日東駒専に行ける高校の偏差値は?合格率も解説
日東駒専に合格する人の高校の偏差値はどれくらい?
FAST-UP
日東駒専の偏差値は52.5〜57.5程度です。高校偏差値から5ほど引いた値が目指せる大学の目安になるため、高校偏差値57.5〜62.5あたりが一つの基準です。ただし入学後の3年間で大きく変わります。
2026年9月時点の情報です。
日東駒専に合格する人の高校偏差値の目安
目安は高校偏差値57.5〜62.5です。日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の総称)の偏差値が52.5〜57.5程度で、高校の偏差値から5程度引いたものが目指せる大学の目安になるためです。
ただし、高校の偏差値は高校に入学した時点での実力に過ぎません。そこから先の3年間で正しく努力すれば、偏差値が10以上向上することもそれほど珍しいことではありません。反対に、油断して10以上落ちることも当然あります。
つまり、この目安は現在地を確認する道具として使うものです。進路の上限を決める根拠にはなりません。
日東駒専のレベルを高校偏差値に置き換えると
高校偏差値でいえば、だいたい60くらいが日東駒専の難易度に対応します。難関というほどではありませんが、十分な努力をしなければ合格は厳しいといえます。
高校の偏差値60というと、一般的な公立中学ではクラスの上位数名の生徒が目指せるレベルです。日東駒専はそのレベルに匹敵するため、進学先として十分に評価される大学群といえます。
一方で、いわゆる難関大と異なり、日東駒専は3年間努力を継続すれば合格を狙える大学です。出題される試験問題が標準的であるためです。特別な発想を要する問題より、教科書レベルから積み上げた基礎の完成度が問われます。
偏差値60台の高校からの私立大学合格率
実際の進学実績を見ると、偏差値60台の高校では日東駒専とGMARCHの合格率が高くなります。例として4校の数字を並べます。
| 高校(偏差値) | 日東駒専 | 成成明学獨國武 | 関関同立 | GMARCH | 早慶上智 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都のとある高校(63) | 33% | 10% | 1% | 27% | 3% |
| 埼玉県のとある高校(63) | 16% | 11% | 1% | 13% | 2% |
| 東京都のとある高校(65) | 21% | 10% | 1% | 22% | 5% |
| 千葉県のとある高校(68) | 8% | 4% | 0% | 19% | 6% |
いずれも2017〜2020年における合格率の平均値の概算です。GMARCHは学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の6大学、成成明学獨國武は成城・成蹊・明治学院・獨協・國學院・武蔵の6大学を指します。早慶上智は早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学の総称、関関同立は関西・関西学院・同志社・立命館の関西4大学です。
東京都のとある高校(偏差値63)
日東駒専とGMARCHの合格率が顕著に高くなっています。高校の偏差値が63なので、合格する大学は偏差値58くらいが目安となり、偏差値55前後の日東駒専と60前後のGMARCHが中心になるためです。
一方で、3%もの生徒が早慶上智に合格している点にも注意が必要です。早慶上智の偏差値は約70ですが、偏差値63の高校からでも数人の生徒が合格していることがわかります。高校生活の努力次第で、目安の大学偏差値を大きく上回ることも不可能ではないといえます。
なお、関関同立の合格率が非常に低くなっていますが、これは東京都の高校だからであり、偏差値とはあまり関係ないと考えられます。
埼玉県のとある高校(偏差値63)
ここでも日東駒専とGMARCHの合格率が高くなっています。偏差値60〜65の高校からは、この辺りが順当に目指せる私立大学といえます。
ここも進学先が関東の大学中心であるため、関関同立の合格率は低くなっています。また、全体的に先述の東京都の高校と比べると合格率が低くなっていますが、これはそもそも私立大学を受験する生徒の割合の差によるものと考えられます。
