立教大学経営学部の英語|傾向と対策・勉強法
「立教大学経営学部を受験したいけど英語の勉強法がわからない」
FAST-UP
立教大学経営学部の英語は、大学独自の英語入試がありません。共通テストの英語か英語外部試験のスコアのうち、高い方の得点が使われます。対策の軸は共通テスト対応で、リスニング・速読・実用的な英文の三点を早めに固めることです。
2026年9月時点の情報です。
共通テストは大学入学共通テストの略で、全国一斉に実施される共通の筆記試験です。英語外部試験は、英検やTOEFLなどの民間の英語資格・検定試験を指します。
立教大学経営学部の入試情報
経営学部の一般入試は、個別学力試験が2教科で350点満点という構成です。国語が必須で、もう1科目を日程ごとに決められた選択肢から選びます。英語は大学の独自問題ではなく、共通テストまたは英語外部試験のスコアが使われます。
日程別の入試科目と配点
選択できる科目は日程によって異なります。過去に実施された日程の科目と配点は次の通りです。
| 日程 | 国語(100点) | 選択(100点) |
|---|---|---|
| 2月6日 | 国語総合・現代文B・古典B(漢文を除く) | 世Bまたは数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)から1科目 |
| 2月8日 | 同上 | 世B・日Bから1科目 |
| 2月9日 | 同上 | 日Bまたは数I・数A・数II・数B(数列・ベクトル)から1科目 |
| 2月12日 | 同上 | 世B・日B・政経から1科目 |
| 2月13日 | 同上 | 世B・日Bから1科目 |
日程によって世界史しか選べない回、日本史しか選べない回、数学や政治・経済を使える回があります。選択科目の都合で受験できる日程が絞られることがあるため、出願前に組み合わせを確認しておくと安全です。社会科目の選び方で迷う場合は、立教大学の地理受験は可能?入試傾向・対策も併せて確認してください。
学科ごとの偏差値
経営学部は2学科で偏差値が並んでいます。
| 学科 | 偏差値 |
|---|---|
| 経営 | 65.0 |
| 国際経営 | 65.0 |
どちらの学科も同じ水準です。立教大学の看板学部という位置づけもあり、学内でも高い偏差値帯になっています。
倍率の推移
全科目日程(3教科型)の倍率は次の通りです。
| 年 | 経営学科 | 国際経営学科 |
|---|---|---|
| 2016年 | 7.0 | 6.2 |
| 2017年 | 7.2 | 7.2 |
| 2018年 | 9.8 | 8.9 |
| 2019年 | 10.3 | 11.1 |
| 2020年 | 11.8 | 7.6 |
経営学科は倍率が高く、数字も年々上がってきました。国際経営学科は経営学科より低めの年が多いものの、11倍を超える年もあります。いずれも他学部と比べて高い水準です。
立教大学経営学部の英語の基本情報
経営学部を受けるうえで最も重要なのは、英語の得点が「当日の答案」だけで決まらない点です。外部試験のスコアを持っていれば、入試前から英語の持ち点を固めた状態で本番に臨めます。
独自の英語入試が廃止された
2021年度入試から、文学部以外の学部で立教大学独自の英語入試が廃止されました。代わりに次のどちらか高い方の得点が採用されます。
- 英語外部試験のスコア
- 共通テストの英語
有効とされるのは、出願期間の初日から遡って2年以内のスコアです。複数の外部試験を提出した場合は、スコアに換算したときに最も高い点数が採用されます。つまり外部試験のスコアは早い段階から狙う価値があります。有効とされるのは出願期間の初日から遡って2年以内のスコアで、複数提出した場合は最も高い点数が採用されるためです。
活用できる英語外部試験
立教大学で活用できる英語外部試験は次の7つです。
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
英検やGTECは高校で団体受験している場合もあります。受けたことがない場合も、早い時期から受験機会を確保しておくと選択肢が増えます。
スコアの目安
スコアの目安は、大学が換算方法を公表していないため正確には分かりません。ただし従来の受験者層を踏まえると、次の実力があれば合格点に届くスコアになるといわれています。
- 共通テストで9割
- 英検準1級合格前後
換算が非公表である以上、外部試験一本に賭ける形は避け、共通テストでも得点できる状態を保っておくのが現実的です。
立教大学経営学部の英語の傾向と対策
英語の対策は、そのまま共通テスト対策になります。共通テストの出題傾向を踏まえると、押さえるべき特徴は3つです。
リスニングの配点が大きい
1つ目はリスニングの配点が大きいことです。センター試験ではリーディングとリスニングの配点比率が4対1でしたが、共通テストでは1対1です。そのためリーディングと同程度にリスニングも対策する必要があります。
リスニングを伸ばすには、基本的なリーディングの力が土台になります。まずは次の3つを固め、できるだけ早くリスニングに時間を回せる状態を作ります。
- 英単語
- 文法
- 英文解釈(英文の構造をつかんで意味を取る練習)
リーディングスピードが求められる
2つ目はリーディングスピードが求められることです。問題そのものの難易度はセンター試験と同程度か、やや易しくなった水準といわれます。一方で語彙数は1000語以上増えています。
