明治大学で公認会計士を目指す学部と講座・奨学金
公認会計士とは、監査・税務・会計コンサルティングのスペシャリストで…
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明治大学で公認会計士を目指すなら、経営学部か商学部が有力です。財務会計論や企業法など、試験科目と重なる授業を履修しやすいためです。合格には大学の講座に加え、専門学校を併用するダブルスクールを選ぶ人が多いとされます。
2026年9月時点の情報です。
公認会計士とはどんな資格か
公認会計士は、監査・税務・会計コンサルティングのスペシャリストです。なかでも監査は、公認会計士資格を保有している人しか担当できない「独占業務」として知られています。
専門性が高いため、時代の変化の影響を受けにくく、一定のニーズがある職業としての位置を確立しています。明治大学でも公認会計士を目指して勉強する学生は多く、大学側のバックアップ体制も整えられています。
明治大学で公認会計士を目指すなら何学部か
卒業に必要な必修科目や、自由に選べる選択科目が公認会計士試験に直結する学部を選ぶことが重要です。学部選びの段階で、試験勉強との重なりを意識しておくと、入学後の負担が変わります。
経営学部か商学部が有力
公認会計士試験の合格を目指す場合は、経営学部もしくは商学部への入学が有力な選択肢になります。
明治大学経営学部は、日本の私立大学で最初の経営学部として誕生した歴史を持ち、グローバル経営人材の育成に力を注いでいます。明治大学商学部は「商学科」のみの単一学科制度を導入しており、商学に関するあらゆる内容を横断的に学べます。
どちらも明治大学のなかで人気のある学部です。早い段階から入試に向けて対策しておくと安心です。
経営学部・商学部が向いている理由
理由は、普段学ぶ内容と公認会計士試験との関連性にあります。
公認会計士試験は学部を限定することなく誰でも受験できますが、会計学や企業法に関する高度な内容が出題されます。そのため、普段から経営学部や商学部で会計について学んでいることが、ひとつのアドバンテージになります。
特に財務会計論・管理会計論・監査論・企業法に関する授業が開講されている学部であれば、試験勉強に直結させられます。
なお、学部の人気や特色は大学ごとに大きく異なります。GMARCH内で比較したい場合は、中央大学の人気学部と学部序列も参考になります。
明治大学の公認会計士試験合格率
明治大学の公認会計士試験合格率は、2020年段階で10.1%です。全体の合格率を上回っており、明治大学生は平均以上の合格率を示しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 明治大学の合格率(2020年) | 10.1% |
| 明治大学出身の合格者 | 65名 |
| うち現役学生 | 41名 |
| 公認会計士試験全体の合格率 | 9.6% |
難関国家試験である公認会計士試験の突破を見据えて、あえて明治大学を選んで入学する学生も存在します。
明治大学で公認会計士を目指すならダブルスクールは必要か
ダブルスクールとは、資格試験の合格を目指す人向けの専門学校にも同時に通う学習スタイルのことです。カルチャースクールや社会人向けのスクールとは異なり、特定の資格を得たいと考える人だけが集まる点が特徴です。
公認会計士試験だけでなく、弁護士試験・社会保険労務士試験など、難関国家資格を受ける人の多くがダブルスクールを活用しています。
現役合格・短期合格を狙うなら有効
現役合格や短期間での合格を目指す場合は、ダブルスクールの活用が有効です。大学の授業は試験範囲のすべてを網羅しているわけではなく、出題傾向や過去問に踏み込んだ指導もほとんど行われないためです。
独学で合格する人もいますが非常に稀であり、何年も時間をかけてコストを抑えながら勉強する人向きのスタイルといえます。
大学に加えて専門学校にも通うため、スケジュールは多忙になります。受験期間は割り切って取り組む姿勢も必要です。
