勉強記録のつけ方とおすすめアプリ|教科別・SNS活用も
「勉強記録の付け方が知りたい!」
FAST-UP
勉強記録は、勉強時間と学んだ内容、翌日の改善点をセットで残す形が続きやすい方法です。手書きならKWL法、アプリならFLIPやStudy Bunnyが定番です。教科ごとに残す項目を変えると、復習そのものになります。
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勉強記録のつけ方5選
記録法は「何を残したいか」で選びます。読んだ内容を整理したいのか、勉強時間を積み上げたいのか、時間の使い方を見直したいのかで、合う方法が変わるためです。
勉強記録は継続が第一です。紹介する中から「これなら自分にもできる」と思った方法を1つ選び、まず試してみてください。試すうちに合う方法が見えてきます。
| 記録法 | 向いている人 | 記録する内容 |
|---|---|---|
| KWL法 | 本や参考書から学ぶ人 | 知っていること・知りたいこと・学んだこと |
| ねぎま式読書ノート | 本や参考書から学ぶ人 | 気になった箇所の引用と感想 |
| ストップウォッチ記録法 | どんな勉強スタイルの人でも | 勉強時間とその合計 |
| リフレクションノート | 勉強のやり方を改善したい人 | Do・Check・Action・Plan |
| 時間記録法 | 時間の使い方を見直したい人 | 一日の時間の使われ方 |
KWL法
KWL法は、本や参考書から学ぶ人に向く記録法です。KWLは次の3つを指します。
- K=Know:この本について知っていること
- W=Want:この本から知りたいこと
- L=Learn:この本から学んだこと
知っていることを整理すると学習効率が上がり、知りたいことを整理すると目的意識が強くなります。さらに学んだことを整理すれば、知りたかったことをどれだけ知れたかが一目で分かる表になります。
具体的には、この3項目を並べた表を作り、読みながら埋めていくだけです。一度やるだけでも効果を実感しやすい方法です。
ねぎま式読書ノート
ねぎま式読書ノートも、本や参考書から学ぶ人に向く記録法です。手順は2つだけです。
- 読んでいる中で気になった箇所をノートに書き出す
- 書き出した部分への感想を書く
引用して感想を書くだけで、記憶への定着率は大きく上がります。理由は「書く」ことがアウトプットになるからです。人は「書く」「話す」といったアウトプットをしないと記憶に残りにくく、その点でねぎま式は学習効果を高めやすい記録法です。
ストップウォッチ記録法
ストップウォッチ記録法は、勉強時間をはかり、1日・1週間・1ヶ月と合計していく方法です。どんなスタイルの勉強にも使えます。
受験生であれば、次のような形になります。
- 5月1日:3時間25分 ~ 5月31日:6時間10分
- 1週間:30時間25分
- 1ヶ月:142時間15分
この方法の良いところは、努力の跡が目に見えることです。積み上がった時間を確認できるため、モチベーション維持に役立ちます。
リフレクションノート
リフレクションノートは、次の4項目に沿って記録していく方法です。
- Do:今日何をしたか
- Check:それはどうだったか
- Action:どうすれば改善できるか
- Plan:次はどうするか
これらを表にして埋めていきます。振り返りから次の行動までを一度に決められるのが利点です。かかる時間も5分ほどなので、気軽に始められます。
時間記録法
時間記録法は「時間の使い方」を記録していく方法です。一日を時間帯で区切った表を作り、何に使ったかを埋めていきます。
続けると、次のような気づきが出てきます。
- この時間帯は無駄が多い
- この用事とこの用事はまとめれば一度で済む
気づいた分だけ生活が効率化していきます。勉強時間そのものを増やしたい人に向く方法です。
教科ごとの勉強記録の付け方
教科ごとに残す項目を変えると、記録がそのまま復習教材になります。教科によって伸ばす力が違うためです。
| 教科 | 記録する内容 |
|---|---|
| 国語 | 読んだ文章ごとの要約 |
| 数学 | 間違えた問題の問題文と答え |
| 英語 | 間違えた単語・知らなかった単語とイディオム |
| 理科系科目 | 学んだ内容+図や絵 |
| 社会系科目 | 出来事を西暦で時系列に並べた表 |
国語
