慶応義塾大学の全学部の倍率を紹介|合格最低点やAO入試の倍率も
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慶応ボーイなど、何かとオシャレでさわやかな印象を感じさせる慶応義塾大学。全国的に知られている大学とあって、倍率が高いのではないかと気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は慶応義塾大学の倍率を中心に、AO入試の倍率、合格最低点などの情報をご紹介します。
慶応義塾大学の全学部の倍率
慶応義塾大学の各学部の倍率はどのようになっているのか、過去5年分の倍率をまとめましたのでご紹介します。
文学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学科 | 4.4倍 | 4.2倍 | 3.9倍 | 3.2倍 | 3.2倍 |
文学部はこの5年間で受験者数が700人ほど減り、合格者は100人以上増えているため、倍率が4倍から3倍になっています。偏差値はこの5年間で大きな変化がないため、決して人が落ちたわけではなく、安全志向が強まった可能性が考えられます。
経済学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 4.2倍 | 3.9倍 | 3.8倍 | 3.1倍 | 3.1倍 |
| B方式 | 5.1倍 | 5.0倍 | 4.4倍 | 3.8倍 | 4.1倍 |
経済学部も文学部同様受験者数が減っており、A方式は1,000人、B方式は300人減少しています。合格者数も若干増えているのは文学部と同じで、倍率が落ちる傾向にあります。こちらも記念受験など冒険する人が減った可能性が考えられます。
法学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 法律学科 | 5.3倍 | 5.4倍 | 3.8倍 | 4.2倍 | 4.3倍 |
| 政治学科 | 4.8倍 | 4.3倍 | 4.6倍 | 3.7倍 | 4.0倍 |
文学部や経済学部ほどではありませんが、法学部も受験者数を減らしています。ただ他の学部と違い、合格者数はさほど増やしておらず、補欠合格者も少ないため、結果的に倍率は減少傾向とは言い難く、時折反動もあるような倍率となっています。
商学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 3.0倍 | 2.8倍 | 2.7倍 | 2.2倍 | 2.3倍 |
| B方式 | 9.1倍 | 7.8倍 | 7.0倍 | 7.3倍 | 6.7倍 |
商学部の場合は受験者数が2022年度に復活しており、減少傾向とは言えません。ただ合格者数が一気に増え、補欠合格者も激増している関係で倍率は落ちています。補欠合格で入学できる可能性はあるものの、例年通りの補欠合格者数に落ち着けば、倍率はいつでもドンと上がれるような状態です。
医学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 7.4倍 | 8.2倍 | 7.0倍 | 6.1倍 | 6.6倍 |
医学部は若干受験者数を減らしているものの、倍率の上下が交互に訪れるような状態になっており、倍率が落ち続ける状態とは言い切れません。倍率自体も高めで安定しており、医学部はかなりの激戦であることに変わりはなく、ハイレベルの戦いが繰り広げられています。
理工学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 全学科 | 3.4倍 | 3.4倍 | 3.1倍 | 3.0倍 | 2.8倍 |
理工学部は5つの学門が用意され、それぞれで試験を行っていますが、今回は理工学部全体の倍率をご紹介しています。受験者数の減少が目立つ一方、2022年度は補欠合格者を大量に出したことで、倍率が下がっています。補欠合格者数を例年並みにしたとすると、倍率的にはむしろ上がっており、補欠合格者数次第です。
総合政策学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合政策 | 9.8倍 | 8.5倍 | 8.4倍 | 7.1倍 | 5.3倍 |
総合政策学部の倍率は2018年度で10倍近くあった中、受験者数の減少、合格者数の増加で5倍まで下がりました。ここ3年で補欠合格者を出しており、それが倍率に影響しています。現状では偏差値が高止まりしていることや総合政策学部の場合はAO入試もあるため、そちらとも比較を行う必要があります。
環境情報学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 環境情報 | 8.6倍 | 10.1倍 | 9.4倍 | 7.7倍 | 5.5倍 |
