法政大学の合格最低点と何割必要か|学部別に検証
法政大学を受験する際は、過去のデータを参考にしながら確実に合格最低…
FAST-UP
法政大学の一般入試の合格最低点は学部ごとに差が大きく、2022年は文学部193.0点、デザイン工学部307.8点でした。共通テスト利用方式のボーダーは学科により7割台から8割台まで幅があります。
2026年9月時点の情報です。
法政大学の合格最低点は学部ごとに差が大きい
合格最低点は学部・学科ごとに異なります。同じ法政大学でも、文系学部と理系学部では水準がはっきり分かれる年度があります。志望学部の数字だけを見て目標を立てるのが基本です。
以下は一般入試の合格最低点です。満点は学部・方式によって異なるため、点数そのものを他学部と単純比較しないよう注意します。
2022年の合格最低点
| 学部 | 合格最低点 |
|---|---|
| 法学部 | 255.0点 |
| 文学部 | 193.0点 |
| 経済学部 | 214.4点 |
| 社会学部 | 212.0点 |
| 経営学部 | 233.1点 |
| 国際文化学部 | 231.5点 |
| 現代福祉学部 | 204.0点 |
| キャリアデザイン学部 | 220.8点 |
| GIS(グローバル教養学部) | 287.1点 |
| スポーツ健康学部 | 221.7点 |
| 情報科学部 | 276.3点 |
| デザイン工学部 | 307.8点 |
| 理工学部 | 293.8点 |
| 生命科学部 | 297.5点 |
2021年の合格最低点
| 学部 | 合格最低点 |
|---|---|
| 法学部 | 256.0点 |
| 文学部 | 200.0点 |
| 経済学部 | 213.8点 |
| 社会学部 | 210.0点 |
| 経営学部 | 234.3点 |
| 国際文化学部 | 207.0点 |
| 現代福祉学部 | 203.0点 |
| キャリアデザイン学部 | 223.1点 |
| GIS(グローバル教養学部) | 279.1点 |
| スポーツ健康学部 | 223.0点 |
| 情報科学部 | 301.0点 |
| デザイン工学部 | 320.0点 |
| 理工学部 | 293.1点 |
| 生命科学部 | 295.1点 |
年度を特定せずに扱う参考データ
集計元で年度表記が重複していたため、以下は年度を特定せず参考値として掲載します。学部間の並び方の傾向をつかむ用途に留めます。
| 学部 | 合格最低点(参考) |
|---|---|
| 法学部 | 255.0点 |
| 文学部 | 254.0点 |
| 経済学部 | 211.0点 |
| 社会学部 | 234.0点 |
| 経営学部 | 207.0点 |
| 国際文化学部 | 203.0点 |
| 現代福祉学部 | 201.0点 |
| キャリアデザイン学部 | 223.0点 |
| GIS(グローバル教養学部) | 279.0点 |
| スポーツ健康学部 | 300.8点 |
| 情報科学部 | 320.1点 |
| デザイン工学部 | 239.1点 |
| 理工学部 | 293.5点 |
| 生命科学部 | 295.1点 |
なお2020年については、学部ごとの数値を確認できていないため掲載していません。古い年度の数字が必要な場合は、大学が公表する入試結果データで確認します。
共通テスト利用入試のボーダーと「何割」の考え方
共通テスト利用入試(共通テストの成績で合否が決まる方式)では、得点率のボーダー(合格の目安とされる得点率)が目標になります。
共通テスト利用入試で合格最低点を公表している大学はほとんどありません。共通テストは年度ごとに平均点が変動しやすく、前年の点数がそのまま翌年の目安になりにくいためです。一方で、おおよそのボーダーは示されています。
| 学部 | 学科 | ボーダー |
|---|---|---|
| 文学部 | 哲学科 | 78% |
| 文学部 | 日本文学科 | 79% |
| 文学部 | 英文学科 | 81% |
| 文学部 | 史学科 | 78% |
| 文学部 | 地理学科 | 82% |
| 文学部 | 心理学科 | 87% |
| 国際文化学部 | - | 80% |
| グローバル教養学部 | - | 76% |
| 社会学部 | 社会政策科学科 | 80% |
| 社会学部 | 社会学科 | 72% |