東京都のとある高校(偏差値65)
先に紹介した偏差値63の東京都の高校と異なり、日東駒専よりもGMARCHの合格率が上回っています。早慶上智の合格率も大きく伸びています。
ただし、GMARCHの合格率そのものは低くなっており、全体として私立大学の合格率が下がっていることがわかります。偏差値が高い高校ほど私立大学全体の合格率は下がる傾向があります。偏差値が高い分、私立を受験することなく国公立を目指す生徒が多いためです。
千葉県のとある高校(偏差値68)
私立大学に進学する割合がかなり減り、特に日東駒専や成成明学獨國武が、ここまで紹介してきた例に比べて顕著に少なくなっています。
偏差値が68ということは、目指せる大学の偏差値の目安が63です。そのため、日東駒専や成成明学獨國武を滑り止め以外の目的で受験することは少なくなっています。GMARCHの合格率はほかの大学群より高くなっていますが、それでも20%以下で、多くの生徒が国公立に注力していることがわかります。
GMARCHまで視野に入れるなら、学部ごとの人気差や出題科目の違いも早めに確認しておくと併願を組みやすくなります。学部の位置づけは中央大学の人気学部は?学部序列がある?で、選択科目の扱いは立教大学の地理受験は可能?入試傾向・対策で確認できます。
FAST-UPが見てきた高校偏差値と合格の関係
指導現場で多いのは、高校の偏差値を理由に志望校を先に下げてしまうケースです。入学時の序列は高校受験の結果に過ぎないため、現在の学力とずれていることが珍しくありません。
つまずきどころは大きく2つに分かれます。1つは、英単語や文法、古典文法といった土台を飛ばして過去問に入ってしまうこと。標準的な問題が中心の日東駒専では、この取りこぼしがそのまま失点につながります。もう1つは、志望校の出題形式を確認する時期が遅く、科目配分の調整が間に合わないことです。
日東駒専は近年難化が進み、より細かい対策が必要となってきています。高校偏差値よりも、基礎の完成時期と過去問に入る時期を管理できているかが、合否を分ける要素として見えています。
よくある間違い:高校偏差値から機械的に志望校を決める
「高校偏差値マイナス5」を固定の上限として扱い、受験校を先に絞ってしまうのがよくある間違いです。この数値は入学時点の集団の平均像でしかなく、個人の伸びを反映しません。
回避策は2つです。
- 高校の偏差値は最初の目安としてだけ使い、現在地は模試の判定と志望校の過去問の得点で確認する
- 受験校は学力が固まる時期に合わせて見直し、同じ大学群の中で出題形式が合う学部を優先する
実際に、偏差値63の高校からも早慶上智の合格者が出ています。目安を参考にするのは有効ですが、努力の幅を狭める理由にはしないことが大切です。
まとめ
日東駒専の偏差値が52.5〜57.5なので、ここを目指せる高校の偏差値は57.5〜62.5ということになります。偏差値60台前半の高校では、日東駒専とGMARCHが合格実績の中心になります。
しかし、高校の偏差値は高校受験時の序列にすぎません。どの高校に入っても結局は自分の努力次第で、実際に偏差値60台の高校から早慶上智や難関国立大に合格している生徒も決して珍しくありません。
よくある質問
Q. 日東駒専の偏差値はどれくらいですか。
A. 52.5〜57.5程度です。高校の偏差値に換算するとおおよそ60くらいの水準に当たります。
Q. 偏差値60の高校から日東駒専は狙えますか。
A. 目安の範囲内です。高校偏差値から5程度引いた値が目指せる大学の目安になるため、偏差値60の高校は日東駒専が順当な選択肢になります。実際の進学実績でも、偏差値60台前半の高校では日東駒専の合格率が高くなっています。
Q. 偏差値60台の高校から早慶上智や難関国立大は厳しいですか。
A. 不可能ではありません。偏差値63の高校でも早慶上智の合格率は3%あり、数人の生徒が合格しています。高校3年間の取り組み方によって、目安の大学偏差値を大きく上回ることもあります。
Q. 偏差値が高い高校なのに私立大学の合格率が低いのはなぜですか。
A. 私立を受験することなく国公立を目指す生徒が多いためです。偏差値68の高校の例では、日東駒専や成成明学獨國武は滑り止め以外の目的で受験されることが少なくなっています。


