偏差値70は上位何%?点数の目安と勉強法
「偏差値70ってどれくらい?」
FAST-UP
偏差値70は上位約2.28%、100人中2人目にあたる水準です。平均点が50点のテストなら大きく上回る得点、共通テストなら80点台後半が目安になります。東京大学や早稲田大学など最難関を狙える位置です。
2026年9月時点の情報です。
偏差値70ってどれくらい?
偏差値70は、受験した集団の中でかなり上位に位置する成績です。まず数字の意味から整理します。
| 項目 | 偏差値70の目安 |
|---|---|
| 上位割合 | 約2.28% |
| 100人中の順位 | 2人目 |
| 共通テスト | 80点台後半 |
| 高校のレベル | その地域で最も難しい高校 |
| 大学のレベル | 国内の最難関大学が射程に入る |
偏差値70の定義
偏差値とは、受験した集団の中で自分がどの位置にいるかを表す指標です。平均点を偏差値50とし、その基準からどれくらい離れているかを数字にします。偏差値を使うことで、相対的に自分の実力が把握できます。
例えば自分の点数が60点だとしても、それが周りと比べて良いのか悪いのかは分かりません。平均点が40点なら高く、平均点が80点なら低いことになるからです。
偏差値が70と分かれば、平均よりかなり上にいると認識できます。つまり偏差値70は、受験した集団の平均点より大きく高い得点を取れている状態です。
偏差値70は上位何パーセント?100人中何人?
偏差値70は上位2.28パーセントにあたります。つまり100人中2人目です。希少性が高い位置だと分かります。
偏差値70の点数は100点満点だとどれくらい?
偏差値50が平均点と同じ点数なので、偏差値70は平均点より大きく上の点数になります。
- 平均点が70点のテスト:70点以上
- 平均点が50点のテスト:50点以上
同じ80点でも、平均点が高いテストか低いテストかで偏差値は変わります。点数だけを見て判断しないことが大切です。
偏差値70は共通テストだと何割?
共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が利用する全国一斉の試験)では、80点台後半が偏差値70あたりの目安になります。共通テストは平均が6割程度になるよう作られているため、平均を大きく上回る得点帯が必要になるからです。
そもそも偏差値とは
偏差値は、受験の意思決定を支える基本の指標です。受験では次のような場面で偏差値を使います。
- 志望校を決める
- 志望校と自分の実力の距離を把握する
- 自分の成績の伸びを確認する
偏差値の意味を理解しておかないと、間違った使い方をしてしまう可能性があります。順に確認します。
偏差値から分かること
偏差値からは、自分が受験者の中でどのくらいの位置にいるのかが分かります。
受験は周りとの競争です。そのため例年より高い点数が取れても、受験者の中で下位であれば不合格になります。この性質があるため、集団内の位置を示す偏差値が有効に働きます。
偏差値の平均や最高はいくつ?
偏差値は一般的に25〜75の間に収まります。しかし原理上は100以上やマイナスもあり得ます。
例えば100人が受験したテストで、99人が0点、1人が100点だった場合の偏差値は次のようになります。
| 得点 | 偏差値 |
|---|---|
| 0点(99人) | -49 |
| 100点(1人) | 149.5 |
とんでもない数字になりました。原理上はあり得ますが、このような偏差値が出るテストは自分に合っているテストとはいえません。
偏差値を使うメリット
偏差値を使うメリットは、点数に惑わされず集団の中での実力が測れることです。
例えば点数が80点だったとします。多くの人は「いい点数が取れた」と喜ぶでしょう。しかし偏差値が50だった場合、集団の平均が80点だったということになり、喜べるほどの結果ではないと分かります。
また模試(本番を想定した全国規模の実力テスト)では、志望校別の偏差値も出ます。志望者の中で自分がどのレベルかを把握できるということです。志望校ごとの偏差値を見れば、出願の判断、志望校の変更、勉強方針の修正など、今後の指針を立てられます。
偏差値70はどれくらい頭いいの?
