日東駒専の法学部の序列と選び方|併願校も解説
日東駒専の法学部の序列ランキングは?
FAST-UP
日東駒専の法学部は、偏差値では専修大学と東洋大学が上位、入りやすさでは偏差値も倍率も低い日本大学が有力です。就職率は東洋大学、公務員と司法試験の実績は専修大学が高く、どの軸を重視するかで最適な1校は変わります。
2026年9月時点の情報です。
日東駒専の法学部の序列ランキング
序列は1つに決まりません。偏差値・倍率・就職・司法試験実績・研究費・立地のどれを基準にするかで順位が入れ替わります。以下、観点ごとに整理します。
偏差値から見た序列
偏差値では専修大学と東洋大学がやや上、日本大学と駒澤大学がやや下です。
| 大学 | 法学部の偏差値 |
|---|---|
| 専修大学 | 55.0 |
| 東洋大学 | 55.0 |
| 日本大学 | 52.5 |
| 駒澤大学 | 52.5 |
2.5の差は大きくはありませんが、小さいとも言えません。日東駒専というネームバリューを優先するなら、比較的手が届きやすい日本大学か駒澤大学が候補になります。
倍率から見た序列
倍率で見ると、偏差値が低めの駒澤大学は競争が激しめです。
| 大学 | 倍率 |
|---|---|
| 日本大学 | 3.7倍 |
| 東洋大学 | 5.6倍 |
| 駒澤大学 | 6.1倍 |
| 専修大学 | 7.3倍 |
日本大学は偏差値も倍率も低い側にあり、4大学の中ではもっとも入りやすいと言えます。
就職状況から見た序列
実就職率(就職者数を、卒業者から進学者を除いた数で割った割合)は東洋大学が最上位です。
| 大学 | 実就職率 | 公務員実就職率 |
|---|---|---|
| 日本大学 | 86% | 12% |
| 東洋大学 | 92% | 12% |
| 駒澤大学 | 89% | 10% |
| 専修大学 | 88% | 14% |
東洋大学と日本大学の間にはおよそ6%の差があり、これは小さな差ではありません。就職全体の数字を重視するなら東洋大学が候補です。公務員志望の場合は、公務員実就職率が最も高い専修大学が有力な選択肢になります。
司法試験実績から見た序列
法科大学院(司法試験の受験資格に関わる法律家養成の大学院)修了者の司法試験合格率では、専修大学が抜けています。
| 大学 | 法科大学院修了者の合格率 |
|---|---|
| 専修大学 | 34% |
| 日本大学 | 26% |
| 東洋大学 | 25% |
| 駒澤大学 | 24% |
裁判官・弁護士・検察官を目指すなら、専修大学を検討する価値があります。なお東洋大学の法科大学院は現在は廃止されています。法科大学院は定員割れが相次ぎ、全国的に廃止する大学が増えているため、他大学でも今後同様の動きが出る可能性はあります。
研究費から見た序列
研究費では日本大学と東洋大学が他の2校を引き離しています。
| 大学 | 研究費 |
|---|---|
| 日本大学 | 5,300万 |
| 東洋大学 | 4,900万 |
| 専修大学 | 3,200万 |
| 駒澤大学 | 2,200万 |
文系学部なので、理系のように設備や器具で研究内容が左右される度合いは小さいです。ただし書籍の充実度や教員の層には研究費が関係します。学びの質を重視するなら日本大学か東洋大学が候補です。
男女比から見た序列
男女比は4大学でほぼ同じです。女子の割合は以下のとおりです。
| 大学 | 女子の割合 |
|---|---|
| 東洋大学 | 36% |
| 駒澤大学 | 36% |
| 専修大学 | 36% |
| 日本大学 | 35% |
日本大学がわずかに低い程度で、100人に1人分の差にすぎません。男女比で大学を絞り込む意味はあまりない観点です。
立地から見た序列
アクセスと周辺環境で並べると、都心性では日本大学が最上位です。
| 順位 | 大学 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 日本大学 | 東京都千代田区 | 施設が充実し駅からも近い |
