偏差値55はどのくらい?上位何%・点数と勉強法
「偏差値55ってどれくらい?」
FAST-UP
偏差値55は上位およそ30.85パーセント、100人中30番目あたりの成績です。点数は平均点より少し上で、平均70点のテストなら70点を超えるあたりが目安。一般には良い方ですが、大学受験では中位層にあたります。
2026年9月時点の情報です。
偏差値55はどのくらい?上位何パーセント・何点か
偏差値55は、受けた集団の平均より少し上の位置です。上位約30.85パーセント、つまり100人中30番目あたりに相当します。
偏差値55の定義
偏差値とは、受験した集団の中で自分がどの位置にいるかを表す指標です。平均点を偏差値50とし、その基準からどれくらい離れているかを数字にします。
偏差値を使えば、相対的に自分の実力を把握できます。例えば自分の点数が60点だとしても、それが周りと比べて良いのか悪いのかは分かりません。平均点が40点なら高く、平均点が80点なら低いことになるからです。
一方、偏差値が60と分かれば、平均よりかなり上にいると認識できます。このことから、偏差値55は受けた集団の平均点より高い点数を取れている状態だと分かります。
偏差値55は上位何パーセント?100人中何人?
偏差値55は上位30.85パーセントです。つまり100人中30番目あたりということになります。
偏差値55の点数は100点満点だとどれくらい?
偏差値50は平均点とまったく同じです。したがって偏差値55は平均点より少し上になります。
| テストの平均点 | 偏差値55あたりの点数 |
|---|---|
| 平均70点 | 70点以上 |
| 平均50点 | 50点以上 |
偏差値55は5教科では何点?
5教科でも考え方は同じで、決まった点数はありません。5教科の偏差値は合計点をもとに算出されるため、合計点の平均を少し上回るあたりが偏差値55の目安になります。
平均点が高い回なら高い合計点が必要になり、平均点が低い回なら低い合計点でも偏差値55に届きます。まずは成績表に載っている平均点を確認するのが確実です。
偏差値55は共通テストだと何割?
偏差値55は上位30パーセントほどの成績です。共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が合否判定に使う全国共通の試験)は6割が平均となるように作られているため、60点台を取れば偏差値55あたりになると考えられます。
そもそも偏差値とは
偏差値は、点数そのものではなく集団内での位置を示す数字です。使い方を誤ると、志望校選びの判断まで狂います。
受験では次の場面で偏差値を活用します。
- 志望校を決める
- 志望校と自分の実力の距離を把握する
- 自分の成績の伸びを確認する
偏差値から分かること
偏差値からは、自分が受験者の中でどのくらいの位置にいるかが分かります。
受験は周りとの競争です。例年より高い点数が取れたとしても、受験者の中で下位であれば不合格になります。この性質があるため、集団内の位置を示す偏差値が有効に働きます。
偏差値の平均や最高はいくつ?
偏差値は一般的に25〜75の間に収まります。しかし原理上は100以上やマイナスもあり得ます。
例えば100人が受けたテストで、99人が0点、1人が100点だった場合の偏差値は次のようになります。
- 0点の人:-49
- 100点の人:149.5
とんでもない数字ですが、原理上はあり得ます。ただし、このような偏差値が出るテストは、自分に合っているテストとは言えないでしょう。
偏差値を使うメリット
偏差値を使うメリットは、点数に惑わされず集団の中での実力を測れることです。
例えば点数が80点だったとします。多くの人は「いい点数が取れた」と喜ぶでしょう。しかし偏差値が50なら、集団の平均が80点だったということで、喜べるほどの点数ではないと分かります。
また模試では志望校別の偏差値も出ます。志望者の中で自分がどのレベルかが把握できるため、次の判断につなげられます。
- 出願を決断する
- 志望校を変更する
- 勉強方針を修正する
偏差値55は頭悪い?頭いい?