| 社会学部 | メディア社会学科 | 78% |
| 現代福祉学部 | 福祉コミュニティ学科 | 78% |
| 現代福祉学部 | 臨床心理学科 | 79% |
| 法学部 | 法律学科 | 80% |
| 法学部 | 政治学科 | 79% |
| 法学部 | 国際政治学科 | 77% |
| 経済学部 | 経済学科 | 80% |
| 経済学部 | 国際経済学科 | 81% |
| 経済学部 | 現代ビジネス学科 | 78% |
| 経営学部 | 経営学科 | 77% |
| 経営学部 | 経営戦略学科 | 79% |
| 経営学部 | 市場経営学科 | 80% |
| 理工学部 | 応用情報工学科 | 79% |
| 理工学部 | 電気電子工学科 | 78% |
| 理工学部 | 経営システム工学科 | 77% |
| 理工学部 | 機械工学科 航空操縦学専攻 | 77% |
| 理工学部 | 機械工学科 機械工学専攻 | 78% |
| 理工学部 | 創成科学科 | 76% |
| 生命科学部 | 生命機能学科 | 80% |
| 生命科学部 | 環境応用化学科 | 76% |
| 生命科学部 | 応用植物科学科 | 77% |
| デザイン工学部 | 建築学科 | 73% |
| デザイン工学部 | 都市環境デザイン学科 | 77% |
| デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 79% |
| スポーツ健康学部 | - | 79% |
| キャリアデザイン学部 | - | 85% |
| 情報科学部 | コンピュータ科学科 | 81% |
| 情報科学部 | ディジタルメディア学科 | 82% |
| 人間環境学部 | - | 82% |
一般入試で「何割必要か」を知りたい場合は、志望学部の満点で合格最低点を割り、割合に直して考えます。学部ごとに満点が違うため、他学部の割合をそのまま当てはめると目標がずれます。
FAST-UPが見てきた法政大学志望者のつまずき
指導の現場で目立つのは、合格最低点を「超えたかどうか」だけで過去問を判定してしまうケースです。一度超えた年度があると安心してしまい、点の取り方の偏りが放置されます。
もう一つ多いのが、学部をまたいで併願するのに、学部ごとの出題の違いを確認しないまま進めてしまう形です。法政大学は学部・学科により出題傾向が変わるため、第一志望の過去問で得た感覚が併願先でそのまま通用するとは限りません。
英語でも同じ傾向が見られます。大問1から丁寧に解き始めて後半で時間が足りなくなる受験生は少なくありません。解く順番と時間配分を決めてから着手する習慣があるかどうかで、同じ学力でも得点が変わります。
法政大学合格に向けた勉強法
時期ごとにやるべきことを区切ると、学習の抜けが見えやすくなります。以下は一般入試を主軸に据えた場合の進め方です。
4月〜6月
受験を意識して勉強し始める時期は、学習時間そのものに慣れることが課題です。生活リズムを整え、毎日10〜11時間程度の勉強に耐えられる集中力を養っていきます。
英単語や古文単語など「知らないと解けない」「暗記量が膨大」なものから優先して着手します。法政大学以外にも通用する基本的な知識を、この時期に積み上げます。
7月〜9月
模試を受け始める時期ですが、この時期の合格判定は気にしなくて問題ありません。この時期に高い合格判定が出る場合、法政大学はもちろん他の難関私立大学や国公立大学も合格の範囲に入ってきます。
この時期は得意科目・得意分野に集中することが大切です。得意を伸ばして学習に自信が持てれば、学習量が増える夏を乗り切るモチベーションにもつながります。
10月〜12月
秋からは実戦問題に取り組みます。インプットよりアウトプットに重きを置き、問題演習を繰り返します。
法政大学の過去問に加え、同レベルの他大学の過去問も解いて実戦力を上げます。シンプルな問題を大量に解いて正答率と解答スピードを上げる、応用問題で出題パターンを知る、という二方向の演習が有効です。一度でも間違えた問題は必ず記録し、反復して解けるようにします。
1月〜受験
直前期は過去問演習に加えて苦手分野の強化を行います。法政大学では数学や物理のように広範囲から出題されることが多く、穴を残すと失点につながります。
日本史・世界史のように時代を横断した問題が扱われることもあり、分野を偏らせない学習が必要です。範囲を絞らずに法政大学向けの演習を積めていれば、直前期の伸びも期待できます。
