中央大学卒の平均年収とMARCH内の順位
実は、平均年収が最終学歴の影響を受けやすいことをご存じでしょうか。
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中央大学卒の平均年収は、30歳時点で599万円、卒業生全体では715万円です。大学別ランキングでは25位、私立大学だけで見ると7位で、MARCH内ではトップに位置します。新卒入社3年後は396万円です。
2026年9月時点の情報です。
平均年収は最終学歴の影響を受けやすいとされています。平均値のデータでは、中卒より高卒、高卒より大学卒、大学卒より大学院卒の方が平均年収が高いとされています。
また、同じ「大学」であっても、より偏差値が高く有名な大学の方が優位な就職先を確保しやすく、初任給から良い条件につけるので平均年収も高くなりやすいのです。ここでは中央大学卒の平均年収と、大学別の年収ランキングでの位置を整理します。
中央大学卒の平均年収と大学別ランキング
中央大学卒の平均年収は、どの時点で区切るかによって次のように変わります。いずれも平均値なので、年収数千万円を稼ぐ人もいれば現在失業中という人もいることを理解し、ひとつの参考としてみましょう。
| 区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 新卒入社3年後 | 396万円 |
| 30歳時点 | 599万円 |
| 卒業生全体 | 715万円 |
30歳時点の平均年収は599万円・大学別ランキング25位
30歳時点における中央大学卒業生の平均年収は599万円であり、大学別ランキング25位に入っています。ランキングの上位30大学は次の通りです。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 東京大学 |
| 2位 | 一橋大学 |
| 3位 | 慶應義塾大学 |
| 4位 | 京都大学 |
| 5位 | 東京工業大学 |
| 6位 | 早稲田大学 |
| 7位 | 大阪大学 |
| 8位 | 東北大学 |
| 9位 | 防衛大学校 |
| 10位 | 神戸大学 |
| 11位 | 国際基督教大学 |
| 12位 | 横浜国立大学 |
| 13位 | 名古屋大学 |
| 14位 | 筑波大学 |
| 15位 | 上智大学 |
| 16位 | 名古屋工業大学 |
| 17位 | 東京理科大学 |
| 18位 | 九州大学 |
| 19位 | 北海道大学 |
| 20位 | 東京外国語大学 |
| 21位 | 同志社大学 |
| 22位 | 東京農業大学 |
| 23位 | 東京都立大学 |
| 24位 | 電気通信大学 |
| 25位 | 中央大学 |
| 26位 | 千葉大学 |
| 27位 | 横浜市立大学 |
| 28位 | 明治大学 |
| 29位 | 青山学院大学 |
| 30位 | 大阪公立大学 |
いわゆる「旧帝大(北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)」は全てランクインしており、また「早慶上智(早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学)」もランクインしていることから、偏差値が年収に直結しやすいのは事実のようです。
また、関東の難関私立大学「MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の総称)」のなかからは中央大学以外にも明治大学・青山学院大学が、関西の難関私立大学「関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館の4大学の総称)」からは同志社大学がランクインしています。
同じMARCHでも立教大学と法政大学はランクインしておらず、大学ごとに差があることもわかります。国公立大学のランクイン率も高く、安定した就職を叶えていると言えそうです。
私立大学のみで見た年収ランキングでは7位
