中央大学の人気学部と学部序列は?法学部が別格な理由
中央大学には多くの学部があり、「どの学部を受けようか迷ってしまう」…
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中央大学で最も人気が高いのは法学部です。倍率・偏差値・司法試験の実績のいずれでも学内トップで、学部序列を感じるという声も法学部に集まります。一方で理工学部や文学部の一部専攻は倍率が落ち着きやすく、狙い方によって合格可能性は変わります。
2026年9月時点の情報です。
倍率から見る中央大学の人気学部・学科
倍率で見ると、法学部法律学科の3教科型が突出しています。学部単位ではなく学科・方式単位で差が出るため、志望学部を決める前に一覧で確認しておくと判断がしやすくなります。
法学部
| 学科 | 4教科型 | 3教科型 |
|---|---|---|
| 法律学科 | 2.9倍 | 8.2倍 |
| 国際企業関係法学科 | 5.7倍 | 3.4倍 |
| 政治学科 | 1.3倍 | 3.2倍 |
経済学部
| 学科 | 倍率 |
|---|---|
| 経済学科 | 4.5倍 |
| 経済情報システム学科 | 4.6倍 |
| 国際経済学科 | 5.0倍 |
| 公共・環境経済学科 | 5.4倍 |
商学部
| 区分 | 倍率 |
|---|---|
| 学科自由選択 | 4.0倍 |
文学部
| 専攻 | 倍率 |
|---|---|
| 国文学専攻 | 3.1倍 |
| 英語文学文化専攻 | 3.0倍 |
| ドイツ語文学文化専攻 | 2.6倍 |
| フランス語文学文化専攻 | 2.1倍 |
| 中国言語文化専攻 | 2.0倍 |
| 日本史学専攻 | 5.3倍 |
| 東洋史学専攻 | 3.8倍 |
| 西洋史学専攻 | 2.7倍 |
| 哲学専攻 | 3.2倍 |
| 社会学専攻 | 1.9倍 |
| 社会情報学専攻 | 5.7倍 |
| 教育学専攻 | 2.9倍 |
| 心理学専攻 | 4.2倍 |
総合政策学部
| 学科 | 倍率 |
|---|---|
| 政策科学科 | 3.6倍 |
| 国際政策文化学科 | 2.7倍 |
国際経営学部
| 方式 | 倍率 |
|---|---|
| 4教科型 | 2.9倍 |
| 3教科型 | 4.9倍 |
国際情報学部
| 学科 | 倍率 |
|---|---|
| 国際情報学科 | 3.4倍 |
理工学部
| 学科 | 倍率 |
|---|---|
| 数学科 | 2.2倍 |
| 物理学科 | 2.4倍 |
| 都市環境学科 | 2.9倍 |
| 精密機械工学科 | 3.0倍 |
| 電気電子情報通信工学科 | 3.3倍 |
| 応用化学科 | 2.4倍 |
| ビジネスデータサイエンス学科 | 4.0倍 |
| 情報工学科 | 3.9倍 |
| 生命科学科 | 2.9倍 |
| 人間総合理工学科 | 4.8倍 |
中央大学の学部ごとの偏差値ランキング
偏差値の高い順に並べると、先頭は法学部です。以下は偏差値が高い順の並びで、学部選びの目安になります。
| 順位 | 学部 |
|---|---|
| 1位 | 法学部 |
| 2位 | 総合政策学部 |
| 3位 | 文学部 |
| 4位 | 経済学部 |
| 5位 | 商学部 |
| 6位 | 国際経営学部 |
| 7位 | 国際情報学部 |
| 8位 | 理工学部 |
1位:法学部
中央大学は「英吉利法律学校」として設立した歴史を持ち、法学部は130年の歴史を持つ看板学部です。法曹界を始め官界・政界・実業界などに優れた人材を多く輩出してきました。
伝統と文化を重視した学びができる一方、社会の変化と大学教育に対するニーズに応えながらカリキュラムを定期的に見直しており、時代のトレンドに合った学びも可能です。
すべての学科で、外国語習熟度別クラス編成、海外留学の支援、国際的視野で考える能力を身につけるための科目が設置されています。少人数の演習も充実しており、論文作成、問題の発見・解決、ディスカッションのトレーニングを通してコミュニケーション能力を伸ばせます。
2位:総合政策学部
「外国語と情報処理の実践能力」「その実践能力と異文化に対する理解をもとにしたコミュニケーション能力」「政策的な思考にもとづく問題発見・解決能力」の3つを身につけ、「よりよい社会づくり」に貢献できる人材の育成をめざす学部です。
「政策」「文化」「外国語」「情報」を4つの柱とし、段階的に教養、スキルと専門領域の知識を身につける発展型のカリキュラムが採用されています。少人数教育の徹底、多彩な教員スタッフによるゼミ、フィールドワーク、プロジェクト学習やリサーチフェスタなど、実践的な取り組みが並びます。
