MARCH(マーチ)理系におすすめの参考書を科目別に紹介!使い方も解説

MARCHの理系を目指す理系の高校生、浪人生にとって必要な存在になるのが参考書です。参考書によって数学や英語などの学力を高め、テストで高得点が狙えるようになります。科目別に効果的な参考書が必ず存在します。

今回は数学、英語、物理、化学、生物5科目に関するおすすめの参考書、参考書を活用した勉強法について詳しく解説します。

MARCH(マーチ)理系におすすめの参考書を科目別に紹介

おすすめの参考書に関して5科目を初心者、中級者、上級者に分けてそれぞれ2冊ずつご紹介します。

MARCH(マーチ)理系におすすめの数学参考書

初心者向け

「基礎問題精講 数学IA/IIB/III」は入試数学の基礎を固めるのに必要な参考書です。例題や精講を理解して演習問題を解いていくことで数学力を高めて、少しでも数学の成績を伸ばしていくことにつなげられます。

「数学の良問問題集」は、こちらも基礎固めに最適な1冊です。数Ⅰから数Ⅲまでを網羅しており、難易度を3段階に分け、300問の問題が登場します。日東駒専レベルの学生にとってもおすすめですが、基礎を固めて発展まで手を伸ばしたい時にぴったりです。

中級者向け

「理系数学の良問プラチカ」はMARCHを目指す学生であればマスターしておきたい参考書です。特に数学I・A・II・Bバージョンは日東駒専レベルから高めていくことができるため、何回も解いていくことでMARCHレベルにまで押し上げることができるでしょう。

「文系の数学 重要事項完全習得編」は、MARCHで数学を利用する文系学生に向けて作られた参考書ですが、理系学生にとっても十分参考になる1冊に仕上がっています。重要な解法を厳選しているため、時間をかけずに効率よく数学を学びたい人に最適です。

上級者向け

「チャート式参考書」は数学を勉強する上で必要不可欠な参考書です。この場合は青チャートがおすすめです。レベルは黄色チャートでも十分とされますが、より難しい問題を解いておきたい場合に青チャートの方が確実です。1回解き切って満足するのではなく何回も解き切ることが大切です。

「2021実戦 数学重要問題集-数学I・II・III・A・B(理系)」は、理系学部を狙い、より難しい大学を目指す学生にとっておすすめの1冊です。難しい問題が揃いながらも解説がとてもわかりやすく、MARCHや東京理科大などを目指している学生が追い込みたい時に利用すべきでしょう。

MARCH(マーチ)理系におすすめの英語参考書

英単語・熟語におすすめの参考書

「理系のための英語便利帳」は、物理や生物などに用いられる英語をイラストでわかりやすく解説した単語帳です。登場するのは3500の言葉で、そのすべてが理系に関する言葉ということもあり、わかりやすく視覚的に勉強できる本として持っておくべき1冊となっています。

「システム英単語」は、これまでに入試で登場した英語をデータベース化し、最も効率的に英単語を覚えられるようにした単語帳です。1つ1つの単語を覚えるのではなく複数の単語をセットにして覚えられるようになっています。文系学生にとっても頼りになる1冊であり、MARCHレベルを目指すのであれば持っていて損のない1冊でしょう。

英文法におすすめの参考書

「総合英語 Evergreen」は、英文法のすべてを網羅した参考書です。英文法の基礎的なところから、知っておくことでライバルに差をつけられる細かな部分までを網羅しており、英文法の力を限りなく高めたい時に持っておいて損はない1冊です。

「Next Stage 英文法・語法問題」は、英文法だけでなく発音や英語表現など網羅し、英作文や長文読解でも理解しやすくなる知識をまとめた参考書です。見開きで勉強しやすいため、通学中にネクステを片手に勉強をする学生も見つけられるほど、ポピュラーな1冊ですが、隅々まで完全にやり切れている学生は少なく、何周も解き切ればかなりの力になるはずです。

