【勉強を楽しいと感じる方法】勉強が楽しい人の特徴や楽しくなるアプリも紹介

勉強とは誰かにやらされるものという意識を持つ人がいる一方、勉強がとにかく楽しくていくらでも勉強できるという人もいます。決して稀有な存在なのではなく、ある特徴を持つ人であれば誰でも勉強にのめり込みやすくなるはずです。

そもそも勉強が楽しくないのはどうしてか、勉強が楽しいことでのメリット、勉強が楽しいと感じるために必要なことなどをまとめました。

勉強が楽しくないのはどうして?

勉強はなぜ楽しくないのか、そこにはちゃんとした理由がありました。

誰かにやらされているから

親に「勉強しなさい!」と言われて反発したり、勉強のやる気を失ったり、嫌々勉強に取り組んだりと少なくとも後ろ向きな気持ちになりやすいです。誰かに強制される形で勉強に取り組まざるを得ないと、当然勉強は楽しくないと感じるようになります。ゲームでも自由に取り組めるから楽しいのであって、強制的にやらされればストレスを感じ、楽しくなくなるものです。

勉強をやる目的がない

勉強をやる目的、理由、意義を見出せずに勉強をすれば、当然勉強の楽しさは感じられません。何で勉強なんかしないといけないの?という問いに、うまく答えられないと、勉強なんか不必要なものだと感じ、やる気を失います。逆に考えれば、勉強は必要なものだ、やればやるほどプラスになるんだ!と感じられれば勉強のモチベーションは上がります。例えば、ギターやドラムなどの楽器では、とにかく打ち込み、とにかく練習をしてスキルアップを行いますが、それしか上達の方法がないためで、意味があるからやるのです。

そもそも学校の勉強自体が面白くないから

歴史を例に挙げると、大河ドラマや時代劇などドラマで見る分には面白いし、スマホゲームで慣れ親しんだりすると楽しく感じるに、教科書を通じて学ぶとこんなつまらないのかと感じることがあるでしょう。戦国時代の合戦の様子は見ていて興奮しますが、教科書で見るとあっさりと過ぎていきます。いわば学校から与えられる知識は味気なく、自分で工夫をしないとなかなか知識として呑み込めません。興味を持つようになれば自分でアレンジできますが、そこまでに至らない人がほとんどです。勉強が楽しくない人は受動的なスタンスで勉強に挑んでいるのでしょう。

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勉強が楽しくなると、どのようなメリットがあるのか

勉強が楽しくなるとどのようなメリットが存在するのか、解説します。

好奇心旺盛になり、知識を吸収しやすくなる

勉強が楽しいと感じる人は総じて好奇心旺盛です。新しいことへの興味が鋭く、面白いと感じたものには積極的に情報を仕入れようとします。この情報を仕入れている時は、喜怒哀楽の楽の部分が感情として乗っている分、記憶にも定着しやすく、どんどん知識が入っていきます。その知識が新たな一面に到達し、そこで再び色々な情報に出くわします。いい意味でのスパイラルが発生し、どんどん知識が蓄えられていくのです。

疑問に対して仮説を立て検証を行うようになる

勉強が楽しい状態は、情報を積極的に取り込みたい状態でもあります。1つの疑問が生じた場合、なぜこうなるのかを自分で考えて自分で検証をするようになるので、自発的な知識の吸収が行えます。勉強が嫌いな人は疑問点があっても自分で調べようとはせず、人に聞くのがほとんどで、調べても理由を深掘りすることはしません。そのため、知識がつきにくく、せっかくの知識も忘れがちになるのです。

成長したいという意識が向上する

シューティングゲームをやっていて、ハイスコアが設定されていたとします。ハイスコアがある以上、それを更新したくなります。無事に更新しても、家に遊びに来た友人があっさりハイスコアを更新すると意地でも抜かしてやろうという気持ちになります。この向上心こそが人生を歩んでいく上で大事であり、成長したい意識の高まりにつながるでしょう。勉強熱心であれば周囲は高く評価し、信頼してもらえます。成長意欲が高い人は、学ぶことがとにかく楽しい状態にいるはずです。

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勉強を楽しいと感じるには?

