慶應義塾大学の受験者平均点と合格最低点・足切り対策
「慶應義塾大学の受験者平均点を知りたい!」
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慶應義塾大学の合格最低点は学部・方式ごとに異なり、同じ学部でも年度で動きます。法学部では英語と地理歴史が基準に届かないと論述力が採点されません。経済学部にも同様の足切りがあります。学部別の数値は下の表で確認できます。
2026年9月時点の情報です。
2027年度入試に向けて過去問に取り組む場合も、まず学部ごとの平均点と合格最低点の水準をつかむところから始めると、自分の現在地が測れます。
なお、ここで扱う合格最低点とは、その年の合格者のうち最も低い総得点のことです。足切りとは、一定の得点に届かない受験生を以降の採点から外す仕組みを指します。
慶應義塾大学の受験者平均点(2018〜2022年度)
受験者平均点は、科目ごとの難易度の振れ幅を知るための材料になります。同じ学部でも年度によって英語や数学の平均点が大きく動くため、1年分だけを見て判断しないことが大切です。
文学部
外国語(英語)は配点150点、地理歴史(日本史・世界史)と小論文はそれぞれ100点、合計350点です。
| 入試年度 | 英語(150) | 日本史(100) | 世界史(100) | 小論文(100) |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 73.95 | 57.86 | 54.48 | 55.59 |
| 2021 | 77.32 | 56.44 | 65.35 | 54.26 |
| 2020 | 99.38 | 55.94 | 63.91 | 56.17 |
| 2019 | 88.46 | 58.54 | 52.28 | 53.63 |
| 2018 | 80.11 | 46.47 | 58.08 | 55.7 |
経済学部
経済学部は数学を使うA方式と、地理歴史を使うB方式に分かれます。総合点の受験者平均点は下記のとおりです。
| 入試年度 | A方式 | B方式 |
|---|---|---|
| 2022 | 219 | 230.5 |
| 2021 | 242.4 | 265 |
| 2020 | 235.3 | 239.6 |
| 2019 | 263.1 | 253 |
| 2018 | 208.3 | 235.3 |
法学部(法律学科)
外国語(英語)は配点200点、地理歴史と論述力はそれぞれ100点、合計400点です。
| 入試年度 | 英語(200) | 日本史(100) | 世界史(100) | 論述力(100) |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 110.16 | 46.31 | 41.94 | 46.91 |
| 2021 | 104.55 | 49.15 | 41.23 | 48.33 |
| 2020 | 124.06 | 51.05 | 43.61 | 47.27 |
| 2019 | 90.25 | 48.03 | 48.02 | 49.27 |
| 2018 | 112.27 | 47.27 | 43.04 | 48.36 |
法学部(政治学科)
| 入試年度 | 英語(200) | 日本史(100) | 世界史(100) | 論述力(100) |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 113.01 | 48.03 | 44.55 | 45.98 |
| 2021 | 106.65 | 52.09 | 42.43 | 48.28 |
| 2020 | 124.43 | 54.72 | 45.95 | 48.44 |
| 2019 | 93.23 | 50.25 | 50.3 | 48.08 |
| 2018 | 116.34 | 49.76 | 44.54 | 50.15 |
商学部
英語は配点200点、地理歴史・数学・論文テストはそれぞれ100点、合計400点です。数学の平均点は年度差が大きい科目です。
| 入試年度 | 英語(200) | 地理歴史(100) | 数学(100) | 論文テスト(100) |
|---|---|---|---|---|
| 2022 | 109.24 | 65.31 | 42.93 | 74.71 |
| 2021 | 100.35 | 71.62 | 58.4 | 65.44 |
| 2020 | 124.55 | 64.92 | 30.48 | 70.3 |
| 2019 | 115.24 | 65.82 | 49.76 | 58.32 |