総合政策学部同様、10倍レベルの倍率があった年もある環境情報学部。この2年で定員が減ったこともあり、受験者数も減少。2021年度は倍率が高く激戦も手伝って、2022年度は5倍まで落ちました。ただ、偏差値70を超える学部であり、反発も想定できるため、倍率がこれから落ちていくとは限りません。
看護医療学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 看護医療 | 4.1倍 | 3.5倍 | 3.1倍 | 2.9倍 | 3.8倍 |
看護医療学部は日本の私立大学の中でも偏差値が最も高いということもあって、受験者数はさほど変わっていません。倍率も回復しており、補欠合格者数も少なめです。コロナ禍も手伝い、医療従事者志望の学生が増えていることもあって、倍率の回復につながった可能性があります。
薬学部
| 18年度倍率 | 19年度倍率 | 20年度倍率 | 21年度倍率 | 22年度倍率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 薬学科 | 5.1倍 | 4.7倍 | 4.3倍 | 3.7倍 | 3.9倍 |
| 薬科学科 | 2.5倍 | 2.6倍 | 3.0倍 | 3.1倍 | 2.7倍 |
薬学部は薬学科と薬科学科で対照的な状況です。薬学科は他の学部同様の動きを見せる中で、薬科学科は受験者が年々増えている状況です。それでも倍率が3倍を切っているのは補欠合格者数をかなり増やしたからで、例年並みだった場合、倍率は3倍を超えていた可能性が高いです。
慶応義塾大学のAO入試の倍率
次にご紹介するのは慶応義塾大学におけるAO入試の倍率です。AO入試は主にSFCの2学部が行っており、2021年度は実に4回のAO入試を1年で行いましたが、2022年度は夏と秋のAOをセットで行うなど、流動的です。
特に激戦となるのが春AO。浪人生と帰国子女を対象にしたAO入試で、春に入試があり、9月に入学するというスケジュールです。2020年度はコロナ禍の混乱もあって倍率が跳ね上がることもありましたが、おおむね5倍から10倍程度になっています。
大学の定員厳格化の影響もあり、闇雲に入学させることができず、一定のラインで合格者数を止めていることも大きな要因です。今後もこの傾向は続きそうで、あまりにもAO入試で抑制したら一般入試の補欠合格者に充てるような運用も想定できます。
慶応義塾大学の全学部の入試の合格最低点
ここからは慶応義塾大学の全学部の入試の合格最低点についてご紹介します。こちらも倍率同様、過去5年間の結果となっています。
文学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学科 | 228点 | 233点 | 250点 | 232点 | 218点 |
350点の中で競い合う文学部ですが、6割から7割が合格ラインになっています。ただ20年度は7割をわずかに上回っており、英語の難易度次第で大きく変動すると考えておいていいでしょう。
経済学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 207点 | 265点 | 234点 | 231点 | 209点 |
| B方式 | 243点 | 259点 | 240点 | 262点 | 239点 |
A方式は数学、B方式は地理歴史の経済学部の入試形式。420点満点ですが、総じて高いのが地理歴史のB方式。A方式の方が合格最低点が上だった年は1回だけで、あとは30点以上B方式がリードしており、数学の点数が低く出やすく、地理歴史が高く出やすい可能性があります。
法学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 法律学科 | 246点 | 227点 | 252点 | 234点 | 239点 |
| 政治学科 | 249点 | 224点 | 258点 | 235点 | 236点 |
経済学部と違い、数学と地理歴史の得点差が生じることはないので、基本的に合格最低点の差はわずかしかありません。どちらが上かという部分で見ても、常にどちらかが勝ち続けているわけではないので、どちらの学科でも差はないことが言えます。
商学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 265点 | 258点 | 244点 | 252点 | 240点 |
| B方式 | 293点 | 288点 | 309点 | 288点 | 302点 |
経済学部と同様、A方式は数学、B方式は地理歴史で分けている商学部。経済学部よりも地理歴史の方が高得点の勝負になりやすいことが明らかで、その差が60点以上になることも。時に数学が平均点30点の時もありますが、B方式がただただハイレベルの戦いになっているとも言えます。8割近い成績でないと最低点をクリアできないのは大変です。
医学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 305点 | 303点 | 303点 | 251点 | 308点 |
