【2023年入学】慶應義塾大学の入試制度を徹底解説|入試日程や入試科目についても
秋に入ると受験生のギアはさらに上がり
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秋に入ると受験生のギアはさらに上がり、より必死になって勉強に励む人も増えるのではないでしょうか。そんな中、受験生たちにとって非常に気になるのが入試日程や入試科目。来年慶應を目指す高校生にとっても気になる情報です。
今回は慶應義塾大学の入試日程や入試科目についてご紹介するほか、入試に関するFAQもご紹介します。
【2023年入学】慶應義塾大学の入試日程
2023年に行われる慶應義塾大学の入試日程について、全学部の情報をご紹介します。
文学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 2月15日 | 2月24日 | 3月3日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
文学部は試験日が2月15日、合格発表日が2月24日、入学金などの振込期限が3月3日となっています。試験日は慶應の中でも中間に位置しており、合格発表日までのスパンは1週間ほどです。
経済学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| A方式B方式共通 | 2月13日 | 2月25日 | 3月6日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
経済学部はA方式とB方式がありますが、いずれも同じ日に試験を行います。試験日は2月13日と三田キャンパス内では最も早い一方で合格発表日は2月25日と一番遅く、経済学部の受験生は試験から合格発表まで12日間も緊張の日々を過ごすことになるでしょう。
法学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 法律学科 <br>政治学科 | 2月16日 | 2月21日 | 3月1日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
法学部も2つの学科がありますが、こちらも同じ日程で行われ、2月16日の試験と三田キャンパス内では一番遅いです。しかし、合格発表日は2月21日と三田キャンパス内で一番早く、経済学部が合格発表までに12日待たされる中、法学部はわずか5日と大きな違いがみられます。
商学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| A方式B方式共通 | 2月14日 | 2月24日 | 3月3日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
経済学部同様、商学部も2つの方式が同日に試験を行います。試験日は2月14日、合格発表日は2月24日と10日間待つことになりますが、三田キャンパスの学部で比較するといずれも平均的な日程です。
医学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 第1次試験2月15日 <br>第2次試験3月2日 | 第1次試験2月27日 <br>第2次試験3月6日 | 3月13日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
医学部は第1次試験で3科目の入試を行い、第2次試験で小論文と面接を行います。第1次試験が2月15日に始まり、最終的な合格発表は3月6日と1カ月近い時間を要することに。
注意したいのは振込期限と入学手続書類の提出締め切りが同じ3月13日であること。3月13日に振り込んで書類も出すという慌ただしい1日を過ごさないよう、余裕を持って対応しましょう。
理工学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 理工学部 | 2月12日 | 2月24日 | 3月3日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
理工学部の試験日は2月12日と慶応全体で見てもやや早めですが、合格発表日が2月24日で経済学部同様12日間待たされることになります
総合政策学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 総合政策学部 | 2月17日 | 2月25日 | 3月6日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
総合政策学部は試験日が2月17日と環境情報学部より先に試験が行われます。合格発表日は2月25日で、この日程は環境情報学部と同じ。振込期限も同様です。
