慶應義塾大学のやばいサークルとは?シルキャンも解説
大学生になると、多くの学生がサークルに入って、大学生活を謳歌します。
FAST-UP
慶應義塾大学では過去に、広告学研究会やシルバーキャノンボール(シルキャン)が事件を起こし、解散命令を受けています。ただし問題を起こしたのは一部で、多くのサークルは通常どおり活動しています。
2026年9月時点の情報です。
慶應義塾大学にやばいサークルはあるのか
過去に、トラブルへ発展したサークルは実在しました。ここでいう「やばいサークル」とは、飲酒トラブルや性的な被害など、問題行為が表面化したサークルを指します。
伝えられている出来事を見る限り、内容は野蛮としか言いようがありません。しかも、常軌を逸した行為がありながら長く表に出てこなかった点も、不可解な部分として語られています。
一方で、こうした問題は慶應義塾大学だけに起きることではありません。サークルは学生の自主運営が基本で、どの大学にも同じ構造があるためです。慶應の件数が特別に多いという意味ではない点は、前提として押さえておきたいところです。
過去に問題になった慶應義塾大学のサークル
名前が挙がることが多いのは、次の2つです。いずれも大学から解散命令が出されています。
| サークル名 | 主な活動 | 問題となった出来事 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 慶應義塾大学広告学研究会 | ミス慶應コンテストの主催 | 新歓に参加した女子学生への性的暴行 | 2016年 |
| シルバーキャノンボール(シルキャン) | テニス | 三田祭での取り扱い禁止の酒類提供、急性アルコール中毒 | 2014年 |
慶應義塾大学広告学研究会
広告学研究会は、毎年のように女子アナウンサーを輩出していたミス慶應コンテストを主催するサークルでした。知名度が高く、イケイケな学生が多いサークルとされていました。
事件が起きたのは2016年です。新入生歓迎会に参加していた女子学生が、海の家の片づけを手伝ってほしいと男性部員に誘われ、近くの合宿所へ向かいました。そこで未成年でありながらテキーラを飲まされ、服を脱がされるなど性的暴行を受けています。
事件が発覚すると、広告学研究会には解散命令が出され、ミス慶應コンテストも中止となりました。さらに、サークル活動中の性行為を撮影していた事実が明らかになり、無期停学処分を受ける学生も出ています。
シルバーキャノンボール(シルキャン)
シルバーキャノンボールは、当初テニスを真剣に行うサークルとして活動していました。しかし、いつの頃からか、いわゆる「ヤリサー」(性的な関係を目的に活動しているとされるサークルの俗称)として悪名を轟かせることになります。広告学研究会も、当時はヤリサーの1つとして有名でした。
シルキャンの武勇伝は数知れず、女性に無理やりなことをするのは当たり前で、女子部員を確保して先輩の男性部員に奉仕させるといった話が語られてきました。
事件が起きたのは2014年です。三田祭(慶應義塾大学三田キャンパスで開かれる学園祭)に出店した際、取り扱いが禁止されている酒類を提供し、急性アルコール中毒を引き起こす事態となりました。これを重く受け止めた大学側は、シルキャンに解散命令を出しています。処分らしい処分が公になることはなく、真相が分からないまま、ひっそりと解散する形となりました。
陽キャサークル「ラリーテニスクラブ」はやばいのか
ラリーテニスクラブは、事件ではなくSNSでの炎上によって名前が広まったサークルです。現在も活動が続いており、創立60年と歴史のある古参サークルにあたります。
SNSで炎上した経緯
2022年、ラリーテニスクラブのTwitterアカウントに、制服を着た部員たちがディズニーランドで楽しむ様子が投稿されました。制服でディズニーへ行くことは「制服ディズニー」と呼ばれ、ここ数年たびたび見られる光景です。
この投稿に噛みついたのが、いわゆる「陰キャ」(内向的とされる人を指す俗称)と呼ばれる人たちでした。制服ディズニーへの疑問や、テニスサークルなのにテニス要素がないといった発言が相次ぎます。さらに、Twitterのダイレクトメッセージに嫌がらせめいた内容を送り付けブロックされた、という投稿に対し、サークル側が怒りをぶつける局面もありました。
この投稿はやりすぎで、怒るのも理解できるという声が多く上がりました。一方で、慶應への嫉妬から何かと理由をつけて攻撃しようとする人が出てくることにもなりました。
感染対策をめぐる指摘
当時はコロナ禍であり、ディズニーランドの場内でマスクを外して撮影した写真が投稿されていました。園内では写真撮影中もマスクの着用が呼びかけられており、それを無視した形になります。