| 2位 | 専修大学 | 東京都千代田区 | 環境は近いが駅からやや離れる |
| 3位 | 駒澤大学 | 東京都世田谷区 | 都心から離れるが人口が多く施設も多い |
| 4位 | 東洋大学 | 東京都文京区 | 娯楽施設は少なめだが静かに学べる |
文京区は東京大学がある区で、知識層が多い土地と言われます。娯楽施設は多くありませんが、静かに勉強したい人にはむしろ合う立地です。世田谷区には東京都市大学もあります。
観点別のまとめ
| 重視する点 | 向いている大学 |
|---|---|
| 入りやすさ | 日本大学・駒澤大学(特に倍率も低い日本大学) |
| 大学生活の楽しさ | 日本大学・駒澤大学 |
| 学びの充実度 | 東洋大学・日本大学 |
| 就職の強さ | 東洋大学・専修大学 |
商業施設が多い立地はアルバイト探しにも有利です。一方で学びの環境を優先するなら、研究費の多い日本大学・東洋大学、落ち着いた環境の東洋大学が候補になります。
各データ参考:https://www.minkou.jp/university/ranking/deviation/rk=8/ct=1/cp=3/m=109/ / https://daigaku-research.com/2036/
よくある間違い:偏差値だけで入りやすさを決める
偏差値表の低い大学を選んだのに、倍率が高く競争が厳しかったという事例が起きます。偏差値は同じ帯に4大学が固まっており、順位の入れ替わりが小さいためです。
回避策は2つです。
- 偏差値と倍率を並べて見る(駒澤大学のように偏差値が低めでも倍率が高い例がある)
- 赤本(大学ごとの過去問を収録した入試問題集)で問題形式との相性を確かめる
日東駒専とその他の大学群の法学部偏差値比較
日東駒専の法学部は、MARCHより下、成成明学とほぼ同格、大東亜帝国より上という位置です。
MARCHと日東駒専
| 大学群 | 大学と偏差値 |
|---|---|
| MARCH | 明治大学63/青山学院大学63/立教大学63/中央大学62/法政大学62 |
| 日東駒専 | 専修大学55.0/東洋大学55.0/日本大学52.5/駒澤大学52.5 |
MARCHの法学部は62〜63程度です。日東駒専との差は7〜10程度あるため、日東駒専レベルからMARCHを目指す場合は、求められる勉強の量と質を切り替える必要があります。ワンランク上の問題を解ききる力が別に必要になるからです。
MARCHの法学部は大学群の中でも人気が高い系統です。志望に入れるなら中央大学の人気学部と学部序列で、法学部人気の動きを確認しておくと比較しやすくなります。卒業後の進路イメージを持ちたい場合は法政大学の著名な卒業生や中央大学の著名な卒業生も参考になります。
大東亜帝国と日東駒専
| 大学群 | 大学と偏差値 |
|---|---|
| 大東亜帝国 | 大東文化大学45〜47.5/東海大学45/亜細亜大学47.5/帝京大学45/国士舘大学50 |
| 日東駒専 | 専修大学55.0/東洋大学55.0/日本大学52.5/駒澤大学52.5 |
大東亜帝国は日東駒専より7程度低い水準です。滑り止めの候補として検討できます。
データ参考:https://www.minkou.jp/university/search/rk=11/
成成明学と日東駒専
| 大学群 | 大学と偏差値 |
|---|---|
| 成成明学 | 成蹊大学57.5/成城大学55/明治学院大学52.5〜57.5 |
| 日東駒専 | 専修大学55.0/東洋大学55.0/日本大学52.5/駒澤大学52.5 |
成成明学(成蹊・成城・明治学院の3大学をまとめた呼び方)と日東駒専は、平均すると同程度の偏差値です。学部によって上下が入れ替わるため、どちらがブランドとして上位かは一概に言えません。
データ参考:https://www.minkou.jp/university/search/rk=7/
日東駒専の法学部で入りやすいのはどの大学?
