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#大学情報

明治大学の漢文|傾向と対策・勉強法

2025年1月27日

明治大学では、文学部のみ漢文受験が可能です。

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明治大学で漢文の独立問題が出るのは文学部だけです。国語は60分で大問3つ、そのうち1つが漢文という構成が続いています。難易度は高くないものの、返り点の記述が頻出のため、句法と語句の暗記が得点を左右します。

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他学部は現代文と古文が中心ですが、漢文に関する知識がまったく不要とは限りません。学部ごとの扱いを確認したうえで、必要な範囲を見極めて対策しましょう。

明治大学の漢文の入試基本情報

明治大学文学部の漢文は、古典Bの範囲から、マークシート式と記述式の併用で出題されます。まずは全体像を表で確認します。

項目内容
出題範囲古典B
解答形式マークシート式と記述式の併用
配点現代文・古文を含めて100点満点
大問数3つ(文学部は1つが漢文)
試験時間60分
漢文にかける時間の目安15分以内

出題範囲

出題範囲は古典Bです。漢文単体の科目名はないため、古典Bの一部として学びます。古典A・国語総合・国語表現では扱わない文法が出てくる可能性があるため、古典Bまで履修しておくことがおすすめです。

出題形式と解答形式

マークシート形式と記述形式の両方で出題されます。古文単語の書き取りや用語解説の記述が頻出のため、書いて答える練習まで含めて対策しておきましょう。

配点情報

現代文・古文を含めて100点満点で採点されます。3つの大問のうち1つが漢文に充てられることが多いものの、1問あたりの配点は年度によって異なります。漢文だけで何点取るかよりも、国語全体で何点取れるかを意識するほうが現実的です。

試験時間と時間配分

試験時間は60分です。同じ60分の試験に現代文の長文問題と古文が含まれ、現代文のボリュームが大きいため、漢文に割ける時間は長くても15分程度に収めたいところです。スピードを意識した演習を重ねましょう。

明治大学の漢文の難易度

難易度は高くありません。リード文が設けられていた年もあり、現代語訳しやすいレベルです。ただし基本的な暗記項目が欠けていると得点に結びつきません。重要語句と重要語法を押さえ、「点を落とさない対策」を徹底する必要があります。

明治大学の漢文の入試傾向を学部ごとに解説

漢文を扱うと明確に記載されているのは文学部だけです。他学部では「国語」科目で現代文・古文を受験し、漢文の独立問題は出題されません。

入試・学部漢文の扱い
全学部統一入試(全学部を同一問題で受験できる方式)出題なし(要項に「漢文は除く」と記載)
文学部(学部別入試)大問1つが漢文の独立問題
文学部以外の学部別入試漢文の独立問題なし

全学部統一入試

全学部統一入試では漢文が出題されません。入試要項に「漢文は除く」と記載されているため、この方式だけで受験する場合は漢文対策をしなくても支障はありません。

文学部

文学部の国語は60分で大問3つを解きます。明治大学のなかで唯一、漢文の独立問題が出題される学部です。例年、現代文・古文・漢文が大問1つずつ出題されています。

現代文の長文問題のボリュームが大きく、漢文に割ける時間は多くありません。長くても15分以下で解答できるよう、スピードを重視した対策が必要です。

まずは単語や文法など、暗記すれば対応できる知識をインプットします。その後に口語訳ができるようにしておけば、得点しやすい難易度です。点差が開きやすい分野でもあるため、基礎力の精度が鍵になります。

【明治大学の国語の入試傾向と対策】勉強法やおすすめの参考書も紹介

明治大学の漢文の対策ポイント

文学部の漢文で押さえるべきは、スピード・基本暗記・返り点の3点です。

スピード重視の読解力を身につける

漢文はスピード重視で解きます。同時に出題される現代文はボリュームが大きく、記述形式の出題も多いため、現代文に時間を取られることが予想されます。古文でも、使用場面によって意味が変わる単語や文法が頻出です。

現代文・古文に十分な時間を充てる必要があるため、漢文は15分以内で処理するのが理想です。読解スピードを上げ、国語全体の得点を底上げしましょう。

基本的な単語・文法は漏れなく暗記する

基本的な単語・句法の暗記は欠かせません。明治大学の漢文は難易度こそ高くないものの、基礎が抜けていると正答できない問題が並びます。時間をかけた分だけ得点に結びつく分野なので、基本に忠実に進めましょう。

返り点記入問題への対策を入念に

例年、かなり高い割合で返り点(漢文を日本語の語順で読むための記号)の記入が出題されます。記述形式のため、どこにどの返り点が入るかを自分で判断して書く力が必要です。

基本知識が身についたら、返り点対策に踏み込みます。参考書や問題集で返り点が問われていない文章でも、返り点を消して1から自分で付け直せるレベルを目指すと安定します。

FAST-UPが指導現場で見ている明治大学漢文のつまずき

指導していて多いのは、句法を「覚えたつもり」で止まっているケースです。選択肢を見れば意味は思い出せるのに、白文や書き下し文を自分で作らせると手が止まります。返り点の記述が出る以上、再現できる形まで覚え直す作業が必要です。