勉強を楽しいと感じるにはあることに気を付けるとうまくいきやすいです。それは何か、解説します。

ドーパミンと溢れさせる勉強法が効果的

2021年7月、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構では、ドーパミンが2種類のやる気を調節する仕組みを世界で初めて明らかにしたと発表しています。報酬が期待できれば自然とやる気が出る一方、多少労力がかかってもやる気が出るようにドーパミンが放出されるメカニズムも突き止められています。このようにドーパミンの存在がやる気を活性化させることが研究でも証明されています。(参考:国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

ドーパミンをたくさん放出させるような勉強法を行うことで、勉強ってこんなに楽しいものだったんだ!と認識させることがこの場合とても大事です。

具体的な勉強法5選

時間制限を課す

人間は時間制限を与えられることで作業スピードが高まると言われています。勉強でもこれが当てはまり、時間内に演習問題を終わらせ、それで結果が良ければ自分にご褒美を与えるという形にするとドーパミンが出やすくなります。タイムプレッシャー勉強法とも呼ばれており、ドーパミンをしっかりと出したい場合におすすめです。

いつもスコアをつける

達成感を感じた時に人はドーパミンが出ると言われています。その達成感を勉強で味わう場合、スコアをつけるのが一番です。例えば、今週覚える英単語50語、1週間後にどれだけ覚えられているかと企画し、実際に50語を覚えていきます。1週間後にテストを行ってどれだけ答えられたかをスコアにします。すると、全部覚えられた、30しかできなかったなど色々ありますが、その変遷をグラフにまとめていくと達成感を得られやすくなるはずです。常にスコアを続け、成長を実感するようにすると勉強が楽しくなります。

朝勉強をする

ドーパミンは、実は朝に大量に分泌されます。そしてアドレナリンも出やすいため、とてもやる気が出やすい状態になります。これを活かさない手はありません。夜型の生活を改め、朝早めに起きて朝勉強をするのがおすすめです。朝勉強の場合、数学の演習問題などしっかりと考えるような問題がよく、思考力を問うような形が理想的です。

ご褒美をかけて勉強する

人は目的を達成したり、報酬が期待できたりするとドーパミンが出てくる生き物です。これを利用した勉強法として、ご褒美をかけて勉強を進めていくやり方があります。例えば、演習問題でノーミスだったらアイスを食べるとか、英単語を覚えきったらゲームをやるとか、自分の中でご褒美となるものを設定し、それに向けて勉強を行うと達成感が得やすく、ドーパミンも出やすくなるでしょう。

小さい目標を設定する

達成感を味わったらドーパミンが出てくるものの、大きな目標を設定してしまえば達成は難しくなります。そこで小さな目標をたくさん設定する事で達成感を味わいやすく、ドーパミンが出やすくなるでしょう。クリアすればするほど達成感を得られるほか、自分はこれだけやったんだという自信にもなるので、おすすめです。

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勉強が楽しいと感じる人の特徴とは?

12時間以上の勉強をしていても疲れもなく、楽しい!と感じられる人はいます。どの場合に楽しいと感じられるのか、特徴について解説します。

小さな成長を感じやすい

勉強が楽しい状況は、学んだことがどんどんスキルアップにつながっていることを実感できる場合です。「昨日はこれができなかったのに今日はこれができる」というのを実感できるため、勉強が決して無駄ではないことを理解できています。長時間の勉強でも自分のスキルアップにつながっていると思えば楽しく感じるのは必然です。

ゲーム感覚で楽しんでいる

次にゲーム感覚で楽しめている人も、勉強が楽しいと感じるポイントです。定期テストや模試の点数はゲームにおけるスコアと考えると、自分はそのゲームのプレイヤーです。ハイスコアを出すためにあの手この手の技を繰り出し、スムーズに技を出せるように練習をする、その結果、ハイスコアが出れば最高です。ゲームと考えて勉強に取り組める人は、長時間の勉強も苦になりません。

学びたいことが学べている

勉強のやる気が常に高い人は、自分が学びたいものを学べている人が多いです。誰かにやらされているわけではなく、学びたいから学んでいるという感覚で勉強に向き合えています。だからこそ、勉強のやる気を保ちやすく、続きやすいのです。特に大学受験で自分で受験科目を決め、自分で志望校を決め、その志望校でどんなことをしたいかまで決まっているとよりその気持ちは強く、安定します。勉強が楽しいと感じられる人は、勉強の目的が明確で、方法も確立され、あとは自分が実践するのみという段階まで来られている人でもあります。

どんな時に勉強が楽しいと感じるのか?きっかけとは?

