【生物の勉強法】おすすめ参考書や試験対策をご紹介
文系理系に関係なく、学生からの人気が高い生物。
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文系理系に関係なく、学生からの人気が高い生物。暗記科目であることや計算が少ないことなど、生物という科目ならではの特徴も人気につながっているようです。
今回は生物の特徴や生物の勉強法、生物の成績を上げるために欠かせないおすすめの参考書などをまとめました。
生物の概要
大学受験における生物の特徴
理科系科目の中で、知識を詰め込めば詰め込むほど得点力が上がりやすいのが生物です。2021年に行われた共通テストでは、物理や化学、生物の中で最も平均点が高かったのが生物で、72点もありました。暗記科目という認識を多くの学生が持っており、国公立大学を受験する文系学生が理科1科目を受けなければいけない場合に生物を選ぶケースが見受けられます。
基本的な知識が確立され、それを用いた発展問題を作るのは難しいため、暗記さえしっかりと行い、アウトプットがうまくできれば、点数は高いレベルで安定することになるでしょう。それが大学受験における生物の特徴であり、他の物理や化学にはない部分です。
生物に必要な力とは?
生物を学ぶ上で必要なのは、効率的に暗記をする力と知的好奇心です。覚えるべきものがとても多い生物では、愚直にイチから覚えていくと量が膨大なので覚えきれない可能性が出てきます。そのため、要所を押さえつつ、効率的に覚えていくスキルと適した参考書が必要になります。
一方、生物という科目を教養として捉えて興味をもって学んでいくことができれば、得意科目になりやすく無理せず学習できます。それを支えるのが知的好奇心です。生物が好きな人は、元々昆虫や動物などが好きな人が多く、人間の構造に関心を示す人も目立ちます。その気持ちを持っていると、どんな細かいことでも、教養として吸収できるので強いです。
生物と生物基礎の違いとは?
高1で学ぶ生物基礎、高2以降に学ぶ生物の違いは、1年間で行う授業数の違いに比例して範囲も生物基礎の方が狭く、基本的なことを学んでいきます。生物基礎で簡単に学び、詳しい学習は生物で行うという流れになっているほか、遺伝に関してもこれまで高校で扱っていた遺伝の法則が中学理科に移行され、その代わり、遺伝情報の発言などが生物から生物基礎へ移行されています。
多くの分野は生物基礎と生物で学びますが、あくまでもベーシックな学習は生物基礎、発展的な学習は生物というすみ分けです。
物理・化学との違いは?
生物以外の理科系科目には主に物理や化学があります。生物との違いですが、まず物理は計算問題がケタ違いに多いことが挙げられます。暗記量は生物と比べれば限定されますが、その分、計算問題が多いために苦戦する学生が目立ちます。化学の場合は暗記量も計算問題も理科系科目の中では真ん中あたりでバランスがいいのが特徴です。ただ、知識として覚えるべきものが多いために、基礎で躓くと尾を引きやすい部分があります。
生物は、暗記量が非常に多い一方、計算問題は少ないために文系学生がこぞって選択する科目です。共通テストで理科1科目を選ばないといけない文系学生の拠り所が、生物です。
生物の勉強法とは?
