【2023年入学】早稲田大学の総合型選抜の募集要項は?倍率・併願についても紹介!
早稲田大学は今後推薦入試に力を入れ
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早稲田大学は今後推薦入試に力を入れ、一般選抜以外の入試にその枠を割く傾向にあります。その中で「総合型選抜」と呼ばれる入試方式が注目されています。その種類は意外と多く、複数の学部が活用している状況です。
総合型選抜の特徴や募集要項、倍率など、総合型選抜についてご紹介していきます。
【2023年入学】早稲田大学の総合型選抜の特徴・募集要項
早稲田大学が行う総合型選抜は10種類以上ありますが、特徴や募集要項などをご紹介します。
新思考入学試験(地域連携型)
地域連携型とあるように、地域貢献の意識を持つ学生を全都道府県から受け入れられるようにしていくことを目的にした新思考入学試験。グローバルな視野などを持つ学生を求めています。
課題レポートの提出などがある1次選考、論理的思考力が問われる2次選考、そして、共通テストの試験結果が問われる最終選考で合格者が決まります。6学部が新思考入試に参加しており、後ほどご紹介する倍率を見ると、相当な狭き門であることが明らかです。
全国自己推薦入学試験
全国自己推薦入学試験は社会科学部のみが行う試験で、全国を7つのエリアに分け、そのエリアの中で合格者を出していきます。
高校時代の評定平均が4.0以上、45日以内の欠席であること、そして、高校時代に生徒会活動を行っていることや都道府県以上の大会で優秀な結果を残していること、資格を有していることなどが示せる学生に出願資格が与えられます。
2022年度における活動成績を見ると、全国大会優勝など、大変輝かしい結果を高校時代に残した人が実際に入学を果たしています。
早稲田建築AO入学試験(創成入試)
創造理工学部建築学科が募集する早稲田建築AO入学試験、別名「創成入試」では、コミュニケーション能力に優れ、チームをまとめ上げるような学生を求めています。
建築学科を第一志望としていることや高校において数ⅠAや数ⅡB、理科を合計10単位以上取得していることが出願要件となっています。
1次選考では書類審査を行い、2次試験ではドローイングと文章での表現や自己PR資料を使ったプレゼンなどで合格者を決めていく方式です。
特別選抜入学試験
先進理工学部が行っている特別選抜入学試験は、理工系において大変優秀な能力を持つ学生を対象にしています。数学オリンピックや化学グランプリなどで一定レベルの成績を残した人に出願資格が与えられます。
既に理系科目に関する大会で好成績を残した学生が参加する試験とあって、1次選考では書類審査、2次選考では面接審査と学力を問う試験はありません。また実際に特別入学試験を利用する学生は限られており、2022年度入試では2人だけが利用し、2人とも合格しています。
FACT選抜入学試験
FACT選抜入学試験は人間科学部が行う試験で、幅広い基礎学力、特に理科と国語において優れた学力を有し、データを読み解いて要約できる力など、ハイレベルなスキルを持つ学生を募集しています。
出願資格にはAとBがあり、Aは国内の学生向けです。高校時代の全体の評定平均が3.9以上、かつ、理科3科目以上および国語3科目以上を履修して評定平均4.1以上であることや高校時代の欠席日数が40日以内であること、英検などの検定試験のスコアや結果を提出することなどが出願要件となっています。
帰国子女などを対象としたBは、評定平均などは求められませんが、英語の外部試験の結果を求められます。2022年度は女子学生のみが志願しています。
総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入学試験)
スポーツ科学部が展開するトップアスリート入学試験は、既にオリンピックなどに出場していたり、世界選手権に準じた大会への出場経験などを持っていたりする人を対象とした試験です。
実際に合格した学生の活動実績を見ると、世界選手権に出場し、実際に結果を残している人などが入っています。事前セミナーやエッセイ評価、面接審査などが行われ、ふるいにかけられます。
総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入学試験)
同じくスポーツ科学部が行うアスリート選抜入学試験は「スポーツ界のリーダーとなり得る資質を有する人物」を対象にしています。こちらは公募制ではなく、体育会系の部活と連携する形で進められます。
総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)
