「勉強しているのに成績上がらない!」
大学受験をしていると同じくらい勉強していても成績が上る人と、上がらない人がいますよね。
「結局は才能か・・・」と思ってしまいますが、実は成績があがらない人には共通点があるのです。
この記事ではその原因と改善方法を解説します。
具体的には
・成績が上がらない原因とは?
・勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴3選
・成績が上がらない勉強の改善方法
・塾に行っても成績が上がらない原因と対策
・成績が上がらないのが辛い!ストレスの対処法を解説
・子どもの成績が上がらない場合の親の対応とは?
の順に解説します。
8分くらいで読めるのでぜひ一読ください。
成績が上がらない原因とは?
成績が上がらない原因を解説します。
基礎ができていない
成績が上がらない原因1つ目は基礎ができていないことです。基礎はすべての土台の部分。土台がないのに、上に何かを積み上げていくことはできません。
受験への焦りから、早く勉強を進めようとしすぎて、基礎ができていないうちに標準・発展の内容に取り組んでしまうのです。
勉強しているつもりになっている
成績が上がらない原因2つ目は勉強したつもりになっていることです。勉強時間はしっかりとっているのに成績が伸びない場合、勉強したつもりになっている可能性があります。
例えば同じ10時間の勉強でも8時間違うことを考えていたら、実際は2時間分しか勉強できていません。
そのため時間だけでなく、どれくらい内容が進んだかを把握していく必要があります。
学んだことを復習していない
成績が上がらない原因3つ目は学んだことを復習していないことです。人の脳は復習しない情報は忘れるようにできています。
そのため一回学んだだけでは一週間後にはほとんど頭に残っていないのです。
成績が伸びない人の中には、成績が伸びないことで焦って、一回学んだだけで先に進んでしまうループに入っている人がいます。
勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴3選
勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴3選を解説します。
インプットしかしていない
勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴1つ目はインプットしかしていないことです。
インプットとは脳に情報に取り入れること、具体的には参考書などを読む、音声を聞くことです。逆にアウトプットは書く、話すなどの脳から情報を取り出すこと。
人の脳はアウトプットして情報を使わないと「これはいらない情報なのだな」と判断しどんどん忘れていきます。
そのため教科書や参考書を読むだけでは思ったように成績が上がらないのです。
苦手科目から逃げている
勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴2つ目は苦手科目から逃げていることです。
苦手科目はついつい後回しになってしまいますよね。しかし90点を100点にするのは難しいですが、0点を50点にするのはそこまで難しくありません。
しかし得意な科目ばかりやってしまうので、成績が伸びないのです。
誘惑に負けても改善しない
勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴3つ目は誘惑に負けても改善しないことです。
受験をやっていると
・今日はスマホをたくさん触ってしまった
・途中で漫画を読んでしまった
など誘惑に流されることが必ず起きてきます。
成績の伸びない生徒は、誘惑に負けたときに改善しないのです。
具体的には
・スマホはリビングに置いておく
・漫画は売ってしまう
など対策をしないのです。
同じ誘惑に何度も負けてしまいなかなか勉強に身が入らないということになります。
成績が上がらない勉強の改善方法
成績が上がらない勉強の改善方法を解説します。
同じ教材を何度も復習する
成績が上がらない勉強の改善方法1つ目は同じ教材を何度も復習することです。
成績が伸びない人はいろいろな教材に手を出して、結局一つの教材も極めていません。
一つの教材に絞り、徹底的に反復することで必ず成績は伸びるのです。理想は1つの参考書に付き7回の復習。
7回反復することで自然と記憶に残るようになります。
勉強計画を立てる
成績が上がらない勉強の改善方法2つ目は勉強計画を立てることです。勉強計画を立てることで、~月までにこれを終わらせるという期限ができます。
宿題を考えてもわかりますが、期限があることで集中して勉強できますよね。
受験でも自分で期限を設定して、クリアしていくことが大切。これを順調に繰り返すことで確実に成績は伸びていくでしょう。
授業や模試をやりっぱなしにしない
成績が上がらない勉強の改善方法3つ目は授業や模試をやりっぱなしにしないことです。
復習しない知識はどんどん忘れていきます。せっかく授業や模試を受けたのに、何も記憶に残らなければ、時間を失っただけですよね。
そのためかならず授業・模試は復習するようにしましょう。特に模試に出てくる問題は受験でよく問われる良問ばかりです。
しっかりと復習して自分の知識にすることで効率よく成績をあげられます。
塾に行っても成績が上がらない原因と対策
塾に行っても成績が上がらない原因と対策を解説します。
塾で成績が上がらない原因
塾で成績が上がらない原因を解説します。
授業を聞いていない
塾で成績が上がらない原因1つ目は授業を聞いていないことです。塾の授業は大学受験のプロが教えているので、内容は素晴らしいです。
しかし授業を聞いていなければどんなに素晴らしい授業を受けても成績は伸びません。
例えば授業中静かにしているが違う事を考えているパターン。周りからは授業を聞いているように見えますが、実際は脳は集中していません。
時間的にももったいないので、授業を疎かにする癖がついていないか振り返ってみましょう。
