法政大学の付属高校は難しい?偏差値と進学実績
法政大学には系列の高校があり、内部進学でそのまま法政大学生になる人…
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法政大学の付属高校は、法政大学高等学校・法政大学第二高等学校・法政大学国際高等学校の3校です。偏差値はいずれも68前後で、第二高等学校は68〜70前後。高校受験では難関校にあたり、卒業生の9割以上が法政大学へ内部進学します。
2026年9月時点の情報です。
法政大学には系列の高校があり、内部進学でそのまま法政大学生になる人がいます。大学受験の場で直接ライバルになることはないものの、中高大10年一貫教育を前提にしてきた人たちです。入学後にカルチャーギャップを感じる場面もあります。
法政大学の付属高校は3つ!それぞれの特色は?
付属校は3校で、いずれも高校受験では難関校の水準です。まず全体像を整理します。
| 高校名 | 偏差値の目安 | 特色 |
|---|---|---|
| 法政大学高等学校 | 68前後 | 2007年に三鷹市牟礼へ移転し、男女共学化。幅広い教養と国際教育 |
| 法政大学第二高等学校 | 68〜70前後 | 中高大10年一貫教育。「調べる・討論する・発表する」を重視 |
| 法政大学国際高等学校 | 68前後 | 2018年4月に法政大学女子高等学校から改称。グローバル探究コースとIBコース |
法政大学高等学校
2007年に、井の頭公園や玉川上水など自然環境に恵まれた三鷹市牟礼に移転するとともに、男女共学化、新カリキュラムや制服を導入し、現在に至ります。
法政大学の「自由と進歩」、本校の「自主・自律」の精神のもと、確かな学力と、自由な発想で考え、世界と日本の諸課題にチャレンジする自立した人間を育てることを目指しています。
大学進学や将来を見すえ、文系・理系にとらわれない幅広い視野と豊かな教養の育成を図ります。大学で学ぶ教養の入門的な授業やゼミなど、興味関心や進路に応じた選択的な学習も用意されています。国際性を養う英語教育や海外研修・国際交流にも力を入れています。
法政大学第二高等学校
法政大学第二中・高等学校は、「自由と進歩」を建学の精神とする法政大学の付属校として、10年一貫教育により「自由を生き抜く 実践知」の育成を目指し、受験勉強にとらわれない付属校ならではの取り組みを行います。
中学では、確かな学力を身につけることはもちろん、体験学習や調査研究活動など豊かな体験により、幅広い教養と既成概念にとらわれない自由な発想を育成します。
高校では、全教科にわたる幅広い教養・基礎学力の習得を目指し、さまざまな進路の可能性を広げます。また、「調べる・討論する・発表する」ことを重視し、知識を獲得することにとどまらず、知識を用いて自ら論理的に思考し、他者に表現できる力を育成します。
法政大学国際高等学校
国際高等学校は、2018年4月に「法政大学女子高等学校」から校名を変更しました。
グローバル探究コースとIBコースを設置しています(IB:国際バカロレア。国際的に通用する教育課程と大学入学資格の制度)。アクティブ・ラーニングの活性化、語学教育や海外研修の充実を通して、「自由を生き抜く実践知」を追究しています。
また、2015年度から2019年度まで文部科学省・SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、「持続可能な社会の実現を担うグローバル・リーダー育成プログラム(GLP)の開発」に取り組みました。SGH終了後もプログラムの内容を厳選して継続させ、主体的な学びの深化をはかっています。
これまで進めてきた学校改革をさらに発展させ、「主体的に学び、考え、行動し、多様な他者とつながる21世紀の地球市民(グローバルシチズン)を育てる付属校」として校名を変更し、性差を超えて入学できる共学校になりました。
法政大学高等学校の偏差値・進学実績から難易度を分析
法政大学高等学校の難易度は、高校受験の上位層が狙う水準です。偏差値と進学実績を順に見ていきます。
法政大学高等学校の偏差値
法政大学高等学校の偏差値は、68前後です。難関高校としても知られており、高校受験用の塾における特進クラスの生徒が目指すことでも有名です。
法政大学高等学校の口コミ
- 法政大学に行きたい人にとっては、これ以上ない環境だと感じる
- 進学率は90%くらいだったと記憶しているが、他大学志望者へのサポートは特になく、自分で頑張る必要がある
- 学部は学年順位の高い順に選べる仕組みで、内部生は有利な環境
- 内部生のほとんどが塾に通っている
