MARCHの序列|理系・文系と学部別の比較
MARCHの序列ランキング まず最初は
FAST-UP
MARCHの序列は平均すると明治・立教・青山学院・中央・法政・学習院の順で、理系は明治大学が頭一つ抜け、青山学院大学と法政大学が続きます。学部単位では上下が入れ替わります。
2026年9月時点の情報です。
MARCHの序列ランキング
学習院大学を加えた6大学を平均で並べると、次の順になります。あくまで平均したときの並びで、学部学科によって前後します。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 明治大学 |
| 2位 | 立教大学 |
| 3位 | 青山学院大学 |
| 4位 | 中央大学 |
| 5位 | 法政大学 |
| 6位 | 学習院大学 |
1位 明治大学
明治大学は全国から受験生が集まる人気の高いマンモス大学(学生数が非常に多い大学)です。どの学部も倍率が高い傾向にあります。近年は国際日本学部の偏差値が徐々に上昇してきています。
2位 立教大学
立教大学は池袋にキャンパスを構えるキリスト教系の大学です。クリスマス時期に灯るイルミネーションも有名です。
看板学部(大学を代表する人気と伝統のある学部)は経営学部と異文化コミュニケーション学部とされています。異文化コミュニケーション学部は早慶に匹敵するほど偏差値が上がってきており、人気学部になってきています。社会学部や文学部など、地理で受験できる学部を探している場合は立教大学の地理受験の可否と対策も確認しておくと出願の幅が見えます。
3位 青山学院大学
青山学院大学は立地の良さが大きなポイントで、キラキラしたイメージの強い大学です。駅伝強豪校としても名が知られ、ミスコンなども有名です。
看板学部は文学部英米文学科と国際政治経済学部です。「英語の青学」と言われるほど英語教育に力を入れています。独自形式の試験を課す学部もあるため、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策のように学部単位で出題を確認しておくと対策がぶれません。
4位 中央大学
中央大学は法学部の知名度が高い大学です。法学部志望者が多いのは、司法試験合格者数がGMARCHの中で1位という実績があるためです。
法学部の都心キャンパスへの移転が進められており、今後偏差値や倍率が上昇していく可能性があります。学部ごとの人気差が大きい大学でもあるため、中央大学の人気学部と学部序列の実情も合わせて読むと志望学部を決めやすくなります。卒業生の進路の広さは中央大学の著名な卒業生37名からも見えます。
5位 法政大学
法政大学は超高層ビルの都心型キャンパスが有名な大学です。GMARCHの中では下位に位置していますが、最近はグローバル教養学部の偏差値が非常に高くなっています。学生運動が盛んなマンモス大学として知られているのも特徴です。活躍する卒業生は法政大学の著名な卒業生33選でも確認できます。
6位 学習院大学
学習院大学は皇族が通う大学としてのルーツを持ち、今でも家柄の良い学生が多数在籍している印象を持たれやすい大学です。教授陣のレベルが高いことがよく知られており、どの学部にも優秀な教授陣がいます。少数で質の高い授業を受けたい場合に向く大学です。
文系学部の序列
文系の上位は、明治大学・立教大学・青山学院大学・中央大学に集中しています。旧来から存在する学部は歴史があり、人気や倍率、偏差値が上がる傾向にあります。学部名から学ぶ内容が想像しやすく、志望者が集まりやすいためです。
| 区分 | 大学 | 主な学部 |
|---|---|---|
| 上位学部 | 明治大学 | 政治経済学部、商学部、国際日本学部、文学部、経営学部など |
| 上位学部 | 立教大学 | 社会学部、経営学部、文学部、法学部、経済学部など |
| 上位学部 | 青山学院大学 | 国際政治経済学部、総合文化政策学部、法学部、経済学部など |
| 上位学部 | 中央大学 | 法学部 |
| 中堅学部 | 立教大学 | 異文化コミュニケーション学部 |
| 中堅学部 | 青山学院大学 | 地球社会共生学部、教育人間科学部 |
| 中堅学部 | 中央大学 | 経済学部、商学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部 |
| 下位学部 | 立教大学 | 観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部 |
| 下位学部 | 法政大学 | 法学部、文学部、経営学部、国際文化学部、経済学部など |
