大学受験のモチベーションを高める本18選
「大学受験のモチベーションが出ない」
FAST-UP
大学受験のモチベーションを高めたいときは、逆転合格の実話、勉強法、脳科学の3系統から1冊選ぶのが近道です。やる気が出ない原因を性格ではなく仕組みとしてとらえ直せます。読む余裕が少ない時期は、青春小説を短時間だけ読む使い方も向きます。
2026年9月時点の情報です。
この記事では、2027年度入試に向かう受験生が使える本を次の順で紹介します。
- 大学受験のモチベーションを高める本10選
- モチベーションだけじゃない、受験生に読んでほしい本5選
- 大学受験におすすめの小説3選
- 受験生が息抜きに読書をするのはありか
目的別の早見表
迷ったときは、今の状態に近い行を1冊だけ選ぶのが確実です。読む冊数を増やすより、1冊を行動に移すほうが受験勉強は動きます。
| 今の状態 | 向いている系統 | 代表的な1冊 |
|---|---|---|
| 成績が届いていなくて諦めかけている | 逆転合格の実話 | 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 |
| 勉強のやり方が分からない | 勉強法 | 東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法 |
| 机に向かうまでが遅い | 脳科学・行動科学 | やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ |
| 記憶が定着しない | 学習法 | 学びを結果に変えるアウトプット大全 |
| 本番の緊張が不安 | 心理・体調 | いい緊張は能力を2倍にする |
| 気持ちが落ちている | 小説・エッセイ | 一瞬の風になれ |
大学受験のモチベーションを高める本10選
モチベーションを高める本は、実話・勉強法・科学の3系統に分けて選ぶと重複しません。同じ系統を続けて読むと内容が似てしまうためです。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
逆転合格を信じ直したい人向けの1冊です。通称「ビリギャル」で、高校2年生で小学校4年生の学力しかなかった「さやか」が、坪田信貴の指導を受けて慶應義塾大学に合格する話です。
有村架純さんが主演で映画化されたことでも話題になりました。
読んでいるだけで「自分も逆転合格できるかも」「やってやるぞ」と思えてきます。実話をもとにした作品のため、自分の状況と重ねて読める場面が多く、さらに勉強法まで載っているので実務面でも役に立ちます。
東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法
勉強法から立て直したい人向けです。テレビ番組「頭脳王」でも活躍する河野玄斗さんが書いた勉強法の本です。
河野さんは東大医学部在学中に司法試験を一発合格し、数検や英検一級も取得した勉強のスペシャリストです。それでも自分は特別な人ではなく、勉強のやり方が上手い人だといいます。
効率的な勉強法が数多く紹介されており、読んだ後に「自分も勉強できるかも」と思わせてくれます。
やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ(科学的に先延ばしをなくす技術)
先延ばし癖を直したい人向けです。やる気が出ないのを自分の性格や才能のせいにしていないでしょうか。
この本は、やる気が出ないのは脳の仕組みを分かっていないからだという立場を取ります。モチベーションの出し方を科学的に理解できるため、気合いに頼らず実践できます。
あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問
勉強の意味が見えなくなった人向けです。人は必ず死にますが、ほとんどの人が「自分だけは死なない」と思いながら生きています。
人は死ぬということを改めて考えることで、今の生が輝き出すという内容です。読んだ後には「今を後悔せずに全力で生きよう」「自分のできることを一生懸命やろう」という気持ちになります。
なかなか勉強が手につかない人のやる気スイッチを押してくれる一冊です。
成功者がしている100の習慣
習慣から変えたい人向けです。受験で成功できる人は、目標達成のやり方を知っているため、ほかの場面でも成果を出しやすくなります。
この本では、成功者が共通して持っている「行動」と「マインド」を学べます。今日から変えられる項目が並んでいるので、1つずつ試せます。
やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学
他人のやる気の出し方が合わなかった人向けです。この本は、全員に共通する成功法則はないという立場を取ります。
そのうえで人間を8つのタイプに分類し、それぞれに最適なやる気の出し方を提示します。自分に合ったやる気の出し方を探せる一冊です。
人生の勝算
将来像から勉強の意味を考えたい人向けです。SHOWROOM社長である前田裕二さんが、どのようにしてビジネスで勝ってきたかを、体験談や例をもとに解説しています。
一見ただのビジネス書のようですが、著者は「単なるビジネス本は書きたくなかった。この本を手にとってくれた方が、自分の〝人生〟そのものについて、勝算を持つ。そんな、温かい本を書きたかった。」と述べています。読んでいると、自分も人生を生き抜きたいと思わせてくれる一冊です。
大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント
受験の悩みそのものを扱ってほしい人向けです。受験はさまざまな悩みとぶつかる時期です。
浪人を経て東大理一に合格した経歴を持つ著者が、体験談をもとに悩みへの向き合い方を示します。東大理一は東京大学理科一類のことで、数学や物理を軸に学ぶ課程です。読んだ後には自然と前向きになれます。
学びを結果に変えるアウトプット大全
勉強のやり方を今すぐ変えたい人向けです。アウトプットとは書く、話す、行動することで、インプットは読む、聞くことを指します。
日本人の9割がインプット重視の勉強をしているとし、アウトプットしないと自己成長はないと述べています。記憶と成長のメカニズムが脳科学の見地から説明されているため、受験勉強にそのまま使えます。
読んだ後には「こうやったら効率よく記憶できるんだ、早く実践したい」という気持ちになります。
いい緊張は能力を2倍にする
本番で固まってしまう人向けです。内容を一言でいうと「緊張は敵ではなく味方である」ということです。
適度な緊張時に出るノルアドレナリンは集中力を増やし、能力を高めてくれると書かれています。同じ時間勉強していても成績が伸びる人と伸びない人がいますが、緊張との付き合い方を変えたい場合には有効な一冊です。
モチベーションだけじゃない、受験生に読んでほしい本5選
モチベーション以外にも、受験期の生活そのものを整える本があります。やる気の波が大きい人は、時間術や心の整え方の本のほうが効く場合があります。
夢をかなえるゾウ
人生の方向を決めたい人向けです。「お金持ちになりたい」「幸せになりたい」「今の自分から変わりたい」という願いを叶える法則を、読みやすい文章と笑える展開で書いた一冊です。
あらゆる場面に通じる成功法則が分かりやすく書かれています。自分の人生を変えたいと思っている人に向きます。
脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術
勉強時間を確保できない人向けです。時間は24時間平等に与えられているのに、能力や成績には差が出ます。
この本は、その差の原因を時間の使い方に求めます。集中しやすい時間帯に重い勉強を置くなど、勉強の効率を上げる手がかりが並んでいます。
嫌われる勇気
人間関係で勉強に集中できない人向けです。この本は「すべての悩みは人間関係の悩みである」とし、対人関係を解きほぐす具体的な方法を紹介します。
- 自分と他人の課題を分けて考える
- 人生は「今」の連続である
- 今この瞬間から幸せになれる
人生観に触れる内容が多く、悩みで勉強が止まっている人に向きます。
それでいい。
自分を責めすぎている人向けです。受験は心身ともに負荷がかかり、「なんて自分は駄目なんだ」「もっと頑張らないと」という気持ちになりやすい時期です。
精神科医である水島広子さんが、今の自分を受け入れて楽に生きる方法を解説しています。受験は長い戦いのため、上手に休憩する技術が必要です。この本では心を軽くする方法を学べます。
今日がもっと楽しくなる行動最適化大全
生活の型から整えたい人向けです。さまざまな科学データをもとに、「起床」「集中」「昼休み」「記憶」「遊び」「人間関係」の最適な行動を紹介しています。
イラスト付きで、実践しやすいことにこだわって作られているため、その日から取り入れられます。
大学受験におすすめの小説3選
小説は、やる気を直接説明する本より心が動きやすいのが利点です。勉強法の本を読む気力すら出ないときの選択肢になります。
海賊とよばれた男