ルール違反ではないかという声が噴出し、ラリーテニスクラブはTwitterアカウントを削除しました。現在も活動は続いていますが、SNSを使って大々的に発信する状況ではなくなっています。
慶應義塾大学でやばいサークルを見分ける方法
判断材料になるのは、新歓での雰囲気と、先輩の話し方です。問題のあるサークルとそうでないサークルでは、空気が大きく違うと言われています。
4月には新入生歓迎会が活発に行われます。やばいと言われるサークルはとにかく明るく、陽キャ(社交的で目立つ学生を指す俗称)の中でもレベルの高い層が集まるとされ、参加するだけで異質さを感じ、ついていくのがやっとという声もあります。
その点、落ち着いたサークルには物静かな学生が集まりやすく、活動にまじめに取り組む人も少なくありません。先輩と話すだけで、ある程度の雰囲気はつかめます。慶應ではテニス系やダンス系にヤリサーが多く見受けられるとされるため、この系統はとくに精査したいところです。
ヤリサーかどうかを見極めるだけでも、問題のあるサークルはかなり回避できます。やばいサークルの要素としてヤリサーの色が強いためです。スポーツに真剣に取り組みたい場合は、体育会色が強い団体を選ぶ方法が有効です。
よくある間違い:新歓の盛り上がりだけで決めてしまう
新歓の楽しさだけで入会先を決めてしまうのは避けたい判断です。新歓は勧誘の場であり、普段の活動とは雰囲気が異なることがあります。
回避策は、次の3点を入会前に確認することです。
- 年間の活動日程と、実際の活動頻度
- 飲酒を伴うイベントの扱いと、未成年への対応方針
- 大学公認か、インカレか、公認外の団体か
くわえて、その場で入会届に記入するよう強く促された場合は、いったん持ち帰る姿勢が有効です。新歓に参加しなくても、ネット上の評判から雰囲気を感じ取れることは多くあります。
FAST-UPが見てきた、入学後につまずく受験生の傾向
指導現場で感じるのは、大学生活の具体像を持たないまま受験を終える人ほど、入学直後の選択で迷いやすいという傾向です。志望理由を「合格しやすいから」だけで組み立ててきた場合、入学後に何をしたいかが定まらず、勧誘の熱量に流されやすくなります。
逆に、受験期からキャンパスの場所、学部の雰囲気、学費や通学時間まで調べていた人は、入学後の判断も落ち着いています。難関私大の入試対策は長期戦になるため、モチベーションの支えとして大学生活を具体的に想像しておくことには意味があります。
併願先についても、学部ごとの難易度や費用を早めに比べておくと選択肢が広がります。立教大学の偏差値推移や学習院大学の4年間の学費は、比較の出発点として使いやすい情報です。
まとめ
慶應義塾大学のサークルに関する良からぬ話を聞くと、不安に感じる人もいるかもしれません。ただし、それはごく一部のサークルの話です。大多数は、チャラい雰囲気のところはあっても、まじめに活動しています。
トラブルを起こすサークルが出ることは、どの大学でも起こりうることです。慶應だけが際立って多いわけではない、という前提は持っておきたいところです。
やばいサークルの見分けは、思うほど難しくありません。甘い言葉に流されたり、半ば強引に勧誘されたりしないよう注意して、入るサークルを選んでいきましょう。
よくある質問
Q. シルキャンとは何の略ですか。 A. テニスサークル「シルバーキャノンボール」の略称です。2014年の三田祭で禁止されている酒類を提供し、急性アルコール中毒を引き起こしたことで大学から解散命令を受けました。
Q. ミス慶應コンテストは今も行われていますか。 A. 主催していた広告学研究会は2016年の事件を受けて解散命令が出され、当時のコンテストは中止となりました。現在の開催状況は大学や学生団体の公式発表で確認してください。
Q. ヤリサーを避けたい場合、どの系統のサークルを見ればよいですか。 A. 慶應ではテニス系やダンス系にヤリサーが多く見受けられるとされるため、この系統は活動内容をよく確認したいところです。競技に集中したい場合は、体育会色の強い団体を選ぶ方法が有効です。
Q. サークルの評判は入学前に調べられますか。 A. 新入生歓迎会に参加しなくても、ネット上の評判や在学生の投稿からある程度の雰囲気はつかめます。ただし断片的な情報も多いため、複数の情報源を照らし合わせて判断してください。
Q. 問題を起こすサークルは慶應に多いのですか。 A. そうとは限りません。サークルは学生の自主運営が基本で、同様のトラブルは他大学でも起こりうるためです。大学名ではなく、個々の団体の運営体制を見て判断するのが現実的です。


