立教大学の日本史 入試傾向と対策・勉強法と参考書
「立教大学の日本史入試について知りたい!」
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立教大学の日本史は試験時間60分で大問2題、設問50〜60問。マーク式と記述式の併用で、テーマ史と史料問題が頻出です。難問は多くなく、教科書の重要語句を書けるまで固めたうえで、8割を目安に仕上げるのが基本方針です。
2026年9月時点の情報です。
立教大学の日本史の基本情報
立教大学の日本史は、出題範囲・形式ともに「教科書の全範囲をまんべんなく」が前提です。まず土台となる情報を押さえます。
出題範囲
出題範囲は教科書を中心に全範囲です。特定の時代だけに偏らず、原始から近現代まで広く問われます。
出題形式と解答形式
出題形式は大問2題で、設問は50〜60問ほどです。内訳として次のような形式が目立ちます。
- 長文の空欄補充
- 正誤問題
- 時代順の並び替え問題
- 地図・写真・図を使った問題
このうち並び替え問題と、地図・写真・図を使った問題は苦手とする受験生が多く、意識的な対策が必要です。
解答形式はマーク式と記述式の併用です。選択肢から選べるだけでは足りず、重要語句を自分で書ける状態、内容を説明できる状態まで引き上げることが得点につながります。
学部別の配点
日本史の配点は学部・学科によって異なります。
| 学部・学科 | 日本史の配点 | 全体の満点 |
|---|---|---|
| 文学部(史学科) | 200点 | 600点 |
| 文学部(キリスト教学科・文学科・教育学科)、異文化コミュニケーション学部、観光学部 | 150点 | 550点 |
| 法学部、コミュニティ福祉学部 | 100点 | 500点 |
| 経済学部、現代心理学部 | 100点 | 400点 |
| 経営学部 | 100点 | 350点 |
| 社会学部 | 100点 | 300点 |
文学部史学科は比重が大きく、日本史の出来がそのまま合否に直結しやすい配点です。
試験時間と時間配分
設問数に対して試験時間は短く、時間配分の練習が必要です。試験時間は60分で設問数は50〜60問ほどあり、1問あたりにかけられる時間が約1分しかないためです。
同じ60分で30問程度の世界史と比べると、処理スピードの要求は高めです。ただし過去問で経験を積めば十分に間に合います。目安は大問1つを25〜27分で解き、10分程度の見直し時間を残す配分です。
マークのずれや、分かっていたのに漢字を書き間違えた、といった失点はもったいないものです。見直しまで含めた時間配分で解く練習をしておきます。
難易度はどのくらいか
難易度は、教科書をくまなく覚えれば合格点を狙えるレベルです。地図や写真を使った問題も出ますが、スタンダードな設問が多く含まれます。重要語句を素直に習得し、書けるようにしておけば得点は安定します。
何割取ればよいか
8割を目安にすると安心です。立教大学は合格最低点を公表していないため正確な数値は分かりませんが、成績開示の情報などを踏まえると、8割前後が一つの基準になります。
7割5分でも他教科との兼ね合いで合格が見えるケースはあります。日本史は暗記の比重が大きく、仕上げれば得点が安定しやすい科目です。安定して8割を取れる状態を目標に据えます。
立教大学の日本史の入試傾向
傾向は大きく3つです。「テーマ史」「史料問題」「記述・論述」を知っているかどうかで、日々の勉強の質が変わります。
| 傾向 | 内容 | 必要な力 |
|---|---|---|
| テーマ史 | 1つの大問で幅広い時代・分野を横断 | 時代をまたいで知識を並べる整理力 |
| 史料問題 | 史料の穴埋め・読み取り | 史料の内容と背景の理解 |
| 記述・論述 | 語句記述に加え論述も出題 | 書ける知識と説明する力 |
テーマ史がよく出る
1つ目はテーマ史です。テーマ史とは、1つの大問で幅広い分野・時代について問う形式を指します。過去には次のようなテーマで出題されています。
- 法制度の歴史
- 音楽史
- 疫病の歴史
さらに、政治外交史と経済史のように2つのテーマにまたがる出題もしばしば見られます。定期テストのような範囲限定の形式とは別物だと理解しておきます。
史料問題が頻出
2つ目は史料問題です。並び替えや正誤だけでなく、史料の穴埋め問題と読み取り問題がよく出ます。細かい部分まで問われるため、参考書・教科書に載っている史料には必ず目を通し、書ける・説明できる状態にしておきます。
記述問題がある
3つ目は記述問題です。マーク式と記述式の併用で、語句を書かせる問題に加えて論述も出題されています。
何度も復習して覚えたつもりでも、実際に書くと誤字や記憶違いが出るものです。論述では、歴史の流れ、出来事同士の相互関係、出来事が起きた理由を理解したうえで、分かりやすく説明する力が求められます。
立教大学の日本史は難化している?