もう1つは時間配分の崩れです。現代文で粘りすぎ、漢文に取りかかる時点で残り時間がわずかになる答案をよく見ます。漢文は短時間で得点を積みやすい分野なので、解く順番を先に決めておくだけで国語全体の点が安定しやすくなります。

過去問演習でも、漢文だけを切り出して解いて満足する受験生が目立ちます。60分通しで解いてはじめて、現代文・古文との時間の奪い合いが見えてきます。

明治大学の漢文で高得点を取るための勉強法

基本的な単語と句法に基づいた読解ができれば、高得点は十分に狙えます。差をつけるための進め方を整理します。

参考書は2〜3冊までに抑える

漢文に勉強時間を割きすぎるのは避けます。復習を重ねれば知識は定着しますが、現代文・古文のボリュームが大きいことを考えると、そちらに時間を回したほうが国語全体では有利です。日本史・世界史・英語など他科目の時間配分も先に計算しておきましょう。

使う参考書は多くても2〜3冊に抑え、1冊で全範囲を網羅しているものを選びます。「これだけやっておけば足りる」と言える1冊を決めることが重要です。

1冊は返り点対策しやすい参考書を使う

返り点に関する記述問題が頻出です。他大学と比べても出題傾向が強いため、落としたくない問題として扱います。冊数は絞りつつ、1冊は返り点対策がしやすいものを選びましょう。記述対策に向いた参考書であれば、漢文を読む基礎力も同時に鍛えられます。

初見問題の解答にかかった時間を計測する

解くスピードを上げたい場合は、初見問題にかかった時間を記録します。文学部の過去問を複数年度分用意し、ストップウォッチで漢文の所要時間を計っておきましょう。

例年同じくらいのボリュームで出題されるため、年度をまたいだ比較がしやすくなります。「時間を意識して解く」感覚を早い段階で身につけ、60分でいかに速く正確に解くかを訓練します。

よくある間違い:漢文を直前まで後回しにする

「漢文は配点が小さいから直前でいい」と考えて着手を遅らせるのが、もっとも多い失敗です。句法の暗記と返り点の記述は、短期間で仕上げようとすると精度が落ちます。

回避策は、1冊の参考書を決めて週単位で範囲を区切り、早い時期から少量ずつ回すことです。1回あたりの時間は短くても、句法を繰り返し確認するほうが定着します。直前期は過去問演習と時間計測に充てられる状態にしておきましょう。

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明治大学の漢文対策におすすめの参考書5選

目的別に5冊紹介します。すべてに手を出さず、2〜3冊を繰り返し使うのが効果的です。理解しやすいものを選びましょう。

参考書向いている用途
学研プラス『漢文ヤマのヤマ パワーアップ版』(三羽邦美)頻出句法の暗記、スキマ時間の学習
旺文社『三羽邦美の漢文教室 改訂版』(三羽邦美)基礎からの独学、返り点・置き字・再読文字の整理
Z会出版『漢文道場 入門から実戦まで』(土屋裕)基礎から実戦までの橋渡し、返り点の自作演習
日宋社『漢文―高校上級用 集中2週間完成』(日比野純三)ジャンル別の長文演習、記述問題対策
Z会出版の難関大向け漢文参考書(仁田峠公人)主語・述語の把握、構造を踏まえた読解

学研プラス『漢文ヤマのヤマ パワーアップ版』(三羽邦美)

頻出重要句法を66個ピックアップした、受験漢文の定番と言われる参考書です。句法の暗記に活用しやすく、助詞・助動詞・使役動詞など幅広く解説しています。解説が簡潔なので、スキマ時間の学習にも向いています。

旺文社『三羽邦美の漢文教室 改訂版』(三羽邦美)

基礎の基礎から学べ、完全独学の人にも向いている参考書です。解説のボリュームが多く、返り点・置き字・再読文字・句法などをオールジャンルで学べます。段階ごとに章立てされているため徐々にレベルアップしやすく、巻末の実践編で問題演習もできます。

Z会出版『漢文道場 入門から実戦まで』(土屋裕)

基礎編・錬成編・実践編の3部構成です。基礎編では読解に必要な基礎知識と頻出漢文単語を扱い、錬成編では基礎力と読解力を掛け合わせるオリジナル問題が並びます。実践編では実際の過去問を扱い、入試対応力を養えます。

錬成編の文章レベルが明治大学に合っており、返り点を消しながら自分で復習する使い方がおすすめです。解答の裏付けとなる考え方や知識の解説も充実しています。

日宋社『漢文―高校上級用 集中2週間完成』(日比野純三)

同シリーズのなかでもっともハイレベルな参考書です。歴史書・諸子百家の思想書・文学書・経書などジャンルごとに長文問題をまとめており、多くの問題に触れたい人に向いています。

国立大学二次試験レベルの記述問題にも対応しているため、ここで得点できれば明治大学の漢文にも十分対応できます。別冊の解答書には、基礎固めに使える問題も収録されています。

Z会出版の難関大向け漢文参考書(仁田峠公人)

基本句法と重要単語の解説に加え、さまざまな角度から漢文を読み解くことを重視した参考書です。主語・述語を把握する手法の解説に評判が集まっており、漢文の軸をつかむのに役立ちます。

補語・目的語・修飾語・被修飾語など文法の解説も豊富で、長文読解を支える基礎が身につきます。返り点を自分で付ける問題も収録されているため、明治大学対策に向いています。

明治大学入試で漢文が不要な学部はどこ?

