明治大学の特待生とは?条件・人数・偏差値を解説
明治大学では、「特待生」と呼ばれる特別給費奨学金の受給生を募ってい…
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明治大学の特待生とは特別給費奨学金のことで、入学試験の成績上位70〜80人に、返還不要の給付が受けられる制度です。対象は法学部・文学部・理工学部・情報コミュニケーション学部の4学部で、事前申請は不要です。
2026年9月時点の情報です。
明治大学の特待生(特別給費奨学金)とは
入学試験の成績が特に優秀な受験生に対し、返還義務のない給付をおこなう制度です。学費の負担を抑えながら通えるため、毎年多くの受験生が狙います。採用は入試の得点にもとづいて決まり、受験生側の事前申請は必要ありません。
特待生の制度を受けられる学部
対象となるのは4学部に限られます。特待生として入学したい場合は、対象となる4学部のいずれかを受験することになります。他の学部には特別給費奨学金の枠が設けられていないためです。
| 区分 | 学部 |
|---|---|
| 対象となる学部 | 法学部/文学部/理工学部/情報コミュニケーション学部 |
| 対象外の学部 | 商学部/政治経済学部/農学部/経営学部/国際日本学部/総合数理学部 |
一般的な奨学金とは違い返済不要
特別給費奨学金の特徴は、支給される金額の一切に返済義務が生じない点です。返済の義務は生じないため、事実上の学費免除といえます。
一般的な奨学金は奨学生への「貸与」が中心で、卒業から15〜25年程度かけて毎月少しずつ返済していくことが前提になります。一部には給付型(返済の必要がない奨学金)もありますが、立場としては団体・組織から援助を受ける奨学生であることは変わりません。
一方で特別給費奨学金は、大学が基準とする学力を大幅に上回り、大学側が費用を負担してでも入学してほしいと判断した人材に支給されます。
入学後の成績で返済義務が生じることも
特待生は入学試験で獲得した点数により認定されますが、入学後の成績次第では返済義務が生じることもあります。
各学部が設定する給費継続基準に満たなかった場合、奨学金に切り換えて返済していくか、給付自体が廃止になります。採用後に学業努力を欠いた場合、特待生としての資格が取り消される仕組みです。
事前申請は必要?
事前申請は不要です。採用となった場合は入学手続書類のなかに採用通知が同封され、自動で処理がおこなわれます。合格証書にも特待生採用の旨が記載されるため、合格と同時に知ることができます。
明治大学の特待生(特別給費奨学金)になるには
必要なのは、対象学部の入試で全受験生の上位に入る得点力です。点数の基準は公表されず、上位から順に採用される形が基本になります。
特待生の条件と人数
対象となる入試方式と採用規模は次の通りです。全学部統一入試は、全学部共通の問題を1日で受ける方式を指します。大学入学共通テスト利用入試は、共通テストの得点を使って合否を判定する方式です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の入試方式 | 一般入試/全学部統一入試/大学入学共通テスト利用入試 |
| 採用の目安 | 上位70〜80人以内 |
| 点数の基準 | 公表されない(上位から順に採用) |
定員数が事前に提示されることはなく、年度により人数の差があることが多いです。明治大学を辞退して他大学へ進学する学生がいることも想定し、80〜90名程度に採用通知が出ているとみられています。
特待生に選ばれるレベル・偏差値はどれくらい?
早慶上智や国公立大学に合格できる程度の偏差値が目安です。数多い明治大学受験生のなかでも得点ランキングの上位に名を連ねることが第一条件になります。それ以上の難関国公立大学に合格する学力を持つ受験生が、明治大学の特待生になるケースも多くあります。
特待生に選ばれるには何割必要?
