明治大学の評判はガタ落ち?口コミと受験者数から検証
Googleなどで「明治大学
FAST-UP
明治大学の評判がガタ落ちした事実は確認できません。受験者数は減った年がある一方、定員割れや極端な減少は起きておらず、在学生の口コミも就職支援や設備を評価する声が目立ちます。噂は検索候補と過去の不祥事の印象が重なって広がったものです。
2026年9月時点の情報です。
明治大学の評判がガタ落ちしたって本当?
「ガタ落ち」と呼べる状況は見当たりません。検索窓に「明治大学 評判」と入力すると候補に「明治大学 評判 ガタ落ち」と表示されるため、噂があるように見えます。しかし定員割れは起きておらず、受験者数も極端に減ったわけではありません。
ここでは、噂の出どころと実際の評価を順に確認します。
検索候補に出る「明治大学 評判 ガタ落ち」
検索候補は、過去に多く検索された語の組み合わせが並ぶ仕組みです。候補に出ること自体は、評判が落ちた証拠にはなりません。
受験者が減った年があることは事実です。ただし受験者数の減少は、評判の低下を意味しません。政治経済学部のように受験者が増えた学部もあり、一般入試ではどの学部も極端な減少にはなっていないためです。
むしろ大きいのは難化です。レベルが上がったことで、従来なら明治大学を狙っていた層が出願を見送った、という見方ができます。
実際の評判は良い
伝統のある学部・学科が多く、そこで積み上がったノウハウが評価につながっています。
- 文学部の考古学専攻は、1950年に日本の私立大学で初めて設置
- 法学部は、1881年に設置された明治法律学校がルーツ(この学校が明治大学になっています)
- 商学部は、早稲田大学と並ぶ日本の私立大学で最古の設置
長い歴史のなかで業績が蓄積され、就職活動のサポートやキャンパスの設備、教員の充実した配置といった面に表れています。受験生の間でも在学生の間でも評判は良好です。
キャンパスの印象も変わりました。かつては整っているとは言いがたく、バンカラな男子学生が多いイメージがありましたが、現在はきれいに整備され、女子学生の割合も増えています。インターネット上の口コミでも「図書館がさまざまなことに活用できてよい」「就職活動のサポートが充実している」「多くのサークル活動があって楽しめる」といった肯定的な声が目立ちます。
つまり評判が落ちた事実はなく、噂だけが独り歩きしている状態です。
評判がガタ落ちしていると思われる理由
噂が広がった背景は、大きく3つに整理できます。
- 過去に起きたいくつかの不祥事によるイメージの悪化
- 受験者が全体として減少傾向にあること
- 「バンカラな学生が多い」「チャラチャラした軽いイメージの学生が多い」という昔のイメージのまま見られていること
以降でそれぞれ見ていきます。
いくつかの不祥事によるイメージの悪化
2014年から2016年にかけて、不祥事が3つ立て続けに起こりました。うち2つは法学部で起きています。
| 名称 | 発生年 | 概要 |
|---|---|---|
| 明大鬼ごっこ事件 | 2016年 | 法学部の試験でカンニングが試験監督に見つかった女子学生が逃亡。近くにいた男子学生のタックルで一度は転倒したものの、その後も逃げ続け駅まで逃げ切った |
| 明治大学教授司法試験問題漏洩事件 | 2015年 | 法学部教授だった青柳被告が、交際していた女性に司法試験の問題の内容を漏洩。女性が考えにくい高得点を取ったことを採点に関わった別の考査委員が疑問視し、法務省へ通報して発覚。両者とも容疑を認め、青柳被告に懲役1年、執行猶予5年の判決 |
| 明大クライス集団昏睡事件 | 2016年 | 公認テニスサークル「クライステニスクラブ」が新宿歌舞伎町の店で日本女子大学との懇親会を開催。未成年飲酒やウォッカ・ウイスキーの一気飲みが行われ、旧新宿コマ劇場前で女子大生が倒れ込み、明治大学の学生2人が救急搬送。画像がインターネット上で拡散した |
司法試験の件は教授という立場を悪用しており、悪質性が高いといえます。クライスの件は一つ間違えば命に関わる事態で、クラブは公認取り消しのうえ廃部となりました。
ただし、不祥事が噂の最大の理由とは言えません。いずれも2016年までの出来事で、それ以降は同種の不祥事が続いていないためです。
受験者が全体として減少傾向にある
受験者が減った年があることは事実です。2020年度の入試では、全体として受験生は9000人の減少となりました。一方、センター試験利用入試(大学独自の試験を課さず共通の試験結果で合否を決める方式。現在の共通テスト利用入試)を使わない一般入試の受験者は数%の減少にとどまっています。減少の大きな要因は、共通の試験を使う方式のほうにあったと考えられます。
もう一つの要因が、2018年に成立した地域大学振興法です。東京23区の大学の定員増を10年間認めない内容で、定員を増やせなくなった結果、従来なら明治大学を受験していた層が出願しなくなったという見方ができます。
いずれにしても、受験者の減少がそのまま人気の低下を示すわけではありません。
昔のイメージのまま見られている
かつては「バンカラな学生が多い」「チャラチャラした軽いイメージの学生が多い」という見方がありました。バンカラとは、粗野で豪快な気風をよしとする学生気質を指します。受験生の親世代には、このイメージが残っている場合があります。
現在はキャンパスもきれいに整備され、女子学生も昔とは比べものにならないほど増えました。かつてのイメージとは程遠い状態です。
明治大学の実際の口コミ