明治大学と立教大学は、表に挙げた以外にも知名度の高い学部があります。中堅学部は数が多くなく、中央大学の学部が最も多く入ります。
下位学部に並ぶのは法政大学が中心で、学習院大学の学部もほとんどがこの区分に入ると考えられます。新興学部が多く、分野の内容にイメージがつきにくい学部は偏差値や倍率が下がりやすい傾向です。
理系学部の序列
理系は学部数が少なく、上位は明治大学・立教大学・青山学院大学の理工系に集まります。文系と同じく、従来から存在する理工学部が上位に入ります。
| 区分 | 大学 | 学部 |
|---|---|---|
| 上位学部 | 明治大学 | 農学部、総合数理学部、理工学部 |
| 上位学部 | 立教大学 | 理工学部 |
| 上位学部 | 青山学院大学 | 理工学部 |
| 中堅学部 | 中央大学 | 理工学部 |
| 下位学部 | 法政大学 | 情報科学部、理工学部 |
MARCH内の偏差値差と学部の歴史が、この並びに関係しています。大学ごとの序列でも下位に位置していた法政大学が、理系でも下位区分に入ります。ただし理系は偏差値帯の重なりが大きいため、後述の偏差値表も合わせて見る必要があります。
MARCHを徹底比較
人気面
文理いずれも人気1位は青山学院大学です。表参道近辺にキャンパスを構える立地の良さと知名度の高さが関係していると考えられます。
| 順位 | 文系 | 理系 |
|---|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 | 青山学院大学 |
| 2位 | 明治大学 | 法政大学 |
| 3位 | 立教大学 | 中央大学 |
| 4位 | 法政大学 | - |
| 5位 | 中央大学 | - |
理系は明治大学と立教大学の記載がなかったため除いています。文系の上位3大学は序列でも上位3大学で、偏差値や倍率といった勉強面を見て入学を希望する受験生が多いと読めます。理系で法政大学が3位に入るのは、静かで真面目な学生が多いというイメージの現れのように思われます。
偏差値面
河合塾の偏差値で見ると、文系は横並びに近く、理系は明治大学が抜けます。
| 大学 | 文系 | 理系 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 60.0〜62.0 | 57.5〜60.0 |
| 立教大学 | 60.0〜62.0 | 55.0〜57.5 |
| 青山学院大学 | 60.0〜62.0 | 55.0〜60.0 |
| 中央大学 | 60.0 | 55.0〜57.5 |
| 法政大学 | 60.0 | 55.0〜60.0 |
文系は「立教大学=明治大学≧青山学院大学>中央大学=法政大学」の並びです。青山学院大学がわずかに下回る程度の差しかありません。
理系は「明治大学>青山学院大学=法政大学>中央大学=立教大学」の並びになります。中央大学や立教大学は文系のイメージが強い大学で、理系の序列は文系と一致しません。
就職面
就職面で強いのは明治大学・青山学院大学です。東洋経済オンラインの「有名企業400社への実就職率が高い大学」(卒業者のうち実際に就職した人の割合を示す指標)のデータでは、次の並びになっています。
| 順位 | 大学 | 有名企業400社への実就職率 |
|---|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 | 30.1% |
| 2位 | 明治大学 | 28.9% |
| 3位 | 立教大学 | 26.0% |
| 4位 | 中央大学 | 22.1% |
| 5位 | 法政大学 | 21.9% |
有名企業に限った数値なので、全体で見ると変動する可能性があります。大学間の差はありますが、いずれも高い水準です。志望動機を固め、大学生活の中身を作れている場合には、就職先の選択肢は広く取れます。
社会のイメージ面
偏差値で括られた大学群でも、毛色はそれぞれ異なります。
| 大学 | 持たれやすいイメージ |
|---|---|
| 明治大学 | 男性が多く、マンモス校らしい活発で明るい印象 |
| 青山学院大学 | 立地が良く、お洒落な人が多い。駅伝が強い印象 |
| 立教大学 | お洒落で華やか、女性が多い印象 |
| 中央大学 | 山の方にキャンパスがあり、法学部が有名な印象 |
| 法政大学 | 派手さは少なく、スポーツが盛んで男性が多い印象 |
法政大学・中央大学は落ち着いた印象、立教大学・青山学院大学は華やかな印象と、似た括りで語られることが多いです。全国規模で見ればどの大学も知名度とブランド力が高い点は共通しています。
