勉強の仕方がわからない高校生必見!最も効率の良い勉強法を解説

大学受験や定期テスト、資格試験など、高校生は「勉強が仕事」のごとく、毎日勉強を行います。たくさんの教科のテスト対策を同時にしないといけないわけですから、効率よく勉強をしていかないと大変です。

今回は効率が悪い間違った勉強法から、科目別の正しい勉強法、ノートの使い方、勉強のコツなどをまとめました。

勉強の仕方がわからない高校生の間違った勉強法

勉強の仕方がわからないからこそやってしまう、間違った勉強法を5つご紹介します。

1回解いて終わりにする

よくやりがちなのは、参考書などで問題を解くまではいいものの、1回解いて終わりにしてしまうやり方です。参考書の問題を合っているか間違っているかは、その内容を理解しているかどうかの確認のために必要なだけで、最終的にテストで点数を取れればいいわけです。1回解いて終わりにするのは内容理解がうまくいっているかもわからず、意味を成しません。

ノートをまとめるだけ

人によっては、とてもきれいなノートを作り上げようと装飾を行いながら見栄えのいい感じに仕上げる人がいます。それ自体はいいのですが、それを使ってどのように学習をしていくのかまで考えが及んでいないことがほとんどです。ノートをまとめるだけでは内容理解は程遠く、やった気分だけが高まって身につかないのがオチです。

勉強時間の確保を重要視する

テスト前になると、何時間勉強したかを友人に聞き回る人がいます。勉強してないとウソをつく友人に感化されて本当に勉強しなかった結果、成績を落とすという人もいたのではないでしょうか。中には12時間も勉強したと勉強時間を誇らしげに自慢する人がいましたが、大事なのは勉強時間ではありません。何をやったか、その内容、質なのです。質が良く効率的な勉強ができればそんなに時間を確保しなくていい場合もあります。

色んな参考書を購入して解くだけ解く

勉強をした気になるのが効率の悪い勉強の元凶になります。例えば、何冊も参考書を買うと、これから勉強するぞという気持ちになりがちですが、先ほど紹介した1回解いて終わりという状態を生み出しやすくなります。何度も解いて内容理解が進んだかを確認しないといけないのに、たくさんの問題を解くあまり、不十分なまま次に進みます。これでは意味がなく、せっかくの参考書が無駄です。

ながら勉強

昔の学生の中には、ラジオを聴きながら勉強をしたという人がいます。今だと音楽やYouTubeの動画でしょうが、いわゆる「ながら勉強」は単に邪魔にしかなりません。特に歌詞がある曲を聴きながらの勉強は注意力、認知能力ともに歌に邪魔されて、実りある勉強につながりにくいです。ホワイトノイズなどを聴くことで雑音をかき消して集中できる効果もありますが、テレビを見ながら、動画を見ながらの勉強は最悪です。

勉強の仕方がわからない高校生におすすめの正しい勉強法

少しでも効率のいい勉強法をするために何をすればいいのか、教科別にまとめました。

英語

英単語の暗記はスキマ時間か寝る前に

英単語を覚えることは、英語における基礎トレーニングであり、これをやらないことには好成績は残せません。とはいえ、机に向かって暗記を行うのは効率的とは言えません。できるだけ通学の移動中やちょっとした空き時間などのスキマ時間を活用して英単語の暗記をするのがおすすめです。また寝る前に英単語の暗記を行うことで、寝ている間に記憶の整理を行って英単語が定着しやすいため、寝る前に改めて暗記をし直すのもいいでしょう。

分野別に1冊の参考書を確保して何回も解き切る

英文法を始め、分野別にやるべきことが多いのが英語です。英文法、英単語、長文読解、解釈などそれぞれに1冊の参考書を用意して、それを何回も解き切るのがおすすめです。どの参考書も同じような内容を取り上げているため、解説が分かりやすいなど自分に合った参考書を選んで、何回も解く方が効率的です。