環境情報学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 環境情報学部 | 2月18日 | 2月25日 | 3月6日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
環境情報学部は総合政策学部の試験日の翌日に試験を行いますが、合格発表のタイミングは総合政策学部と同じです。およそ1週間後と慶應の中では短いスパンと言えます。
看護医療学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 看護医療学部 | 第1次試験2月11日 <br>第2次試験2月20日 | 第1次試験2月17日 <br>第2次試験2月25日 | 3月6日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
看護医療学部は医学部同様、第1次試験と第2次試験があります。第1次試験の始まりから第2次試験の合格発表がわずか2週間しかないですが、医学部もほとんど同じ日数。第2次試験の準備は第1次試験の合格発表前に行えるのが理想的かもしれません。
薬学部
| 試験日 | 合格発表日 | 入学金など <br>振込期限 | 入学手続書類 <br>提出締切日 | |
|---|---|---|---|---|
| 薬学科 <br>薬科学科 | 2月10日 | 2月21日 | 3月1日 | 3月13日 <br>(消印有効) |
薬学部の試験は慶應の中では1番最初に行われます。合格発表日も2月21日と早めで、入学金などの振込期限も3月1日とすぐです。
【2023年入学】慶應義塾大学の入試要項
2023年の慶應義塾大学の入試要項ですが、例年11月に入試要項が発表されるため、ここでは2022年後の入試要項の概要をご紹介していきます。
概要に記載されているのは先ほどもご紹介した入試日程と、時間割、試験科目、そして試験に関する諸注意です。試験に関する諸注意では、例えば外国語や地理歴史のように事前に選択ができる場合、入学検定料を払った後では変更ができないことが記載されています。
また文学部の外国語の入試では、英語とドイツ語に限って辞書を2冊持ち込むことができます。組み合わせは自由なので、英和辞典と英英辞典という組み合わせでもいいことが記されています。
小論文の項目では、適切な言葉、表記の正確性を求めており、誤字脱字や言葉の意味を間違うなどのことで不本意な減点を食らう可能性があります。他にも採点方法や筆記用具についてなど、なかなか重要なことが記載されており、受験生は必ず入試要項をチェックしましょう。
【2023年入学】慶應義塾大学の入試制度
慶應義塾大学は共通テスト利用入試が一切ないのが特徴的ですが、それ以外の入試制度が充実しています。一般選抜を含めた入試制度をご紹介します。
一般選抜
一般選抜は慶應義塾大学全10学部で実施される入試制度です。入学定員の大多数を一般選抜に割いているほか、経済学部や商学部では数学を利用する入試形式に人数を割いていることがわかります。刑事亜学部は全体の3分の2、商学部は全体の8割が数学を利用するA方式です。
総合型選抜
自主応募制による推薦入学者選考
自主応募制による推薦入学者選考は文学部のみを対象にしています。1994年の入試から導入されており、30年近い歴史があります。明確に慶應義塾大学の文学部に入りたい人をターゲットにしており、高校3年間の評定平均が4.1以上の学生に出願資格が与えられます。
試験は日吉キャンパスで開催され、総合考査ⅠとⅡがあり、総合考査Ⅰでは小論文形式のテスト、総合考査Ⅱではテーマを与え、それに関する記述で判定します。
FIT入試
FIT入試は法学部のみで行われます。FIT入試は2006年度から始まった制度で、法学部を第一志望とし、慶應法学部と学生の良い相性を実現するために始められました。FITは「良好な相性」から来ています。
FIT入試にはA方式とB方式の2つがあり、A方式は一般的な推薦方式で、外国語の取り組み、運動などでの実績、ボランティア活動などよくある出願要件となっています。
B方式では地域ブロック方式を採用しており、その地域で優秀な人物が合格できます。評定の要件があり、外国語と数学、国語、地歴公民の評定などが4.0以上であることが要件の中身です。
第1次選考はいわゆる書類選考、第2次選考はA方式の場合は論述試験と口頭試問、B方式では総合考査と面接を実施。論述試験は最初に模擬講義が行われ、その模擬講義に関する論述試験が出るほか、口頭試問では受験生1人に対し複数人の教員がディスカッションを行います。
AO入試