3位:文学部
中央大学文学部は、少人数教育を徹底し、家族的な雰囲気の中できめ細やかな教育を行っているのが特徴です。
2006年4月からはこれまでの5学科が「人文社会学科」という1つの学科になり、異なる学問分野がさらに有機的に連携することになりました。専門科目は学部全体で約700あり、豊かな知識と深い理解を育みます。専攻の枠を越え、他の専攻(プログラム)・コースの専門科目を広く履修できることも大きな特徴です。
4位:経済学部
経済活動の発展・多様化に伴い研究・教育領域を拡大し、4学科を設置しています。「専門的技量をもった高度な職業人の育成」「国際社会で活躍できる人材の教育」を掲げ、「教員と学生の密着した少人数教育」を教育の柱としています。
そのため、AO入試(学力試験以外に意欲や活動歴を評価する入試方式)を考えている場合は、この教育方針を押さえておくと出願書類が書きやすくなります。
1年次から導入演習を約60講座、2〜4年次には3年間続く専門演習を各学年約50講座開講しており、ゼミでの学びが活発です。自治体・企業へのインターンシップ、パソコンを使った授業や各種講習会も積極的に取り入れています。産学連携(大学と企業が共同で研究や人材育成を行う取り組み)に関心があるなら参加してみる価値があります。
5位:商学部
商学部は「経営」「会計」「国際マーケティング」「金融」の4学科制のもと、ビジネスを幅広く・深く学べる日本でも数少ない学部です。
それぞれの学科で授業科目を体系的に配置し、段階を踏んで学修を進める環境が整っているのも、実学重視の中央大学ならではと言えます。キャリア科目やプログラム科目では、学んだことを実践しながらコミュニケーション能力やリーダーシップを高められます。
企業を永続的に成長・発展させていくために必要な専門知識と、グローバル人材に欠かせない視点や教養を同時に育める点も特徴です。
6位:国際経営学部
国際経営学部は、経営学・経済学に関する理論とその関連領域の教育研究を通じて、企業経営やグローバル経済に関する専門知識と高い語学運用能力をもち、国際社会を舞台に活躍できるグローバルビジネスリーダーの育成を目的としています。
2019年に開設された新設学部で、企業経営やグローバル経済、国際地域研究といった専門科目群と、情報統計や教養科目といった総合教育科目群が用意されています。ゼミ活動を通じてこれらを融合させ、戦略的思考や国際コミュニケーション能力といった「実践知」を修得できます。
7位:国際情報学部
国際情報学部は、学生に対する教員の数が多い学部です(入学定員150名、専任教員21名)。
相互のコミュニケーションを図りながら、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムによって、人間中心の社会(Society5.0=技術で社会課題を解決する未来社会像)における課題解決を図ります。
情報技術によるアプローチと、情報をとりまく法律・ルールによるアプローチの両方を学べるため、総合力を身につけたい人にも向いています。都心キャンパスの利点を活かし、社会の第一線で活躍する実務家教員を多数招聘している点も特徴です。
8位:理工学部
理工学部は後楽園キャンパスを使用し、「中央大学=郊外」のイメージからかけ離れた都心立地であることが特徴です。
企業へのフットワークが良ければ就職活動のフットワークも良くなるため、産学連携が支える求人件数も安定しています。中央大学大学院理工学研究科との連携も強く、研究という実学的な教育方法を通してより積極的な学びができるよう工夫されています。
中央大学で受かりやすい学部・穴場学科はどこ
倍率の低さと偏差値の低さが重なる学科が、いわゆる穴場になりやすい学科です。以下は倍率の高低と偏差値の両方を踏まえた見方です。
理工学部
中央大学理工学部は、学内で唯一の理系学部であり、偏差値が低めになることが多いです。都心キャンパスにある分だけ倍率がやや高くなる傾向はありますが、入試自体は比較的平易なレベルにあると言えます。
急激な倍率変化もなく、出題の予想が立てやすいため、第一志望でも併願でもチャレンジしやすい学部です。
文学部
中央大学文学部は、専攻次第で穴場になるケースが多いです。特に東洋史学専攻・フランス語文学文化専攻・中国言語文化専攻は、倍率が低くなる年度が多く見られます。
反対に、同じ文学部でも社会情報学専攻・国文学専攻・ドイツ語文学文化専攻・日本史学専攻は倍率が高くなるケースが多いので注意が必要です。就職時に役立つ資格を取得しやすい心理学専攻や教育学専攻は、倍率こそ高くありませんが毎年一定の人気があります。
