や共通テスト以上に、自分で正解を導き出す論証力が求められます。

一方で、詳しくは後述しますが、問題自体は典型的で、事前にしっかり勉強してさえいれば満点も狙える試験です。成果が出るまでには時間がかかるので、早めに対策を始めておきましょう。

何割とれば良いのか

一口に日東駒専と言っても、その難易度には若干の差があります。また、学部によっても偏差値にかなりの差があり、一概なことは言えません。そのため、数学で何点取れば日東駒専に受かるのかは、志望校や学部によって変わります。

さらに、数学以外の科目の得手不得手によっても大きく左右されます。数学に苦手意識があるのなら、他の科目で補うのも一つの手かもしれません。

一つ例を上げるなら、日本大学の理工学部では得点率が60%~70%あれば受かるとされています。安定して数学で7割以上得点できるようになれば、充分合格の見込みがあると言えるでしょう。

日東駒専の数学の難易度はどれくらい?

数学の問題は、典型パターンの問題とそうでない問題に大別できます。

典型パターンの問題とは、解法が明確で、その解法を知っているかどうかで勝負がつく問題のことです。つまり、事前に勉強して頻出のパターンを暗記し、正しく計算しておけるように実力を付けておけば、難なく解ける問題と言えます。

これに対し、典型パターンでない問題とは、問題演習による対策が難しい問題のことです。確率や整数などの分野で出題されることが多く、その場その場での対応力が求められます。いわゆる難関大学が好んで出題するタイプの問題です。

日東駒専では、基本的に典型パターンの問題が出題されます。高度な思考力や理解力までは求められない反面、教科書や一般的な問題集に掲載されているパターンをしっかりと習得しておく必要があります。油断はできませんが、しっかり勉強してさえいれば乗り越えられる難易度の試験と言えるでしょう。

日東駒専の数学対策

日東駒専の数学対策方法を詳しく見ていきましょう。

傾向

大学によって異なりますが、基本的に数学ⅠA・ⅡBから主に出題されます。「式と計算」から「微分法・積分法」までの、数式やグラフを扱う分野からはもちろんですが、確率や数列、ベクトルといった分野からの出題も少なくありません。満遍なく出題されるため、抜け・漏れなく対策する必要があります。

一方、数学Ⅲからも出題されますが、数学ⅠA・ⅡBと比べてやや難易度が高い傾向にあります。特に数学Ⅲのメイントピックである微分・積分は数学ⅠA・ⅡBで学んだ内容を幅広く理解しておかなければ対応できません。

対策

上記のような傾向の問題に対応するにはどのような対策が必要なのでしょうか。

基本的な問題集を完璧に

バランスよく出題される以上、どこかに漏れがあってはいけません。数学の出題範囲すべてを学習するつもりで立ち向かう必要があります。

そこで重要になるのが、基本的な問題集を完璧に仕上げることです。難しい問題集である必要はなく、学校で使用している教科書レベルのもので構いません。それを何度も反復的に練習し「この教材で解けない問題はない」と自信を持って言えるようになりましょう。

形式に慣れる

センター試験や共通テストの過去問ばかりで勉強していると、日東駒専の出題形式に対応できない可能性があります。センター試験や共通テストのように、文章で丁寧な誘導が付けられているわけではありません。自分自身で解く力が試されるので、その形式でも正解にたどり着けるようにしておきましょう。

計算練習を抜かりなく

「たかが計算」と侮ってはいけません。1か所でも計算が間違っていれば、続く数式はすべて間違っていることになり、高得点は臨めません。「分かっていたのに計算を間違って落とした」という例は枚挙にいとまがありません。本番で計算を間違えないよう、普段問題集で勉強する際も、答え合わせをする前に計算ミスがないか確認するようにしましょう。

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日東駒専の数学で高得点を取るためにやるべきこと

日東駒専の数学で高得点を獲得するにはどのような準備をしておけば良いのでしょうか。学年別に紹介します。

高校1年生

数学は積み重ねの学問である以上、高校一年生の段階で勉強できる範囲は限られています。予習として数学ⅡBに進む手もありますが、それよりは現在進行形で学習している数学ⅠAを完璧にすることを目指しましょう。

特に、「式と計算」と三角比の分野をしっかり学んでおかないと、数学ⅡBの勉強にも支障が生じます。数式を自由自在に変形できるよう、公式は一通り覚え、活用できるように練習しておくことが大切です。

一方、数学ⅠAの確率・整数は今後の数学ⅡB・Ⅲであまり関わってきません。つまり、数学ⅠAを学び終えた段階で、あとは自習して実力を日東駒専の入試レベルまで引き揚げる必要があるということです。一度しっかり学んでもしばらくすると忘れてしまうものなので、これらの分野も反復学習しておきましょう。