もう1つスポーツ科学部ではスポーツ自己推薦入学試験を実施しています。スポーツに熱意を持って取り組める学生を求めており、高校時に全国大会出場以上の実績を持ち、評定平均3.5以上、欠席日数が40日以内であることが要件です。
この入試を利用して入学した学生の成績例を見ると、水球やラグビーで全国大会に優勝したり、個人競技で結果を残したりするなど、とても輝かしい結果ばかりです。トップアスリート試験は世界を対象とし、こちらは日本国内の結果を対象としています。
AO入学試験
国際教養学部が行うAO入学試験では、国際性を備えた人物を積極的に評価していきます。出願要件はそこまで厳しくないですが、英検などの試験結果を出願書類として提出するため、一定以上の成績を残すことが求められます。
筆記審査では資料が与えられ、その資料を読んで分析を行った上で考えを表現していくという審査が行われます。志願者は600人以上と大変多いですが、そのうちの8割近くが女子学生です。
Global Studies in Japanese Cultures Program日本学生入学試験
文化構想学部が行う、「Global Studies in Japanese Cultures Program日本学生入学試験」は、「多元文化論系の英語学位プログラム」で学びたい学生を選抜していく試験です。
英語の成績が英検スコア2300点以上、級にすると準1級や1級に相当する成績などを出願時点で残していることが条件です。その上で英語で記述する志願理由書などを提出し、書類審査を行ってふるいにかけ、面接試験を行います。
「英語による学位取得プログラム」への入学試験(中等教育機関修了者対象)
政治経済学部、社会科学部、国際教養学部など6学部が行う「英語による学位取得プログラム」への入学試験は、国際バカロレア生、通称IB生などを対象としており、合格すれば英語で学習し、英語で学位が取得できることが可能になります。9月入学の学部が多いのが特徴的です。
早稲田大学の総合型選抜の倍率
ここからは早稲田大学の総合型選抜の倍率についてご紹介していきます。
新思考入学試験(地域連携型)
| 募集人員 | 志願者 | 最終合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 若干名 | 54名 | 2名 | 27倍 |
| 商学部 | 若干名 | 50名 | 0名 | ー |
| 文化構想学部 | 若干名 | 109名 | 5名 | 21.8倍 |
| 文学部 | 若干名 | 25名 | 2名 | 12.5倍 |
| 人間科学部 | 若干名 | 14名 | 0名 | ー |
| スポーツ科学部 | 若干名 | 21名 | 1名 | 21倍 |
新思考入試はかなりの狭き門で倍率20倍以上が当たり前で、商学部と人間科学部に至っては合格者がいないという大変厳しい結果が出ています。
全国自己推薦入学試験
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 社会科学部 | 35名 | 297名 | 39名 | 7.6倍 |
全国自己推薦入試は全都道府県から受け入れることを目標としていますが、この年に関しては全都道府県の数に及ばない合格者にとどまっています。
早稲田建築AO入学試験(創成入試)
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 創造理工学部建築学科 | 25名 | 73名 | 18名 | 4.1倍 |
創成入試は倍率が4倍程度と比較的落ち着いた倍率ですが、男子と女子で倍率に大きな違いが見られ、女子の方がやや倍率が低めで、男子が高めです。
特別選抜入学試験
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 数学オリンピック入試 | 若干名 | 1名 | 1名 | 1倍 |
| 日本生物学オリンピック入試 | 若干名 | 1名 | 1名 | 1倍 |
7つの入試を用意している中、実際に応募があったのは2つの入試で、いずれの入試も全員が合格しています。
FACT選抜入学試験
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 人間科学部 | 若干名 | 10名 | 7名 | 1.44倍 |
FACT選抜入学試験は志願者10名全員が女子学生で、男子学生はいませんでした。
総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入学試験)
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| スポーツ科学部 | 若干名 | 11名 | 6名 | 1.8倍 |
