慶應義塾大学の推薦入試の方法は?募集要項・日程・倍率を紹介
難関の国公立大学の学生も併願するなど
難関の国公立大学の学生も併願するなど、私立大学における最高峰の大学が慶應義塾大学です。偏差値は70前後の学部が多い中、一般入試ではなく推薦入試で慶應義塾大学に入る手もあります。
今回は慶應義塾大学に推薦入試で入ることを考えている人に向けた、募集要項や日程、倍率など推薦入試に関係する情報をご紹介します。
慶應義塾大学の推薦入試は大きく分けて2種類
慶應義塾大学の推薦入試は大きく分けて2種類に分類できます。まずは2種類の推薦入試についてご紹介します。
総合型選抜
総合型選抜は他の大学におけるAO入試であり、学業面でのハードルがそこまで高くない代わりに、それ以外の要素で魅力ある学生であるかどうかが問われる選抜方法です。総合型選抜は主に3種類となっています。
自主応募制による推薦入学者選考
自主応募制による推薦入学者選考は文学部のみが行う選抜方法で、1994年から実施されています。その目的は学力だけで選考を行うのではなく、文学部に入りたいという強い気持ちや学生が持つ資質を吟味していくほか、「新しい文学部」を作っていってほしいという願いが込められています。
FIT入試
FIT入試は法学部のみが取り扱う選抜方法です。FIT入試は2006年度からスタートし、法学部への志望度合いが強い学生を対象としています。FITの正式名称は「Flexible and Intelligent Thinking」です。
難しい問題を出してふるいにかけるのではなく、学問を学びたいという純粋な姿勢を評価するべく、勉強以外の面から人物本位の形で選抜を行っています。
AO入試
AO入試は湘南藤沢キャンパスで授業を受ける総合政策学部や環境情報学部、看護医療学部のほか、理工学部でも採用しています。元々AO入試は総合政策学部と環境情報学部が新設された1990年に日本で初めて導入されました。
1990年代は偏差値至上主義が今よりも激しく、偏差値だけで判断されるような時代。学力ではない部分をピックアップし、学生のポテンシャルを引き出していく入試方法として初導入され、その後全国に広がっていきます。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜はいわゆる「指定校推薦」と同じで、校長推薦で出願ができる形の選抜方法です。2022年度の推薦入試結果では不合格になったのは600人程度の志願者の中でたった1人だけとほぼ100%に近い確率で合格できる選抜方法です。
その代わり、指定校推薦を勝ち取るまでには高校内で志願者同士の競争が激しく展開されるため、高1から計画的に勉強を行って慶應への指定校推薦を勝ち取るような姿勢が問われます。
慶應義塾大学における推薦入試の募集要項・日程【総合型選抜】
ここからは慶應義塾大学における推薦入試に関する募集要項や日程についてご紹介します。
自主応募制による推薦入学者選考
まず出願資格についてですが、特筆すべきもののみをご紹介します。高校3年1学期までの評定が4.1以上であることが出願資格の1つとなっています。そのほかは文学部が第一志望であることや2023年3月までに卒業見込みであることなどです。
選考は小論文形式で行われる総合考査Ⅰ、テーマが与えられてそのことについて書く総合考査Ⅱが行われて、合否が決定します。
2022年に行われた日程ですが、以下の通りです。
| 出願登録・書類郵送 | 出願登録・入学検定料の支払い 10月14日~11月4日 <br>出願書類の郵送 11月1日~11月4日 |
|---|---|
| 選考 | 11月20日 |
| 合格発表 | 11月25日 |
| 入学手続き期間 | 11月28日~12月16日 |
選考から合格発表まではわずか5日間と短いですが、入学手続き期間は意外と長めにとられているので、その間にゆっくりと手続きを行うことができます。
FIT入試
FIT入試はA方式とB方式で分けられており、A方式の場合は学業やボランティアなど特筆すべき実績があるかどうかが出願資格となっており、評定の条件はありません。一方、B方式の場合は高3の1学期までの全体の評定平均と、外国語・数学・国語・地理歴史・公民の各教科それぞれの評定平均が4.0以上であることが主な要件です。