- 内部生は中3のうちに高1の数学の範囲をほぼ終わらせており、数学が苦手だとついていくのが正直きつい
- 優しくて明るい生徒が多く、寄り添ってくれる先生がいて、休みの日も多い
- 付属校ならではの余裕があり、好きなことに熱中できる
- 内部生と外部生の壁を感じたのは入学して1週間くらいまでで、1か月経つ頃には誰が内部か外部か分からないほど仲良くなった
- 学部を選ばなければ進学はできるので、大学受験をしたくない人には向いている
口コミに出てくる「学部選び」は、入学後の過ごし方に直結します。文系学部志望で市ヶ谷キャンパスを希望するなら、高1から校内成績を意識して勉強する必要があります。学部は学年順位の高い順に選ぶ仕組みで、人気の集まる学部は上位の生徒から埋まっていくためです。
学部の人気や序列という観点は他大学でも話題になります。比較の材料としては中央大学の人気学部と学部序列の解説も参考になります。
法政大学高等学校の進学実績
法政大学高等学校生のうち、91.6%はそのまま法政大学に進学します。外部受験をした生徒の合格実績は下記の通りです。
| 大学名 | 合格者数 |
|---|---|
| 上智大学 | 7 |
| 明治大学 | 2 |
| 早稲田大学 | 1 |
| 慶應義塾大学 | 1 |
| 国際基督教大学 | 1 |
| 東京理科大学 | 1 |
| 立教大学 | 1 |
| 日本大学 | 1 |
| 東京薬科大学 | 1 |
| 昭和音楽大学 | 1 |
| 横浜美術大学 | 1 |
上記のほかにも合格実績があります。
法政大学第二高等学校の偏差値・進学実績から難易度を分析
第二高等学校は3校の中でも偏差値の目安が高く、内部推薦の基準が明確に示されている学校です。
法政大学第二高等学校の偏差値
法政大学第二高等学校の偏差値は、68〜70前後です。こちらも高い偏差値を誇る難関校と言えます。
法政大学第二高等学校の口コミ
- 数年前に共学化し、以前のバンカラな雰囲気からスマートになったと言われるが、「自由と進歩」を重んじる校風は変わっていない
- 入学時は真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多く、次第に逞しくなっていく
- 英語や学力テストの基準をクリアすれば、法政大学へ推薦される
- 法政大学という保険があるため、AO受験(学力試験以外に意欲や活動実績を評価する選抜。現在の総合型選抜にあたる)にチャレンジしやすい
- 日頃から課題をレポートで提出し、グループ発表も行うため、プレゼン力や文章力が強い
- 法政大学に進むことが前提の環境で、AOで慶應義塾大学や立教大学に受かった友人もいる
- 法政大学の学部で一番人気は経営学部で、国際文化学部やキャリアデザイン学部も人気がある
第二高等学校から一般入試で他大学を受験するのは、環境的に厳しいという声があります。付属校のカリキュラムが受験勉強にとらわれない取り組みを前提に組まれているためです。他大学を狙う場合は、推薦資格を保ちながら総合型選抜を使う進め方が現実的な選択肢になります。
校内評定の目安として、口コミでは次のような水準が語られています。
| 校内評定(10段階) | 口コミに見られる目安 |
|---|---|
| 8.5 | 第一志望の学部に進める水準 |
| 6.0 | 法政大学へ進学するために必要な水準。ほとんどの生徒が到達する |
法政大学第二高等学校の進学実績
法政大学第二高等学校の卒業生は、毎年9割以上が法政大学に進学します。
日常の成績が一定基準に達し、法政大学の指定する英語の外部試験、および法政大学の付属校の生徒を対象とした「基礎的思考力確認テスト」で一定の成績を修めれば、法政大学のいずれかの学部に内部推薦で進学できます。
法政大学国際高等学校の偏差値・進学実績から難易度を分析
国際高等学校は、推薦資格を保持したまま他大学を併願できる点が特徴です。旧・法政大学女子高等学校で、現在は共学校です。
法政大学国際高等学校の偏差値
法政大学国際高等学校の偏差値は、68前後です。やはり高偏差値の難関校と言えます。
法政大学国際高等学校の口コミ
- 自由に学びたい人に向いている
- 「勉強していない」と騒ぐ生徒が多いが、大体8割は取ってくる
- 2年生からは自分で取りたい科目を選ぶ形式で、人それぞれ時間割が違うため「大学生みたい」と言われる
- 文系が多いが、他校の高校生は数学を学んでいるため、文系でも数学は履修しておいたほうがよい
- 付属校なので、成績の基準をクリアすれば法政大学に進める
- 推薦権を維持したまま他大学受験ができるため、総合型選抜や一般受験を考えている人にも向く