倍率まで含めると日本大学が最も入りやすい1校です。偏差値だけなら日本大学と駒澤大学が低めですが、駒澤大学は倍率が上がる傾向があります。
受験で競う相手は大学ではなく、同じ日程に出願するライバルです。偏差値と倍率を合わせて見たうえで、最後は入試問題との相性で判断します。赤本を取り寄せ、どの大学の設問が解きやすいかを比べてください。
FAST-UPが見てきた日東駒専法学部志望のつまずき
指導現場で多いのは、序列表を眺めて志望校を決め、過去問を解くのを最後に回してしまう順序です。日東駒専の法学部は偏差値帯が近く、合否を分けるのは英語長文の分量や記述の有無といった形式面になりやすいです。そのため、早い段階で各大学の問題に触れた受験生のほうが、学習の優先順位を決めやすくなります。
もう一つ目立つのが、滑り止めを偏差値表だけで選び、本番まで一度も問題を解かないケースです。出題形式が合わないと、偏差値が下の大学でも得点が伸びません。第一志望と同じように、滑り止めも1年分は解いておくのが安全です。
また、就職や司法試験といった入学後の指標を見ないまま出願先を決め、入学後に「公務員志望だった」と気づく例もあります。志望理由を言葉にできると、学部選びのぶれが小さくなります。
日東駒専の法学部志望におすすめの併願校3選
併願は「安全圏」「同等」「上位挑戦」の3層で組むと判断しやすくなります。
| 大学 | 法学部の偏差値 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 国士舘大学 | 50 | 偏差値を落とさずに受けられる滑り止め |
| 東海大学 | 45 | 安全圏の滑り止め |
| 成蹊大学 | 57.5 | 上位への挑戦枠 |
国士舘大学
滑り止めとして有力です。大東亜帝国の中でも法学部の偏差値が50と高めで、偏差値を大きく落とさずに受験できます。ただし日東駒専の合格に不安がある場合は、もう少し偏差値の低い大学も組み込んでおくほうが安心です。
東海大学
偏差値45のため、日東駒専法学部の滑り止めとしては安全圏です。合格可能性を高めた併願を組みたい場合は、東海大学や帝京大学が候補になります。
成蹊大学
成蹊大学法学部は日東駒専法学部よりやや偏差値が高く、上位挑戦の枠に向きます。日東駒専に手応えがあり、もう一段上を狙いたい場合に適した併願先です。日東駒専を滑り止めとして見られる段階なら、MARCHの併願も選択肢になります。ただしMARCHの問題に手が出ない状態では自信を失う可能性があるため、過去問を解いてから判断してください。
併願数は調整したほうが安全です。試験が立て込むと体力面の負担が大きく、本来の力を出しにくくなるためです。日程も含めて本数を決めてください。
まとめ
日東駒専法学部の偏差値は52.5〜55.0程度です。MARCHには届きませんが、成成明学と同格で、大東亜帝国を滑り止めに組める水準です。
立地・研究費・就職実績・司法試験実績には差があり、どんな大学生活を送りたいかで最適な1校は変わります。複数の観点を並べて比較してから出願校を決めてください。
よくある質問
Q. 日東駒専の法学部はどこがいいですか。 A. 重視する軸で変わります。偏差値では専修大学と東洋大学、就職率では東洋大学、公務員と司法試験の実績では専修大学、立地と入りやすさでは日本大学が優位です。
Q. 日東駒専の法学部でいちばん入りやすいのはどこですか。 A. 偏差値52.5で倍率3.7倍の日本大学です。駒澤大学も偏差値は52.5ですが倍率は6.1倍と高く、偏差値だけでは判断できません。
Q. 日東駒専の法学部とMARCHの法学部ではどのくらい差がありますか。 A. 偏差値で7〜10程度の差があります。MARCHを狙う場合は、より難度の高い問題に対応する学習へ切り替える必要があります。
Q. 弁護士を目指す場合はどこを選べばよいですか。 A. 法科大学院修了者の司法試験合格率が34%の専修大学が、4大学の中では最も高い実績です。なお東洋大学の法科大学院は廃止されています。