評価は基準の置き方で変わります。一般的には良い方ですが、大学受験の中では真ん中あたりです。
一般的には良い方
偏差値55は一般的には良い方です。ある程度勉強を頑張ってきたという評価を得られるでしょう。
大学受験においては真ん中あたり
一般には良い方の偏差値55も、大学受験では真ん中あたりになります。大学受験の世界では難易度の高い大学が注目され、それ以外の大学は名前も知られていないことが多いためです。
どこを基準にするかで変わる
ここまで見てきたように、偏差値55の評価は基準をどこに置くかで決まります。人によって評価が分かれると言えるでしょう。
よくある間違い:偏差値55を固定の点数だと思い込む
「偏差値55なら何点」と一律に決まっていると思い込むのは、よくある間違いです。偏差値は平均点との差で決まるため、同じ点数でも回によって偏差値は変わります。
回避策は、模試や定期テストの成績表で毎回の平均点を確認し、自分の点数が平均からどれだけ離れているかで見ることです。点数の上下ではなく、平均との差の変化を追うと、実力が伸びたかどうかを取り違えずに判断できます。
偏差値55が目安になる大学
偏差値55の目安として挙げられる大学は、次のとおりです。難易度は年度や学部、模試の種類で変わるため、志望校の最新の入試情報で確認します。
| 区分 | 大学 |
|---|---|
| 国公立 | 秋田大学/山形大学/茨城大学/宇都宮大学/群馬大学/上越教育大学/富山大学/鳥取大学/山口大学/愛媛大学/高知大学/佐賀大学/長崎大学/大分大学/鹿児島大学/静岡文化芸術大学/静岡県立大学/尾道市立大学 |
| 私立 | 北海学園大学/東北学院大学/東北芸術工科大学/茨城キリスト教大学/共愛学園前橋国際大学/跡見学園女子大学/文教大学/桜美林大学/大妻女子大学/大正大学/大東文化大学/拓殖大学/東海大学/東京経済大学/東洋大学/東京都市大学/神奈川大学/関東学院大学/愛知学院大学/金城学院大学/椙山女学園大学 |
受験する大学の組み合わせを考える段階では、大学受験は何校まで併願できるかも合わせて確認すると計画が立てやすくなります。
偏差値55から難関大学に合格するための勉強法
偏差値55から難関大学を目指すなら、基礎を固め切ることが最短ルートです。難関大学の入試でも基礎〜標準レベルの問題が得点源になるためです。
そもそも偏差値55からの難関大学合格は可能?
可能です。ただし簡単ではありません。受験シーズンになればどの受験生も勉強量が増えるため、普通に勉強していては偏差値が変わらないからです。
多くの時間をかけ、効率的に学ぶことで、ようやく周りの成長速度を超えて成績が伸びます。厳しい道であることは忘れないようにしましょう。
国語
まず大切なのは知識を固めることです。難関大学でも、漢字の読み書き、慣用句、四字熟語、古文単語、古文文法など、知っていれば一瞬で解ける問題が多く出題されます。知識問題を落とすと他の受験生と大きな差ができるため、まずは即答できる状態まで知識を固めます。
次にやるべきことは基礎の徹底です。難関大学では、基礎〜標準レベルの問題をいかに落とさないかが重要になります。そのためには基礎を何度も繰り返すことです。
最後は時間に間に合わせるトレーニングです。実力があっても発揮できるとは限らず、実力を出せるよう時間配分をする必要があります。時間配分の上手さは、基礎を学んだ後にどれだけ過去問を繰り返せたかと直結します。
数学
まずは基礎を固めます。数学が伸びない人の特徴は、基礎を理解しないまま次に進むことです。
数学は積み重ねの科目です。基礎の知識を使って標準問題を解き、標準問題の知識を使って発展問題を解きます。そのため土台となる基礎を適当に済ませると、取り返しがつかなくなります。基礎の問題で分からないところを「まあいいか」でスルーしないことが大切です。
また、5分考えても分からない問題は解答を見るようにします。数学の落とし穴は、1問に数十分も時間を使ってしまうことです。数学的な思考力は基礎を理解して問題演習を重ねる中で身につくもので、考えているだけでは成長しません。受験は時間との勝負なので、分からなければすぐに解答を見て理解に時間をかけます。
英語
英語はどの大学を受験するにしても重要です。配点が大きく、合否に直結するからです。
勉強の順番は、英単語→英文法→英文解釈→長文です。長文から始めてはいけません。なんとなく多読しても力はつかないからです。英単語、英文法、英文解釈を学び、一文を正しく読めるようにすることが先です。その上で長文を多読すれば、成績は順調に上がります。
この中で特に重要なのが英単語です。長文を読む際、ある単語の意味を5秒かけて思い出す人と瞬時に思い出す人では、読むスピードがまったく変わります。そのため英単語は瞬時に意味が分かるレベルまで取り組みます。
具体的には反復が有効です。人の脳は何度も使った情報を短期記憶から長期記憶へ移します。何度も使う情報は生存する上で重要な情報だと脳が判断するためです。難関大学に合格する人は、英単語帳100周と聞いても驚きません。この水準が当たり前だと知っておきましょう。
理科系科目
理科系科目では、まず図やイラストを見ながら基礎知識を学びます。理科系は暗記が少ないからと知識を軽視しがちですが、知識を土台としてどんな問題も成り立っています。