立教大学の日本史は近年難化しています。ただし問題そのものの難易度が上がったわけではありません。私立大学では文部科学省の通達により入学定員の厳格化が進められ、定員の1.1〜1.2倍程度しか合格者を出せなくなっているためです。
定員の厳格化とは、入学者数を定員に近づけるよう大学に求める方針のことです。立教大学は入試制度の変更もあって人気が高く、合格のハードルが上がった状態が続いています。
今後についても、受験生が安全志向に傾く年は難化しやすい状況です。浪人を避けたい、倍率の予想が立てづらい、といった事情が重なると、本来は上位帯を狙う層がMARCH帯も厚く併願します。年度ごとの倍率は読み切れないため、合格最低点を上回る余裕を持った得点計画を立てておくのが現実的です。
立教大学の日本史の対策ポイント
対策は「教科書→史料→テーマ史」の順です。傾向に直結する3段階で積み上げます。
まず教科書レベルの知識を固める
最優先は教科書レベルの知識を固めることです。史料問題やテーマ史が出題されても、問われている中身は教科書に載る重要語句が中心だからです。
受験期は周囲の動きが気になります。隣の人が史料問題集を進めていると焦りますが、土台がない状態で応用教材に移っても定着しません。教科書レベルの精度を上げることが最短だと決めておきます。
史料を覚える
次に史料です。教科書レベルを押さえたら、史料を読み込んで得点をもう一段伸ばします。
史料は「なぜこの史料が重要なのか」「どんな背景で出されたのか」を問われることが多い分野です。読むだけで終えず、理由と背景をセットで押さえます。
テーマ史で知識を整理する
3つ目はテーマ史での整理です。通史(時代順に歴史の流れをたどる学習法)で覚えるだけでも得点はできますが、テーマごとに並べ直すと対応力が上がります。
例えば仏教史なら、「仏教が伝来し、鎮護国家の思想で活用され、その後神仏習合へ進む」という形で流れをつかめます。一対一で覚えていた知識が線でつながり、横断型の大問にも対応しやすくなります。
立教大学の日本史で高得点を取るための勉強法
勉強法は3段階です。上から順に取り組むと無駄が出にくくなります。
一問一答で基本語句に慣れる
最初は一問一答(用語を一問ずつ問う形式の問題集)で基本語句に触れます。教科書を読んでも頭に入らない原因の多くは、知らない語句が多すぎることです。文章全体の意味がつかめない、いわゆる語の認識が追いついていない状態になります。
先に語句を見慣れた状態にしてから教科書や参考書を読むと、内容が入りやすくなります。
通史で全体像をつかむ
次に通史です。全体像を先につかむと、知識同士がつながって定着しやすくなります。
「まず縄文時代を完璧に」と1分野ずつ潰す進め方は、受験までに全範囲が終わらないリスクがあります。限られた時間で仕上げるには、粗くても一周して全体を見渡すほうが効率的です。
テーマ史の問題を解く
仕上げはテーマ史の問題演習です。一問一答と通史で身についた知識を、立教大学の出題形式に合わせて並べ替える作業になります。なじみのある知識をまとめ直す段階なので、手は進みやすいはずです。
よくある間違い:選べるけれど書けないまま本番へ
よくある間違いは、一問一答を「答えの位置」で覚えてしまい、選べるのに書けない状態で本番を迎えることです。同じページを繰り返すうちに、問題文ではなくページ上の位置で反応するようになります。
回避策は2つです。
- 問題の順番をシャッフルする、または赤シートではなく白紙に書き出す
- 重要語句は漢字で書く練習をし、書けたものだけを「覚えた」と数える
立教大学は記述式を併用するため、書けない知識は得点になりません。確認の最終形を「書く」に固定しておきます。
FAST-UPが見てきた立教日本史のつまずき方
指導の現場で目立つのは、知識量ではなく知識の取り出し方でつまずくケースです。一問一答は答えられるのに、テーマ史の大問になると手が止まる受験生が毎年います。時代順の棚にしか知識が入っておらず、「法制度」「宗教」「貿易」といった縦の軸で引き出す練習をしていないことが背景にあります。