2021年度だけ一気に合格最低点が下がったものの、それ以外はおおむね300点台の医学部。基本的には300点以上を目指す戦いになりますが、時に合格最低点が下がる時もあるので、逆に上がる可能性も。英語と数学を重点的に頑張って着実に点数を稼ぐのがいいでしょう。
理工学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 全学科 | 260点 | 280点 | 309点 | 266点 | 340点 |
合格最低点が安定する学部学科もある中で、理工学部は変化が激しいのが特徴的。500点満点なので、5割台の成績でいい年もあれば、7割近い成績でないと厳しい年もあります。こちらも英語と数学の配点が高いため、この2教科で点数を稼いでおきたいところです。
総合政策学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 数学 | 301点 | 267点 | 246点 | 254点 | 261点 |
| 情報 | 272点 | 285点 | 246点 | 261点 | 269点 |
| 外国語 | 277点 | 261点 | 246点 | 243点 | 260点 |
| 数学および外国語 | 300点 | 277点 | 246点 | 260点 | 275点 |
4つの入試形式があるため、それぞれに合格最低点がある総合政策学部。いずれも400点満点ですが、低く出やすいのが外国語で、その他は年度によって異なっています。
環境情報学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 数学 | 257点 | 250点 | 246点 | 254点 | 234点 |
| 情報 | 260点 | 274点 | 246点 | 238点 | 248点 |
| 外国語 | 258点 | 263点 | 246点 | 278点 | 234点 |
| 数学および外国語 | 263点 | 277点 | 246点 | 267点 | 238点 |
環境情報学部は、総合政策学部と比べると若干点数が低く出やすく、同じ400点満点でありながら300点を超える合格最低点は出てきていません。2020年度はSFCで統一して同じ点数を合格最低点にしていますが、基本的には総合政策学部の方が合格最低点が上に出やすいです。
看護医療学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 看護医療 | 293点 | 273点 | 297点 | 270点 | 310点 |
500点満点の看護医療学部ですが、現状では合格最低点が高くなったり低くなったりというリズムが続いています。それでも5割台がほとんどですが、2022年度は6割を上回りました。
薬学部
| 18年度合格最低点 | 19年度合格最低点 | 20年度合格最低点 | 21年度合格最低点 | 22年度合格最低点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 薬学科 | 204点 | 208点 | 196点 | 196点 | 204点 |
| 薬科学科 | 204点 | 207点 | 195点 | 195点 | 209点 |
同じ科目で受験を行う薬学科ですが、合格最低点での差はほとんどなく、全く同じか1点だけ違うかという状態です。ただ2022年度は薬科学科が若干最低点が上回っており、受験生が増えていることも影響している可能性があります。
慶応義塾大学の倍率や偏差値からみた受かりやすい・穴場学部は?
これまで倍率などをご紹介してきましたが、ここからわかる穴場学部とはどこか、ご紹介します。
経済学部
経済学部はA方式を中心に合格最低点が低くなりやすく、数学が得意な学生にとってはチャンスがあります。B方式でも日本史もしくは世界史が得意な学生であれば十分に対応できるので、倍率なども考慮すると穴場学部と言えます。
文学部
文学部は偏差値が5で安定し、倍率もそこまで高くはありません。英語の出来が合否を左右するため、その点がポイントになりますが、世界史の方が日本史のような論述がないので、より対策は立てやすいでしょう。
理工学部
理工学部は、学門が5つあるものの、基本的に学門で明暗が分かれるようなことはないでしょう。求められるスキルは学部共通なので、あとは英語と数学でしっかりと点数を確保し選択科目の理科で取りこぼさないことが大切です。
まとめ
慶応義塾大学の倍率は補欠合格者数で左右される部分があり、それがないと倍率は上がります。つまり、現状の倍率は補欠合格者込みの倍率なので、正規の合格者だけで見る倍率、例年通りの補欠合格者での倍率を見ると実際はもっと上がっている可能性も。
ですので、細かく補欠合格者の数をチェックするほか、合格最低点と受験者平均点の比較を行うなどして、本当に穴場なところはどこか、何点を目標にすればいいかを探っていきましょう。
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