早稲田大学は特待生制度・学費免除がないのは本当?人気の奨学金も紹介
全国から多くの学生がやってくる早稲田大学。
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全国から多くの学生がやってくる早稲田大学。偏差値的にトップクラスの学生が多く集まる中、より優れた学生も当然入ってきます。この場合、特待生制度やそれに伴う学費免除などはないものなのでしょうか。
この記事では早稲田大学における特待生制度や奨学金などをまとめています。
早稲田大学には特待生制度がない
特待生制度ですが、結論から言えば、そのような制度は存在しません。他の大学だと特待生制度はありますが、より成績が優秀な学生に入ってきてもらうために設置されたものであり、早稲田大学でこれを行うとなるとかなりハイレベルの学力が問われることになります。
現実的に特待生制度を設けてもあまり意味がないのが実情であり、わざわざ新設する必要がないため、特待生制度はないというわけです。
学費免除制度もない
特待生制度があることでどんな特典があるかといえば、一番大きいのは学費免除の問題です。場合によっては全額の学費免除があるなど、負担軽減につながるのが学費免除の制度ですが、特待生制度がないわけですから、成績優秀者への学費免除制度などもありません。
一方で、ここ数年の傾向を受けて家計がとても苦しい家庭もあります。この場合は学費免除制度ではなく、奨学金を設けることで対応することができます。奨学金の数はかなり豊富にあるため、自分にフィットした奨学金を利用できるはずです。
早稲田大学の奨学金一覧【学内】
早稲田大学には大学内と大学外で様々な奨学金があります。まずは大学内の奨学金についてご紹介します。
めざせ! 都の西北奨学金
めざせ! 都の西北奨学金は、首都圏以外の高校出身者を対象とした奨学金です。具体的には東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県以外を指しており、高校時代の学業が優れていながら早稲田への進学をあきらめざるを得ないような家計の場合に利用することができます。
この奨学金は入学試験で合格・不合格が出る前に申請を行い、合格したら正式に活用することができます。学部によって奨学金の支給額が異なり、45万円から70万円がもらえます。支給期間は4年間なので、最大280万円がもらえるため、家計にとってはかなり大助かりです。
小野梓記念奨学金
小野梓記念奨学金は、在学生を対象とした経済的に厳しい学生を支援するための奨学金です。小野梓とは早稲田の創設者大隈重信を陰ながら支えた人物で、早稲田人物創設のもう1人の立役者と呼ばれる人物です。
小野梓記念奨学金では成績の基準などを設けず、経済的に困窮する学生を支援することを目的にしています。本来は入学前に事前に予約を行う形で行われていましたが、2020年度から国が新たな就学支援制度をスタートし、それとバッティングしたため、新入生に関しては募集を停止。
その代わり、在学生に関しては引き続き採用しています。年間40万円を対象とし、成績の基準はほぼないのが特徴的です。
紺碧の空奨学金
紺碧の空奨学金は、児童養護施設や里親家庭などで育ち、経済的な困窮で大学への進学を諦めないようにするために作られた奨学金です。入学前に奨学金を受け取れるかどうかの審査を行う予約型で、審査を受けた上で入試に合格すれば、正式採用となります。
奨学金としてはまず入学検定料の免除、授業料などの全額免除、そして、家賃補助など生活支援金として毎月最大9万円がそれぞれもらえます。4年間継続され、毎月9万円を上限に奨学金が支給されるため、経済的に見ればかなり強力なバックアップにつながります。
大隈記念奨学金
大隈記念奨学金は、早稲田の建学の精神や人材育成につながることを目的とした奨学金です。今までの奨学金と比べると学業成績を重視した形となっており、学部によって選考方法が異なります。
成績上位者から選考するケースや公募で選考するケースなど様々で、値段に関しても40万円のところや64万円のところなどバラバラ。また対象になる学年なども違いがあるため、自分が所属する学部の情報を確かめることをおすすめします。
校友会給付奨学金
早稲田大学緊急奨学金
大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金
大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金は、研究者の養成を目的とした奨学金です。大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金は2009年度に新設され、博士後期課程にある在学生が対象となります。
他の奨学金と比べ、1年限りの交付となっており、仮に翌年度も奨学金を受け取りたい場合は毎年出願することになります。一方で他の奨学金は基準を満たしても選考が行われますが、大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金に関しては資格を満たした学生全員が支給対象となります。
ですので、大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金の基準を満たした学生は申請しておいた方がかなりお得になると言えます。
早稲田カード奨学金
早稲田カード奨学金はOB・OGが持つ早稲田カードの手数料を原資にした奨学金です。早稲田カードは、1989年から発行されているクレジットカードで、早稲田の現役学生も作ることが可能です。学生の場合はショッピング枠しかなく、キャッシングなどが使えないなど制約はありますが、大学生でありながらクレジットカードが作れます。
早稲田カードを利用する中で発生した手数料が奨学金の原資になる仕組みで、早稲田カード奨学金以外にも複数の奨学金の原資になっています。早稲田カード奨学金に関しては30万円が給付され、各学年で1名がもらえます。