高校2年生

数学ⅡBは、数学の中でももっとも範囲が広い分野です。三角比は三角関数に拡張され、指数・対数や微分積分など、より高度な式とグラフを扱うことになります。たくさんの公式も出てくるため、すべて自由自在に使いこなせるまで練習を重ねることが大切です。

また、これらの分野が疎かだと、数学Ⅲの勉強に非常に大きな支障を来すため、抜かりなく勉強しておかなければなりません。高校2年生の段階ではまだ受験の意識はないかもしれませんが、数学は佳境を迎えるので気を抜かずに勉強しましょう。

一方、数学Bでは数列やベクトルといった、これまでとは異なる考え方を活用する分野を学びます。先述した確率や整数と同様、他の単元とは独立しているため、入試に対応するには別個対策する必要があります。

受験生

受験生が数学を学ぶにあたって障壁となるのは、これまで学習した数学ⅠA・ⅡBの復習と、数学Ⅲの勉強を両立させなければならない点です。ただし、数学Ⅲは数学ⅠA・ⅡBの延長線上にあります。数学ⅠA・ⅡBの復習がそのまま数学Ⅲの勉強に活かされてくるので、並行して上手に進めていきましょう。

特に、微分・積分は非常に大きな分野で、入試でも配点が大きい傾向にあるため要注意です。三角関数うや対数関数、数学Ⅱの微分積分についての知識があってようやく理解できる、高校数学の集大成とも言える分野です。学習するのは高校3年生の秋ごろになることが多いですが、それまでに他の分野をしっかりと固めておけば、スムーズに習得できるでしょう。

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日東駒専の数学対策におすすめの参考書

日東駒専の数学対策としておすすめの参考書を紹介します。

ドラゴン桜式 数学力ドリル(講談社)

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲの各分野で1冊ずつ販売されている計算問題集です。計算問題に焦点を絞っている問題集で、基礎固めにもってこいの本と言えます。

あくまで計算のみですが、難易度は幅広く、難関大学で出題されるレベルの計算も登場します。この本の計算問題を完璧に攻略すれば、計算が難しいせいで解きにくいタイプの問題にはあまり困らなくなるでしょう。

元気が出る数学(マセマ)

数学の問題集で有名なマセマ出版社の本です。典型パターンが網羅的に掲載され、さらにその解法が分かりやすく解説されています。数学ⅠA・ⅡB・Ⅲの各分野で1冊ずつ販売されているため、一通り取り組みましょう。この本で難しく感じた場合は、同社の「初めから始める数学」を先に勉強しても良いでしょう。

赤本(教学社)

問題集でしっかりと基礎を身に付けたら、必ず過去問演習をしましょう。過去問の入手方法はいくつかありますが、傾向や対策が書かれた赤本の使用をおすすめします。

数学に限ったことではありませんが、「一般的な参考書で学習⇒過去問演習」というのが受験勉強の定石です。ただし、直前に取り組むだけではいけません。できるだけ早いうちに入手し、どのようなタイプの問題が出題されるのかを把握しておきましょう。そして、問題集を解きながら「このタイプは去年出題されていたな」などと考えることで、常に目標意識を持って勉強できます。

また、共通テストを受験するのなら、そちらの赤本も早めに入手しておくことをおすすめします。夏までには発売されて書店にも並ぶのでチェックしておきましょう。共通テストは旧来のセンター試験と形式が異なり、特に数学ⅠAでは試験時間を含めて大きな相異が見られるので、早めに慣れておく必要があります。時間が厳しく、かなりの速度を要求されるので、過去問で練習しておけば速く解く練習になります。

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日東駒専は数学受験できる?

理系学部は当然数学で受験できますが、文系学部ではそうでないこともあります。日東駒専の場合はどうなのでしょうか。大学別に見ていきましょう。

・日本大学:日本大学の文系学部はすべて数学で受験可能です。 ・東洋大学:文学部史学科のみ社会が必須です。 ・駒澤大学:S方式の文学部歴史学科は数学受験できません。 ・専修大学:すべての学部学科で数学受験できます。

また、数学のどの範囲が出題されるのかも大学・学部によって異なります。たとえば、専修大学では数学ⅠAⅡが範囲であり、BとⅢは出ません。

まとめ

日東駒専の数学では基本的なパターンの問題が出題されます。事前に典型パターンを網羅しておけば、「見たことがある問題だな」と、安定した心持で入試に挑めるでしょう。その分、事前に知っているか知っていないかによって勝敗がはっきりと別れやすいという特徴もあるため、全範囲を抜かりなく勉強することが大切です。

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