偏差値70は、進学者全体で見てもかなり上位の学力層です。
一般的にはかなり上位に入る
日本の大学進学率は約50%です。その中のおよそ上位2%と考えると、偏差値70は希少性のある位置になります。多くの人から学力の高い人という評価を得られる水準です。
大学受験においても上の方
偏差値70は大学受験の世界でも上位層です。多くの人が知っている難関大学に合格できる実力があります。
偏差値70の人に共通する特徴3選
偏差値70に届いている受験生には、次のような傾向が見られます。
理解できるまでのスピードが速い
理解に10分かかる内容を5分で理解する、といった速さが見られます。そのため授業中に内容をほぼ理解してしまいます。テスト前に初めて理解する人と、すでに一度理解している人では、取れる点数も変わります。
覚えたことを忘れにくい
記憶力に自信を持っている傾向があります。一度覚えたことを数か月経っても覚えているなど、受験で有利に働いている場合が多く見られます。
勉強に没頭している
「めんどくさい」「いやだ」という気持ちで勉強していないケースが目立ちます。受験そのものを楽しんでいるような様子です。人は没頭しているときに最もパフォーマンスを発揮します。余計なことを考えず集中できるためです。
偏差値70の高校はどんな感じ?
偏差値70の高校は難関レベルです。その地域で最も難しい高校を想像すると近くなります。
偏差値70の高校のあるある
さほど勉強していない人が多い
偏差値70と聞くと、一生懸命勉強してきた人のイメージを持つかもしれません。しかしこのレベルになると素質も大きく関わります。一度覚えたらなかなか忘れない、集中力が非常に高いといったタイプです。そのため、受験勉強にさほど力を入れていない人も一定数います。
中学受験をしている人が多い
偏差値70の高校に通う人は、家庭が教育熱心であることもしばしばあります。そのため中学受験を経験した人が他の高校より多くなります。中学受験をしている人は、周りが遊んでいる小学生の時期に勉強をしているため、学力の貯金が大きい場合があります。
超努力型の人がいる
ここまで天才型の特徴を紹介しましたが、中にはとても努力をして入学した人もいます。毎日10時間勉強し、移動中も勉強していたようなタイプです。ある意味では努力の天才といえます。
偏差値70の高校に行くには
偏差値70の高校を目指す場合は、早めの勉強が鍵になります。高校受験では勉強量がものをいう場面が多いためです。いかに早いスタートダッシュを切るかを意識しましょう。土日は友達と図書館で勉強すると約束するなど、続く仕組みを作る方法も有効です。
偏差値70で合格できる大学はどこ?
偏差値70あれば、国内のほぼすべての大学が選択肢に入ります。具体的なイメージを持つために確認します。
偏差値70の有名国立大学
| 大学名 | 位置づけ |
|---|---|
| 東京大学 | 最難関。合格圏に入る |
| 京都大学 | 最難関。合格圏に入る |
| 大阪大学 | 最難関。合格圏に入る |
| 東京医科歯科大学 | 医療系の難関 |
| 名古屋大学 | 医学部で偏差値70前後 |
| 筑波大学 | 医学部で偏差値70前後 |
偏差値70あれば、東京大学、京都大学、大阪大学が合格圏に入ります。名古屋大学、筑波大学は医学部で偏差値70というところです。
偏差値70の有名私立大学
| 大学名 | 位置づけ |
|---|---|
| 慶應義塾大学 | 私立最難関 |
| 早稲田大学 | 私立最難関 |
| 上智大学 | 難関 |
| 同志社大学 | 関西私立のトップ |
| 中央大学 | 難関 |
| 自治医科大学 | 医療系の難関 |
難関私立大学が勢ぞろいしています。私立トップの早慶はもちろん、関西私立大学トップの同志社大学も合格圏です。なお慶応大学と表記されることもありますが、正式名称は慶應義塾大学です。
併願の組み方まで含めて考えると、この偏差値帯の強みを生かしやすくなります。出願校数の考え方は大学受験は何校まで併願できるかの解説も参考になります。
偏差値70になるには?到達する方法を解説
偏差値70に近づく手順は、今の偏差値帯によって変わります。自分の位置に合った勉強を選ぶことが最短ルートです。
偏差値70に到達するために必要な勉強時間
高校生の場合、次の勉強量が目安になります。
| 区分 | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 平日 | 高校の授業以外に5時間以上 |