AO入試は理工学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部の4学部で実施します。理工学部の場合は一般的なAO入試となっており、5つの学門から第2志望までを選ぶ形になっています。出願に必要な評定は全教科の評定平均4.1以上、かつ、数学と理科の評定が平均4以上であること。
総合政策学部と環境情報学部は春AOと夏秋AOと2回行われます。SFCの2学部は国内初のAO入試を実施し、多彩な卒業生を輩出してきました。一時年4回のAO入試を行いましたが、現在は2回のみ。ユニークなやり方として、受験生全員が3分間のプレゼンビデオを提出します。ちなみに春AOの合格者はその年の9月、もしくは翌年4月いずれかのタイミングで入学できます。
看護医療学部の場合は一般的なAO入試の流れがとられていますが、B方式の評定平均のハードルが高いのがポイント。他の学部が4や4.1だったのに対し、看護医療学部は評定平均4.5。かなりハードルが高く、若干名の採用とかなりの狭き門と言えます。
【2023年入学】慶應義塾大学の募集人員
ここからは慶應全学部の募集人員について1つの表にまとめしたのでご紹介します。
| 学部 | 学科 | 一般選抜 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 | その他の選抜 |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 人文社会学科 | 580名 | 120名 | なし | 若干名 |
| 経済学部 | 経済学科 | A方式420名 <br>B方式210名 | なし | なし | 140名前後 |
| 法学部 | 法律学科 <br>政治学科 | 法律学科230名 <br>政治学科230名 | 法律学科最大80名 <br>政治学科最大80名 | 2学科合計160名 | 2学科合計40名 |
| 商学部 | 商学科 | A方式480名 <br>B方式120名 | なし | 200名 | 若干名 |
| 医学部 | 医学科 | 66名 | なし | なし | 若干名 |
| 理工学部 | 学門A~E | 学門A130名 <br>学門B110名 <br>学門C140名 <br>学門D140名 <br>学門E130名 | 若干名 | 195名 | 若干名 |
| 総合政策学部 | 総合政策学科 | 225名 | 150名 | なし | 若干名 |
| 環境情報学部 | 環境情報学科 | 225名 | 150名 | なし | 若干名 |
| 看護医療学部 | 看護学科 | 70名 | 若干名 | なし | 若干名 |
| 薬学部 | 薬学科 <br>薬科学科 | 薬学科100名 <br>薬科学科50名 | なし | 薬学科30名 | なし |
一般選抜に比重を置く学部がほとんどですが、学校推薦型、いわゆる指定校視線で法学部と商学部、理工学部に集中して人数が割かれているなど、学部によって様々な傾向を知ることができます。
【2023年入学】慶應義塾大学の入試科目
慶應義塾大学の入試科目は各学部でバラバラ。ここからは入試科目について詳しくご紹介します。
文学部
外国語→英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目
地理歴史→世界史B・日本史Bから1科目
小論文
文学部では外国語・地理歴史・小論文の3科目となります。文学部の場合は英語もしくはドイツ語が2冊まで辞書の持ち込みができます。地理歴史となっていますが、地理がないのが特徴的です。
経済学部
最初にA方式の入試科目をご紹介します。
外国語→英語のみ
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
小論文
A方式では数学を利用した入試形式となっています。続いてはB方式です。
外国語→英語のみ
地理歴史→世界史B・日本史Bから1科目
小論文
B方式は地理歴史を使った入試形式です。世界史の場合は1500年以降、日本史の場合は1600年以降と範囲が狭いため、狭く深く受験勉強を行う必要があると言えるでしょう。
法学部
外国語→英語のみ
地理歴史→世界史B・日本史Bから1科目
論述力
法学部は他の学部とおおむね変わりませんが、小論文ではなく、論述力という科目があります。ただ小論文で求められる能力とほとんど変わらないため、小論文的な科目と思っていいでしょう。
商学部
まずはA方式の入試科目です。
外国語→英語のみ
地理歴史→世界史B・日本史B・地理Bから1科目
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
A方式は数学を利用する入試形式ですが、他の学部では登場しなかった地理が登場しており、地理で受験をしたい学生は商学部が唯一となります。それではB方式の紹介です。