私立大学のみで年収ランキングを見てみると、中央大学は7位と高い位置にあることがわかります。国際基督教大学・上智大学・東京理科大学に次ぐ順位であり、地味で堅実なイメージが根強い中央大学とはかけ離れた結果に思えるかもしれません。
MARCH内ではトップであり、30代から60代に至るまでの年収アップ額は低いながらも、初任給から高い年収をもらっていることが読み取れます。
新卒入社3年後の平均年収は396万円
新卒入社3年後における中央大学卒の平均年収は396万円でした。大学卒業後すぐの初任給は、日本全体での平均が255万円程度だと言われているので、高い水準であることがわかります。
また、同様にランクインしている大学は393万円以上の高い数値を記録しており、なかでもランキングトップの東京大学卒業生は519万円をもらうなど、明らかな差があることがわかりました。同じ「大卒」であっても、出身大学ごとに年収には大きな違いがあると言えるのです。
卒業生全体の平均年収は715万円
中央大学卒業生の全体平均年収は715万円でした。大学卒業後間もない新卒から65歳の定年間際の人まで幅広く含まれている数値です。
卒業後はまず715万円のラインを目指し切磋琢磨していくことが、ひとつの目標にもなりそうです。
中央大学の年収がMARCH内でも上位の背景
中央大学の年収がMARCH内でトップである背景には、公務員試験の実績と就職サポートの厚さがあります。目立つ大学ではないのに順位をキープできている要因を見ていきます。
国家公務員の合格者数が全国上位クラス
中央大学は、国家公務員一般職に合格した人の数が日本の私立大学のなかで1位に輝いています。国公立大学を含めた全体でも2位を記録しており、全国でもトップレベルの実績がある大学とわかります。
中央大学生は堅実なキャリアを希望する傾向が高いので、より公務員試験の受験割合が高いというのも影響しています。また、国家公務員のうち、政策の企画立案を担う幹部候補の採用区分である総合職として合格した人の数も、私立大学のうち4位を記録しています。
公務員志望の場合、中央大学の対策環境は有効です。公務員試験合格に向けたカリキュラムが「国家公務員総合職」「国家公務員一般職・地方公務員上級職」の2体系で用意されているためです。
志望別の就職サポートが手厚い
中央大学は、「就職力が高い」大学ランキング6位に入っています。在学生のキャリア形成を支援するための専門施設「キャリアセンター」が設置されており、学生ひとりひとりの夢の実現を応援してくれます。
キャリアセンターでは、下記のようなことができます。
- 企業情報・求人情報・企業セミナー・合同企業セミナー情報等の閲覧
- 自動メール配信(求人のみ)
- 進路調査票のWeb登録
- 活動報告のWeb登録、閲覧
- 進路決定のWeb登録
- 個人面談のWeb予約申込
- キャリアセンター主催イベントのWeb申込
- インターンシップ情報の閲覧
- インターンシップ報告書の入力・閲覧
- マイページ機能、お知らせの配信等
- OB・OG名簿の閲覧
また、中央大学卒業生が財界・法曹界・政界・実業界などさまざまな分野で実績を上げているほか、スポーツ界・芸能界・芸術界などで活躍するなど多彩なキャリアを歩んでいる人がいることも、ランキングを押し上げる要因となりました。進路の幅は中央大学の著名な卒業生37名でも確認できます。
中央大学出身者の主な就職先(学部別)
学部によって就職率と主な就職先は大きく異なります。理工学部は大学院進学率が高いので、学部生から就職する人の割合が低めです。
| 学部 | 就職率 | 主な就職先 |
|---|---|---|
| 法学部 | 73.4% | 国税庁、国土交通省、神奈川県横浜市役所、総務省、法務省、法務省検察庁、神奈川県庁、三井不動産リアルティ、アクセンチュア、経済産業省 |
| 経済学部 | 84.6% | 国税庁、りそなホールディングス、神奈川県横浜市役所、NTTドコモ、横浜銀行、楽天グループ、三井住友銀行、大和証券グループ本社、東京海上日動火災保険、明治安田生命保険 |