苦しい状況から立ち上がる話を読みたい人向けです。戦争によりすべてを失い、残ったのは借金のみという石油会社で、「1人も首にはしない」と言い放ち成り上がっていく様を描いています。
出光興産の創業者、出光佐三をモデルにしたノンフィクション作品であり、熱い言葉と生き様が胸を熱くします。自分も主人公のように熱く生き抜きたいと思わせてくれる作品です。
幻庵
1つのことに打ち込む姿を見たい人向けです。江戸時代に活躍した囲碁棋士たちの生き様を描いた作品です。
囲碁に命をかけた男たちの、盤上で繰り広げられる戦いに引き込まれます。日々研鑽する姿は受験勉強と重なり、感情移入しやすい作品です。囲碁を知らない人でも楽しめます。
一瞬の風になれ
同級生と比べて落ち込みやすい人向けです。陸上をテーマにした青春小説で、短距離の才能に満ちた高校一年生・一之瀬連と、そんな天才を親友に持つ神谷新二が、陸上を通じて成長していきます。
天才を追いかけて葛藤したり、斜に構えたり、素直になったりという不安定な内面描写は、共感しやすいものばかりです。読み終わった後には爽快感が残り、自分の人生も走り出そうと思えます。
受験生が息抜きに読書をするのはありか
息抜きとしての読書はありです。大学受験に息抜きは必須です。
スマホを触って休憩する人もいますが、脳が興奮し目も疲れるため、休憩手段としては勧めにくいです。読書は依存性が高くなく、リラックスできるため、息抜きに向いています。
映像で気分を変えたい場合は、時間を決めて観る方法もあります。詳しくは勉強になるアニメの選び方を参考にしてください。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、本を読むこと自体が目的になってしまうことです。5冊読んで満足し、勉強時間が減れば本末転倒になります。
回避策は次の2つです。
- 読む時間を「1日15分」「移動中だけ」のように先に決める
- 1冊から実行する行動を1つだけ選び、翌日の勉強計画に書き込む
読み終えた本の内容を1行で書き出すのも有効です。書く行為はアウトプットに当たるため、記憶に残りやすくなります。
FAST-UPが見てきたモチベーションのつまずき方
指導現場で多いのは、やる気が足りないのではなく、やる気が出る条件を自分で壊しているケースです。
よく見えるつまずきは次のような形です。
- 計画が理想寄りで、初日から遅れが出て気持ちが折れる
- 参考書を増やし、終わらない本が積み上がって自己評価が下がる
- 休憩がスマホ中心で、休んだ実感が残らないまま机に戻る
- 志望校が漠然としていて、今日の勉強とつながらない
本を読んで気持ちが上がったときにやるべきことは、計画の粒度を下げることです。「今日やること」を単元単位まで落とすと、達成の記録が残り、やる気が行動に変わります。
やる気や根性だけで解決しにくい場合は、環境と考え方を変えるアプローチも選択肢になります。FAST-UP逆転塾では毎日の学習管理と自習サポートの仕組みを扱っており、公式LINEで無料カウンセリングを実施しています。
まとめ
モチベーションを保つ方法として、本を読むことは有効な選択肢です。実話で気持ちを動かし、勉強法で手順を変え、科学の本で仕組みを理解するという順に使うと無駄が出ません。
志望校や併願の組み方が決まっていないと、読んだ後の行動が決まりません。出願の考え方は大学受験は何校まで併願できるかで整理できます。科目ごとの勉強法を固めたい場合は生物の勉強法とおすすめ参考書も合わせて確認してください。
よくある質問
Q. 受験期に読書の時間を取っても大丈夫ですか。 A. 息抜きの枠で取るなら問題ありません。勉強時間を削って読むのではなく、休憩時間や移動時間に置き換えるのが安全です。読む時間を先に決めておくと、読み続けて勉強が止まる事態を避けられます。
Q. 小説を読めば国語の成績も上がりますか。 A. 直接結びつくとは言い切れません。読解の得点は設問の解き方や語彙の知識に左右されるため、成績を上げたい場合は読解の演習を別に行うのが確実です。小説は気持ちを切り替える目的で使うと役割がはっきりします。
Q. 何冊くらい読めばよいですか。 A. まずは1冊で十分です。自分の状態に近い系統を早見表から選び、そこから実行する行動を1つ決めてください。読み終えても状況が変わらないときに、別の系統へ移ると重複が減ります。
Q. 本を読んでもやる気が戻りません。どうすればよいですか。 A. 睡眠不足や体調の崩れが背景にある場合は、読書より生活の立て直しが先になります。そのうえで、計画を単元単位まで細かくし、終わったものを記録する方法を試してください。達成の記録が残る形にすると、行動が続きやすくなります。