一般入試で9割以上を得点する力が目安になります。学部により合格のボーダーは異なりますが、7割〜8割程度で合格とされるなかで9割以上は高い水準です。
ただし、特待生採用のための点数ボーダーは掲げられていません。上位から順に採用されるため、その年の受験生のレベルが高ければ基準が上がる可能性もあります。
FAST-UPが見てきた特待生級の得点に届く受験生の共通点
指導現場で見えてくるのは、特待生級の得点に届く受験生が「取りこぼしを減らす作業」に時間を使っている点です。新しい参考書を足すよりも、過去に間違えた問題の原因を言葉にして潰す作業を繰り返しています。
つまずきやすいのは、合格ラインの7〜8割に届いた時点で演習の質を変えずに走り続けるケースです。合格ラインを超えてからの1割は、知識不足よりも設問条件の読み落としや計算・記述の詰めの甘さで失われやすくなります。
もう一つの傾向は、学部ごとの出題形式の差を軽視することです。同じ大学でも配点や時間配分の設計は異なるため、第一志望の学部の形式に合わせた時間管理の練習が後回しになりがちです。GMARCHの学部ごとの特徴は、中央大学の人気学部や学部序列の記事も参考になります。
明治大学の特待生(特別給費奨学金)と早慶はどちらに進学すべきか
判断の軸は、もともとの志望順位と、卒業後に重視したいものの優先順位です。特待生として合格しつつ早稲田大学・慶應義塾大学にも合格した場合、進学先の考え方は次のように整理できます。
本来の第一志望に進学するのが基本
W合格した場合も、本来の第一志望に進学する選択が基本になります。入学後のギャップを抑えやすく、当初予定していた学びを得やすいためです。
明治大学を第一志望としていた場合は特待生として明治大学へ、早慶を第一志望にしていた場合は早慶へ進む形です。受験の段階で最低限必要な進学費用や授業料は計算しているはずなので、大幅な予定変更にはなりにくい点もポイントです。
ネームバリューを重視する場合は早慶
ネームバリューを第一に考える場合は、早慶への進学が選択肢になります。学閥を設けている企業もあり、出身大学が就職後の評価に影響する場合があります。
少しでも偏差値の高い大学に進学したい場合や、やりたいことがまだ固まっておらず知名度を重視したい場合は、早慶を選ぶ判断が合います。
明治大学の特待生(特別給費奨学金)を継続するには
継続の条件は、在籍状況と学業成績の2つです。採用は入学時点の得点で決まりますが、その後の4年間は在学中の状況によって判断されます。
特待生の継続条件
休学・退学・除籍・学校処分にならないことが前提です。退学・除籍で特待生でなくなることは想像しやすい一方、休学や学校処分では明治大学生としての籍は残るため、資格を失うことを知らない学生もいます。
留学・起業・資格試験の受験準備のために計画的に休学する学生は多く、休学ができないことでプラン変更を求められるケースがあります。学部ごとに設けられた継続基準を満たさなかった場合も打ち切りとなります。
特待生を継続するためのコツ
学業成績を最優先にすることが前提です。GPA(成績評価を点数化した平均値)には十分配慮し、各科目の試験で高い点数を取れるよう対策します。
出席やレポート提出に抜けを作らないことも重要です。教授や講師とのつながりを持ち、日常的なやり取りのなかで特待生であることを伝えて細かな指導を受けるなど、自分から前に出る学び方が継続につながります。
よくある間違い:採用通知が届けば4年間続くと思い込む
よくある間違いは、入学時に採用通知が届いた時点で4年間の給付が確定したと考えることです。学部ごとの継続基準を下回れば、貸与への切り換えや給付の廃止となります。
回避策は、入学前の段階で所属学部の給費継続基準と、休学などで資格を失う条件を確認しておくことです。進級ごとに必要なGPAの水準を把握しておけば、履修計画の段階から逆算できます。
特待生を実施している有名大学
明治大学以外にも、学力や活動実績に応じた給付型の制度を持つ大学があります。費用負担を抑えて進学したい場合は、併願先の制度も合わせて確認しておくと選択肢が広がります。