国語は「文章ごとの要約」を残すのがおすすめです。要約とは文章の内容を簡潔にまとめることで、全体を復習しないと書けないため、記憶の定着を助けます。
あとから振り返ったときに、どんな内容だったかをすぐ把握できるのも利点です。受験の現代文はテーマが重なることが多く、内容を覚えておけば似たテーマに出会ったときに解きやすくなります。
数学
数学は、ノートの左に間違えた問題の問題文、右にその答えを書く方法が向きます。問題文と答えを分けて書くと、答えを隠してとき直せるからです。
続けていくと、自分が間違えた問題だけで作られた問題集ができあがります。点数はできないことをできるようにして上がるものなので、自分専用の問題集を何度も解けば伸びやすくなります。
英語
英語は、間違えた単語・知らなかった単語とイディオムを記録していきましょう。
英語は他教科と違い言語です。基本的な構造を押さえたあとは、単語や表現をどれだけ知っているかが鍵になります。初めて出会った単語や苦手なイディオムを蓄積しておけば、取りこぼしなく積み上げられます。
検定を併用して語彙を増やしたい場合は、英検4級に合格するための勉強法も参考になります。
理科系科目
理科系科目は、図や絵をセットで書くのがポイントです。
その日学んだことに加え、実験器具や分子、生物の形などを描き添えましょう。文字だけより、図や絵があるほうが記憶に残りやすくなります。記録を見返すだけで、ある程度の復習になります。科目別の進め方は生物の勉強法とおすすめ参考書でも整理しています。
社会系科目
社会系科目は、時系列に並べるのが基本です。西暦と出来事を並べた表を作り、学んだ分を書き足していきます。
西暦という共通の基準でまとめられるため、情報が整理された状態で記憶に残ります。通史でとらえる力がつくので、流れを問う問題にも対応しやすくなります。
勉強記録にSNSを使うのはありか
SNSは勉強記録の手段として使えます。ノートやアプリは自分しか見ない記録ですが、人の目に触れるSNSには別の効果があるためです。ただし使い方を決めずに始めると、勉強時間を削る側に回ります。
SNSを勉強記録に使うメリット
- 緊張感が出る:人の目に触れるため「今日の勉強が10分だけでは投稿しづらい」「せめて1時間はやろう」という気持ちが働きます
- 反応がもらえる:勉強は本来ひとりで進めるもので、褒められる機会は多くありません。SNSなら記録に反応が返ってくるため、見てもらえている実感が得られます
- 刺激をもらえる:他の勉強垢をフォローすれば、同じように記録している人の様子が見えます。同じ志望校の人なら刺激はさらに大きくなります
勉強垢とは、勉強の記録を投稿するために作る専用のSNSアカウントのことです。たとえばX(旧Twitter)に「数学:2時間/国語:2時間30分/今日は集中できた。明日は早起きして朝から勉強する」と投稿すれば、ノートに書いて終わりにはならず、反応が返ってきます。
SNSを使うときのデメリット・注意点
- 承認欲求に歯止めが効かなくなる:反応が気になってスマホを開く回数が増え、もっと反応が欲しくてSNSに張りつくと本末転倒です
- やりとりが楽しくて勉強時間が減る:悩みを共有できる相手ができると心の支えになりますが、依存すると勉強中もスマホを触るようになります
- そのまま他のアプリを触ってしまう:スマホには時間を奪うアプリが並んでいます。動画を見ているうちに数時間が過ぎることもあります
数時間の差が積み重なれば、大きな差になります。普段は電源を切って机の中に入れておくなどの対策を決めておきましょう。
SNSの活用方法
- 毎日記録すると宣言する:「今日から毎日勉強記録をつけます」と宣言すると、できなかったときに人の目が気になる状態を作れます
- 改善点もあわせて書く:「今日は朝ゆっくり起きたので、明日は朝から勉強する」のように書くと、続けるほど勉強のやり方が整っていきます
- 他人の良いところを学ぶ:知らなかった勉強法やコツを発信している人を見つけたら、素直に取り入れてみましょう
- 同じ大学を目指す人をフォローする:志望校が同じ人が毎日10時間勉強していれば、必要な量の目安が分かります
- スクリーンタイムを制限する:スクリーンタイムとは、アプリごとの使用時間を確認・制限できるスマホの機能です
SNSを記録に使う場合は、スクリーンタイムの制限とセットにすると安全です。記録の投稿自体にかかる時間は長くなく、超えた分は別のアプリに流れやすいからです。たとえば1日10分に設定しておけば、記録だけを済ませて閉じる形になります。