| 商学部 | 86.3% | 有限責任あずさ、有限責任監査法人トーマツ、EY新日本有限責任、TIS、ニトリ、三菱UFJ銀行、あいおいニッセイ同和損害保険、みずほフィナンシャルグループ、りそなホールディングス、太陽生命保険 |
| 理工学部 | 57.6% | 日本電気、NECソリューションイノベータ、パナソニック、日立ソリューションズ、日立製作所、東京都教育委員会、SCSK、TIS、ソフトバンク、東海旅客鉄道 |
| 文学部 | 82.8% | 神奈川県教育委員会、ベネッセスタイルケア、埼玉県教育委員会、明治安田生命保険、ニトリ、三井不動産リアルティ、東京都教育委員会、日本生命保険、SOMPOケア、アパホテル |
| 総合政策学部 | 85.2% | りそなホールディングス、日本放送協会、TIS、あおぞら銀行、エヌ・ティ・ティ・データ・システム技術、かんぽ生命保険、ポーラ、ヤマト運輸、伊藤忠テクノソリューションズ、楽天グループ |
中央大学の人気度が高い理由
中央大学が人気な理由は、卒業後の平均年収が高いだけに留まりません。資格試験の実績、学習環境、就職実績、学生生活の充実が重なっています。学部ごとの人気の違いは中央大学の人気学部と学部序列も参考になります。
司法試験合格率がトップクラス
中央大学はもともと法律学校として生まれた歴史があり、法学部に強い大学です。司法試験の合格率は日本国内の大学においてトップクラスであり、偏差値で見ると中央大学より優秀に思われる早慶上智クラスの大学や国公立大学より優れていることも多いです。
そのため、弁護士など法律関係の仕事に就職したいと考える人は中央大学を志すことが増えています。なお、現役受験生だけでなく法科大学院に進学して司法試験合格を目指す学生のサポートも手厚いです。多彩な受験の選択肢があるという点でも、中央大学が人気な理由がわかります。
難関資格取得のための充実したサポート
中央大学は、司法試験のみならず難関資格取得のための充実したサポートが受けられます。司法試験・公認会計士試験など難関国家資格を受験する学生は、専用の施設である「炎の棟塔」への入室が許可されます。
キャンパスの端に位置する落ち着いた環境にあり、入口に学生証をかざして入室する形式なので、難関資格試験を受験しない学生はそもそも入室することすらできません。
その他、司法試験受験生は法職研究室へ、公認会計士試験受験生は会計研究室へ入ることができます。研究室ごとに固定の座席が確保されており、席の空き状況を気にすることなくいつでも自習できる環境が整います。
司法試験合格者・大学院の在学生および修了生・ティーチングアシスタント・講師などが常駐しており、受験に必要な基礎的なレクチャーはもちろん、学習スケジュールの立案やモチベーションコントロールまで手掛けてくれます。難関資格受験対策用の専門学校のような環境が整っているので、資格を目指して大学に入学したい人は中央大学を選択する割合が高いのです。
多角的な学びが得られる学習環境
中央大学には、多角的な学びが得られる学習環境がそろっています。例えばFLP(=ファカルティリンケージ・プログラム)は学部横断型の授業を展開しており、特定の講師のもとにさまざまな学部の学生が集結してひとつの課題に向き合います。
専門分野が異なる学生同士が集まってアイディアや意見を出し合うからこそ、自分ひとりでは気づかない発見や多角的な分析ができるようになっていくのです。FLPは学内選抜を通過した学生のみが受講できるよう配慮されており、卒業単位認定だけに囚われない積極的な学習ができます。
また、留学を支援する留学センターや、各種奨学金制度も充実しています。独立・起業・留学・進学などさまざまな進路を見据えてアドバイスしてくれるキャリアセンターや、学部ごとに独立した図書館なども設けられており、学びに専念できる環境があるのです。
大手一流企業をはじめとした高い就職実績
中央大学はMARCHに属する難関私立大学であることから、就職率が高めです。誰もが知る大手一流企業への就職はもちろん、世界的に有名なグローバル企業・新進気鋭のベンチャー企業やスタートアップ企業・福利厚生が充実している優良企業・文化や考え方の違いに寛容な多国籍企業など、さまざまな就職先が並びます。