大学だけでは学べないことを学べる
大学は、特定の資格合格を目指す専門学校ではありません。そのため、仕事に直結する実務的な学びよりも、学問の根幹や考え方を問う学びが中心になっていることが多いです。
公認会計士試験に有利な経営学部や商学部の授業でも、試験に出題されるすべての範囲を扱うわけではありません。出題傾向や過去問対策まで踏み込んだ授業はほとんどなく、公認会計士試験の受験生だけを対象とした授業は基本的に展開されていません。
基本的な知識は大学で、試験に特化した学びは専門学校で、と分けることで効率のよい学習になります。
公認会計士試験の受験生同士のコミュニティができる
ダブルスクールに通うのは明治大学生だけではありません。さまざまな大学から学生が集まるほか、現役生だけでなく浪人生や社会人も多数在籍しています。
受験生同士のコミュニティができるため、勉強スタイル・勉強している時間帯・勉強法などの情報交換が可能です。自然とモチベーションを高めやすい環境になります。
専門学校には合格ノウハウが蓄積されている
専門学校は公認会計士試験に特化しているため、合格率も高くなっています。長年積み上げてきた指導ノウハウや独自の学習カリキュラムを持つ専門学校も多く、ナレッジが十分に蓄積されている点が強みです。
必要なときに必要な学びを得て合格可能性を上げたい人は、ダブルスクールを検討する価値があります。
よくある間違い:学部名だけで決めて入試対策が遅れる
よくある間違いは、「会計士に有利」という理由だけで経営学部・商学部に志望を決め、入試そのものの対策が後回しになることです。
経営学部と商学部はどちらも明治大学のなかで人気があり、学部ごとに入試方式や配点が異なります。資格取得は入学できて初めて始まる話です。
回避策は、志望理由を資格から考えつつ、対策の優先順位は入試科目から組み立てることです。学部・方式を早い段階で確定させ、過去問の分析と科目配分を先に決めておくと、受験期の迷いが減ります。
明治大学の公認会計士向け講座
明治大学で開講されている、公認会計士試験に直結しやすい科目を紹介します。入学後の科目選択にも役立ちます。
| 科目 | 学ぶ内容の中心 |
|---|---|
| 財務会計論 | 決算書類を用いた経営状態の可視化 |
| 管理会計論 | 会計情報を経営判断に活用する手法 |
| 監査法 | 日本の監査制度と監査の進め方 |
| 企業法 | 会社法・商法・金融商品取引法など |
財務会計論
財務会計論とは、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書を用いて経営状態を可視化する手法を学ぶ学問です。
会計原則に則って経営活動を見やすくする手法であり、株主・取引先・従業員などのステークホルダー(企業と利害関係を持つ関係者)向けに情報を公開する場面も多くあります。その後の企業活動や資金調達を円滑にする目的も強く、財務会計を学ぶことは公認会計士にとって必須です。
管理会計論
管理会計論とは、企業会計の一種である「管理会計」に関する学問です。
会計情報を経営者の意思決定に役立てる手法で、組織内部の業績測定・業績評価など「管理」に用いることからこの名前がつけられました。財務会計と対を成す考え方でありながら、公認会計士はどちらの知識も身につけておく必要があります。
監査法
監査法とは、日本における監査制度を正しく理解し、公認会計士の独占業務である「監査」を理解するための法律・学問です。
法令・条例・社内規定など遵守すべき項目を会社が守っているか、正当かつ健全な企業活動ができているかをチェックします。第三者がチェックする外部監査、監査部など自社内の独立部署がチェックする内部監査、あらかじめ監査役として任命された人がチェックする監査役監査など、多数の方法が存在します。
企業法
企業法とは、会社法・商法・金融商品取引法など、会社運営に関する法律を習得する学問です。
