中央大学附属高校の偏差値と難易度|倍率と内部進学
中央大学には系列の高校があり、内部進学でそのまま中央大学生になる人…
FAST-UP
中央大学附属高校の偏差値は69です。倍率は一般入試で2倍台後半から3倍台後半、推薦入試で3倍前後と高く、高校受験の中でも難関に位置します。在校生の8割以上が中央大学へ内部進学します。
2026年9月時点の情報です。
中央大学には系列の高校があり、内部進学(系列の高校から系列の大学へ進む進学のしかた)でそのまま中央大学生になる人がいます。大学受験の場で直接ライバルになることはないものの、中高大10年一貫教育を前提にしてきた人たちです。入学後にカルチャーギャップを感じる場面もあります。
中央大学附属高校の偏差値と難易度
偏差値は69で、系列大学への進学を見据えた受験生が集まる難関校です。中央大学附属中学校・高等学校は「中附」の名で知られる中高一貫校です。中学校から内部進学してきたクラスと、高校から外部入学してきたクラスがあり、高校2年次から混合クラスとして編成し直されます。
自由な校風が特徴で、学校が指定した制服は存在しません。中学校では2種類のブレザー・4種類のシャツ・ズボン・スカート・ネクタイ・リボン・女子用スラックスの中から、自由に組み合わせて着用できます。高校では自分で用意した制服や私服で登校する人が多く、他校と比べても異質な存在と言えます。
偏差値は69
中央大学附属高等学校の偏差値は69です。中央大学への進学率が高いことから、安定した進学を希望する受験生からの人気が高まっています。
倍率から見る難易度
中央大学附属高校は、簡単に合格できる学校ではありません。一般・推薦・帰国生のいずれの区分でも、複数年にわたって倍率が2倍を超えているためです。
| 入試区分 | 2022年 | 2021年 | 2020年 |
|---|---|---|---|
| 一般入試 | 3.9倍 | 2.7倍 | 3.1倍 |
| 推薦入試 | 3.0倍 | 3.3倍 | 3.2倍 |
| 帰国生入試 | 2.5倍 | 3.1倍 | 2.2倍 |
区分によって倍率の動き方が違うため、志望する入試区分の推移を個別に追うことが大切です。
中央大学附属高校の基本情報と特徴
伝統校でありながら、校則の自由さと手厚い学習指導が同居しているのが特徴です。歴史・立地・教育目標・学びの仕組みを順に見ていきます。
歴史
昭和3年(1928年)、中央大学最初の附属校である「中央大学商業学校」として創立されました。当初は商業科のみの夜間定時制の学校として開校しましたが、平成5年(1993年)に昼間定時制へ改め、現在の姿へと変遷をとげています。
中央大学の学風として今に受け継がれる「質実剛健」「家族的情味」の理念を体現する、落ち着いた友愛に溢れる環境です。平成30年(2018年)に創立90周年を迎え、2028年には創立100周年を迎えます。
キャンパスとアクセス
中央大学理工学部を置く後楽園キャンパスの真横にあります。後楽園キャンパスの中を通って通学したり、大学の生協や学食を使ったりすることもあります。
- 住所:〒112-8551 東京都文京区春日1-13-27
| 路線 | 最寄駅 | 徒歩 |
|---|---|---|
| 都営三田線・都営大江戸線 | 春日駅 | 7分 |
| 東京メトロ丸ノ内線・南北線 | 後楽園駅 | 5分 |
| JR総武線 | 水道橋駅 | 15分 |
設備・施設は次のとおりです。
- トレーニングルーム
- 図書館
- ホール
- 和室
- 学食
- 高校アリーナ
- 大学アリーナ
- 生協
後楽園駅は東京ドームシティを目の前に有する駅です。コンサート・ライブ・スポーツの試合がおこなわれるときは訪問客でかなり混雑するので注意しましょう。東京ドームシティという遊園地があり、絶叫系コースターに乗っている人の叫び声が聞こえてくることもあるユニークなエリアです。
教育目標
教育目標は、中央大学の学風として受け継がれる「質実剛健」「家族的情味」です。「質実剛健」とは、時流に流されず、忍耐強く、自らを磨いていくこと。「家族的情味」とは、一人ひとりの顔が見える親身な教育を通じて、教師と生徒、保護者を加えた三者が親しみと信頼関係を築くという意味が込められています。