勉強とはどんな時に楽しいと感じるものなのか、きっかけについて解説します。

人から褒められた時

他人から怒られる時、人によっては「褒めて伸びる子なので褒めてほしい」と嘆く人がいます。怒っている人からすれば甘えに見えるでしょうが、褒められる時にドーパミンが出るため、褒めて伸ばすことは理にかなっています。夢を実現させた人がなぜその夢に取り組み始めたか、そのきっかけとして人に褒められたことを挙げる人が少なくありません。天才だね!、すごいね!さすがだね!と言われれば誰だって嬉しいものです。それが勉強が楽しいと感じさせるきっかけになりやすいでしょう。

勉強をしたことでの成功体験がある

勉強が楽しいという状況は、勉強にプラスの印象がある状況です。勉強をしてこんないいことがあったという体験があったから、勉強が楽しいと感じられるようになっています。逆に嫌な思いをしてしまうと人は勉強嫌いになります。一生懸命勉強したら学年で1位になれたというのも立派な成功体験です。それまで目立たない成績だった人が学年で1位になれば親や教師、友人などからも褒められるでしょう。この成功体験は、間違いなく勉強にプラスのイメージをもたせます。

自分だけがわかる

クイズ番組を見ていて、東大生より先に問題が解けた時、自分って天才じゃね?とかなり有頂天になるものです。自分だけがわかるというのがポイントで、たまたま直前に勉強をした内容がクイズになっていると、勉強って決して無駄なことではないんだと実感できるはずです。反対に自分だけがわからない状況だと、人によっては劣等感を強く感じ、やる気を失います。自分だけがわかるという体験をすると、どんどん知識を得たい、吸収したい気持ちになるものです。

勉強が楽しいと感じるのはおかしい?洗脳なのか

「受験勉強は地獄だ」、「受験シーズンは1日12時間以上勉強し、土日も勉強三昧、遊ぼうとすれば誰かに叱られる」など、勉強に対してネガティブなイメージを持ち、勉強とは苦しいものというイメージがついている人にとって、勉強が楽しいと感じることに違和感を感じる人がいてもおかしくありません。それって洗脳なんじゃないかと思う人もいるでしょう。しかし、興味のある分野で知らないことがあれば、人はそれを知りたい欲求に駆られます。それは決して洗脳ではなく、興味があってのこと、好奇心が旺盛ゆえの行動です。

興味のある分野がたまたま勉強に関することで、興味をもって取り組めたから勉強が楽しいと感じるのです。学問そのものに興味があるケース、大学に興味があるケース、その先の官僚などの仕事に関心があるケースなど、勉強が楽しい、勉強に前向きに取り組める理由は人それぞれ。勉強が楽しいと感じるのは何もおかしなことではありませんし、当然洗脳でもありません。

大人になって勉強が楽しいと感じる理由とは?

学生時代までは勉強嫌いだった人が、大人になって急に学ぶことに目覚め、なぜ学生時代に真剣に取り組んでこなかったのかと後悔する人がかなり多いです。理由は明確で、学生時代まではなぜ勉強をするのか、その意味も必要性も理解できておらず、勉強をしないと、いい大学に入れないし、大企業でも働けない、公務員になれないから仕方なく学び、嫌々ながらも勉強してきたからです。

それが大人になり、自分がやりたいことを学ぶようになります。自発的な学習を大人になって初めて体感したため、勉強が楽しく感じられるというわけです。

勉強が楽しくなるアプリ3選

reminDO

reminDOは、エビングハウスの忘却曲線に従って復習が行えるようにしたアプリです。覚えたいことを入力させ、確実に知識を定着させたいタイミングで通知が来るようにします。あとはそれを覚えていくだけで自然と身につきます。万が一復習をし忘れていても通知が来るので安心ですし、リズムが決まっているので迷わず復習ができるのもポイントで、「エビングハウスの忘却曲線って本当だったんだ!」と実感できるほど、暗記に最適で面白く感じるはずです。

コソ勉

コソ勉は、勉強時間を方眼紙に塗っていく「ぬりえ勉強法」が行えるアプリです。ぬりえ勉強法は方眼紙を用意し、15分の勉強を行うごとに1マス塗っていくというものです。勉強時間が可視化されるため、自分はこれだけやったんだという実感、達成感が得られやすくなります。ドーパミンを出したい場合にはコソ勉を活用すると、達成感を得られやすくなるとともに、勉強の偏りなどもチェックできます。

スタディサプリ

スタディサプリはオンライン授業を安い値段で見られるアプリです。基本的に小学生中学生や高校生などが見るものですが、大人も利用することができます。自分が学びたいものが詰まっているので、自分が知りたいものを選んで授業を聞いていくと、解ける喜びを感じやすくなり、勉強が楽しくなります。

まとめ

勉強を楽しいと感じられる人は、成功体験を得て、やれば自分でもできるんだと実感できている人がほとんどです。裏を返せば、現状勉強が嫌いでも、やれば自分でもできると実感できる出来事があれば、一転して勉強を楽しいと感じるようになってもおかしくありません。勉強をする目的を見つけ、手段を確立させれば誰でも勉強を楽しいと感じるようになるはずです。

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