明治大学のキャンパス4つを徹底解説|学年割れも
MARCHの1校であり、1番学生数の多い明治大学。
FAST-UP
明治大学のキャンパスは駿河台・和泉・生田・中野の4つです。法学部など文系6学部は1・2年生が和泉、3・4年生が駿河台に通う「学年割れ」で、理工学部と農学部は生田、国際日本学部と総合数理学部は中野に4年間通います。
2026年9月時点の情報です。
明治大学の4キャンパス一覧
先に全体像を押さえると迷いません。キャンパスごとに所在地と通う学部・学年が決まっています。
| キャンパス | 所在地 | 最寄駅 | 通う学部・学年 |
|---|---|---|---|
| 駿河台 | 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 | 御茶ノ水駅 徒歩約3分/新御茶ノ水駅 徒歩約5分/神保町駅 徒歩約5分 | 文系6学部の3・4年生 |
| 和泉 | 〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 | 明大前駅 | 文系6学部の1・2年生 |
| 生田 | 〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 | 生田駅 南口から徒歩10分 | 理工学部・農学部の1〜4年生 |
| 中野 | 〒164-8525 東京都中野区中野4-21-1 | 中野駅 北口より徒歩約8分 | 国際日本学部・総合数理学部の1〜4年生 |
文系6学部とは、法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部です。
駿河台キャンパス
明治大学の本拠地にあたるキャンパスです。中でも「リバティタワー」が特徴的で、地上23階、地下3階の建物です。
文系学部生用フロアが17階分あり、4階分は教室、研究所、事務室のフロアになっています。食堂や体育館はもちろん、地下駐車場まで完備された大きな施設です。
アクセスは次のとおりです。
- 住所:〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
- 御茶ノ水駅(JR中央線・総武線/東京メトロ丸ノ内線)徒歩約3分
- 新御茶ノ水駅(東京メトロ千代田線)徒歩約5分
- 神保町駅(都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線)徒歩約5分
和泉キャンパス
体育施設の充実が目を引くキャンパスです。和泉図書館や東棟・西棟からなる体育館、メディア棟などがあります。
体育館にはゴルフ練習場が備えられ、フィットネスルーム、クライミングウォール、屋内プールなど多くの設備が正課体育授業で使われています。時間によっては学生に開放もされています。
アクセスは次のとおりです。
- 住所:〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1
- 明大前駅(京王線・井の頭線)
生田キャンパス
最大の特徴は、四季を感じさせてくれる緑豊かな環境です。神奈川県川崎市の多摩丘陵の上にあり、春には桜やコブシが咲き、秋になるとたくさんのイチョウが色づきます。
農学部の農場や温室なども備えられています。
アクセスは次のとおりです。
- 住所:〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
- 生田駅(小田急線/準急・通勤準急・各駅停車)南口から徒歩10分
中野キャンパス
東京のサブカルチャーの街「中野」にあるキャンパスです。高層棟と低層棟をつなぐ5階まであるガラスの吹き抜けが開放的で、学生食堂には屋外テラス席も設けられています。
中野キャンパスは立地に恵まれています。新宿へも出やすいためです。
アクセスは次のとおりです。
- 住所:〒164-8525 東京都中野区中野4-21-1
- 中野駅(JR中央線快速・総武線、東京メトロ東西線)北口より徒歩約8分
生田キャンパスの所属学部
生田キャンパスは理系の学生が4年間通うキャンパスです。所属するのは理工学部と農学部です。
理工学部
理学と工学を学ぶことができ、合計8学科から成る学部です。学科は分かれているものの、実験の一部や体育、外国語は混合クラスで行われます。
特徴は、大学での4年間から大学院の前期2年間の間で連携した教育が受けられる点です。4年生のうちから大学院の授業を受けられたり、成績が優秀であれば飛入学(通常より早い学年で大学院へ進む制度)をすることができたりもします。理工学部独自の協定留学(大学間の協定に基づく交換留学)の制度もあります。
農学部