漢文を不要としているのは、文学部以外のすべての学部です。具体的には、法学部・商学部・政治経済学部・理工学部・農学部・経営学部・情報コミュニケーション学部・国際日本学部・総合数理学部の8学部です。

ただし、独立問題が出題されないだけで、漢文が一切出ないとは限りません。国語で受験する人は、最低限の知識は入れておきましょう。

学部ごとの難易度や位置づけを把握しておくと、併願設計もしやすくなります。明治大学農学部の偏差値を学科ごとに解説した記事もあわせて確認しておくと、学部選びの判断材料が増えます。

【明治大学の現代文の入試傾向と対策】勉強法やおすすめ参考書も紹介

「漢文の独立問題は出題しません」の表記に関して

入試要項には、「漢文の独立問題は出題しません」と記載された学部が多くあります。この表記の意味を整理します。

漢文は出題されるのか

この記載がある学部では、漢文の出題はほとんど行われません。ただし、まったく出ないと言い切れるわけではない点に注意が必要です。大問1つを占める独立問題が出ないだけで、現代文・古文の領域で漢文の知識を使う可能性は残ります。

例えば、現代文の長文読解に評論文が出題され、そのテーマが漢文学であることは考えられます。文学史に関連する形で漢文史が問われるケースもあるため、完全にノータッチで臨むのは避けたいところです。

とはいえ、漢文の知識を前提とする専門的な問題は出されないと考えてよいでしょう。語句・語法を知らないと解けない問題や、記述形式で漢文知識を問う問題は例年出題されていないため、特段の対策までは不要です。

漢文の勉強はどうする?

この記載がある学部では、現代文・古文の勉強を優先するのがセオリーです。万が一に備えるなら、文学史のなかで漢文史の暗記比重を増やしましょう。『欧陽文忠公集』『韓非子』など、漢文独立問題で出題傾向の高い出典を覚えておくだけでも差がつきます。

大学入学共通テスト利用入試では漢文の成績が問われる

全学部統一入試および学部別の一般入試では、文学部を除き漢文が独立問題として出題されることはありません。しかし、大学入学共通テスト利用入試(共通テストの得点で合否を判定する方式)では、漢文の成績が加味されることがあります。

例えば、理工学部の電気電子生命学科・機械工学科・建築学科・応用化学科・情報科学科・数学科・物理学科の4教科方式では、古文・漢文を含む「古典」の成績が合否判定に影響します。総合数理学部でも同様に「古典」の成績が影響します。

理系学部志望でも漢文を切るのは避けたいところです。共通テスト利用入試で古文・漢文を含む「古典」の成績が合否判定に影響する方式があり、対策しないと出願できる入試方式が狭まるためです。

【明治大学の古文の入試傾向と対策】勉強法やおすすめ参考書も紹介

まとめ

明治大学の漢文は、基本的な単語や句法が身についていれば対応できるレベルです。ただし返り点を記述で解答させる問題が頻出で、返り点なしの文章を読む力が求められます。

基礎力をつけてから思考力を養う順番が効率的です。紹介した参考書を2〜3冊に絞り、時間を計りながら演習を重ねましょう。

併願校を検討する段階では、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。

明治大学の入試を徹底解説!入試方式や学部ごとの入試科目もご紹介

よくある質問

Q. 明治大学で漢文が必要なのはどの学部ですか。 A. 漢文の独立問題が出題されるのは文学部だけです。全学部統一入試では要項に「漢文は除く」と記載され、出題されません。ただし大学入学共通テスト利用入試では、理工学部の一部学科や総合数理学部で、古文・漢文を含む「古典」の成績が合否判定に影響します。

Q. 漢文にはどのくらい時間をかけて解けばよいですか。 A. 15分以内が目安です。文学部の国語は60分で大問3つを解き、現代文の長文問題のボリュームが大きいため、漢文で時間を使いすぎると他が間に合わなくなります。過去問を解く際はストップウォッチで計測し、所要時間を記録しておきましょう。

Q. 参考書は何冊そろえるべきですか。 A. 多くても2〜3冊に抑えます。1冊で全範囲を網羅できるものを軸にし、そのうち1冊は返り点対策がしやすいものを選びます。冊数を増やすより、同じ教材を繰り返すほうが句法の定着につながります。

Q. 「漢文の独立問題は出題しません」と書かれた学部では、漢文を捨ててよいですか。 A. 現代文・古文を優先するのが基本ですが、完全に捨てるのは避けたほうが無難です。評論文のテーマが漢文学だったり、文学史の一部として漢文史が問われたりする可能性があります。出典名や文学史レベルの知識は押さえておきましょう。

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