選考はA方式B方式共通で第1次選考は書類選考となっています。第2次選考はそれぞれ異なり、A方式は論述試験と口頭試問、B方式は総合考査と面接です。
A方式の論述試験は教員の模擬講義を受け、それにちなんだ論述試験が出され、口頭試問は試験官から口頭で出されたテーマでディスカッションを行います。B方式の総合考査は最初に資料が与えられ、それを読み解いて400字にまとめるのが特徴です。その後、面接を行います。
| 出願登録・書類郵送 | 出願登録・入学検定料の支払い 8月9日~9月5日 <br>出願書類の郵送 9月1日~9月5日 |
|---|---|
| 第1次選考合格発表 | 9月18日 |
| 第2次選考 | A方式 9月24日 <br>B方式 9月25日 |
| 合格発表 | 11月1日 |
| 入学手続き期間 | 11月28日~12月16日 |
出願登録が始まるのは8月からとかなり早い時期から入試が始まります。第1次と第2次のスパンはとても短く、1週間程度で次に進みますが、そこから最終的な合格発表までは実に1カ月以上かかっており、その間相当待たされることになります。
AO入試
AO入試についてですが、それぞれ日程が異なるため、それぞれの学部の情報をまとめています。
理工学部
理工学部の出願資格は、高3の1学期までに全体の評定平均が4.1以上であること、そして数学と理科の評定平均がそれぞれ4.0以上であることが条件です。また英語などの外国語の単位を14単位以上修得していることや欠席日数が30日を超えないことも要件に含まれています。
選考ですが、まず第1次選考として書類選考が行われ、その後第2次選考では数学と物理、化学に関する口頭試問、面接が展開されます。
| 出願登録・書類郵送 | 10月4日~10月7日 |
|---|---|
| 第1次選考合格発表 | 10月21日 |
| 第2次選考 | 12月11日 |
| 第2次選考合格発表 | 12月16日 |
| 入学手続き期間 | 2023年1月6日~1月12日 |
他の学部と異なり、第1次選考と第2次選考までに1カ月以上の間隔があるのが理工学部。入学手続き期間は翌年になるなど、スケジュールは他の学部より遅めです。
総合政策学部・環境情報学部
総合政策学部・環境情報学部では夏秋AOと春AOの2つがあります。どちらのAO入試でも希望学部・入学時期・面接で用いる言語の指定を最初に行い、その後変更はできません。
出願資格はどちらもほぼ同じで、評定平均などの条件はありませんが、入学時期が異なるため、2023年4月に入学したい場合は2022夏秋AOが推奨されています。
選考は1次選考・2次選考があり、いずれも1次は書類選考、2次選考は面接です。1次選考に関しては学業に関連するコンテストで一定の成績を残している場合、免除されます。
| 春AO | 夏秋AO | |
|---|---|---|
| オンライン申請 | 5月6日~6月1日 | 8月9日~9月1日 |
| 郵送での書類提出 | 5月31日~6月2日 | 9月1日~9月2日 |
| 1次選考合格発表 | 7月7日 | 10月20日 |
| 2次選考 | 7月16日 | 総合政策学部 10月29日もしくは10月30日 <br>環境情報学部 11月5日もしくは11月6日 |
| 2次選考合格発表 | 7月20日 | 11月8日 |
看護医療学部
看護医療学部ではA方式とB方式があり、A方式の出願資格は評定平均の条件がなく、学業やスポーツなどの実績があることが要件になっています。B方式は評定平均4.5以上が条件となっており、大きく異なります。
選考はA方式B方式共通で、第1次選考は書類選考、第2次選考は面接です。面接はオンラインで行われます。
| 出願期間 | 9月15日~9月20日 |
|---|---|
| 第1次合格発表 | 10月14日 |
| 第2次選考 | 10月22日 |
| 第2次選考合格発表 | 11月1日 |
| 入学手続き期間 | 12月5日~12月9日 |
慶應義塾大学の推薦入試の倍率
次に慶應義塾大学の推薦入学の倍率についてご紹介します。今回ご紹介するのは2022年度における倍率です。