農学科、農芸化学科、生命科学科、食料環境制作学科の4学科に分かれています。動植物、微生物などの生命の仕組みを学び、バイオサイエンス、社会科学の面から食料や環境に関する問題の解決を目指す学部です。生命・食料・環境がキーワードになります。
全学科共通で1年生の時にキャンパス内で農場実習が受けられ、種まきから収穫までを体験できます。農学部独自の学部間協定留学や短期留学では、タイやハワイ、ミシガン州、バリなどで国外の農業についての知見を広げることができます。
中野キャンパスの所属学部
中野キャンパスは理系と文系の学部が混在しているキャンパスです。国際日本学部と総合数理学部が所属します。
国際日本学部
「日本と世界をつなぐ」について学ぶことができる学部です。200科目以上から授業を選ぶことが可能で、江戸学・刀剣文化論、アニメーション文化論、平和学など興味深い科目名が並びます。
日本と世界をつなぐのに必要な英語力を向上させるプログラムも用意されています。英語の授業では1年生の時点で読む・書くに加え、話す・聞くといった力をしっかりとつけていきます。学生は5人に1人が留学生という国際的な学部です。
総合数理学部
2013年に新設され、明治大学では最も新しい学部です。数理科学と情報技術を学ぶことができ、3つの学科に分かれています。
- 現象数理学科:さまざまな事柄を数学を用いて学ぶ
- 先端メディアサイエンス学科:コンピュータサイエンスとそれを支える数学を学ぶ
- ネットワークデザイン学科:スマートな社会の実現のために身近なネットワークデザインの技術を学ぶ
駿河台キャンパス・和泉キャンパスの所属学部
この2つのキャンパスには同じ学部が所属し、学年によって通うキャンパスが変わります。1・2年生は和泉キャンパス、3・4年生は駿河台キャンパスです。所属学部は文系学部のみです。
法学部
法学部は明治大学の始まりともいえる学部です。明治大学が明治法律学校として創立された大学であるためです。
5つのコースに分かれており、法律科目だけではなく、科学・歴史・心理学など幅広いジャンルから授業を選んでいくことができます。法学部を卒業後に就職した人の約20%が公務員になっています。
商学部
日本初の私立大学の商科で、110年以上の歴史があります。商学を「総合市場科学」と捉え、多角的に学んでいきます。
2年生から履修するゼミでは2つのゼミを同時に履修することが可能です。3年生になると7つのコースから学びたいコースを選べます。ビジネスとして「ファッション」を学べるのも大きな特徴で、約2週間パリで学ぶフレンチファッションプログラムでは、講義以外にパリのブランド本店や工房、文化展の見学があります。
政治経済学部
経済学科・政治学科・地域行政学科の3学科に分かれています。行政・経済・政治に役立つ科目はもちろん、外国文学から社会心理学、マスメディア論、歴史など幅広い科目から学ぶことができます。
国際的に活躍するために必要な英語力をつける学部独自の英語教育プログラム、ACE(英語実践力特別強化プログラム)もあります。
文学部
学科や専攻を超えて授業を選択できる点が特徴です。3学科14専攻で少人数で専攻分野を深く学びながら、関心に応じて履修を広げられます。
文学部ができた当時は夏目漱石らも教えていましたが、一度は閉鎖されてしまいます。復活運動を経て今の文学部があります。外国語にも力を入れており、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・朝鮮語が用意されています。教員免許の取得割合が全学部の中で最も多く、公務員の道に進む人が多いのも特徴です。
経営学部
日本の私学初の経営学部で、「明日に役立つ人間を作る」という価値観を大切にしている学部です。営利企業のマネジメント、会計、行政や非営利組織について学ぶことができます。
1年生の間は3つある学科すべての基礎を学び、2年生から学科が分かれます。要件を満たし選ばれた人が受けられるGREATという、4年間英語で経営学を学ぶカリキュラムもあります。デュアルディグリー・プログラム(2つの大学の学位を取得する課程)では、経営学部で2年半学び、3年の秋学期からカナダのヴィクトリア大学へ留学し、最終的に5年間で両学の学位を取得することが可能です。
情報コミュニケーション学部
必修の授業は1教科のみで、その他は800の授業から自分で好きな授業を選んで組み合わせることができます。授業の内容は法律、ジェンダー、経済、脳科学、哲学、憲法など多岐に渡ります。
1つの学問に絞らず、あらゆる分野・領域を学べる点が特徴です。外国語では英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国語に加えてタイ語も選択できます。SPICEという英語強化プログラムも用意されています。