法政大学入学時特別奨学金「開かれた法政21」
法政大学では、創立120周年を記念して「開かれた法政21」奨学金制度を導入しています。学業だけでなくスポーツ、芸術、ボランティア活動などの分野で優れた業績をあげた学生を奨励・育成する制度で、返済義務はありません。家計状況に関係なく審査されるため、誰でも申請する資格があります。
| 名称 | 対象 | 金額 |
|---|---|---|
| チャレンジ法政奨学金(入試出願前予約採用型給付奨学金) | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県以外の国内高等学校出身者で申請資格を満たす人。入試出願前に採用が決定 | 文系学部38万円/理工学部43万円(1年次の場合) |
| 成績最優秀者奨学金 | 成績優秀な学生。1年単位で採用を決定 | 前期・後期の2回に分けて1回あたり30万円 |
| 認定海外留学奨学金 | 単位認定が受けられる法政大学の認定海外留学生採用者 | 別途「後援会認定海外留学奨学金」10万円(半期留学は半額) |
| スポーツ奨励金 | 原則として体育会所属で、オリンピック・パラリンピック・アジア競技大会・ユニバーシアード競技大会・世界選手権などの日本代表に選出された経験のある人。採用期間は1年間で毎年申請可能 | 活動内容に応じて20万円または40万円 |
| 学術・文化奨励金 | 学術・研究・ボランティア活動・文化・芸術・芸能・スポーツ等で秀でた業績を挙げた個人または団体 | 活動範囲に応じて上限30万円 |
| 指定試験合格者奨励金 | 在学中に司法試験予備試験、公認会計士試験、国家公務員採用総合職試験、税理士試験(全科目合格)、弁理士試験、司法書士試験に合格した人 | 合格した年度に限り40万円 |
法政大学の学風や卒業後の進路イメージをつかみたい場合は、法政大学の著名な卒業生もあわせて確認できます。
神奈川大学「米田吉盛教育奨学金」
給費生試験の成績によって奨学生としての採用が決まります。毎年12月に一般入試とは別に採用試験がおこなわれる独自の制度です。給付は原則4年間継続します。
| 学部 | 年額 |
|---|---|
| 理学部・工学部 | 135万円 |
| 経営学部・外国語学部・国際日本学部 | 110万円 |
| 法学部・経済学部・人間科学部 | 100万円 |
まとめ
特待生は、費用の心配を抑えて学業に集中できるよう作られた制度です。明治大学の特別給費奨学金は対象4学部の上位70〜80人が採用され、点数の基準は公表されません。狙う場合は、合格ラインの一段上を取りにいく得点計画と、入学後の継続基準の確認をセットで進めることになります。併願校の制度も含めて比較しておくと、進学先の判断がしやすくなります。
よくある質問
Q. 明治大学の特待生になるには申請が必要ですか? A. 事前申請は不要です。入試の得点にもとづいて採用が決まり、採用通知は入学手続書類に同封されます。合格証書にも採用の旨が記載されます。
Q. 特待生は何人採用されますか? A. 上位70〜80人以内が目安です。定員は事前に提示されず年度によって差があり、辞退者を想定して80〜90名程度に通知が出ているとみられています。
Q. どの学部でも特待生を狙えますか? A. 狙えるのは法学部・文学部・理工学部・情報コミュニケーション学部の4学部です。商学部・政治経済学部・農学部・経営学部・国際日本学部・総合数理学部は対象外です。
Q. 特待生の資格が途中でなくなることはありますか? A. あります。休学・退学・除籍・学校処分になった場合や、学部ごとの給費継続基準を満たさなかった場合は、貸与への切り換えか給付の廃止となります。
Q. 他大学の給付型制度と比べる際は何を見ればよいですか? A. 対象学部、支給額、採用方法(入試成績か別試験か)、継続条件の4点です。神奈川大学のように一般入試とは別に試験をおこなう形式もあるため、出願時期も合わせて確認します。GMARCHの併願設計を考える際は、立教大学の地理受験の可否と対策のような科目単位の情報も判断材料になります。