志願者11名のうち、男子6名、女子5名でしたが、合格者は男女それぞれ3名ずつです。
総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入学試験)
総合型選抜Ⅱ群は公募制ではないため、倍率などは明らかになっていません。
総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入学試験)
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| スポーツ科学部 | 60名 | 256名 | 76名 | 3.4倍 |
女子学生の志願者数が多い傾向にある総合型選抜ですが、この入試に関しては男子学生の方が多く、合格者も男子学生の方が多い結果となっています。
AO入学試験
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 国際教養学部 | 100名 | 647名 | 156名 | 3.9倍 |
志願者は男子174名、女子473名で、合格者156名のうち、男子学生が34名、女子学生が122名という結果でした。
Global Studies in Japanese Cultures Program日本学生入学試験
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 国際教養学部 | 若干名 | 105名 | 25名 | 4.2倍 |
男子学生は20名が志願し、最終的に合格したのはわずか3名とかなりの狭き門でした。
「英語による学位取得プログラム」への入学試験(中等教育機関修了者対象)
| 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 政治経済学部3学科 | 300名 | 444名 | 180名 | 2.5倍 |
| 社会科学部 | 40名 | 292名 | 57名 | 5.1倍 |
| 国際教養学部2021年9月入学 | 150名 | 868名 | 344名 | 2.5倍 |
| 国際教養学部2022年4月入学 | 100名 | 312名 | 106名 | 2.9倍 |
| 文化構想学部 | 15名 | 98名 | 34名 | 2.9倍 |
| 基幹理工学部 | 30名 | 144名 | 54名 | 2.7倍 |
| 創造理工学部 | 30名 | 115名 | 61名 | 1.9倍 |
早稲田大学の総合型選抜は一般選抜と併願可能!学習を両立する方法
今回ご紹介した総合型選抜は基本的に一般選抜と併願が可能です。では総合型選抜と一般選抜を併願する場合にどのように学習を両立していけばいいのかをご紹介します。
勉強時間のバランスを考えて学習する
総合型選抜に特化する、もしくは一般選抜に特化した状態でどちらも受けるというのはあまりおすすめできません。これは、どちらかを特化した場合に万が一に不合格となった場合、総合型選抜に特化すれば取り返しのつかないことになり、一般選抜に特化して総合型選抜を受けてもうまくいかない可能性があり、単に時間の無駄になるからです。
併願する場合はどちらもまんべんなく勉強を行うのが理想的です。とはいえ、入試によっては面接と小論文で済む学部学科もあり、これらに関しては一般選抜のスキマ時間を活用していくのがいいでしょう。いずれにしてもどちらか1つに特化する方法はあまりおすすめできず、リスクヘッジ的に賢い判断とは言えません。
総合型選抜が不合格となった場合を考え学習する
総合型選抜によってはかなり高い倍率になっているものもあり、もしもそれを利用する場合に不合格になる可能性がかなり高くなります。総合型選抜に特化すると、万が一不合格だった場合に残された時間がわずかしかないので、一般選抜も同じように不合格になる可能性が生じます。
それを避けるには最初から総合型選抜で不合格になることを想定し、万が一落ちても大丈夫な形にしておくことです。不合格を想定して勉強するのは自信のなさの表れと思う人もいるでしょうが、決してそんなことはなく、「まさか」に備えておくための賢い選択です。
まとめ
総合型選抜によって、高校時代に様々な活動を行っていた学生が早稲田に入りやすくなっていますが、同じような実績を残す学生でしのぎを削ることになるため、一般選抜よりもハイレベルの戦いが繰り広げられます。
早めに受験を終えられるという目的で利用するのではなく、有意義に時間を使いたいなど、早稲田での学びのための準備期間を多くとりたいから利用するぐらいのモチベーションがいいでしょう。
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