勉強記録に使えるSNS3選
| SNS | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| X(旧Twitter) | 利用者が多く、140字の字数制限で気軽に書ける | 刺激を受けながら短時間で記録したい人 |
| 勉強垢が多く、写真中心の投稿が目立つ | 見た目を整えながら記録したい人 | |
| 実名登録が前提のSNS | 落ち着いた雰囲気で使いたい人 |
Xは利用者数が多く、同じように記録をつけている人を見つけやすいSNSです。Instagramも勉強垢が多く、おしゃれな雰囲気の投稿が並びます。実際に見て、自分に合うか確かめてから始めましょう。
勉強記録におすすめのアプリ10選
アプリは「誰と記録を共有するか」で選び分けると失敗しにくくなります。友達とつながる機能が励みになる人もいれば、気が散る原因になる人もいるためです。
| アプリ | 想定する利用者 | 特徴 |
|---|---|---|
| Studyplus | 中学生・高校生 | 教科ごとに勉強時間を記録。友達の記録も見られる |
| コソ勉 | 中学生・高校生 | 友達とつながらないことを重視した設計 |
| 学習記録帳 | 中学生・高校生 | ワンタップで記録でき、グラフで確認できる |
| 復習管理ノート | 中学生・高校生 | 忘却曲線をもとに復習のタイミングを通知 |
| StudyCast | 大学生 | 15分×3セットを1タームとして管理 |
| 継続する技術 | 大学生 | 30日間の継続を目標にする |
| みんチャレ | 大学生 | 同じ目標の5人でチームを組む |
| 集中 | 社会人 | 開始と終了の時刻を設定し、目標との差を確認 |
| Toggle | 社会人 | 勉強以外にも使える時間管理。ウェブでも利用可 |
| aTimeLogger | 社会人 | ワンタップ記録、グラフやレポートで確認 |
中学生・高校生向けアプリ
Studyplusは教科ごとに勉強時間を記録できるアプリです。友達の勉強記録を見られるのが特徴で、学校の友達と一緒に入れれば、互いの取り組みが一目で分かります。利用者が多く、始めやすい点も強みです。
コソ勉は「こっそり勉強する」をコンセプトに、友達とつながらないことを重視したアプリです。友達の動向が気になって集中が切れるタイプの人に向きます。
学習記録帳は、ワンタップで記録できる手軽さが魅力です。記録はグラフで見られるので、進み具合をひと目で把握できます。
復習管理ノートは、記憶の忘却曲線をもとに作られたアプリです。忘却曲線とは、時間とともに記憶が薄れていく様子を表した曲線を指します。復習に適したタイミングで通知が届くため、効率的に進めたい人に向きます。
大学生向けアプリ
StudyCastは、15分×3セットを1タームとして勉強時間を管理するアプリです。全国のユーザーと一緒に勉強できるオープンルームや、友だちと自宅からつなぐLIVE勉強会の機能があります。
継続する技術は、三日坊主の克服を目標に、30日間の継続を目指すアプリです。日数を重ねるごとに褒めてくれたり、次の目標を提示してくれたりします。
みんチャレは、同じ目標を持った人が5人集まりチームで活動するアプリです。少人数のため励まし合う交流が生まれやすく、ひとりでは続かない人に向きます。
社会人向けアプリ
集中は、名前の通り集中力の継続に特化したアプリです。始める時刻と終わる時刻を設定し、目標とどれだけ差があったかを確認できます。「できなかった」で終わらせず、差を可視化して改善につなげられます。
Toggleは時間管理のアプリです。勉強以外にも使え、何にどれだけ時間を使ったかを把握できます。ウェブ上でも使えるため、パソコンで管理したい人にも向きます。
aTimeLoggerは、ワンタップで記録でき、グラフやレポートで確認できるアプリです。有料ですが、デザインが整っていて見ているだけでやる気が出るという声があります。
勉強記録におすすめのかわいいアプリ3選
見た目で選ぶのも立派な基準です。開くのが楽しいアプリほど、記録を続けやすくなります。
FLIP-集中力UP!スタディータイマー
勉強時間を簡単に測って記録できるスタディタイマーです。見た目がかわいく、きせかえ機能もあるためモチベーションが上がります。