授業の予習・復習をしていない
塾で成績が上がらない原因2つ目は授業の予習・復習をしていないことです。
授業を聞かないと成績は伸びないと話しましたが、授業を聞かない原因は予習・復習の積み重ねをしていないからかもしれません。
授業はカリキュラムに沿って進みます。そのため基本的には先週までのことはわかっているという前提のもと進むのです。
授業の予習・復習をしないと、次の授業がわからなくなり、その次の授業もわからなくなるといった悪循環が続きます。
塾に入れば成績が上がると考えている
塾で成績が上がらない原因3つ目は塾に入れば成績が上がると考えていることです。塾はたしかに成績を上げることに特化した環境です。
・自習室
・質問できる先生
・成績を上げるための授業
・勉強している仲間たち
といった環境が揃っています。
しかし、生徒が「成績を伸ばしたい」と主体的に動かない限り成績は伸びません。環境を活かせるかどうかは自分の気持ちであると考えましょう。
塾で成績が上がらない場合の対策
塾で成績が上がらない場合の対策を解説します。
授業を聞く
塾で成績が上がらない場合の対策1つ目は授業を聞くことです。塾の授業はしっかりと学べば、成績が上がるように作られています。
そのためまず授業中は授業に集中する姿勢をクセづけていきましょう。
今まで、授業を聞かないことが当たり前になっていた人は最初はきついと感じるかもしれません。しかし練習していくことで、集中力も鍛えられるので一石二鳥です。
予習・復習をする
塾で成績が上がらない場合の対策2つ目は予習・復習をすることです。
成績が上がらない生徒のほとんどが予習・復習をしていません。またはやった気になっています。
本当に前回やった問題を解けるのか、自分で解説できるのか。しっかりとそのレベルまで勉強しましょう。
すぐに成果が出るものではありませんが、一通りのカリキュラムをやりきった頃には総合的な力がしっかりと身についているはずです。
塾を最大限利用する
塾で成績が上がらない場合の対策3つ目は塾を最大限利用することです。塾には自習室があったり、いつでも質問できたりと塾にしかないメリットがあります。
それらを最大限使いましょう。
具体的には
・自習室が合いている時間はかならず自習室で勉強する
・わからない問題はすべて先生に聞いて解決する
と決めましょう。
このように使えるものを最大限使い、受験勉強に本気になれた人の成績はどんどんのびていきます
成績が上がらないのが辛い!ストレスの対処法を解説
ストレスの対処法を解説
睡眠を最優先にする
ストレスの対処法1つ目は睡眠を最優先にすることです。
ストレス発散というと
・カラオケで歌う
・友達と遊ぶ
といったことを思い浮かべる人も多いと思います。たしかにそれらの遊びも気分転換にはなります。
しかし回復のホルモンである成長ホルモンは睡眠をしっかりとっているときに出るのです。
具体的には
・寝る前90分前に風呂出る
・寝る前2時間はスマホを見るなど脳が興奮することをしない
・睡眠は7~8時間とる
ことを徹底しましょう。
日記を書く
ストレスの対処法2つ目は日記を書くことです。日記には頭の中でぐるぐる回っていた思考を、外に吐き出して冷静に見れる効果があります。
特に疲れているときや、ストレスが溜まっている人は自分が疲れている事に気が付きません。
過労でうつ病の人に「なんではやく病院に行かなかったんですか」と聞くと、行くほどではないかなと思ったと答えるそうです。
日記を書いて自分の体調を客観的にみることで、
・疲れているときは休む
・元気なときは頑張る
と調整し、継続して勉強できるようにしていきましょう。
人に話す
ストレスの対処法3つ目は人に話すことです。人のストレスホルモンは人に相談するだけで9割も減ることがわかっています。
しかも問題を解決する必要はなく、人に話すだけでこれだけの効果が見られたのです。
そのため家族や友達に「ちょっと話聞いてくれる?」と話を聞いてもらいましょう。
子どもの成績が上がらない場合の親の対応とは?
子どもの成績が上がらない場合の親の対応を解説します。
子どもを褒める
子どもの成績が上がらない場合の親の対応1つ目は子どもを褒めることです。一番大切なのは親は子どもの見方だと伝えてあげること。
決して成績が上がらない子どもを攻めるのではなく、認めてあげるようにしましょう。
例えば
・毎日~時間も勉強しててすごいね
・全力でやってる姿勢が素敵
など、成績という成果でなくても姿勢を褒めることはできるはずです。
一緒に原因を考える
子どもの成績が上がらない場合の親の対応2つ目は一緒に原因を考えることです。
成績が上がらない子供に対して
「テレビ見てないで勉強しなさい!」
「他のことはもっと頑張っている」
など言っても、かえって反発するだけです。
大切なのは子どもをサポートすること。一緒に学習計画を立ててみましょう。しかし、子どもによっては親よりも塾や学校の先生のほうが、原因分析しやすいかもしれません。
その場合は子どものしたいようにさせてあげましょう。
期待しすぎない
子どもの成績が上がらない場合の親の対応3つ目は期待しすぎないことです。
成績が上がらないところに親からのプレッシャーがかかると、受験勉強に悪影響を及ぼします。
具体的に口にはださなくても、期待が高いのは言動の端々から伝わるもの。成績が上がらないことで一番つらいのは子どもです。
できるだけ負担にならないように、期待しすぎないようにしましょう。
まとめ
ここまで成績が上がらない原因と改善方法、成績が上がらない人に共通する特徴を解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
・成績が上がらない原因は基礎ができていないから
・成績が上がらない勉強の改善方法は同じ教材を何度も復習すること
・勉強しても成績が上がらない人に共通する特徴はインプットしかしていない
成績は正しい勉強法でやれば必ず伸びます。ここで紹介したことを活用し成績を伸ばしていきましょう。