音読は万能的な勉強法

英語を勉強する際に音読をするのが効率的なやり方です。単語を音で理解することや英文の意味を日本語で理解すること、リスニング対策にもなるため、出来る限り音読を行うことは英語を勉強する上でとても大切です。リスニングで躓きやすいのは何を言ったかわからない状態ですが、音読を普段からしていれば少なくともその状態を防げます。

国語

基礎から現代文対策を行う

入試で用いる現代文は、学校で行う定期テスト対策と色々違う部分があり、使用するテクニックも違う場合があります。そのため、現代文対策は基礎から徹底するのがおすすめで、現代文の解き方などをイチから学び直すことで、解き方やテクニックが理解でき、効率よく問題が解けるようになります。

古文も単語から覚える

古文の単語は、現代で使う日本語と同じようで実は異なるケースが多く、間違った読み方をしてしまうことがあります。そのため、先に単語を覚えてから長文読解に挑むのがおすすめです。古文単語の参考書にはゴロで覚えるものがあり、楽しく覚えられます。また源氏物語をマンガにしたモノなどもあるので、内容理解のサポートにもなるでしょう。

語彙力対策で漢検を活用するのもアリ

語彙力にかかわる、漢字や熟語に関する勉強はスキマ時間に行うのが望ましいですが、より効率を求めるのであれば漢字検定の活用がおすすめです。2級は常用漢字すべてが対象になり、2級に合格することは語彙力の確保にもつながります。単にスキマ時間に漢字を覚えるよりも漢検対策の方がよりやる気を出して取り組めるでしょう。

数学

先に躓いている部分をあぶりだす

数学は基礎単元から躓くと関連する単元までその影響が出てしまい、その単元すべてが苦手になりがちです。どこで躓いているのかを先にあぶり出し、その穴を埋めてから発展的な内容に入っていくのが確実です。簡単なところで躓くとそこから先で思考停止になりやすいため、そうならないためにも過去に遡ってでもあぶり出していくのがおすすめです。

公式を暗記して何度でも解く

高校数学では、覚えるべき公式がとても多く、いかに活用していくかが大事になります。とはいえ、公式を暗記して勉強した気になってしまうと、その公式をテストで活用しきれず、暗記の意味がなくなります。完璧に内容を理解したかどうかは、暗記した公式を演習問題で正しく活用できたかどうかです。暗記をする場合は、演習問題を何度も解いて完璧にするまでをセットにした方がいいでしょう。

身の丈に合った参考書を選ぶ

あまりにも難しい参考書だと、数学は難しいと思い込み、苦手意識を強めるだけです。偏差値が50を割っていれば基礎レベル、少し上回れば基礎固めのレベルと自分の偏差値、身の丈に合った参考書を選んで1冊で何度も解き切るのがおすすめです。

地歴

歴史は時系列で覚える

暗記はつながりで覚えることで思い出しやすく、特に歴史はなぜこの歴史的な出来事がおきたのかを時系列で覚えると、時代背景や経緯までをセットで覚えることができます。1つ1つを単発で覚えるのは効率が悪く、セットで覚えた方が定着しやすいのです。

地理は系統地理から学んでいく

地理には系統地理と地誌の2つに分けられ、系統地理はテーマ別の学習内容、地誌は地域別の学習内容になっています。系統地理ではテーマ別に成り立ちをチェックし、上位に来る理由などを探ります。地誌は地域別ではあるものの、系統地理であらかたのことに触れているため、地誌でもう1度触れる頃には復習のような感覚で学べます。

地理は位置と産業をセットで覚える

地理の場合、この地域はこの産業が盛んであるという形で知識を蓄えていきますが、なぜその地域でその産業が盛んなのか、ここまでをセットで覚えると忘れにくくなります。地図帳を開き、地形や気候を一緒に覚えていくのがおすすめで、やはり地理も1つ1つ覚えるのは得策とは言えません。

公民

イラストなどが多い参考書で勉強する

政治経済や倫理などの公民では、覚えることが多いため、イラストなどで分かりやすく吸収していった方が理解しやすい傾向にあります。参考書の中には教科書よりも分かりやすくイラスト、図解で説明や解説を行うものが存在します。これを活用しながら勉強を行っていくことで、内容理解が捗ります。