| 2018 | 124.95 | 70.34 | 39.77 | 42.3 |
医学部
医学部は受験者平均点として、合格最低点と同じ数値が示されています。
| 入試年度 | 合格最低点 |
|---|---|
| 2022 | 308 |
| 2021 | 251 |
| 2020 | 303 |
| 2019 | 303 |
| 2018 | 305 |
理工学部
| 入試年度 | 受験者平均点 |
|---|---|
| 2022 | 296.2 |
| 2021 | 237.71 |
| 2020 | 271.89 |
| 2019 | 241.68 |
| 2018 | 228.75 |
受験者平均点のデータがない学部
下記の学部は受験者平均点のデータがありません。合格最低点を手がかりに目標設定をすることになります。
- 総合政策学部
- 環境情報学部
- 看護医療学部
- 薬学部
慶應義塾大学の合格最低点(2018〜2022年度)
合格最低点は、過去問を解くうえでの到達目標になります。自分の得点と比べることで、慶應義塾大学との距離を測れます。
文学部
| 学科 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 文学科 | 228点 | 233点 | 250点 | 232点 | 218点 |
経済学部
| 方式 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 207点 | 265点 | 234点 | 231点 | 209点 |
| B方式 | 243点 | 259点 | 240点 | 262点 | 239点 |
法学部
| 学科 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法律学科 | 246点 | 227点 | 252点 | 234点 | 239点 |
| 政治学科 | 249点 | 224点 | 258点 | 235点 | 236点 |
商学部
| 方式 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| A方式 | 265点 | 258点 | 244点 | 252点 | 240点 |
| B方式 | 293点 | 288点 | 309点 | 288点 | 302点 |
医学部
| 学部 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学部 | 305点 | 303点 | 303点 | 251点 | 308点 |
理工学部
| 区分 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全学科 | 260点 | 280点 | 309点 | 266点 | 340点 |
総合政策学部
受験に使う科目の組み合わせごとに合格最低点が公表されています。
| 選択科目 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 数学 | 301点 | 267点 | 246点 | 254点 | 261点 |
| 情報 | 272点 | 285点 | 246点 | 261点 | 269点 |
| 外国語 | 277点 | 261点 | 246点 | 243点 | 260点 |
| 数学および外国語 | 300点 | 277点 | 246点 | 260点 | 275点 |
環境情報学部
| 選択科目 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 数学 | 257点 | 250点 | 246点 | 254点 | 234点 |
| 情報 | 260点 | 274点 | 246点 | 238点 | 248点 |
| 外国語 | 258点 | 263点 | 246点 | 278点 | 234点 |
| 数学および外国語 | 263点 | 277点 | 246点 | 267点 | 238点 |
看護医療学部
元データでは「看護利用学部」と表記されていますが、正式名称は看護医療学部です。
| 学部 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 看護医療 | 293点 | 273点 | 297点 | 270点 | 310点 |
薬学部
| 学科 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
|---|---|---|---|---|---|
| 薬学科 | 204点 | 208点 | 196点 | 196点 | 204点 |
| 薬科学科 | 204点 | 207点 | 195点 | 195点 | 209点 |