法政大学の受験対策としてよくない勉強法
避けたいのは、大学ごとの違いを見ないまま量だけを積む進め方です。代表的な二つを挙げます。
GMARCHをすべて同じように対策する
関東の難関私立大学群を総称する「GMARCH」ですが、各大学で出題傾向が異なります。例えば青山学院大学と立教大学は特に英語のレベルが高く、長文のボリュームが多い、問いも解答も英語といった特徴が見られます。学部独自の出題もあり、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題のような形式別の対策が必要な入試もあります。
法政大学の英語は長文のボリューム自体はそう多くないものの、基本的な語彙・文法問題が多く、スピーディーな解答が求められます。第一志望を早めに決め、その大学の出題傾向を知るところから始めましょう。GMARCHは大学ごとに出題傾向が異なり、同じ対策ではどの大学でも中途半端に点を取りこぼしかねないためです。
選択科目の扱いも大学ごとに違います。例えば立教大学の地理受験のように、使える科目や傾向が大学によって分かれる点も併願校選びで確認しておきます。
過去問を参考にしない
過去問からは、出題傾向だけでなく出題者側の狙いや大学が求めている学力レベルを読み取れます。教科書・参考書での学習と並行して、過去問を軸にした学習を取り入れます。
余裕があれば早めに過去問へ触れておくことも有効です。そのためには早い段階で受験当日までのスケジュールを立て、全体を俯瞰して勉強を進めます。
よくある間違い:合格最低点を超えたら安心だと考える
合格最低点は年度ごとに変動します。前年の数字を一度超えただけで仕上がったと判断すると、問題が難化した年度に届かなくなります。
回避策は、合格最低点を「下限」ではなく通過点として扱うことです。複数年度分の過去問を解き、どの年度でも最低点を上回る状態を目標にします。得点源の科目が崩れた場合を想定し、科目ごとの最低ラインも決めておくと判断がぶれません。
法政大学入試の科目ごとの対策
各教科の傾向はおよそ以下の通りです。学部・学科により出題傾向が変わるケースも多いため、志望学部の過去問で確認しながら使います。
英語
読解問題のテーマは年によって異なりますが、社会・文化・国際などを扱う傾向が強いです。テクノロジーや生命科学に関する出題は少なく、専門用語の暗記は少なくて済みます。
基本的な英単語を幅広く網羅し、ひとつの和訳に限定しない柔軟な読解ができることが求められます。単語やイディオムを知らないと解けない問題が多いため、テーマ別の対策より基礎力重視の対策が向いています。
試験開始と同時に全体へ軽く目を通し、時間配分を大まかに決めます。基本的には80分のうち60分程度を大問2以降に使うイメージで逆算します。
現代文
問題文の量が多い傾向にあります。読んでいるだけで時間が過ぎるため、ある程度テクニックに頼った読解が必要になる場面が出てきます。
長文に取り組むときは、ストップウォッチで常に時間を意識します。一朝一夕には身につかないため、長期的なトレーニングが欠かせません。
社会論・芸術論・コミュニケーション論・政治論・経済論など内容は多岐にわたり、堅めの文体で書かれていることが多いです。新聞の経済面・国際面などを活用し、硬い文章に触れる機会を増やします。
古文
他大学と比較しても標準的なレベルです。まずは基本的な古文単語をマスターし、読める文章の幅を増やします。
文脈により意味が異なる古文単語が頻出のため、丸暗記だけに頼らず文中での使い方も意識して覚えます。助詞・接続詞など、現代文の論説文を読む際に必要な文法は古典でも同様に押さえます。文章内の位置関係だけでは推測できない古典文法も多く、「現代語訳ならこうなるはず」という先入観を持たずに取り組みます。
漢文
基本的な単語・文法の暗記が必要です。難易度は高くありませんが、基礎が抜けていると正答できない問題ばかりです。時間を割けば点数になる領域として優先します。
基本知識が身についたら返り点対策に進みます。返り点が示されていない文章でも、自分で1から付けられるレベルを目指します。
日本史
わずかな違いを指摘するややこしい正誤問題が多いです。新出単語の暗記に気を取られがちですが、年号・人物・地域まで含めて押さえる必要があります。単語をバラバラに覚えるのではなく、前後関係や因果関係とセットで定着させます。
