立教大学の偏差値推移を学部別に解説|穴場学部も
立教大学の偏差値は、学部ごとに大きく異なります。
FAST-UP
立教大学で偏差値が最も高い学部は異文化コミュニケーション学部で、68.0程度の水準です。経済学部・経営学部・社会学部も上昇傾向にあります。一方で理学部やコミュニティ福祉学部は相対的に低く、穴場と呼ばれる学部です。
2026年9月時点の情報です。
同じ立教大学でも、学部によって偏差値には大きな差があります。最も穴場とされる理学部数学科は60.0で、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の総称)のなかでも平均的な水準です。以下では学部ごとの偏差値推移、上昇した学部、狙い目の学部を順に整理します。
立教大学の偏差値推移を学部ごとに一覧で確認する
学部ごとの偏差値は、3年分を並べると傾向がつかめます。上昇が続く学部と、横ばいの学部がはっきり分かれます。
| 学部 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 66.0 | 65.5 | 65.0 |
| 異文化コミュニケーション学部 | 66.0 | 67.0 | 68.0 |
| 経済学部 | 65.0 | 65.0 | 66.0 |
| 経営学部 | 65.0 | 65.0 | 66.0 |
| 理学部 | 61.5 | 61.0 | 62.0 |
| 社会学部 | 64.0 | 65.0 | 66.0 |
| 法学部 | 64.0 | 65.0 | 65.0 |
| 観光学部 | 65.0 | 64.0 | 65.0 |
| コミュニティ福祉学部 | 61.5 | 62.0 | 62.0 |
| 現代心理学部 | 64.0 | 63.0 | 65.0 |
上の表から読み取れる傾向は次のとおりです。
- 異文化コミュニケーション学部は3年連続で上昇している
- 経済学部・経営学部・社会学部も上向き
- 文学部はわずかに下降
- 理学部とコミュニティ福祉学部は他学部より低い水準で推移
立教大学で偏差値が大幅に上昇した学部3選
偏差値の上昇が目立ち、立教大学の看板学部となりつつあるのは「異文化コミュニケーション学部」「社会学部」「経営学部」の3つです。それぞれの特徴を確認します。
異文化コミュニケーション学部
異文化コミュニケーション学部は、「人とはちがう、世界でただひとりの存在になるために」を学部ポリシーとして掲げた比較的新しい学部です。
コミュニケーションの基本となる日本語の理解を深めながら、専門科目などを含め徹底的に英語による授業をおこない、語学力を向上させます。同時に国・地域ごとの言語・文化・歴史・宗教などを学び、グローバル人材の育成を目指しています。
毎年、倍率(志願者数を合格者数で割った値のこと)が高めになっています。将来グローバル企業・多国籍企業・国連など世界を対象とした組織で働きたい人からの人気が根強いためです。
社会学部
立教大学社会学部は、社会学科・現代文化学科・メディア社会学科を置く学部です。
個人と個人の関係から、集団・組織・地域社会・国民国家・グローバル市場まで、ありとあらゆる社会的場面を想定して学べることが特徴です。絶えず変化する社会の本質を見抜く力を養います。
1年次からゼミ形式の授業が受けられるなど特徴的なカリキュラムを採用しており、相互コミュニケーション型の実践的な学びがしたい学生から人気があります。
経営学部
立教大学経営学部は、経営学科と国際経営学科を置く学部です。
少人数で実践的な学びを通して未来のビジネスリーダーを育成するとしており、英語で経営を学ぶなど革新的な取り組みが増えています。マーケットの分析だけでなく、企業経営やフリーランスの在り方など幅広く学べる点も特徴です。
自分の将来像がはっきりしている学生が多く、目指したい方向に向けて授業を選択できるため、最短距離でビジネスの素養を身につけられます。
立教大学で偏差値が低い穴場学部3選
合格の可能性を広げたい場合は、偏差値が比較的低めな学部を併願先に入れる方法が有効です。ここでは2022年度入試において倍率が低かった学部を紹介します。
理学部