演習問題は暗記を終えてから

公民の場合、覚えることが多いですが、先に暗記を終えてから演習問題を行うのがおすすめです。演習問題を解いて、答えを見て覚えるのも結局やっていることは同じです。それならば先にインプットし、うまくアウトプットできるかをチェックし、再びインプットする作業の方が効率がいいでしょう。

ニュースを見て時事問題の確認を

定期テストにおいて、政治経済などのテストでは時事問題が出る場合があります。政治経済のように常日頃からニュースを見ていると、勉強しなくても平均点レベルの点数が取れると言われており、普段からニュースをチェックすることは大切です。定期テストで万が一、時事問題が出る場合は各テレビ局のトップニュースや新聞の一面、ヤフーニュースなどをチェックする価値はあるでしょう。

理科

理科科目は苦手克服や基礎固めから

理科科目では最初に苦手克服を目指し、全く分からない部分から勉強し直して、そこから基礎固めを図るのがおすすめです。理科科目は英数国に比べると勉強時間をできるだけ割かずに済ませたいところですが、最初は苦手な部分から攻め、そこから好きなところをやっていくのが効率的です。

わかりやすい参考書を用意する

化学や物理、生物など、文字情報だけではパッとイメージが思い浮かばず、イラストなどを見て内容を理解することがあります。これから理科の科目を習い始める人を対象にした参考書を活用し、イメージがつかみやすいもので勉強を進めていくと躓きを少なくすることができるでしょう。

人に説明できるかやってみる

内容を理解したということは、人にその内容を説明できることを意味します。もし説明できない場合は、その部分があやふやであることを証明しています。誰かに説明を試みて、しっかり説明できるのか、突っ込まれた時に返せるのかを想定して勉強を進めていくと、簡単には内容理解はできず、何回も勉強を重ねる必要があるというのがわかるでしょう。

効率の良い暗記方法や暗記の効率を上げる方法を徹底解説!

勉強の仕方がわからない高校生におすすめのノートの使い方

勉強の仕方がわからない高校生でも実践しやすいノートの使い方について、解説します。

授業用と復習用でノートを分ける

ビジネスマンの中には小さなメモをポケットに忍ばせ、何かあればそこにメモを取り、その日1日何があったか日報を書く際にメモを取り出して、システム手帳にメモを貼り付ける人がいます。その時に感じたこと、書き留めるべき情報をまとめることでそれが血となり肉となるのです。

ノートにも同じことが言えます。授業用ノートには先生の発言内容や大切なポイントであると推測されるものを書き留めていき、復習用ノートには要所をまとめたものを書いていきます。再び読み返した時に何を学んで何が重要だったのかがすぐにわかり、復習がしやすく内容の定着を助けます。

ノートは全教科共通にする

基本的にノートは全教科共通にするのが合理的であり、何かと便利です。1冊で済むので荷物にならないだけでなく、時系列で進んでいくため、何をやったのか、その日のうちに復習すると意外と思い出しやすくなるのです。ノート忘れで痛い目を見ることもありません。中には提出を求められる授業があるかもしれませんが、その場合は提出用ノートで代用すればよく、基本は全教科共通にするのが効率的です。

余白を意識する

英文をノートに書き、その下に日本語訳や文法などを書いていくことで教科書なしでもノートを見返すだけでいい状態にできます。数学ならば余白を活用して間違った部分を修正したり、注意すべきポイントを書き留めたりすることができます。これらは余白があるからできるのであって、すべて詰めて書いてしまうと見にくくなります。1行飛ばしで使っていくのが理想です。

勉強に効率的なのは朝・夜どっち?朝・夜の勉強におすすめの科目もご紹介

そもそも勉強の仕方がわからない原因って何?