早稲田大学芸術学校奨学金
早稲田大学芸術学校奨学金は、芸術学校の学生を対象にした奨学金です。早稲田大学芸術学校は夜間に行われる建築デザインに関する専門学校で、その歴史は古く、1911年に立ち上がっています。
早稲田大学とは授業の連携が行われているほか、早稲田の学生がダブルスクールという形で在学するケースがあるほか、成績優秀者は早稲田の大学院へ進むこともできます。
早稲田大学芸術学校奨学金は後期授業料に相当する金額が奨学金として支給されるので経済的にそれなりに助かります。
指定寄付に基づく奨学金等
早稲田大学を支援するOB・OGなどからの寄付によって成り立っている奨学金は数多くあり、教職員の寄付で成り立っている「教職員給付奨学金」や早稲田の大学生協の寄付で成り立つ「早大生協給付奨学金」などがあります。
個人が寄付を行ってそれが奨学金となるケースも多く、その場合は個人の名前がつけられた奨学金となります。また商学部や教育学部などそれぞれの学部の奨学金もあるので、何かしらの奨学金に該当して、奨学金を受け取ることが可能です。ですので、何かしらの奨学金で不採用となっても決して諦めてはいけません。
早稲田大学の奨学金一覧【学外】
次にご紹介するのは早稲田大学の外で手にすることができる奨学金についてです。
高等教育の修学支援新制度
2020年度から国では「高等教育の就学支援新制度」というものを設けています。これは一定の基準を満たした学生を対象とし、経済的な困窮で大学進学を断念することがないよう、世帯収入や大学での学ぶ意欲などを審査した上で支給が決まります。
授業料や入学金の減免に加えて、毎月奨学金が給付されます。今までは進学したくてもできない、もしくは給付型ではなかったために返済を余儀なくされるなら断念するケースがあったため、そのようなことがないように新設されました。
めざせ!都の西北奨学金とセットで併給することも可能ですが、この場合はめざせ!都の西北奨学金の額面が下がる形になりますが、それでもトータルで見れば相当額を受け取ることができます。
日本学生支援機構奨学金
日本学生支援機構奨学金は、採用枠が大きく、採用されやすいタイプの奨学金です。これまでに紹介してきた奨学金は給付型なので、1度もらえば返済義務は発生しませんが、日本学生支援機構奨学金は貸与型なので、卒業後に返済を余儀なくされます。
また貸与型にも無利子型と有利子型があり、有利子型の場合になれば本来奨学金として借りた額面よりもいくらか多めに返さざるを得なくなります。奨学金こそ受け取りやすいですが、いずれ返済しなければならないというのが大きなネックです。
早稲田大学の奨学金一覧【その他】
奨学金に関しては100に及ぶ民間団体が早稲田の学生に対して奨学金の支援を行っています。一部貸与型もありますが、現状では圧倒的に給付型が多く、返済しなくても問題ありません。
実際に奨学金を受け取るには早稲田大学が推薦する大学推薦と公募型に分かれます。大学推薦と公募型の一覧は早稲田大学のホームページで確認でき、それぞれの団体のページでその詳細をチェックすることができます。
例えば、芸能事務所のホリプロの財団法人、ホリプロ文化芸能財団が行う奨学金は大学卒業後にプロデューサーやディレクター、マネージャーなどを志すことを条件としており、エンタメ業界で働く気持ちがあることがポイントになっています。
またキーエンス財団が設けている奨学金は給付額が毎月10万円と多く、貸与型奨学金であれば併用が可能となっており、かなり余裕が生まれることになります。このように様々な条件や額面の違いがあるため、それぞれチェックすることが大切です。
また地方公共団体で展開している奨学金もあります。こちらの場合は給付型よりも無利子の貸与型が中心となります。例えば東京都大田区の場合、保護者が大田区に居住している場合、毎月4万4000円を上限に無利子で貸し付けてくれます。
大田区の貸与型奨学金の場合、最大200万円以上を借りることになりますが、最近新設された「人材確保型特別減免制度」を活用すれば、介護福祉士や保育士などの資格を持ち、大田区内の福祉関連施設で3年以上働いた場合、最大半額が減免となります。100万円以上の奨学金を返済せずに済みます。
それぞれの自治体ではこのような独自の奨学金や返済を減免してくれる制度があるので、お住いの自治体にどんな奨学金があるのかチェックしてみることをおすすめします。
早稲田大学の奨学金の倍率は高い?
日本は経済的に決して順風満帆とは言えないため、家計的に苦しい世帯も少ないとは言えません。しかも、給付型で返済不要となれば、利用しない手はないため、おのずと奨学金の倍率が高くなることが予想されます。
2021年度では1983人の新入生が奨学金を希望し、そのうちの6割が採用され、4割が不採用となりました。多くの学生が1種類の奨学金のみを受け取っているのに対し、2種類以上を受け取っている学生もおり、3種類以上受け取る学生も7%ほどいます。
しかし、奨学生に関しては実は年々減っており、特に日本学生支援機構を活用した奨学金が減少傾向にあります。貸与型の奨学金は名義が学生で学生に返済義務が生じますが、教育ローンであれば名義が親なので親に返済義務が生じるため、そちらを選んでいる可能性もあります。
一方、コロナ禍の影響を垣間見ることもできます。2020年度はそれまでの減少傾向から一転して急に奨学生の数が急増したからです。大きく増えた要因は学内奨学金を利用した学生が急増したため。早稲田大学が独自に行ったセーフティーネットがしっかりと機能したことを意味します。
まとめ
早稲田に特待生制度はないものの、奨学金制度はかなり充実しており、フル活用ができるものなら積極的に利用したいところです。特に給付型奨学金に注目が集まり、今後はいかにそれを活用できるかにかかっています。早稲田にはたくさんの奨学金が用意されているので、対象者になりそうなものを探してチャレンジしましょう。
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