英語長文におすすめの参考書

「完全理系専用 英語長文スペクトル」は、理工系の大学や学部の独自問題で登場しそうな題材を取り上げた参考書です。遺伝子や人工知能など理系ならではの話題をふんだんに取り入れており、英語の知識だけでなく理系として必要な素養も一緒にチェックできる内容となっており、完全理系専用にふさわしい内容です。

「やっておきたい英語長文500」は、実践的な内容が多く、文章量も読み込むにはちょうどいい内容となっている参考書です。問題を解いて答えを導きだしてから解説を読んで音読するという一連の流れを繰り返していくことで英語長文の理解力を高められます。このシリーズは300や500、700、1000がありますがMARCHレベルであれば500から始めるのがいいでしょう。

MARCH(マーチ)理系におすすめの物理参考書

初心者向け

「やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEOシリーズ」は、物理をこれから学ぶ人、基礎を固めていきたい人におすすめの参考書です。イラストが多いため視覚的に理解しやすい他、細かく説明してくれるため、物理に対して苦手意識を持つ人や言葉の説明では理解しがたい人にとって役に立つことが多い内容となっています。

「漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本シリーズ」は物理を複数の項目に分けて分かりやすく丁寧に解説した講義系の参考書です。こちらも先ほどの参考書同様大変分かりやすく講義形式で進められるだけでなく、イメージがしがたい波動などをわかりやすく図解にしているため、理解の助けにつながります。2冊を読んでみて自分の趣味に合うものを選んでみるのがおすすめです。

中級者向け

「物理のエッセンスシリーズ」は、教科書と併用することで理解度を高めやすくなる参考書です。教科書に出てくることを補助的に解説するだけでなく、問題の解き方やそのプロセス、解く際の注意点などが事細かに書かれているため、物理の読解力、理解力などを高めたい時に最適な1冊です。

「物理[物理基礎・物理]基礎問題精講」は、国公立大学の2次や私立大学に登場した物理の問題を分析し、よく出る分野の問題にまとめた参考書です。最初に問題を解く際に必要な知識に関する説明を行い、その後解説を行っていき、問題の解き方を学んでいきます。入門編や標準編もありますが、これまでに講義系参考書などで勉強してきた人であれば基礎編から始めても問題ないでしょう。

上級者向け

「難関大入試 漆原晃の 物理[物理基礎・物理]解法研究」は、MARCHなど難関大学の物理で登場する、少々マニアックで盲点になりやすいテーマについて解説した参考書です。解いた経験があまりない問題をいきなり入試で見ると少々パニックになるかもしれません。この本で勉強していればその状態を避けられるかもしれず、多少マニアックな問題にも対応しやすくなるでしょう。

「名問の森物理」は、難関大学の入試問題で登場しやすい題材をまとめた参考書です。シリーズとなっており、すべて購入することで基本的な分野はすべて網羅できます。苦手とする分野を中心に購入して、問題を解き解説を読みながら入試に向けての対応を行っていくことが可能です。

MARCH(マーチ)理系におすすめの化学参考書

初心者向け

「橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業」は、入試でとても出やすい頻出の内容を教科書よりもわかりやすくかみ砕いて説明した参考書です。教科書がなかったとしても、この本があれば必要な知識を効率的に叩きこめるとあって、まさにタイトル通り、ゼロスタートからでも全く問題がない1冊です。

「鎌田の理論化学の講義」は、化学の問題を解く上で肝となる部分について細かく説明している参考書です。現状の入試にも対応できるようにバージョンアップを重ねており、こちらも効率的な勉強が行えるようになっています。化学に対して拒否反応を持っているような人でもわかりやすく説明されているので、積極的に取り組みやすい内容と言えるでしょう。

中級者向け

「化学(化学基礎・化学)基礎問題精講」は入試で登場した化学の問題を分析したうえで、頻出の題材について解き方を徹底的に調べ上げて解説した参考書です。111題が収録されており、入試でしっかりと解けるだけの力を蓄えられます。1冊を何回も解き切れば入試にもすんなりと対応できるでしょう。