明治大学は学年でキャンパスが変わるのか
明治大学は「学年割れ」の大学の一つです。大学には学部ごとに通うキャンパスが変わる「学部割れ」と、学年ごとに変わる「学年割れ」があります。
法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の6学部の学生が、1・2年生の時は和泉キャンパス、3・4年生になると駿河台キャンパスに通います。この6学部以外では、国際日本学部と総合数理学部の学生は中野キャンパス、理工学部と農学部の学生は生田キャンパスに4年間通います。
キャンパスが変わるメリット
4年間を新鮮な気持ちで過ごせる点がメリットです。同じ場所に通い続けるのではなく、前半は郊外のキャンパス、後半は都会のキャンパスに通うことで気持ちを切り替えられます。
3年生、4年生になると就職活動を意識するようになります。その時期に通うのが都会のキャンパスであることは大きなメリットといえます。対照的な2つのキャンパスで過ごせる時間は貴重な経験です。
キャンパスが変わるデメリット
1・2年生の時に必要な単位を落としてしまった場合、3・4年生になっても1・2年生のキャンパスまで通わなければならず不便です。
また先輩と後輩の交流が減ってしまうことも、学年割れのデメリットです。サークル活動の場所が中心メンバーとなる1・2年生のキャンパスだと、ただでさえ忙しい上級生の参加回数が減り、結果的に先輩・後輩の繋がりが薄くなってしまいます。
よくある間違い:キャンパス名だけで通学を判断してしまう
よくある間違いは、「明治大学は御茶ノ水」というイメージだけで通学時間を見積もってしまうことです。文系6学部は1・2年生を明大前の和泉キャンパスで過ごすため、入学直後の通学先は駿河台ではありません。
回避策は、志望学部ごとに「1・2年生のキャンパス」と「3・4年生のキャンパス」を分けて調べ、両方の通学ルートを確かめておくことです。理工学部や農学部は生田、国際日本学部と総合数理学部は中野で4年間なので、学部によって前提が変わります。
FAST-UPが見てきたキャンパス選びのつまずき
指導現場で多いのは、キャンパスの雰囲気で志望学部を決めてしまい、後から学ぶ内容とのずれに気づくケースです。明治大学は学部ごとに履修の自由度や語学の選択肢が大きく異なります。学部パンフレットの科目名まで目を通した受験生は、志望理由がぶれにくくなります。
もう一つのつまずきは、通学時間を軽く見積もることです。都心と郊外の両方に通う学年割れの大学では、入学後の生活イメージが受験期のモチベーションにも影響します。オープンキャンパスや下見の際は、実際の電車の乗り換えと所要時間まで確認しておくと判断がしやすくなります。
GMARCH他大学との比較で迷う場合は、中央大学の人気学部と学部序列の解説や法政大学の著名な卒業生33選も合わせて読むと、学部ごとの特色の違いがつかみやすくなります。
まとめ
明治大学にはキャンパスが4つあります。リバティタワーで有名な本拠地「駿河台キャンパス」、サークル活動なども盛んな「和泉キャンパス」、多摩丘陵の上にある緑豊かな「生田キャンパス」、文系学部と理系学部の学生が通う「中野キャンパス」です。
大半の学部(6つの文系学部)では1・2年生が和泉キャンパス、3・4年生が駿河台キャンパスに通う学年割れです。理工学部と農学部の学生は生田キャンパス、国際日本学部と総合数理学部の学生は中野キャンパスでそれぞれ4年間学びます。学年割れにはメリットとデメリットの両方があるため、両方を理解した上で大学選びの参考にすると判断しやすくなります。
よくある質問
Q. 1・2年生と3・4年生でキャンパスが変わるのはどの学部ですか。 A. 法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の6学部です。1・2年生は和泉キャンパス、3・4年生は駿河台キャンパスに通います。
Q. 4年間同じキャンパスに通える学部はありますか。 A. あります。理工学部と農学部は生田キャンパス、国際日本学部と総合数理学部は中野キャンパスに4年間通います。
Q. 各キャンパスの最寄駅はどこですか。 A. 駿河台は御茶ノ水駅・新御茶ノ水駅・神保町駅、和泉は明大前駅、生田は生田駅、中野は中野駅です。
Q. 単位を落とすと前のキャンパスに通うことになりますか。 A. 1・2年生で必要な単位を落とした場合、3・4年生になってから1・2年生のキャンパスまで通う必要が出てきます。移動の負担が大きいため、低学年のうちに単位を取り切る前提で計画を立てると安心です。