なぜ勉強の仕方がわからないのか、その原因もご紹介します。

何ができて何ができないかがわかっていない

「何がわからないかがわからない」という言葉があります。何かわからないことがあったら質問してほしいと投げかけた際に、勉強ができない学生から返ってくることが多いです。この状況は、自分で「原因不明」と思い込み、わからない根源を見つけられていないことが発端となっています。要するに、「自分はこれができる、これができないという仕分けができていない」ことを意味します。

勉強の仕方がわからないというのは、何から手を付ければいいかわからないことを意味しており、できない部分を洗い出す作業をしなければなりません。そして、できない部分をつぶしていくように勉強していけば、できる部分が増えていきます。

点数の伸ばし方がわからない

これをすれば点数が伸びる!というのが分かれば、そのやり方で勉強を重ねて結果を出そうとします。勉強の仕方がわからない場合、「このやり方で点数が伸びた!」という経験がないために、アプローチのしようがないことが考えられます。そのため、何でもかんでも暗記をする、暗記ができていないうちから演習問題に挑むなど、他の人が実践していることを単純にやってしまい、不発に終わって余計にやる気と自信を失うことにつながるのです。

RPGゲームで例えると、レベル上げを一切せず、装備も何もつけない状態で敵に挑もうとしたら、誰だって負けるとわかります。弱い相手に勝ってレベルを上げる、装備を行ってスペックを高める、これらを繰り返してレベルが高い相手を倒すのです。暗記をするのは装備をつけること、演習問題は敵とのバトルでレベル上げ。最初は基礎問題からこなし、足りなければ暗記をする、これが重要です。

自分の実力を知る、弱点を知る、それを補うために勉強をする、演習問題にアタックする、できなかった問題の解説を見て復習する、改めてアタックするというのを繰り返せば、わかる範囲が増えて、点数が取れるようになるのです。

目標が定まっていない

例えば、10キロダイエットをしたいとします。何で痩せるのか、どんな食事なのか、これらを洗い出して削るものは削り、運動量を増やしていきます。明確な目標が定まっているので、それに合わせて動けるようになります。勉強の仕方がわからない人のほとんどは、目標が定まっていません。目的地が決まっていないのに、とにかく走れ!と言われているようなもので、どこに行けばわからないと嘆きたくなるのは当然です。

とにかく目標を定め、現状の実力と目標との差を把握しましょう。そして、足りないものは何かをつかみ、補うためにやるべきことを見つけ、あとは目標に向かって努力を重ねていくようにすると、勉強の仕方がわからない状態から脱却できるはずです。

高校生が効率よく勉強するコツ

高校生が効率よく勉強するにはどんなコツが必要なのかを解説します。

まずは足りないものを補う

苦手科目を克服する場合、足りないものだらけな状態を改善する必要があります。足りないものだらけであれば単元ごとにつぶしていくのがおすすめです。集中的に単元別に攻めていき、演習問題である程度理解できることがわかれば自信にもつながります。これを積み重ねていくだけで、成績は上向きます。

暗記はスキマ時間と寝る前に

スキマ時間は1日1時間ぐらいはあるとされています。この1時間を暗記に活用し、毎日行っていけば、7時間分の暗記の勉強が行えます。そして、寝る前にもその日行った暗記を再度行うのがおすすめです。寝てる間に記憶の定着が図られるためで、起きた時に暗記の内容を復習すると結構覚えているものです。1日中ずっと暗記では効率的ではありません。

暗記はスキマ時間と寝る前に、それ以外は参考書を活用した内容理解や演習問題に使うというすみわけができるようにしていきましょう。

勉強計画を立てる

目標を決めて、現状から目標を目指す場合におすすめなのが勉強計画を立てることです。この時期までにどんな状態になっておきたいかをゴール、中間地点で設定しておくと、修正がしやすく目標に見合った行動をとることができます。できれば第三者に計画を見てもらうことで、計画を遂行しなければならない状況を生み出します。

まとめ

勉強の仕方が分からない人も、目標を設定するほか、自分の実力を知るのが一番です。模試で実力を知り、弱点を知ることで本気で取り組めるようになります。英語であれば英単語を、数学であれば公式を、それぞれ暗記してから問題に取り組むと、結構できるのでびっくりするはずです。自分はできるんだ!という感覚を味わえれば、もう勉強の仕方は理解したも同然です。

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