「新訂エクセル化学総合版」は学校の副教材としても使われることがあるほど、初級者レベルから上級者レベルまで対応した参考書です。難易度が4段階に分かれており、段階的に化学の力をつけられます。初級者向けと中級者向けを兼ねたような参考書でもあるため、これ1冊で事足りる人も出てきます。参考書と併用するとより理解度が増すかもしれません。

上級者向け

「理系大学受験 化学の新演習」は、難関大学を目指す学生向けに作られた参考書です。医学部などを受験する人に向けて作られているため、MARCHの理系レベルでは必要ではないとも言われていますが、MARCHの理系の中でも偏差値が早慶レベルの学部もあるため、その学部を狙う学生は持っておいて損はない1冊です。

「化学の良問問題集[化学基礎・化学]」は、入試問題でよく出やすい341問をまとめ、3段階の難易度にした参考書です。1つ1つが良問ですが、その中でもさらに厳選した100問が用意されており、この100問を必ず解いて入試に挑めるようなナビゲートシステムもあります。問題と解答で分離させることができるため、非常に見やすいのも特徴的です。

MARCH(マーチ)理系におすすめの生物参考書

初心者向け

「大森徹の最強講義117講 生物[生物基礎・生物]」は、予備校の授業を受けているような形で構成された参考書です。教科書に書かれている先生の語り口調はとても優しく、インプットしやすい形になっています。一方で入試に必要な知識や問題を目立たせているため、何を勉強すればいいのか、見るだけですぐにわかるようになっているのも特徴的です。

「大学入試 山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本」は、図解をふんだんに活用して、見やすさに配慮しながら作られた参考書です。生物をこれから学び始める学生や基礎から生物を勉強し直したい方などにおすすめで、共通テストの範囲から難関私大の入試対策まで十分に活用することができる1冊となっています。

中級者向け

「生物合格77講【完全版】2nd edition」は、高校で取り扱われている生物の教科書すべてを徹底分析してどの教科書を使っている人でも理解の助けになるような内容となっている参考書です。ムダな知識を学ぶ必要がなく、ただただ必要な知識だけをインプットすることができるため、より効率的な学習に結びつけることができます。

「生物(生物基礎・生物)基礎問題精講」は、物理や化学同様、生物でも入試問題の徹底分析を行って必要なものだけをまとめた参考書です。この場合の基礎は、単元を理解するために絶対に欠かせないモノという意味があるため、マスターするために多少骨が折れるようなものも含まれています。すべては入試問題でしっかりと理解しながら解けるようにするために作られているのでMARCHの理系狙いの学生は必ず持つべきといってもいいぐらいです。

上級者向け

「日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて」は、大学入試で出題されたことがある分野に関してすべてを収録し、マニアックなまでに内容を詰め込んでいる参考書です。入試傾向に合わせて加筆修正をするなど現在進行形でアップデートが行われており、難関私大の入試問題でも出てくるような問題に出てくる知識もほぼすべて網羅されています。

「大学入試 唐牛穣の 生物記述・論述問題が面白いほどとける本」は、生物の記述問題、論述問題が出題されても大丈夫なように、問題の解き方をレクチャーしてくれる参考書です。どのように点数がつけられるか、どんな問題が出やすいかなどを事細かに紹介するため、確実に点数が狙えるような解き方をマスターできます。

MARCH(マーチ)理系に受かるための参考書を活用した勉強法とは?