どの学部でも、必ずと言っていいほど史料問題が出されます。学部によっては資料集に掲載されていない史料も扱われるため、初見史料への耐性が必要です。見たことのない史料のどこに着目するか、いくつかパターンを見て慣れておきます。
世界史
記述形式に偏るため、他大学より難しい傾向にあります。問題文だけでなく地図やグラフなどのデータを読み取り、自分の解答を速やかに文章化する力が求められます。
記述力が高くても基本知識がないと解けない出題が多く、基礎と記述の両方を整える必要があります。法学部や経済学部では200文字以上の記述を求める出題が行われ、事象が起きた理由や、ひとつの事象が与えた影響など関連性を問う問題が多いです。単語の暗記だけでなく、時代ごとの移り変わりや相互作用も学んでおきます。
数学
目立つ難問・奇問が出るケースはほとんどありません。国公立や早慶に対応するような高いレベルの対策より、基礎・基本寄りの演習を反復するほうが効率的です。
ただし微積分の単元だけは、ハイレベルな問題まで踏み込んでおくと有効です。微積分は他の単元より難易度が高めに設定されている割合が高いためです。全体としては「点を落とさない対策」を重視します。
化学
理論化学からの出題割合が多い特徴があります。学部ごとの一般入試では全体的な知識が問われる傾向があるものの、他大学と比較するとやはり理論化学が多めです。頻出の理論分野を優先して学習し、差をつけます。
化学は単元ごとに独立した知識を使うように見えて、単元を横断した問いが出やすい科目です。間違えた問題が1つあれば関連単元にも穴があると考え、遡って確認します。
物理
特定の単元に出題が偏るのが特徴です。力学・電磁気・波動からの出題が多いため、この3単元で苦手を残さないようにします。
他の単元の難易度は比較的平易ですが、上記3単元では難易度の高い問題も出ます。MARCHや早慶クラスの物理の過去問から力学・電磁気・波動を探して解く進め方も有効です。数式での算出や用語暗記だけでなく、実験データを用いた問題にも慣れておきます。
生物
年度によって扱う単元が異なりますが、遺伝情報と生物代謝からの出題が多い傾向にあります。DNA、環境に対するヒトの反応、体内環境の維持に必要な要素、交配実験などの分野は優先的に押さえます。
自然選択や集団遺伝の基礎知識も備え、計算問題以外の遺伝分野にも対策しておきます。いわゆる「捨て単元」がないため負担は大きいものの、難易度そのものは高くないため基礎基本を重視した学習が中心になります。
まとめ
法政大学を目指す場合は、志望学部の合格最低点を上回る得点力を基準に計画を立てます。合格最低点は年度ごとに変わるため、超えたから安心という性質のものではなく、あくまで目安として使います。
学部・学科ごとの出題傾向と配点を確認し、科目別の目標点まで落とし込むところまでが準備です。大学生活の具体像を知りたい場合は、法政大学の著名な卒業生から進路の広がりを見ておくのも一つの方法です。
よくある質問
Q. 法政大学は何割取れれば合格できますか? A. 一般入試は学部・方式ごとに満点と合格最低点が異なるため、志望学部の満点で最低点を割って割合に直すのが確実な確認方法です。共通テスト利用入試では、学科により7割台から8割台まで幅があります。
Q. 記事の合格最低点は素点ですか? A. 本記事の点数は、学部ごとに示された合格最低点をまとめたものです。採点方法や得点の扱いは方式によって異なる場合があるため、出願前に大学公表の入試結果と募集要項で確認します。
Q. 倍率はどこで確認すればよいですか? A. 大学が公表する入試結果データで確認します。倍率だけを見ると判断を誤りやすいため、合格最低点と併せて見るのが基本です。志願者が増えても最低点が上がらない年度もあります。
Q. 共通テスト利用入試と一般入試のどちらを選ぶべきですか? A. 共通テストで安定して高得点を取れる場合は、共通テスト利用入試の併用が有効です。一方で学科によってボーダーが8割台に達するため、共通テストの得点が伸び悩む場合は、学部別の一般入試に対策を集中させる判断もあります。
Q. 英語は何割を目標にすればよいですか? A. 合否は原則として総点で判定されるため、科目単位の目標は志望学部の配点から逆算します。法政大学の英語は基本的な語彙・文法問題が多く解答スピードが問われるので、知識の取りこぼしを減らすことが得点率の底上げにつながります。