もう一つは史料の扱いです。有名史料の名前は言えるのに、本文のどの語句が手がかりかを説明できない状態が多く見られます。史料は「出てきたら読む」ではなく、事前に背景と一緒に覚えておく対象です。
記述でも同じことが起きます。流れを言葉にする練習をしていないと、論述で書き出しが決まりません。解いたあとに「誰が・なぜ・どうなったか」を一文で言い直す習慣をつけると、横断型の設問にも崩れにくくなります。
立教大学の日本史対策におすすめの参考書3選
下に行くほど難易度が上がります。自分の到達度に合わせて選びます。
| 参考書 | 位置づけ | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本史B一問一答 完全版 | 基本語句の習得 | レベルが4段階に分かれ、星3〜1で立教対策は十分 |
| 石川日本史B講義の実況中継 | 通史の理解 | 講義を再現した構成で、全4冊を読み進めやすい |
| 実力をつける日本史100題 | 演習・仕上げ | テーマ史20題・論述5題を収録、解説は別冊 |
日本史B一問一答 完全版
構成がシンプルで、空欄補充の後に答えが並ぶ形式です。レベルが4段階に分かれており、幅広い大学に対応できます。立教大学対策としては、星3〜1を仕上げれば十分です。位置で覚えてしまわないよう、問題文と知識を結び付けて進めます。
石川日本史B講義の実況中継
河合塾の人気講師である石川先生の授業がそのまま再現されている点が強みです。細かい部分まで分かりやすく書かれており、全4冊のシリーズでも読み進めやすい構成になっています。通史の理解を固める段階で力を発揮します。
実力をつける日本史100題
テーマ史20題と論述5題を含み、立教大学で頻出の形式をそのまま演習できます。解説が別冊で、地図や表を使った説明が付いています。知識の穴を見つけて埋める用途に向いています。
立教大学の入試で日本史と世界史どちらを選ぶか
すでに学習量に差がある場合は、積み上げてきた科目を選ぶのが無難です。どちらも同程度で迷っている場合は、世界史が選択肢になります。
日本史は対象が日本に限られるため範囲は狭い一方、一つひとつを深く問われます。世界史は複数地域を扱うため暗記量は増えますが、個々の内容は日本史ほど深追いされにくい傾向があります。立教大学のように難易度の高い大学では、日本史の掘り下げが深くなりやすい点も判断材料です。
社会科目の選び直しを検討しているなら、立教大学の地理受験の可否と対策も合わせて確認すると、選択肢を比べやすくなります。出題形式そのものが特殊な方式を併願する場合は、青山学院大学 総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策も参考になります。
まとめ
立教大学の日本史は、教科書レベルを書けるまで固め、史料とテーマ史で横に広げる流れが王道です。時間配分の練習まで終えれば、安定した得点源になります。
よくある質問
Q. 立教大学の日本史は何割取れば合格できますか? A. 8割を目安にすると安心です。合格最低点は公表されていないため確定ではありませんが、成績開示などの情報から8割前後が基準とされています。7割5分でも他教科との兼ね合いで合格が見えることはあります。
Q. 記述や論述はどのくらい出ますか? A. 解答形式はマーク式と記述式の併用で、語句の記述に加えて論述も出題されています。歴史の流れ、出来事の相互関係、出来事が起きた理由を説明できる状態にしておく必要があります。
Q. 時間が足りません。どう配分すればよいですか? A. 大問1つを25〜27分で解き、10分程度の見直しを残す配分が目安です。設問は50〜60問あるため、迷った問題は印を付けて先に進め、最後にまとめて戻ります。
Q. テーマ史対策はいつ始めればよいですか? A. 一問一答で基本語句に慣れ、通史で全体像をつかんだ後が適しています。土台が無い状態でテーマ史に入ると、横断型の設問で知識が結び付かず、演習の効果が出にくくなります。
Q. 史料はどこまで覚える必要がありますか? A. 参考書・教科書に載っている史料は一通り目を通し、書ける・説明できる状態を目指します。穴埋めと読み取りの両方が出るため、本文の語句だけでなく背景と重要性もセットで押さえます。