生物の勉強法にはどのようなものがあるのか、学習ステップや学力を上げるコツをまとめました。
生物の学力を伸ばすための学習ステップ
❶単元に関する知識を暗記していく
演習問題を解く以前に、単元に関する知識を先に入れておかないと演習問題を解く意味がありません。まずは単元別に知識を入れていき、暗記を徹底して演習問題が解ける状態を目指します。
❷演習問題を行う
暗記がうまくいけば、演習問題を解いていきます。完璧に暗記をしたと思っていても、一発で完璧にこなすことは至難の業です。またアウトプットが正しく行えるかどうかも、演習問題でチェックすることになります。
❸解説を読んで、解き方を学ぶ
参考書の解説では、答えを導くプロセスが載っており、知識として知っておくべきことが書かれています。単に答えを見て〇×をつけるのはもったいなく、必ず解説は読んでいきましょう。
❹不足していた知識を再びインプットする
明らかに暗記し切れていなかった部分、アウトプットがうまくいかなかった部分を中心に、再びインプットを行います。アウトプットを再び行い、同じようにうまくいかなければ、そこが「テストで取りこぼしやすい部分」となるので、テスト前に再確認できるよう、別にノートにまとめておくのも1つの手段です。
❺アウトプットの出来が完璧に近ければ次へ
演習問題を再び解いてみて、アウトプットがしっかりできるようになれば次の単元に進みます。これを繰り返して一通り学習ができれば、過去問などで一気に仕上げていけば高得点が狙いやすくなるでしょう。
生物の勉強で学力を上げるためのコツ
単元ごとに完璧を目指していく
暗記量が多い生物で一番やってはいけないのが、満遍なく暗記しようとする行為です。記憶を定着させるのには時間と手間がかかります。満遍なく広い範囲を暗記しようとすれば、それだけ時間も手間もかかり、時間切れの可能性も。それならば単元ごとに暗記を徹底し、アウトプットを行っていけば手間もかからず、時間も抑制でき、確実に点数が狙えます。
インプットとアウトプットをワンセットに
生物の授業を受けていると、黒板に書かれた絵などをきれいに書き、見やすいノートを作る人がいます。これ自体は悪いことではなく、イメージで覚えていくにはいい部分もあります。しかし、インプットで満足してしまい、アウトプットまではしない人がいます。これだとなかなか思うように成績が伸びません。これはアウトプットばかりする人も同じです。
暗記したものを正しく引き出すことで点数が得られるわけですが、引き出すものがない、正しく引き出せない状態では0点です。引き出すものを用意して正しく引き出す練習をすることが点数アップにつながるので、インプットとアウトプットはできるだけワンセットで考え、勉強に取り入れていきましょう。
定期テスト対策を通じて基礎固めを行っておく
効率的に大学受験で点数を出すには、常日頃から基礎固めをしておくことが一番です。ほとんどの学校は生物基礎が必修になるため、生物基礎の定期テスト対策でしっかりと基礎を固めておくだけで、多少ブランクがあっても以前学んだことなので覚えやすい状態を作り出せます。全くのゼロスタートから積み重ねるよりも楽に勉強できるため、普段の授業で予習復習を徹底することがとても重要です。
生物の勉強法とおすすめ参考書をレベル別に解説
生物で高得点を狙うためにどんな勉強法を行っていけばいいのか、偏差値ごとに解説を行っていきます。
偏差値50以下の人
勉強法
偏差値が50以下の場合、考えられるのは暗記量が足りていないケース、内容がよくわかっていないケースなどで何かしらで躓いていることを示唆します。躓いている個所を見つけたらその部分を重点的に勉強し、暗記を行っていくことが大切です。そして、演習問題で確認を進め、できるようになったと実感できれば生物に対する苦手意識は払拭されやすくなります。
おすすめの参考書
最初におすすめしたいのが「高校これでわかる生物」です。イラストがふんだんに使われており、教科書の内容を押さえているほか、生物に関する基礎知識を中心にまとめているので、インプットをする際には最適であり、教科書でわからなかった内容を理解するのにぴったりです。
もう1冊は、「よくわかる生物基礎+生物」です。教科書の内容があまり把握できない人に向けた参考書で、細かい解説などを行っています。基礎固めをしていきたい人におすすめです。
偏差値51~60の人
勉強法
偏差値が50台だと、ある程度知識は安定して入っている状態ですが、基本的な知識からプラスアルファが重ねられていない状態とも言えます。そのため、参考書で発展レベルの問題を解き、現在持ち合わせている知識でどれだけ対応できるかを確かめ、足りない部分は補っていく勉強法で、偏差値60を目指せるようになります。
おすすめの参考書
まずは「山川喜輝の生物が面白いほどわかる本」です。共通テストでよく出題される知識を網羅している参考書で、イチから学びたい人から基礎固め、国立2次まで利用できるなど幅広い人が使えます。