さらに文法問題とアクセント問題がなくなり、読む量で勝負が決まる形になりました。時間内に解き切る力が問われます。文法問題とアクセント問題がなくなり、語彙数は1000語以上増えているためです。
スピードを身につける手段は、基礎を固めたあとの多読です。単語・文法・英文解釈の基礎段階を早く終えることが、そのまま速読の準備になります。
実用的な問題が出題される
3つ目は実用的な問題が出題されることです。論説文だけでなく、日常で使う英語を扱う素材が増えています。
- ブログ
- 料理のレシピ
参考書で覚えた知識を、こうした素材の中でどう使うかを練習する必要があります。最も効くのは過去問で問題形式に慣れることです。形式慣れが必要な試験という点では、他大学の特殊方式も同じ発想で準備します。考え方の参考として青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策も読んでみてください。
よくある間違い
よくある間違いは、「英語は外部試験で片づく」と考えて共通テストのリスニング対策を後回しにすることです。スコアの換算方法が公表されていないため、外部試験だけで必要な持ち点が確保できるかは出願前に確定しません。
回避策は2つです。外部試験は有効期間の範囲で複数回受けてスコアを更新し続けること、そして共通テストのリーディングとリスニングを並行して仕上げておくことです。どちらが高くなっても使える状態にしておけば、直前期に英語で慌てずに済みます。
FAST-UPが見てきた立教経営志望のつまずき
指導現場で多いのは、英語の独自試験がないことを「英語の負担が軽い」と読み替えてしまうケースです。実際には共通テストと外部試験の両方に目を配る必要があり、むしろ計画性が問われます。
もう一つのつまずきは、国語と選択科目の優先順位が決まらないまま時間が過ぎることです。経営学部は日程ごとに選べる科目が違うため、志望日程を後から決めようとすると、選択科目の演習量が足りなくなります。早い段階で受験日程を仮決めし、そこから逆算して科目配分を決めた受験生のほうが、直前期の修正が少なく済む傾向があります。
リスニングを「耳の問題」と捉えて単語と文構造の学習を止めてしまう例も見られます。聞き取れない原因が語彙や構文にある場合は、音の練習だけでは伸びにくくなります。
立教大学経営学部の英語で高得点を取るための勉強法
高得点につながる勉強法は3つです。いずれも記憶の仕組みに沿った進め方で、特別な教材は必要ありません。
復習を重視する
1つ目は復習を重視することです。人の脳は復習しないと忘れるようにできているためです。
理想的な頻度は2週間に3回とされます。2週間に3回復習すると、海馬に一時保存されていた記憶が側頭葉という脳の部分に移り、長期記憶になると説明されています。
アウトプット中心の勉強をする
2つ目はアウトプット中心の勉強をすることです。アウトプットとは脳にある情報を外に出して使うこと、インプットとは情報を脳の中に入れることを指します。参考書を読むのはインプット、テストをしたり人に教えたりするのがアウトプットです。
脳はアウトプットによって情報を使うことで、重要な情報だと認識し記憶に定着させます。しかし多くの受験生は次のようなインプット中心の勉強に偏りがちです。
- 参考書を読む
- 授業を聞く
成績を伸ばすには、次の行動を増やします。
- 問題集を解く
- 過去問を解く
- 人に教える
過去問を何度も解く
3つ目は過去問を何度も解くことです。過去問は問題傾向に慣れるために最適な教材で、演習不足のままだと実力を発揮しきれません。
目安は1年分につき3回の解き直しです。ただし1回ごとに次の2点を確認します。
- なぜ間違えたのか
- どの知識を覚えたら解けたのか
これを繰り返すと、問題形式に慣れるだけでなく知識の穴も埋まり、英語力を伸ばしやすくなります。
まとめ
立教大学経営学部は倍率も偏差値も高く、簡単な入試ではありません。ただし英語は独自問題ではなく、共通テストと外部試験という対策しやすい形に整理されています。外部試験のスコアを早めに積み上げ、共通テストのリスニングと速読を並行して鍛えることが、得点を安定させる道筋になります。
よくある質問
Q. 立教大学経営学部に、大学独自の英語試験はありますか。
A. ありません。2021年度入試から文学部以外で独自の英語入試が廃止され、共通テストの英語か英語外部試験のスコアのうち高い方が採用される形になりました。
Q. 英語外部試験はどれを受ければよいですか。
A. 立教大学ではケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定(英検)、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBTが活用できます。受けやすいものを選び、出願期間の初日から遡って2年以内のスコアを残しておきます。
Q. どのくらいのスコアが必要ですか。
A. 大学が換算方法を公表していないため正確には不明です。従来の受験者層からは、共通テストで9割、英検準1級合格前後の実力があれば合格点に達するスコアになるといわれています。
Q. 選択科目はどう決めればよいですか。
A. 日程によって選べる科目が異なります。世界史のみ、日本史のみ、数学や政治・経済を使える回があるため、受験したい日程から逆算して決めるのが安全です。


