早稲田大学で心理学を学べる学部|偏差値と受験科目
「早稲田大学で心理学を学べる学部は?」
FAST-UP
早稲田大学で心理学を学べるのは文学部・教育学部・人間科学部の3学部です。文学部は心理学コースで基礎から幅広い分野を、教育学部は教育心理学を、人間科学部は環境・臨床・情報の各領域を学べます。
2026年9月時点の情報です。
早稲田大学で心理学を学べる学部と受験科目
心理学を学べる学部は文学部・教育学部・人間科学部の3つで、受験科目は学部ごとに異なります。教科数と満点、選べる科目が違うため、志望学部を決めてから科目配分を組み立てる形になります。
| 学部・方式 | 教科数・満点 | 国語 | 地歴・数学 | 外国語 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部〈一般〉 | 3教科・200点満点 | 国語総合・現代文B・古典B(75) | 世B・日Bから1(50) | コミュ英I・II・III、英語表現I・II(備考参照)(75) |
| 文学部〈英語4技能テスト利用方式〉 | 2教科・125点満点 | 国語総合・現代文B・古典B(75) | 世B・日Bから1(50) | 個別試験では課されない |
| 教育学部 | 3教科・150点満点 | 国語総合・現代文B・古典B(50) | 世B・日B・地理Bから1(50) | コミュ英I・II・III、英語表現I・II(独・仏選択可)(50) |
| 人間科学部 | 3教科・150点満点 | 国語総合・現代文B・古典B(50) | 地歴(世B・日Bから選択)/数学(数I・数A・数II・数B、備考参照)から1(50) | コミュ英I・II・III、英語表現I・II(50) |
英語4技能テスト利用方式とは、外部の英語資格試験のスコアを出願に用いる入試方式のことです。
文学部
文学部の一般入試は3教科200点満点で、国語と外国語の配点が地歴より高く設定されています。英語4技能テスト利用方式では個別試験が国語と地歴の2教科125点満点になります。
教育学部
教育学部は3教科150点満点で、3教科の配点が均等です。地歴では世界史B・日本史Bに加えて地理Bも選べます。外国語はドイツ語・フランス語の選択も可能です。
人間科学部
人間科学部は3教科150点満点で、地歴と数学のどちらかを選択します。数学で受験できる点が、文学部・教育学部との大きな違いです。
学部ごとのキャンパスや通学条件も比較したい場合は、早稲田大学の全キャンパスの最寄り駅と所属学部も確認しておくと、入学後の生活まで含めて判断できます。
早稲田大学で心理学を学べる学部の偏差値
偏差値帯は学部によって幅があります。下限を見ると教育学部が低く、上限は文学部と教育学部が高い水準です。学部内の学科・専修によって差があるため、学部単位ではなく志望する専修単位で確認します。
| 学部 | 偏差値 |
|---|---|
| 文学部 | 67.5〜74.0 |
| 教育学部 | 62.5〜74.0 |
| 人間科学部 | 65.0〜73.0 |
文学部の心理学コース
文学部の心理学コースは、実験実習と統計学の学習から始まります。実験実習では、実験法、観察法、検査法、調査法といった心理学の研究法を学びます。統計学では、収集したデータの分析法や、効率よくデータを分析するための実験計画の立て方を学びます。
基礎を身につけたあとは、それぞれの専門分野の学習へ進みます。文学部の心理学コースは多方面の分野を学べる、国内でも有数のコースです。
- 社会心理学
- 知覚心理学
- 認知心理学
- 神経心理学
- 臨床心理学
数ある分野のなかから、興味のある分野に専念できます。専門分野をまだ絞り込めていない段階で心理学全般に触れたい場合、文学部の心理学コースが選択肢になります。
教育学部の教育心理学
教育学部の特徴は、教員免許取得を前提としない点です。多様な学問を学べる環境があり、その一つが教育心理学です。心理学全般の知識を身につけたあと、進路に向けた学習が始まります。
進路は大きく分けて3つです。
- 心理学の専門職(研究者、公認心理師、公務員心理職など)
- 教職(特別支援教育を含む)
- ビジネス職
心理学の専門職や教職を志す場合は、早い段階で進路を決めておくと動きやすくなります。取るべき授業や単位数が決まっているためです。教育に関する心理学を学びたい場合は、教育学部が候補になります。
人間科学部の3学科
人間科学部には3つの学科があります。
- 人間環境科学科
- 健康福祉科学科
- 人間情報科学科