もう1冊は「生物問題集合格177問」です。211大学の入試を分析し、入試に出やすい問題をピックアップした1冊となっています。教科書も分析し、教科書に出てくる図や表の中でテストに出やすいものを紹介するなど、生物のレベルアップに一役買う参考書です。
偏差値61~70の人
勉強法
偏差値60を超えると、生物の基本的な知識は網羅しており、あとはその知識を使って難しい問題に取り組んでいけるかどうかになってきます。地方の国公立大学の2次対策などで記述問題が出始めるので、記述対策に力を入れると共に、より難しいレベルまで掘り下げて知識を身につけ、応用問題を解けるようにしていくことが求められます。
おすすめの参考書
まずは「生物 基礎問題精講」です。全国の難関大学の演習ができる参考書で、問題数を厳選する代わりに解説がとても詳しく、より細かい知識、レベルアップを図りたい人におすすめの1冊です。
そして、「理系標準問題集生物」です。基本的な知識を使って考察問題などに挑む形になっており、記述問題の練習ができます。苦手とする分野や志望する大学などを限定して問題演習が行えるので、国立2次対策やより本質的に生物の学力を図りたい人におすすめです。
偏差値71以上の人
勉強法
偏差値71以上ともなると、実験考察問題など大変難しい問題をどれだけ解けるかにかかってきます。難関大学の問題では、初見の実験考察を問われ、それを記述していくため、どのように導けばいいのか、最初は戸惑います。その解き方などを参考書を使って理解して解き方を習得していくことが問われます。
おすすめの参考書
まずおすすめなのが「生物新・考える問題100選」です。考える力をメインに作られており、暗記だけではどうにもならず、生物の知識を活用していく力が求められます。解説もそれだけ詳しく載っており、ケース別に学習が行えるため、より高いレベルで習熟度を高められます。
もう1冊は「大森徹の最強講義117講生物」です。生物では数少ない計算問題、実験考察問題、そして論述までを網羅しています。計算問題では、実験で使う器具や試薬などを理解した上で解いていくことになるため、国立2次で計算問題がよく出る大学を受験する場合には、必ず手に入れておきたい1冊です。
生物は独学でも大丈夫か?
独学で生物の勉強をすることは可能かどうかですが、基本的に独学でも大丈夫です。そもそも暗記科目であり、基礎の基礎から学べる参考書も多く出回っています。偏差値70以上を目指す場合でも、そこに対応した参考書が出回っているほか、独学を行う人向けのサービスも充実し始めており、予備校に通わなくても学力を上げられる環境は整備されているので安心です。
生物の試験対策
定期テスト対策のコツ
定期テスト対策で有効なのは、まずテスト範囲を調べた後でその中で押さえるべき言葉をピックアップしていきます。それらを暗記するほか、授業で紹介した知識や実験の内容などを確認し、参考書を見ながら内容理解に努めます。インプットを入念に済ませ、演習問題でアウトプットを行っていき、習熟度を高めていましょう。
共通テスト(センター試験)対策のコツ
2021年の共通テストでは、これまでより設問の数が減っただけでなく、実験考察問題が増えたほか、イラストや表を用いた問題も増えるなど、これまでのセンター試験と比べてガラッと変わっています。しかし、正しい知識を用いれば正しい選択肢を見つけやすかったこともあり、大きく問題形式が変わりながらも平均点は70点を上回りました。とはいえ、平均点自体は例年安定していないため、注意が必要です。
新たな問題形式になれることや実験考察問題など基本的な知識をアレンジした問題を重点的にこなしていくことが求められます。
国立2次・私立入試対策のコツ
国立2次や私立入試対策として、実験考察問題がよく出てくるため、記述形式や選択形式に関係なく正しく理解できるかどうかが問われます。より難しい大学だと計算問題を交えるため、難易度は高くなります。ただ、大学に応じてだいぶ難易度が異なるため、志望大学に特化した対策を立て、過去問をしっかり解いて解説まで読み込んで解き方を習得していく必要があります。
【高校化学の勉強法】分野ごとの勉強のコツや入試対策・参考書について解説
まとめ
生物は暗記科目であるというのは、半分正しくて半分間違っており、実験考察問題の中には暗記した知識だけでなく、複数の知識をミックスさせて答えを導く問題もあります。一定のレベルまでは暗記を重点的に、より上を目指す場合には演習問題を徹底して解いて、選択肢から選ばなくても答えにたどり着く力をつけていきましょう。
大学受験における理科の勉強法を徹底解説!おすすめの参考書もご紹介
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