入試難易度面
私立大学には多数の試験方式があり、同じ偏差値帯でも求められる力が違います。大学ごとの傾向は次のとおりです。
- 明治大学:設問数が多いうえ難易度も高く、速さと丁寧さの両立が求められる
- 青山学院大学:内容一致や空所補充などオーソドックスな出題で、基礎を固めて確実に得点する必要がある
- 立教大学:多岐にわたる問題構成で、広く対策してあらゆるパターンを網羅する必要がある
- 中央大学:論述形式の設問が多く、勘では正解できないため論述対策が必要
- 法政大学:明治大学に近い難易度で、様々な分野の背景知識があると有利
いずれの大学でも、正確さとスピードの両方が問われます。
他大学群とMARCHの比較
早慶とMARCH
早慶とMARCHの最大の違いは偏差値です。学部学科によりますが、平均で見ると早慶のほうが高くなります。知名度と人気はどちらも全国的に高いため、自分に合う特徴で選ぶ形が現実的です。
関関同立とMARCH
関関同立とMARCHは同じような扱いを受けることが多い大学群です。偏差値も人気も大きく変わりません。関東と関西という立地の違いから、知名度や人気の面でMARCHが若干上に見られる場面があります。雰囲気で選ぶのが妥当です。
日東駒専とMARCH
日東駒専とMARCHには大きな差があります。MARCHの偏差値が平均60前後に対し、日東駒専は平均50前後で、10程度の差があります。入試でも日東駒専は基礎問題が中心ですが、MARCHは応用問題も多数出題されます。有名企業への就職率も下がります。この偏差値差と出題レベルの差があるため、日東駒専はMARCHの滑り止めとして受験されることが多くなります。
FAST-UPが見てきた序列と志望校選びのつまずき
指導現場で多いのは、序列表を覚えたところで志望校選びが止まってしまうケースです。序列は平均の話なので、受ける学部の出題形式まで落とし込まないと勉強の中身が決まりません。
つまずきどころは三つに分かれます。一つ目は、文系の序列感覚のまま理系学部を選び、偏差値帯の重なりを見落とすこと。二つ目は、論述中心の大学とマーク中心の大学を同じ対策で受けようとすること。三つ目は、学部名の響きだけで出願し、入学後に学ぶ内容とずれることです。
序列を見る目的は、併願の組み方と対策の優先順位を決めることにあります。第一志望の出題形式を基準に、形式の近い大学・学部を並べる順で考えると、勉強量が分散しません。
よくある間違い:序列だけで出願先を決める
よくある間違いは、序列が上の大学から順に出願校を埋めてしまうことです。序列は平均の指標であり、学部単位では上下が入れ替わります。同じ大学内でも、上位学部と下位学部では必要な得点力が変わります。
回避策は、出願候補を決める前に「学部ごとの偏差値帯」「過去問の形式」「受験できる科目」の三点を並べて比べることです。地理や漢文など、使える科目が学部で異なる場合もあります。学部単位で条件を確認してから序列を参照する順にすると、受験できない方式に出願する事故を防げます。
まとめ
MARCHは難関大学群ですが、早慶や難関国立大学よりは難易度が下がるため、目指しやすい位置にあります。大学のカラーも偏差値も微妙に異なるので、各大学を個別に調べることが重要です。資料請求でパンフレットを取り寄せる方法は手早く情報を集められます。有名企業への就職実績も十分にあるため、序列の上下だけで優劣を決める必要はありません。
よくある質問
Q. MARCHの理系で序列が一番高いのはどこですか? A. 河合塾の偏差値で見ると明治大学です。農学部・総合数理学部・理工学部が上位に入ります。次に青山学院大学と法政大学が続き、中央大学と立教大学は理系では偏差値帯が下がります。
Q. 学習院大学はMARCHに含まれますか? A. MARCHに学習院大学を加えた括りがGMARCHです。本記事の6大学序列では最下位に位置し、学部序列でも下位区分に入る学部が多いと考えられます。一方で教授陣の水準が高く、少人数で学びたい場合に向きます。
Q. MARCHは受験生全体の上位何パーセントくらいですか? A. 偏差値60前後の帯に相当し、模試では上位層に入ります。ただし割合は模試の種類や受験者層で変わるため、一律の数値では言えません。志望校判定は、受けている模試の判定欄で確認するのが確実です。
Q. 序列が下位の学部を選ぶのは損ですか? A. 学びたい分野と一致している場合は、序列の位置を理由に避ける必要はありません。下位区分に入る学部は新興学部が多く、内容のイメージが持たれにくいことが影響しています。カリキュラムと卒業後の進路を確認したうえで判断するのが現実的です。