理学部は立教大学のなかで偏差値が低めです。立教大学は総合大学でありながら文系学部が強い大学として知られており、理系学部が理学部にほぼ限られるためです。
一般入学試験の過去問を見ても、国語は漢字偏重の知識問題重視、数学も微分積分などオーソドックスな範囲から基礎・基本重視で出題されています。他大学と併願しやすく、癖のない出題という意味でもチャレンジしやすい学部です。
コミュニティ福祉学部
コミュニティ福祉学部は、福祉と現代社会の共存や、最適な制度構築・運用を考える学部です。
少子高齢化社会や老々介護問題といった、リアルタイムで課題になっているテーマに切り口を見出す学問を追求でき、就職にも直結する実学ができます。学部規模が小さく、理学部に次いで偏差値の低い学部として知られています。
文学部
文学部は、立教大学でも代表的な学部です。人数規模が大きく、資料室やゼミ室の数も豊富で、勉強の環境は非常に整っています。
史学科の偏差値は高めです。歴史的資料を豊富に保有しており、公文書館や博物館との連携が盛んなためです。
一方、キリスト教学科・文学科・教育学科の偏差値はそれほど高くなく、挑戦しやすい学科です。立教大学の代名詞であるキリスト教学科も、洗礼の有無に関わらず受験できます。
FAST-UPが見てきた立教大学志望者のつまずき
指導現場で多いのは、偏差値表だけで志望学部を決め、科目ごとの出題形式の確認が後回しになるケースです。立教大学は学部によって問われ方が異なるため、同じ学力でも相性で手応えが変わります。
もう一つ目立つのは、人気が上昇中の学部に出願を集中させてしまう形です。上昇が続く学部は受験者層も動くため、併願の組み方を早めに決めておくほうが動揺しにくくなります。
伸びる受験生に共通するのは、学部選びと過去問演習を同じ時期に始めている点です。学部の雰囲気や学べる内容まで調べたうえで出願先を絞ると、直前期の科目配分で迷いが減ります。
よくある間違い:偏差値が低い学部なら対策も軽くて済むと考える
よくある間違いは、穴場学部を見つけた時点で対策量を減らしてしまうことです。偏差値が低めでも出題の性格は学部ごとに違い、準備不足のまま本番を迎える原因になります。
回避策は、出願候補に挙げた段階で過去問を1年分解き、次の3点を確認することです。
- 科目ごとの出題形式(知識問題中心か、記述中心か)
- 配点の偏り
- 時間配分の厳しさ
理学部の国語が漢字偏重の知識問題重視であるように、形式が分かれば必要な対策も具体化します。
学部選びの進め方
立教大学を受験するときは、偏差値の違いを視野に入れて学部を選ぶと出願戦略を立てやすくなります。学部ごとに直近の傾向も大きく異なるため、まずはトレンドを確認します。
すでに志望学部がある人はその学部の情報を、まだ決まっていない人は穴場学部も含めて比較すると選びやすくなります。MARCH内の他大学でも学部・学科単位の差は大きく、明治大学農学部の偏差値のように学科ごとに見ていくと比較の精度が上がります。
併願校まで含めて検討する場合は、学習院大学の学費のように費用面も早めに調べておくと、合格後の判断がスムーズです。
よくある質問
Q. 立教大学で最も偏差値が高い学部はどこですか。
A. 異文化コミュニケーション学部です。68.0程度で、人気と倍率がともに高い状態が続いています。英語による授業を軸にしたカリキュラムが支持されています。
Q. 立教大学の穴場学部はどこですか。
A. 理学部とコミュニティ福祉学部が代表的です。文学部のなかでも、キリスト教学科・文学科・教育学科は史学科より挑戦しやすい水準です。
Q. 理系で立教大学を狙う場合、どの学部になりますか。
A. 理学部が中心になります。理学部数学科は60.0で、立教大学のなかでは最も狙いやすい水準です。出題がオーソドックスなため、他大学の理系学部と併願しやすい点も特徴です。
Q. 一般入試以外の受験方法もありますか。
A. 自由選抜入試(立教大学が独自に行い、書類や面接で選考する入試方式)があります。面接の内容や聞かれやすい質問は立教大学の自由選抜入試の解説記事で確認できます。
Q. 偏差値は毎年同じように推移しますか。
A. 学部ごとに動きが異なります。異文化コミュニケーション学部のように連続して上昇する学部もあれば、観光学部のように上下する学部もあるため、出願年の最新データを必ず確認します。