「自立」と「自律」もキーワードです。「自立」とは、親や他人に依存することなく、自分のことは自分でする心のこと。「自律」とは、物事の正邪をしっかりと見極めて、自分の行動を正しい方向へと導く心のことです。日々の勉強、部活動、委員会活動などの集団活動や各種行事を通じて社会性を陶冶し、本当の「自立」と「自律」を習得できる環境を整えています。
高等学校の学びの特色
施設上の理由から昼間定時制(昼の時間帯に授業を行う定時制の課程)をとっており、始業時間は全日制の学校より遅くなっています。朝は9時15分までに入室するのが通常で、授業終了時間は15時50分です。
そのため、朝は余裕を持って通学できます。始業が9時15分で、全日制の学校より遅いためです。3年間で高等学校の全課程を終了し、進学に向けた勉強や課外活動は全日制と変わりません。
学年ごとの重点は次のように整理できます。
- 1・2年次:大学進学および進学後の学びを伸長させるための「基礎」に重点を置く
- 2年次以降:興味・関心、意欲の高い生徒を対象にした自由選択科目を「0時限」として実施
- 3年次:文系・理系、中大推薦希望・他大学受験希望など、進路に合わせた科目選択や各種講座で進学に必要な能力を養う
小規模である学校の利点を活かし、一人ひとりを見守りながら学習指導を実施しています。中央大学への進学希望者のみならず、他大学への進学を目指す生徒もいますが、いずれの場合でも必要な基礎学力の定着を図ります。苦手科目のある生徒には基礎から補強し、力のある生徒にはより上を目指す環境が用意されています。
口コミから見える校風
口コミで最も多く語られるのは、校則の緩さと課題の多さの両立です。
- 他の高校に比べて校則はとても緩く、決まった制服がない
- 髪染め、エクステ、ピアス、メイク、ネイル、バイトはいずれもOK
- 伸び伸びと勉強でき、先生の説明が分かりやすい
- 他学校併願という仕組みが中附独自で、これほど自由な学校は他にないと感じる
- 若い先生が多く距離が近い一方、大学附属でもかなり勉強はさせる
- 課題や課題図書も多く、いつのまにか勉強する習慣が身につく
- 学校行事は中止ではなく延期とし、どうしたら実施できるかを行事委員中心に生徒へ考えさせている
- 保護者同士の交流も、クラスに2〜3名いるクラス委員が中心となって企画している
「附属だから誰でも大学に行ける」と思われがちですが、「自主・自治・自律」を目指しているため、自身で勉強意欲を維持する必要があります。成績が悪ければ留年もあり得ます。それでも、メリハリを持って勉強・部活・私生活を送っている生徒が多いという声が目立ちます。
中央大学附属高等学校からの大学進学
進路は中央大学への内部進学が中心で、他大学受験の道も制度として用意されています。
中央大学への内部進学
中央大学附属高校に通う学生のうち、86%は中央大学に進学しています。年度により差はありますが、85〜90%程度が毎年中央大学へ進学することから、中央大学への道は十分に拓けていると言えます。
進学先として最も割合が高いのは法学部で、次いで経済学部・商学部・文学部・理工学部・総合政策学部・国際経営学部・国際情報学部と続きます。
ただし、希望者全員が内部進学できるとは限りません。高校が指定する課題やテストの点数基準を満たし、素行に問題がないと認められた生徒に限られるためです。
他大学への進学と併願のしくみ
中央大学以外の大学に進学することも可能です。特に国公立大学を目指す学生が多く、毎年10〜15%程度の生徒が中央大学以外の難関大学に合格しています。国公立大学以外の難関私立大学や専門学校を選ぶ人もいます。
他大学併願受験のシステムがあり、中央大学への推薦資格を保持したまま他大学を受験できます。対象範囲は次のとおりです。
- 私立大学:中央大学にない学部・学科のみ
- 国公立大学:いずれの学部・学科も受験可能
他大学一般受験のみを希望する生徒には、学習時間の確保を勘案し、文系では卒業論文作成、理系では卒業研究を含む授業の修得単位軽減が行われます。
併願先を検討する段階では、学部ごとの難易度差を押さえておくと計画が立てやすくなります。同じMARCH帯の動きは立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事が参考になります。私立大学の費用面を比べたい場合は学習院大学の4年間の学費を解説した記事も合わせて確認できます。