学部ごとの難易の見え方を整理したい場合は、慶應義塾大学の受かりやすい・入りやすい学部も合わせて読むと比較しやすくなります。
慶應義塾大学の足切りと、通過するための考え方
慶應義塾大学には足切りがあります。法学部については、下記のとおり公表されています。
「論述力」は「外国語」および「地理歴史(日本史・世界史)」の合計点、および「地理歴史(日本史・世界史)」の得点、いずれもが一定の得点に達した受験生について採点し、3科目の合計点で合否を決定しました。
つまり、論述力以外の2科目で基準を超えないと、論述力は採点されません。論述・小論文型の科目が得意な人も、英語と地理歴史を先に仕上げる必要があります。足切りを通過しない限り論述力は採点されないためです。
法学部は英語と歴史を合わせて200〜210点以上が目安
法学部は英語と歴史を合わせて200〜210点以上をとれると安心できます。200〜210点が合格者の平均点に近い水準だからです。
合格者はこの点数に論述問題の約50点を加えて合格していきます。論述力が得点源の人も、2科目で足切りにかからないよう配点の大きい英語から固める流れが現実的です。
経済学部は正答率7割を目標にする
A方式は英語と数学を合わせた160点中110点、B方式は英語90点中65点が必要とされます。いずれも正答率7割が目標ラインです。
経済学部では英語の対策を優先する形が有効です。どちらの方式も英語の配点が大きいためです。
よくある間違い:合格最低点をそのまま目標点にする
合格最低点を目標点に設定するのは避けたい進め方です。合格最低点は合格者の下限であり、年度によって上下するため、ぎりぎりの設計だと難化した年に届かなくなります。
回避策は、志望学部の合格最低点のうち最も高い年度を基準にして、科目ごとの目標点に割り振ることです。英語の配点が大きい学部では、英語の目標点を先に決めてから残りを配分すると、科目間の優先順位がぶれません。
過去問を解くときは、年度ごとの合格最低点とセットで自己採点するのが有効です。合格最低点は同じ学部でも年度によって上下するためです。
FAST-UPが見てきた慶應受験のつまずきどころ
指導現場で多いのは、平均点や合格最低点を「眺めるだけ」で終わってしまうケースです。数値を見ても、自分の答案のどこで点を落としているかに結び付けられていないため、勉強の優先順位が変わりません。
もう一つのつまずきは、小論文・論述力・論文テストといった記述系科目に時間を使いすぎることです。足切りの仕組みを踏まえると、まず英語と選択科目を基準まで持ち上げるほうが合否に直結します。記述系は対策の手応えが見えにくく、取り組んだ時間の割に総合点が伸びないまま本番を迎えがちです。
学部選びの段階でも、同じ大学内で科目構成が大きく違う点が見落とされやすいところです。併願の幅を考えるなら、早慶上智の穴場学部ランキングのように複数学部を横に並べて比較する視点が役立ちます。大学間の位置関係を整理したい場合は早慶上智ICUの偏差値ランキングと序列も参考になります。
まとめ
慶應義塾大学の受験者平均点と合格最低点は、学部・方式ごとに水準が異なります。志望学部の数値を押さえたうえで、足切りのある学部では英語と選択科目を先に基準まで引き上げる順番が重要です。
- 受験者平均点は科目ごとの難易の振れ幅を知る材料
- 合格最低点は過去問演習の到達目標
- 法学部・経済学部は足切りを前提に科目配分を決める
よくある質問
Q. 慶應義塾大学の合格最低点は何割くらいですか。 A. 学部・方式ごとに満点も合格最低点も異なり、同じ学部でも年度で変動します。割合で覚えるのではなく、志望学部の年度別の点数を確認し、最も高い年度を基準に目標点を決めるのが安全です。
Q. 足切りがあるのはどの学部ですか。 A. 公表されている内容では、法学部は「外国語」と「地理歴史」の合計点、および「地理歴史」の得点がいずれも一定の得点に達した受験生の論述力を採点するとされています。経済学部もA方式は英語と数学、B方式は英語で必要な得点が示されており、同様の仕組みがあります。
Q. 商学部や経済学部の数学はどのくらい取れればよいですか。 A. 商学部の数学の受験者平均点は年度によって大きく動きます。経済学部A方式は英語と数学を合わせた160点中110点が必要とされるため、数学だけで判断せず、英語と合わせた合計で目標を立てるほうが実際の採点に近い見方になります。
Q. 受験者平均点と合格最低点は、どちらを目標にすればよいですか。 A. 目標にするのは合格最低点です。受験者平均点は、その年の科目が難しかったのか易しかったのかを把握するための参考値として使います。過去問の自己採点は、同じ年度の合格最低点と並べて確認すると判断しやすくなります。