外国語→英語のみ
地理歴史→世界史B・日本史B・地理Bから1科目
論文テスト
B方式では論文テストが課せられます。論文テストでは論理的理解力などが問われますが、小論文と大きくは違わないでしょう。
医学部
まずは第1次試験の入試科目です。
理科→物理・化学・生物から2科目
数学→数学ⅠA・数学ⅡB・数学Ⅲ
外国語→英語のみ
第1次試験は理科2科目、数学、英語となります。理科は各科目の基礎も範囲になります。そして、数学Ⅲも範囲に入りました。次に第2次試験の紹介です。
小論文
面接
第2次試験では小論文と面接を行います。本気度を見るために面接まで行うのでしょうが、第1次試験の合格発表から第2次試験の試験日まで日数が少なく、急ピッチで対策を立てる必要があるでしょう。
理工学部
理科→物理・化学
数学→数学ⅠA・数学ⅡB・数学Ⅲ
外国語→英語のみ
理工学部は物理と化学、数学、英語の4科目となります。理工学部の入試科目としてはオーソドックスです。
総合政策学部
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
情報
外国語→英語、英語+ドイツ語、英語+フランス語から選択
小論文
総合政策学部では「数学または情報」、「外国語」、「数学および外国語」から選びます。数学または情報では当日どちらかを選ぶ形になっており、なかなか迷いどころです。
環境情報学部
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
情報
外国語→英語、英語+ドイツ語、英語+フランス語から選択
小論文
環境情報学部も総合政策学部と内容はほとんど変わりません。
看護医療学部
外国語→英語のみ
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
化学→化学基礎・化学
生物→生物基礎・生物
小論文
看護医療学部では外国語と小論文が必須科目で、数学と化学、生物が選択科目となっています。ちなみに看護医療学部でも第1次試験と第2次試験があり、第2次試験では面接を行いますが、第1次試験で行った小論文は第2次試験の選考で使われます。
薬学部
理科→化学のみ
外国語→英語のみ
数学→数学ⅠA・数学ⅡB
薬学部ではいずれの学科もこの3科目で行います。理科は化学のみですが、薬学部の性質上、妥当な科目設定と言えます。
【2023年入学】慶應義塾大学の入試に関するFAQ
ここからは2023年に行われる慶應義塾大学の入試についてのFAQをご紹介していきます。
Q1.慶應義塾大学の入試には共通テストを利用できる?
慶應義塾大学の入試では共通テストを利用することができません。早稲田大学にもある共通テスト利用入試が慶應の場合はないので、共通テストで高得点を獲得して共通テスト利用入試で勝負をかけられません。
センター試験が行われていた時期から慶應ではセンター試験利用入試も行っていません。慶應の理念とセンター試験や共通テストは相いれない可能性が考えられ、そのため、利用入試を設けていないと思われます。
早稲田大学ではむしろ共通テストを積極的に活用する動きがあるため、早慶で共通テストに対する考え方は真逆と言ってもいいぐらいです。
Q2.慶應義塾大学の入試会場は地方にもある?
他の大学では入試会場を全国各地に設置し、わざわざ東京に来てもらわなくても地元で受験が行えるようにしています。しかし、慶應の場合は三田キャンパスもしくは日吉キャンパスしか入試会場がありません。
地方都市に置かない理由は定かではありませんが、他の大学は受験生の確保に苦労することが多く、少しでも多くの人に受けてもらうために全国各地に試験会場を置くケースがあります。その点、慶應は全国的なブランドなので、黙ってても受験生がやってくるのが実情です。
同じ状況にある早稲田大学も地方都市で入試会場を設置していません。コロナ禍もあるので、できれば地方都市でも受験ができるようにするのがいいかもしれませんが、その分、そのエリアの大学と調整しなければならないのでなかなか大変でしょう。
まとめ
入試日程や入試科目などを見る中で、意外と重要なのは入試要項の中にある概要です。当日慌てないようにするためにも、これらの要綱をチェックして、必要なものなどを確認しておくことをおすすめします。当日や試験までの数日間は否が応でもそわそわするため、事前にチェックするのが確実。
AO入試の要項など気になる情報がたくさんありますが、なるべく最新の情報を手にするようにし、慶應のホームページを逐一チェックしてみましょう。高校生の場合は学校の先生や予備校などで情報収集をするのもおすすめです。
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