計測するときはスマホの画面をひっくり返すだけです。通知が目に入らないので、集中しやすい作りになっています。
Study Bunny: Focus Timer
スタディバニーの名前で知られるタイマーアプリです。10分勉強するごとにコインが1枚たまり、ゲーム内でうさぎの着せ替えや部屋の模様替えができます。
勉強するほどうさぎをかわいくしていけるため、記録そのものが楽しみになります。タイマーを回す習慣をつけたい人に向きます。
Forest: スマホ中毒の解決法
決めた勉強時間を守れば木が育ち、途中で他のアプリを見ると木が枯れる仕組みのアプリです。
木を枯らすのは罪悪感があり、スマホを手放すほど木が育つのでやる気につながります。デザインも整っているため、スマホを触る癖を断ちたい人に向きます。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、記録そのものが目的になってしまうことです。色分けやレイアウトに時間をかけ、SNSの反応を気にしているうちに、肝心の勉強時間が削られていきます。
回避策は、記録の項目と所要時間をあらかじめ決めておくことです。残すのは「勉強時間」「学んだ内容」「明日の改善点」の3つに絞り、書く時間は区切ります。装飾は休憩時間に回し、勉強時間には食い込ませません。
アプリも同じです。気になったものを一度にいくつも入れると、どこに何を記録したか分からなくなります。まずは1つ入れて、1週間使ってから入れ替えを判断しましょう。
FAST-UPが見てきた、勉強記録が続く人の共通点
指導の現場で見ていると、記録が続く受験生は「記録を見返す場面」を先に決めています。日曜の夜に1週間分を眺める、模試の前に苦手ノートだけ読む、といった具合です。見返す予定がない記録は、書く意味を見失って止まります。
つまずきやすいのは、記録の粒度を上げすぎるケースです。開始時刻から教材のページ数まで細かく残そうとすると、記録が一仕事になり、疲れている日から抜け落ちます。抜けた日が2日続くと、そのまま再開しないまま終わりがちです。
もう1つ多いのが、勉強時間だけを積み上げて内容を残さない形です。時間は伸びているのに模試の結果が動かないとき、原因を探す材料が残っていません。時間の横に、できなかった問題を一言添えるだけで振り返りの質が変わります。
2027年度入試に向けて記録を始めるなら、科目数が増える前の時期に自分の型を固めておくと無理がありません。気分が落ちたときは、勉強になるアニメのように気分を切り替える手段も併せて用意しておくと、記録の空白期間を短くできます。
よくある質問
Q. 勉強記録は手書きとアプリのどちらが良いですか。 A. 残したい内容で選びます。学んだ内容を整理したいならKWL法やねぎま式読書ノートのような手書きが向き、勉強時間を積み上げて見える化したいならStudyplusやFLIPのようなアプリが向きます。両方使う場合は、内容はノート、時間はアプリと役割を分けると混乱しません。
Q. スタディバニー(Study Bunny)やFLIPのようなタイマー系アプリは受験生にも使えますか。 A. 使えます。どちらも勉強時間を測って記録する作りで、FLIPは画面をひっくり返すと計測が始まり、Study Bunnyは10分ごとにコインがたまります。教科別の内訳まで管理したい場合は、記録用のアプリやノートと併用すると不足がありません。
Q. 勉強記録が三日坊主で終わってしまいます。 A. 記録の項目を減らし、所要時間を短くしてください。リフレクションノートのように5分で終わる形から始めると続けやすくなります。ひとりで続かない場合は、みんチャレや継続する技術のように、継続そのものを支える仕組みのあるアプリを使う方法もあります。
Q. SNSで勉強記録をつけると勉強時間が減りませんか。 A. 使い方を決めずに始めると減ります。スクリーンタイムでアプリごとの使用時間を制限し、投稿は1日1回に絞るのが現実的です。反応が気になってスマホを開く回数が増えてきたら、ノートやアプリの記録に戻す判断も必要です。
Q. 志望校が同じ人の記録と自分の記録を比べると落ち込みます。 A. 比べる対象を自分の過去の記録に変えてください。ストップウォッチ記録法のように週単位・月単位で合計すると、他人ではなく自分の積み上げが見えます。併願校も含めた全体像を知りたい場合は、大学受験は何校まで併願できるかも確認しておくと計画が立てやすくなります。