自主応募制による推薦入学者選考
| 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 120名 | 343名 | 123名 | 2.7倍 |
自主応募制による推薦入学者選考では、倍率が2.7倍となっています。男女別では圧倒的に女性が多く、女性の倍率は2.6倍と男性と比べると若干倍率が下がっていました。
FIT入試
| 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 法律学科 | 最大80名 | A方式 212名 <br>B方式 180名 | A方式 43名 <br>B方式 65名 | A方式 4.93倍 <br>B方式 2.77倍 |
| 政治学科 | 最大80名 | A方式 269名 <br>B方式 166名 | A方式 40名 <br>B方式 61名 | A方式 6.73倍 <br>B方式 2.72倍 |
FIT入試ではA方式とB方式で倍率が大きく異なります。これはA方式の方が評定平均の条件がなく、B方式はその条件があったことが考えられます。男女別で見るとやはり女性が圧倒的に多く、法律学科B方式における女性の倍率は2.1倍と男性よりも明らかに差があります。
AO入試
AO入試の倍率に関してもそれぞれの学部における倍率をまとめています。
理工学部
| 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 理工学部 | 若干名 | 7名 | 2名 | 3.5倍 |
選考方法が難しいことや募集人員が少ないこともあってか、志願者はわずか7名、合格者は男女それぞれ1名ずつの合計2名となっています。倍率も3.5倍ですが、数が少ないため、状況によっては大きく変動することが想定されます。
総合政策学部・環境情報学部
総合政策学部・環境情報学部の倍率は夏秋AOのみの倍率となります。
| 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 総合政策学部 | 150名 | 583名 | 113名 | 5.16倍 |
| 環境情報学部 | 150名 | 554名 | 130名 | 4.26倍 |
他の学部と異なり、2つの学部に関しては男性の志願者が多く、環境情報学部に至っては男性の方が過半数を占めていました。しかし、合格者数では女性の方が多く、実際の倍率よりも男性の方がきつく、女性の方が低い結果になっています。
看護医療学部
| 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 | |
|---|---|---|---|---|
| 看護医療学部 | 若干名 | A方式 71名 <br>B方式 17名 | A方式 8名 <br>B方式 4名 | A方式 8.88倍 <br>B方式 4.25倍 |
A方式は評定平均の条件がなかったため、志願者も多く、倍率は9倍近くありました。B方式は評定平均のハードルが高かったため、倍率も4倍程度と低めです。男性も看護医療学部を受験していますが、結果的には1人も合格しておらず、厳しい結果となっています。
まとめ
推薦入試は評定平均の条件を設けている方式だと倍率が低く、評定平均の条件がない方式では倍率が高いといった特徴がみられます。看護医療学部に関しては評定平均のハードルが高いため、4.5以上にするべく対策を立てていく必要があります。
口頭試問などテスト用紙に応えを書き込む普段の方法とはまた違うため、口頭試問の練習を行うなど、普段の勉強とはまた違う準備をしなければならず、推薦入試といってもなかなか一筋縄ではいきません。
慶應合格を目指す方へ
慶應義塾大学合格には、学部・受験方式ごとの細かい対策が必要です。
自分だけで対策できるか不安な方は、是非**「FAST-UP逆転塾」**への入塾をご検討ください。
FAST-UP逆転塾は、0から難関私大に逆転合格するためだけに作られた、学習塾です。
慶應特化の個別カリキュラムで、最短合格を実現します。
公式LINEで無料のカウンセリングを実施していますので、少しでも興味がある方は、下記のリンクから公式LINEを追加してみてください!