公認会計士試験では数少ない純粋な法律科目として出題されることもあり、特に会社法に関する知識は不可欠です。条文の暗記も必要であり、専門学校だけでなく大学で日常的に法律に触れておくことが理想です。
明治大学の公認会計士報奨金と奨学金
明治大学には、公認会計士報奨金制度があります。在学中の合格を目指すうえでの目標にもなります。
在学中に試験に合格するともらえる
公認会計士報奨金制度は、在学中に公認会計士試験を突破した人を対象に報奨金を与える制度です。
駿河台キャンパスのリバティータワーで報奨金授与式が開催され、学部生・大学院研究所所属生のうち現役合格した人に報奨金目録が手渡されます。金額は50万円程度になることが多く、学生にとっては高額です。報奨金をひとつのモチベーションにしている人もいます。
奨学金を活用して公認会計士試験突破を目指す人もいる
明治大学は、報奨金制度だけでなく奨学金制度も充実しています。テキスト代やダブルスクールの費用がかかる公認会計士試験の受験生が利用することも多く、挑戦を支える仕組みになっています。
- おお明治奨学金
- 明治大学給付奨学金
- 明治鉱業奨学金
- 明治大学校友会「つなげ!紫紺のたすき」奨学金
- 明治大学連合父母会一般給付奨学金
- 明治大学校友会奨学金「前へ!」
- 明治大学創立者記念経済支援奨学金
- 明治大学特別給付奨学金
- 明治大学学業奨励給付奨学金
- 明治大学特別貸費奨学金
- 明治大学連合父母会特別給付奨学金
金銭面に不安がある場合は、奨学金制度の内容を早めに確認しておくと計画が立てやすくなります。
FAST-UPが見てきた、会計士志望の受験生のつまずき
指導現場で多いのは、資格から逆算して学部を決めたものの、そこで満足してしまうパターンです。「会計士になりたい」という動機は強いのに、英語や選択科目の仕上げが後ろにずれていきます。
もうひとつ目立つのが、学部研究の深さと入試研究の浅さのギャップです。学部のカリキュラムには詳しいのに、志望学部の出題形式や時間配分を確認していないケースが見られます。2027年度入試に向けては、学部研究と同じ熱量で過去問を触っておくことが分かれ目になります。
併願の組み方も迷いどころです。会計系の学部に絞りすぎると受験校が減り、1回ごとの失敗が重くのしかかります。進路のイメージを広げたい場合は、中央大学の著名な卒業生のように、他大学の人材輩出の傾向を見ておくのも手です。
まとめ
公認会計士は時代が変わっても一定のニーズがあるとされる国家資格であり、毎年多くの人が試験を受験します。
明治大学でも入学時から公認会計士試験の突破を目指す人は多く、経理研究所やダブルスクールを活用して効率よく学ぶ学生がいます。将来役立つ資格を得たい場合は、資格の取りやすさを軸に大学・学部を選ぶ視点も有効です。
よくある質問
Q. 明治大学で公認会計士を目指すなら、経営学部と商学部のどちらが良いですか。 A. どちらも有力です。経営学部は日本の私立大学で最初の経営学部という歴史を持ち、グローバル経営人材の育成に力を入れています。商学部は商学科のみの単一学科制度で、商学を横断的に学べます。財務会計論・管理会計論・監査論・企業法に関する授業を履修できるかを基準に選ぶと判断しやすくなります。
Q. 経営学部や商学部以外でも公認会計士試験は受けられますか。 A. 受けられます。公認会計士試験は学部を限定することなく誰でも受験できます。ただし会計学や企業法の高度な内容が出題されるため、会計を学べる学部にいることがアドバンテージになります。
Q. ダブルスクールなしで合格する人はいますか。 A. 独学で合格する人もいますが非常に稀です。時間をかけて費用を抑えたい人向けのスタイルで、現役合格や短期合格を狙う場合は専門学校の併用が有効です。
Q. 在学中に合格すると報奨金はもらえますか。 A. 明治大学には公認会計士報奨金制度があります。在学中に合格した学部生・大学院研究所所属生が対象で、駿河台キャンパスのリバティータワーで授与式が行われます。金額は50万円程度になることが多いです。