大学1年次から学内で開催される就職セミナーに参加でき、大学3〜4年次には学内企業セミナーや自己分析セミナーにも参加できるようになります。キャンパスを拠点に効率よく就職活動を進めることが可能です。
多大な卒業生を輩出してきている中央大学だからこそ、OB・OG訪問やインターンシップの受け入れ企業も多数獲得できており、社会参加するイメージをゆっくり培うことができるのです。
学生からの評判が高い豊富な学食メニュー
中央大学は、学食で有名な大学でもあります。メインキャンパスである多摩キャンパスには、18個もの学食がそろいます。座席数が800を超える大型の学食もあれば、テイクアウト用の小さな移動販売なども出店されており、昼食に困ることがありません。
また、早朝・夜間に勉強する学生を支援するため営業時間も長めに取られており、朝食や夜食を取りたい人・一人暮らしで自炊が面倒な人の助けにもなっています。
加えて、中央大学の学食は「安い」「旨い」「早い」「多い」がそろっていることも注目を集めるきっかけとなりました。ボリュームが多く、安く買えて、スピーディーに提供してくれて、なおかつ美味しい学食は、他の大学生が見学に来たりメディアの取材を受けたりするレベルです。
FAST-UPが指導現場で見ている中央大学志望者の傾向
年収や就職実績から中央大学に関心を持つ受験生は、学部選びが後回しになりがちです。指導の場では、「中央大学に入りたい」という段階で止まり、法学部と商学部で問われる力の違いまで手が回っていないケースをよく見ます。
つまずきどころは、志望理由と受験方式のかみ合わなさです。資格試験や公務員を見据えているのに、併願の組み方が偏差値の近さだけで決まっていることがあります。学部ごとの出題傾向を先に押さえると、過去問演習の順番が自然に決まります。
もう一つの傾向は、就職率の数字を学部の優劣として読んでしまうことです。進学者の多い学部では、就職率の意味が変わります。数字を読む前に、その学部の卒業後の進路構成を確認する習慣が役立ちます。
よくある間違い:ランキングの順位だけで受験先を決める
よくある間違いは、大学別の年収ランキングの順位差を、そのまま自分の将来の収入差として受け取ってしまうことです。順位の数字だけで志望校を決めるのは避けたいところです。平均値には年収数千万円を稼ぐ人も現在失業中という人も含まれるためです。
回避策は、順位を「大学ごとの進路傾向を知る手がかり」として扱うことです。志望する業種や資格を決め、その進路に強い学部・サポート体制があるかを確認してから出願先を絞ります。学部別の就職先一覧や、資格試験向けの研究室の有無を見比べると、順位よりも具体的な判断ができます。
よくある質問
Q. 中央大学卒の平均年収はいくらですか? A. 30歳時点で599万円、新卒入社3年後で396万円、卒業生全体で715万円です。大学別ランキングでは25位、私立大学のみのランキングでは7位です。
Q. MARCHの中での位置はどうなっていますか? A. 私立大学のみのランキングで7位に入り、MARCH内ではトップです。ランキング上位30大学には明治大学と青山学院大学も入っており、立教大学と法政大学はランクインしていません。
Q. 理工学部の就職率が他学部より低めなのはどうしてですか? A. 大学院進学率が高いので、学部生から就職する人の割合が低めです。学部卒で就職する人数の比率を見ている数値なので、進路の弱さとは読み替えないようにします。
Q. 公務員や法曹を目指す場合、どのような環境がありますか? A. 「国家公務員総合職」「国家公務員一般職・地方公務員上級職」の2体系で公務員試験対策のカリキュラムが用意されています。司法試験・公認会計士試験の受験生は「炎の棟塔」に入室でき、法職研究室・会計研究室で固定席を使って学習できます。
Q. 年収以外に中央大学が選ばれる理由は何ですか? A. 司法試験合格率のトップクラスの実績、難関資格向けの施設、学部横断型のFLP、留学センターや奨学金制度、学食の充実などが挙げられます。