キャリア教育のプログラム
進路選択を支える行事が高校2年生を中心に組まれています。
- R-CAP講演会:「R-CAP」とは進路適性検査のことで、職業適性や学問適性が分析されます。高校2年次の4月にキャリア教育の一環として実施され、進路の分析にとどまらず、自分では気づかなかったパーソナリティーの発見にもつながります。講演会では分析レポートの見方が詳しく説明され、進路や生き方を真剣に考える実質的なスタートラインになります。
- 法職ガイダンス/会計士ガイダンス:高校2年生を対象に、現役の弁護士や検事、公認会計士による講演が行われます。専門職の魅力や職務内容を知るだけでなく、先生方のキャリア形成に至る動機やプロセスが、生徒自身のキャリアへの関心を高めます。
- キャリアガイダンス:高校2年生もしくは3年生とその保護者を対象にした、中央大学キャリアセンターによる就職ガイダンスです。最新の採用動向や就活実態、中央大学の就職状況、学部・学科イメージと就職状況とのギャップ、就職や就活に向けての親と子のあり方などが扱われます。
よくある間違い:付属校の名称を混同したまま出願する
最も多い間違いは、名称の似た付属校を同じ学校だと思い込むことです。中央大学には付属校が4つあり、それぞれ特色やカラーが異なります。「中央大学附属高校」「中央大学高校」などは文字列が近く、検索結果でも混在しやすくなっています。
回避策はシンプルです。志望校を決めた時点で、正式名称・所在地・入試日程・募集区分を、その学校の募集要項で一つずつ照合します。偏差値や倍率の情報を見るときも、どの学校のどの区分の数字かを必ず確認してから比較するようにします。
FAST-UPが見てきた附属校出身者と一般受験組の分かれ目
指導現場で見えるのは、附属校の生徒が一般受験に切り替えるときのつまずき方に共通点があることです。日々の課題や定期試験で学力を保っている一方、入試で問われる形式に合わせた演習の経験が薄いままになりやすい傾向があります。
具体的には、時間制限のある中で設問の条件を読み取る練習、志望学部の出題形式に合わせた記述や選択の作法が後回しになりがちです。逆に、推薦資格を保持したまま他大学を受験できる環境を活かし、早い段階から過去問の形式に触れた生徒は、校内学習と受験対策の両立がしやすくなります。
外部から入学した生徒についても、内部進学組との学習ペースの差に戸惑う時期が出ます。どちらの立場でも、校内の評価基準と入試の評価基準は別物だと切り分けて計画を立てることが、進路の選択肢を広く保つ鍵になります。
まとめ
中央大学附属高校は偏差値69、倍率も高い難関校です。自由な校風と手厚い学習指導が共存し、在校生の8割以上がそのまま中央大学に進学します。他大学併願受験の制度もあるため、進路の幅は広く取れます。中央大学の付属校は4つあり、それぞれ性格が違う点を押さえておきましょう。
よくある質問
Q. 中央大学附属高校の偏差値はどれくらいですか。 A. 偏差値は69です。中央大学への進学率が高く、安定した進学を希望する受験生からの人気が高まっています。
Q. 倍率はどのくらいですか。 A. 2022年は一般入試3.9倍、推薦入試3.0倍、帰国生入試2.5倍でした。2021年と2020年も区分ごとに2倍台から3倍台で推移しています。
Q. 「校則が緩い」というのは本当ですか。 A. 口コミでは、決まった制服がなく、髪染め・エクステ・ピアス・メイク・ネイル・バイトがいずれもOKと語られています。一方で課題や課題図書は多く、成績が悪ければ留年もあり得ます。
Q. 中央大学以外の大学を受験できますか。 A. 受験できます。中央大学への推薦資格を保持したまま、私立大学は中央大学にない学部・学科、国公立大学はいずれの学部・学科も受験できます。毎年10〜15%程度の生徒が中央大学以外の難関大学に合格しています。
Q. 内部進学は希望すれば認められますか。 A. 希望者全員が内部進学できるとは限りません。高校が指定する課題やテストの点数基準を満たし、素行に問題がないと認められた生徒が対象です。