人間環境科学科では、環境心理学、社会心理学、発達心理学など、環境に関する心理学を学べます。健康福祉科学科は臨床心理系を学びたい人向けで、特に認知・行動療法では日本有数の教育・研究環境を備えています。人間情報科学科は「人間」について探究する学科で、コミュニケーションのなかで生まれる心理変化を扱います。
学部間の難易度や立ち位置を横並びで見たい場合は、早慶上智ICUの偏差値ランキングと序列もあわせて確認できます。
早稲田大学から臨床心理士・公認心理師になる方法
臨床心理士・公認心理師を目指す場合は、人間科学部から大学院に進む道が有力です。人間科学部では臨床心理士になるために必要な科目をすべて開講しているためです。
公認心理師とは、心理に関する支援を行う専門職の国家資格です。臨床心理士は、民間の資格認定協会が認定する心理臨床の専門資格を指します。
臨床心理士の資格を得るには、「省令で定める科目」をすべて履修したうえで、次のいずれかを選ぶ必要があります。
- 大学院に進学し、大学院において「省令で定める科目」を履修する
- 省令で定める期間の実務経験を経る
学部での履修科目が後の資格取得条件に関わるため、入学時点で資格を視野に入れているかどうかで、取るべき授業の組み方が変わります。
よくある間違い:学部が違っても科目は同じだと思い込む
「心理学を学べる学部」という共通点だけで学部をまとめて考え、受験科目を確認しないまま対策を始めるのが、最も起こりやすい失敗です。
実際には、文学部は3教科200点満点、教育学部と人間科学部は3教科150点満点と満点が異なります。さらに人間科学部だけは数学での受験が可能で、教育学部だけが地理Bを選べます。
回避策は、志望学部を2つか3つに絞った段階で、教科数・満点・選択科目を一覧にして並べることです。配点の重い科目が学部ごとに変わるため、学習時間の配分も学部を決めてから固めます。
FAST-UPが見てきた、心理学志望のつまずきどころ
指導現場で多いのは、「心理学を学びたい」という軸は明確なのに、学部選びが最後まで定まらないケースです。文学部・教育学部・人間科学部のいずれでも心理学に触れられるため、志望が分散したまま受験期に入ってしまいます。
この状態では、英語の配点が重い文学部型と、3教科均等の教育学部型のどちらに合わせるかが決まらず、科目ごとの優先順位がつきません。結果として、どの学部にも中途半端な仕上がりで本番を迎えることになります。
もう一つ目立つのは、人間科学部の数学選択を検討しないまま地歴で押し切るケースです。数学の学習履歴がある受験生ほど、選択科目を比較し直す価値があります。学べる内容の違いから入り、次に受験科目、最後に併願設計という順で決めると、迷いが短く済みます。
併願・入試方式の選び方
心理学系の学部は複数の学部にまたがるため、併願の組み方で受験機会が変わります。文学部は英語4技能テスト利用方式もあり、英語資格のスコアを持っているかどうかで出願戦略が変わります。
一般選抜以外の入り口も含めて検討する場合は、早稲田大学の推薦入試の条件・評定・倍率を確認しておくと、出願時期の逆算がしやすくなります。難易度の分散を考えたい場合は、早慶上智の穴場学部ランキングも参考になります。
まとめ
早稲田大学で心理学を学べる学部は次の3つです。
- 文学部
- 教育学部
- 人間科学部
学べる分野と受験科目、偏差値帯が学部ごとに異なります。学びたい内容と受験科目の両面から比較し、志望学部を一つに絞ったうえで対策を組み立てる形が現実的です。
よくある質問
Q. 早稲田大学で心理学を学べる学部はどこですか。 A. 文学部・教育学部・人間科学部の3学部です。文学部は心理学コースで研究法と統計学から基礎を固め、教育学部は教育心理学、人間科学部は環境・臨床・情報の各領域を扱います。
Q. 心理学系の学部を数学で受験できますか。 A. 人間科学部は地歴と数学から1科目を選択できます。文学部と教育学部は地歴からの選択です。教育学部では世界史B・日本史Bに加えて地理Bも選べます。
Q. 公認心理師や臨床心理士を目指すならどの学部が向いていますか。 A. 人間科学部から大学院に進む道が有力です。人間科学部では臨床心理士になるために必要な科目をすべて開講しています。臨床心理士は「省令で定める科目」の履修後、大学院進学か所定の実務経験が必要です。
Q. 3学部のなかで偏差値の幅が広いのはどこですか。 A. 掲載した偏差値帯では、文学部が67.5〜74.0、教育学部が62.5〜74.0、人間科学部が65.0〜73.0です。学科・専修によって差があるため、志望先単位で確認します。
Q. 文学部の英語4技能テスト利用方式では英語の試験はありませんか。 A. 個別学力試験は国語と地歴の2教科125点満点です。外部の英語資格試験のスコアを用いる方式のため、出願条件となるスコアの確認が前提になります。