| 休日 | 10時間程度 |
平日の勉強時間が1〜2時間という場合は、量が不足している可能性が高くなります。
偏差値30以下の人の場合
偏差値30以下の場合は、まず中学・高校1年生レベルの勉強から始めることが大切です。大学受験の勉強は、それまでの学習の上に積み上がる形になっているためです。
やってはいけないのは、周りに流されて大学受験用の参考書に手を出すことです。周りと同じ勉強をしても成績は伸びにくく、時間がもったいない結果になります。自分のレベルに合った勉強を選びましょう。
偏差値30〜40の人の場合
偏差値30〜40の場合は、高校1〜2年の基礎問題から始めます。この段階でも、一般的な大学受験の教材は早すぎます。基礎を固めることが一番の近道です。
高校1〜2年の基礎問題がまったく分からない場合は、中学の教材に戻ってやり直すほうが、結果的に時間短縮につながります。
偏差値40〜60の人の場合
偏差値40〜60の場合は、大学受験の一般的な参考書を繰り返すことが中心になります。科目ごとの進め方を固めたい場合は、生物の勉強法とおすすめ参考書のような教科別の記事も使えます。
偏差値60〜70の人の場合
偏差値60〜70の場合は、難しい問題を重点的に扱います。このレベルでは基礎が解けるのは当たり前で、差がつくのは難問の正答率だからです。
難問に取り組むのは集中力が要り、心理的なハードルも上がります。そこを越えて難問に向き合い続けられた人は、偏差値70が現実的な距離になります。
よくある間違い:参考書を次々に買い替える
最も多い失敗は、参考書を増やしすぎることです。受験期は心身にストレスがかかり続け、不安を感じやすくなります。「隣の人はこの参考書で成績が上がったらしい」と聞くと、つい買ってしまいます。
回避策は、使う参考書を絞って反復すると決めておくことです。どの参考書を使うかより、その参考書をどう使ったかのほうが結果を左右します。買い足したくなったら、今の1冊を何周したかを先に確認しましょう。教材費や塾代の全体像は高校生の塾の費用の相場でも整理しています。
FAST-UPが見てきた偏差値70到達者の共通点
指導現場で見ていると、偏差値70に届く受験生は「やる教材が少ない」という共通点があります。新しい問題集に移る前に、同じ1冊で解き直しを重ねている印象です。
つまずきやすいのは、伸びが止まった時期に原因を教材のせいにしてしまう場面です。実際には、解けなかった問題の解き直しが抜けていたり、基礎の穴が残っていたりすることが多く見られます。難関私大を目指す受験生ほど、応用問題に早く進みたくなり、この抜けが表面化しやすい傾向があります。
もう一つは、模試の判定だけを見て一喜一憂してしまうことです。判定より、どの分野で何点落としたかを見るほうが、次の一週間の行動が決まります。2027年度入試に向けても、この見方は変わりません。
まとめ
- 偏差値70は受験した集団のかなり上位。上位約2.28%、100人中2人目
- 偏差値70だと日本のほとんどの大学が狙える
- 自分の実力に合った勉強法を選ぶことが最短ルート
偏差値は相対評価です。上げるには、周りより速いペースで伸ばす必要があります。そのためには、今の自分の位置に合った教材と、反復のしかたを決めておくことが土台になります。
よくある質問
Q. 偏差値70は上位何パーセントですか。 A. 上位2.28パーセントです。100人が受験したテストなら2人目にあたります。
Q. 偏差値70はテストで何点くらいですか。 A. 平均点によって変わります。平均点が70点のテストなら70点以上、平均点が50点のテストなら50点以上が目安です。同じ点数でも、平均点が低いテストほど偏差値は高く出ます。
Q. 偏差値70は共通テストで何割ですか。 A. 80点台後半が目安です。共通テストは平均が6割程度になるよう作られているため、平均を大きく上回る得点が必要になります。
Q. 偏差値は100を超えることがありますか。 A. 原理上はあり得ます。100人中99人が0点、1人が100点のようなテストでは、100点の人の偏差値は149.5になります。ただし通常は25〜75の範囲に収まります。
Q. 偏差値が上がらないときは何を見直せばよいですか。 A. まず今の偏差値帯に教材が合っているかを確認します。基礎が不安な段階で難関大向けの参考書を使うと、伸びにくくなります。次に、1冊を何周したかを確認し、解き直しが抜けていないかを点検します。