基礎知識を学ぶときは、図やイラストも同時に確認します。イラストを見ることで、文章だけよりも記憶が定着しやすくなります。この習慣をつけるかどうかで、1年後の実力は大きく変わります。
次に問題集で基礎知識のテストをします。テストをすれば、知識が頭に入っているかを客観的に確認できるからです。受験生は「参考書3周したから完璧」と都合よく考えてしまいがちで、「できたつもり」に陥ります。できていないところは、解説を読む、参考書で間違えた分野を学び直すなどして必ずフォローします。
基礎知識が身についたら発展問題に進みます。発展問題は知識をそのまま答える問題より難易度が上がるため、最初は問題文が理解できない、知識の使い方が分からないといった状態になります。それでも解説を読み、「分からない」を「分かった」に変えていけば対応力はつきます。科目別の進め方は生物の勉強法とおすすめ参考書も参考になります。
社会系科目
まず大切なのは、一問一答(用語を短い問いの形で確認する暗記用の問題集)で基礎知識を入れることです。どの大学でも教科書レベルの知識を完璧にすることが必須になります。
教科書を読んでいて知らない語彙や人物名が次々に出てくると、内容が頭に入らなくなります。逆に語句を先に頭に入れておけば、教科書の内容が一気に入ってきます。
次は教科書を使って流れで覚えます。「一問一答を完璧にしたのに点数が取れない」という現象は、知識が点でしか捉えられていないために起こります。「この人物はこの時代にこういうことをし、その影響で次の時代の〜につながった」というように、知識を線にしていくことで得点力がつきます。
その後は問題を解きます。実際に解くと「こういう聞かれ方をするのか」という発見があります。日本史なら「仏教の歴史について」「文字の歴史について」など、テーマごとの出題もあります。こうした問題を解き、新たな角度でまとめ直す作業を繰り返すことで、安定した力がついていきます。
偏差値55から難関大学を目指す1年間の勉強計画
夏までに基礎を終えられるかが分かれ目になります。基礎が終わらないと、標準・発展・過去問に充てる時間がなくなるからです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 4月〜6月 | 基礎固め。勉強習慣をつけ、必ず押さえたい知識に集中する |
| 7月〜9月 | 基礎力を仕上げる。特に夏休みの終わりまでに基礎を終わらせる |
| 10月〜12月 | 標準・発展問題に取り組む。12月には過去問に入れていると理想 |
| 12月〜受験日 | 過去問と向き合う。慣れつつ、分からないところを見つけて穴を埋める |
4〜6月にしっかり土台を作ることで、受験全体を通して成績が伸びていきます。まだ受験は先だからと気を抜かない意識が必要です。基礎、標準、発展と順調に学べてきた人は、過去問を解くほど成績が伸びていくでしょう。
FAST-UPが見てきた偏差値55からの伸び方
指導の現場で見ていると、偏差値55前後で止まる受験生には共通したつまずきがあります。多いのは、基礎の抜けを残したまま発展問題や過去問に手を伸ばしてしまうケースです。解説を読めば分かるので進んだ気になりますが、同種の問題でまた落とします。
もう一つ多いのが、模試の総合偏差値だけを見て科目ごとの穴を放置することです。偏差値は平均との差で決まるため、伸びた科目と落ちた科目が打ち消し合うと総合の数字は動きません。科目別・分野別に分けて確認すると、手をつける順番が見えてきます。
伸びる受験生に共通しているのは、「覚えたつもり」を自分で疑う習慣です。テスト形式で確認し、できなかった項目だけを翌日にもう一度当たる。この往復を淡々と続けた受験生が、秋以降に伸びていく傾向があります。
まとめ
重要なポイントをまとめます。
- 偏差値55は受けた集団の真ん中より上で、上位約30.85パーセント
- 点数は平均点次第で変わり、一律の点数では決まらない
- 偏差値55から難関大学の合格は可能
- 4〜8月で基礎を終えられるかが重要
学習環境を考える段階では、高校生の塾の費用の平均と相場も合わせて確認しておくと判断しやすくなります。
よくある質問
Q. 偏差値55は上位何パーセントですか。 A. 上位約30.85パーセントです。100人が受けたテストなら30番目あたりの位置になります。
Q. 偏差値55はテストで何点ですか。5教科だと何点ですか。 A. 決まった点数はありません。偏差値50が平均点なので、偏差値55は平均点より少し上です。平均70点のテストなら70点以上、平均50点なら50点以上が目安です。5教科の場合も、合計点の平均を少し上回るあたりになります。
Q. 偏差値55は頭が悪いのでしょうか。 A. 一般的には良い方です。ただし大学受験の中では真ん中あたりの位置にあたるため、どこを基準にするかで評価は変わります。
Q. 偏差値55から難関大学に合格できますか。 A. 可能です。ただし受験期は周りの勉強量も増えるため、同じペースでは偏差値は変わりません。基礎を夏までに固め、秋以降に標準・発展・過去問へ進む流れを作ることが必要です。
Q. 共通テストでは何割くらいが偏差値55の目安ですか。 A. 共通テストは6割が平均になるよう作られているため、60点台が偏差値55あたりの目安と考えられます。実際の平均点は年度や科目で変わります。