地歴の選択科目から併願先を広げたい場合は、立教大学の地理受験の可否と対策も併せて確認しておくと出願プランを組みやすくなります。
経済学部
中央大学経済学部は、国際経済学科および公共・環境経済学科の倍率が低くなるケースが多いです。
ただし、それでも一般入試350点満点に対し223〜238点は取得しておく必要があります。模試や過去問でこの得点を楽にクリアできるようであれば、十分に合格可能性があると判断してよいでしょう。
よくある間違い:倍率の低さだけで穴場を決める
倍率が低い学科を選べば受かりやすい、という判断は外れやすいです。経済学部の例のように、倍率が低めの学科でも350点満点で223〜238点という水準は求められます。
回避策は、倍率・偏差値・必要得点の3点を必ずセットで見ることです。志望学科の過去問で得点率を出し、その数字が届いているかで判断します。倍率は出願状況で毎年動くため、得点力という自分側の指標を基準に据えると出願直前でも判断がぶれません。
中央大学に学部序列はある?口コミから見る実態
中央大学では、歴史・偏差値・就職実績・難関国家試験合格実績のどの面で見ても法学部の存在が目立ちます。実際に「法学部が一番」という序列を感じるという声も多く挙がっています。
法学部が一番という序列を感じるという実体験・口コミ
世間の評判でも法学部は別格というイメージがある
法学部は中央大学の看板学部です。英吉利法律学校を起源として設立され、法曹界に人材を輩出してきた歴史があるためです。
法学部は早慶上智に並ぶレベルだという口コミがあり、倍率や偏差値も実際に高い水準にあります。司法試験の合格実績も高く、学内でも独自の位置を占めています。
各学部からどのような人材が出ているかを知りたい場合は、中央大学の著名な卒業生も参考になります。他大学と比べたいときは、法政大学の著名な卒業生と見比べると大学ごとの色の違いが見えてきます。
FAST-UPが見てきた中央大学志望者のつまずき
指導現場で多いのは、学部名だけで志望を固めてしまい、学科・方式ごとの難度差を見落とすパターンです。中央大学は同じ学部内でも方式によって倍率が大きく変わるため、学部単位の情報だけでは出願の判断材料になりません。
もう一つ目立つのは、法学部の人気に引かれて併願先を同系統でそろえてしまうケースです。社会科学系だけで固めると出題形式が似通い、相性が悪かったときに逃げ場がなくなります。総合政策学部や国際情報学部のような学際系、あるいは他大学の総合問題型と組み合わせると、得意の出方に幅を持たせられます。総合問題型の対策感覚をつかむには、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策が比較材料になります。
過去問に入る時期が遅く、必要得点を知らないまま学科を選び直してしまう例も多く見られます。志望学科は、得点の実測値が出てから最終決定するほうが安定します。
まとめ
中央大学は学部・学科ごとの偏差値と倍率にばらつきがあります。得意科目や学びたい内容で学部を選ぶことを軸にしつつ、偏差値と人気の高低を確認し、模試と過去問で合格可能性を判定していく流れが現実的です。
よくある質問
Q. 中央大学で一番人気の学部はどこですか。 A. 法学部です。倍率では法律学科の3教科型が8.2倍と学内で最も高く、偏差値ランキングでも1位に位置します。司法試験の合格実績も高く、歴史・就職実績の面でも評価が集まっています。
Q. 中央大学に学部序列はありますか。 A. 公式な序列はありませんが、口コミでは法学部が別格という声が目立ちます。英吉利法律学校を起源とする歴史と、難関国家試験の実績が背景にあります。ほかの学部は偏差値や倍率が近接しており、序列として語られる差は法学部との間に集中しています。
Q. 法学部の人気はさらに上がりますか。 A. 志願動向は年度ごとに変わるため断定はできません。ただし、看板学部としての評価が口コミの面でも定着している間は、高い倍率が続く可能性があります。人気上昇を想定するなら、同学部内の方式差や併願先の確保を早めに検討しておくと安全です。
Q. 中央大学の穴場学部・学科はどこですか。 A. 理工学部と、文学部の東洋史学専攻・フランス語文学文化専攻・中国言語文化専攻、経済学部の国際経済学科・公共・環境経済学科が候補です。いずれも倍率が落ち着きやすい一方、経済学部では350点満点で223〜238点が目安となるため、得点力の確認は必要です。
Q. 中央大学の新設学部はどれですか。 A. 2019年に開設された国際経営学部です。企業経営やグローバル経済、国際地域研究などの専門科目群と総合教育科目群が用意され、ゼミ活動を通じて実践知を身につける構成になっています。倍率は4教科型が2.9倍、3教科型が4.9倍です。