ここまで数多くの参考書をご紹介しました。しかし、購入するだけでは何の意味もなく、活用しないことには話しになりません。どのように活用すればいいのか、その勉強法をまとめました。

練習問題を解いて理解度を確かめる

一般的な参考書は、最初に例題がありその例題の解き方などを見た上で練習問題を解いてもらう形になっています。この場合の練習問題は、本当に例題の解き方を理解しているのかをチェックするためにあります。この時点で躓いている場合には例題の解き方から叩き込んでいく必要があり、ここをクリアできれば基礎的な解き方はしっかりと把握していると言ってもいいでしょう。

参考書を解く中で問題演習でスキルアップを図ろうとしがちですが、例題の解き方もわかっていない状態ではスキルアップのしようがありません。問題演習に取り組むのは例題の解き方を理解し、練習問題もしっかりと解けるようになってから。そこで初めて問題演習を取り組み、演習量をこなすことでスキルアップにつなげられるというわけです。

基礎的な問題だけをピックアップしすべて解いていく

何百問と網羅した参考書が様々な科目で存在しますが、その多くは難易度別になっており、これは初級者用、これは上級者用と分けられています。とにかく基礎を固めないことにはレベルアップすることは難しいでしょう。そのため、基礎的な問題だけをピックアップして解いていくのがおすすめです。基礎固めもできていない状態で上級者用を解いても偶然当たることはあっても、なぜお答えに導けたのかそのプロセスが分かっておらず、あまり意味がありません。

基礎を完全に固めることができればその次のステージに行った時に問題が解きやすくなります。そして時間を効率的に活用でき、問題が解けない時間を少なくできるのもポイントで時間の有効活用にもつながります。

解説を読んで自分で解いてみて、後日改めて挑む

解説が詳しいと、なぜその答えになるのか、解説を読むだけで理解できます。解説が詳しい参考書を利用することで独学で勉強ができるだけでなく、躓きをそのままにしないで次に進むことができます。しかし、解説を読んだ後に自力で解き、あたかも自分ですべてを解いたかのように扱うのはいけません。解説を読んですぐに解けば誰だって解けるからです。

そこで解説を読んで解けた場合、後日改めて解いてみて本当に理解しているのかを確かめましょう。もし解けなければ解説を深く読み込み、それを全く落とし込めていなかったことが露呈したことになります。これを避けるためにも、解説を読んで解いたら改めて復習をし直し、後日解いた時に正解に導けるようにしていきましょう。

まとめ

MARCHの理系を目指す際にぜひとも手にするべき参考書についてご紹介しました。英語や数学に関しては文系学生にとっても十分参考になるものもあり、その他の理系科目に関しても国公立大学を狙う文系学生からして確保しておいて損がない参考書もありました。理系はより深いところまで勉強をしますが、その本質的な部分は文系も理系もあまり変わりません。結局、基礎がわかっていないことには発展問題が解けるはずはないのです。基礎を固めて演習量をこなす、そのために必要な参考書を買いそろえていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

選ばれる理由
定員制、逆転特化
FAST-UP逆転塾とは

K.T君

3865

偏差値27up

偏差値38から
青学3学部に逆転合格

高2の頃、焦りから独学で勉強を始めましたが、何をやってよいかさっぱりわかりませんでした。FAST-UP逆転塾では、1日単位の効率的なカリキュラムを作ってくれたので、迷うことなく合格まで進むことができました。僕の人生を変えてくれたFAST-UP逆転塾に感謝しかありません。

Y.M君

3664

偏差値28up

偏差値36から
明治大学に逆転合格

受験勉強を開始し右も左もわからない状態の時にFAST-UPに出会いました。FAST-UPでは、毎日自分に最適なTodoが提示されたため、一切迷うことなく合格まで突き進めたと思います。自分の勉強法に不安がある人や、やるべきことがいまいちわからない人にはとてもおすすめの塾だと思います。

H.I君

5167

偏差値28up

志望校を上げて
早稲田に逆転合格

高3の春に、MARCH志望でFAST-UPに入塾したのですが、入塾から2ヵ月ほどで予想以上に偏差値が上がったため、第一志望を早稲田に変更しました。そこからの学習で驚いたのは、個別講義にて早稲田特化の授業をしてくださったことです。これにより、常に早稲田の傾向やレベルを意識しながら学習に取り組むことができました。FAST-UPのメソッドで学習すれば、志望校を上げることも可能だと思います。

まずは無料相談