在学生・卒業生の声は、良い面と不満の両方があります。学部やキャンパスによって内容が分かれる点が特徴です。
| 評価 | 内容 | 声の出どころ |
|---|---|---|
| 悪い | 事務の融通が利かない。機械の故障で学割の証明書を発行してもらえなかった、授業の提出物を出しに行ったら門前払いになった | 文学部の学生 |
| 悪い | 学部と関係ない授業が多い。「理系科目などは、とりたい人だけ授業料を多く払ってとればいい」 | 政治経済学部の学生 |
| 悪い | 図書館や食堂が狭く、昼に席をとるのが大変 | 国際日本学部の学生 |
| 良い | 実験用の器具や図書館などの設備が整っていて良かった | 理工学部の卒業生 |
| 良い | インターン・研修会など就職活動のサポートになる企画が多い。他学部でも出席可能 | 農学部の学生 |
| 良い | メインのほかにサブのゼミも選べる「ダブルコア」という制度が魅力的だった | 商学部の卒業生 |
食堂が狭いという意見は複数あり、改善の余地があるのかもしれません。一方で図書館は、狭いという声と整っているという声の両方があります。
口コミは学部・キャンパス単位で読むのが前提です。図書館は学部によって狭いという声と整っているという声の両方があり、通うキャンパスで事情が異なるためです。
明治大学の人気の秘密
人気が健在な理由は、就職・イメージ・設備の3点に整理できます。
就職に有利
就職活動をサポートする企画が多く、卒業生の就職先には日本郵政グループや富士通、NECといった有名企業が名を連ねます。就職面の安心感が、受験生に選ばれる理由の一つになっていると考えられます。
おしゃれなイメージが定着してきた
キャンパスが新しくなり、洗練された雰囲気になりました。その結果、女子学生からの人気も高まっています。GMARCH内の雰囲気や人物像の違いを知りたい場合は、法政大学の著名な卒業生33選も比較材料になります。
設備が充実している
学生・卒業生の口コミでは、設備が充実しているという意見が多く見られました。どの設備が充実しているかはキャンパスによって異なります。
FAST-UPが見てきた「評判」で志望校を迷う受験生の傾向
指導の現場で多いのは、検索候補や掲示板の断片的な情報を見て、出願前に志望校の格を下げてしまうケースです。入試科目や配点を調べる前に評判を調べ始めると、判断の軸が自分の得点力から離れてしまいます。
もう一つ目立つのが、保護者と受験生でイメージがずれるパターンです。保護者世代の記憶にある学生像と、いまのキャンパスの様子は一致しません。見学や公式の資料で現状を確認すると、話が噛み合いやすくなります。
つまずきやすいのは、学部ごとの違いを一括りにしてしまう点です。同じ大学でもキャンパスが分かれていれば、設備も通学時間も変わります。学部単位で調べる習慣をつけると、志望理由が具体的になります。学部ごとの人気差という観点では、中央大学の人気学部と学部序列の考え方も参考になります。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、検索候補に出る言葉を「世間の評価」そのものだと受け取ってしまうことです。検索候補は過去に検索された語の組み合わせが並ぶもので、事実認定ではありません。
回避策は、情報源を分けて確認することです。
- 入試に関わる数値や制度は、大学が公式に出している募集要項で確認する
- 学生生活の実感は、在学生・卒業生の口コミを学部ごとに複数読む
- 噂は、いつの出来事かを必ず確認する
この3段階を踏むだけで、古い話と現状を混同せずに済みます。科目選択など具体的な対策に進む段階では、立教大学の地理受験の可否と対策のように、大学・学部単位の入試情報を一次情報で押さえる進め方が有効です。
まとめ
「明治大学 評判 ガタ落ち」という噂に、実態の裏づけはありません。受験者が減った年はあるものの、難化や定員規制といった別の要因が絡んでおり、評判の低下とは切り離して考える必要があります。口コミでも、就職支援・設備・サークルへの肯定的な評価が目立ちます。噂ではなく、学部ごとの入試科目と自分の得点力で志望校を決めることが出発点です。
よくある質問
Q. 明治大学の評判がガタ落ちしたというのは事実ですか。 A. 事実を示す材料は見当たりません。定員割れは起きておらず、受験者も極端に減ってはいません。検索候補に表示されることが、噂の広がりに影響していると考えられます。
Q. 明大鬼ごっこ事件とは何ですか。 A. 2016年に法学部で起きた出来事です。試験でのカンニングが試験監督に見つかった女子学生が逃亡し、男子学生のタックルで一度転倒したものの、その後も逃げ続けて駅まで逃げ切ったとされています。
Q. 受験者が減ったのはレベルが下がったからですか。 A. 逆の見方が有力です。難化によって、従来なら出願していた層が受験を見送ったと考えられます。加えて、東京23区の定員増を制限する地域大学振興法の影響も指摘されています。
Q. 口コミで「食堂や図書館が狭い」とありますが、全学部そうですか。 A. キャンパスによって異なります。狭いという声がある一方、理工学部の卒業生からは設備が整っていたという評価も出ています。志望学部が使うキャンパス単位で確認してください。
Q. 親が昔のイメージで反対します。どう説明すればよいですか。 A. 現在のキャンパスが整備されていること、女子学生の割合が増えていることを、大学の公式サイトやオープンキャンパスで一緒に確認する方法があります。印象論ではなく現物を見てもらうほうが話が進みます。