- 体育祭の応援合戦や文化祭のランウェイが有名で、イベントが楽しい
- 先生がほとんど干渉せず、やりたいと強く思う生徒が中心になって動く
- 以前は女子校時代の名残があったが、最近は男子生徒も目立つようになってきた
法政大学国際高等学校の進学実績
法政大学国際高等学校には、学力が一定の基準に達していれば原則として全員が法政大学へ推薦される、付属校推薦制度があります。一方で、法政大学に推薦される資格を保持したまま、他大学を自由に「併願受験」することができます。
また、国際バカロレア(IB)のディプロマ(国際バカロレア資格)は、世界中の大学において入学資格として幅広く受け入れられ、IBのスコアは広く活用されています。
日本国内においても、多くの大学でAO入試や帰国子女特別選抜などの出願資格の1つとして募集要項に明記されています。国際バカロレアのスコアなどを活用した入学者選抜を積極的に導入したり拡大したりする動きが広がっています。
FAST-UPが見てきた付属校出身者と一般入試組のつまずき方の違い
指導現場で見えるのは、付属校の出身者と一般入試で入学した学生では、伸ばしてきた力の方向が違うという傾向です。
付属校から進む側は、レポートや発表を重ねてきた経験があり、文章をまとめる作業や人前での説明に強さが出ます。一方で、決まった期限までに複数科目を仕上げる訓練は積みにくく、学部の必修で数学や語学の課題が重なると一気に苦しくなる例が見られます。
一般入試で入る側は、科目を順番に仕上げる手順に慣れています。その代わり、答えのない課題をゼミで扱う段階に入ると、何から手をつけるか決められず止まりやすい傾向があります。入学後の差は学力の有無ではなく、経験してきた課題の型の違いから生まれることが多いのです。
なお、付属校を併願で受ける中学生の相談では、「内部進学なら学部は後から選べる」という前提で志望校を決めてしまうケースが目立ちます。実際には校内の成績で進める学部が変わるため、入学後の勉強量の見通しまで含めて考えておくと迷いが減ります。
よくある間違い:偏差値の高さと学部選択の自由を混同する
よくある間違いは、「偏差値の高い付属校に入れば、法政大学の好きな学部に進める」と考えてしまうことです。
実際には、学年順位や校内評定の水準によって選べる学部が変わります。高校入試の難易度が高いことと、入学後に第一志望の学部へ進めることは別の話です。
回避策は、入学前の段階で内部推薦の条件を確認し、高1の定期試験から評定を崩さない前提で学習計画を立てておくことです。推薦資格を保ったまま他大学を受けられる学校かどうかも、併願先を決める段階で見比べておくと判断しやすくなります。
まとめ
法政大学には付属校が3つあり、それぞれ特色やカラーが異なります。
- 法政大学高等学校:三鷹市牟礼。教養と国際教育を重視
- 法政大学第二高等学校:10年一貫教育。内部推薦の基準が明確
- 法政大学国際高等学校:IBコースを設置。推薦資格を保ったまま併願可能
付属高校の卒業生のうち9割以上はそのまま法政大学に進学します。大学で同級生になる相手の背景として、名前だけでも覚えておくと入学後の理解が早くなります。大学の雰囲気を知る材料としては、法政大学の著名な卒業生のまとめも合わせて読めます。
よくある質問
Q. 法政高校(法政大学高等学校)の受験は難しいですか。 A. 偏差値68前後が目安で、高校受験では難関校にあたります。高校受験用の塾の特進クラスの生徒が目指す学校として知られています。3校のうち法政大学第二高等学校は68〜70前後とされ、さらに高い水準です。
Q. 法政大学女子高等学校の偏差値を知りたいのですが、今はどの学校ですか。 A. 法政大学女子高等学校は2018年4月に「法政大学国際高等学校」へ校名を変更し、共学校になりました。偏差値の目安は68前後です。グローバル探究コースとIBコースが設置されています。
Q. 付属高校に入ると、他大学は受験できなくなりますか。 A. 受験そのものは可能です。法政大学国際高等学校は、法政大学への推薦資格を保持したまま他大学を併願できます。法政大学第二高等学校では、一般入試で他大学を受けるのは環境的に厳しいという在校生の声があり、総合型選抜を使って他大学へ進む例が挙がっています。
Q. 内部進学では学部を自由に選べますか。 A. 選べる学部は校内の成績に左右されます。法政大学高等学校では学年順位の高い順に学部を選ぶ仕組みで、法政大学第二高等学校では評定が10段階中8.5あれば第一志望の学部に進めるという声があります。法政大学へ進学するために必要な水準は6.0とされ、ほとんどの生徒が到達するとされています。


