中央大学と明治大学はどっちが上?偏差値比較
関東の難関私立大学を総称する「MARCH」に含まれる中央大学と明治…
FAST-UP
中央大学と明治大学は、偏差値では明治大学がわずかに上、資格試験の環境と就職サポートでは中央大学に強みがあります。どちらも関東の難関私立大学で、立地の差を除けばほぼ同水準です。学部ごとの違いで選ぶのが現実的です。
2026年9月時点の情報です。
中央大学と明治大学はどっちが上か
全体の偏差値で比べると、わずかに明治大学が上回ります。中央大学の偏差値は61.0、明治大学の偏差値は62.5というデータがあり、ハイレベルという点では共通しています。立地の差を抜きにして考えれば、およそ同じレベルだと分かります。
| 比較項目 | 中央大学 | 明治大学 |
|---|---|---|
| 全体の偏差値 | 61.0 | 62.5 |
| イメージ | 真面目・堅実・資格に強い | 堅実かつチャレンジング |
| メインキャンパス | 八王子 | 駿河台 |
| 強み | 資格試験の環境、広いキャンパス | 都心の立地、進路の幅 |
どちらもMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政をまとめた呼び方)に含まれ、お互いを併願する受験生が多い大学です。W合格(複数の大学に同時に合格すること)を狙える位置にあるため、選択肢を増やしたい場合は両校を志望校に入れておく形が取りやすくなります。
中央大学の学部別偏差値
中央大学は8学部を持つ総合大学で、新設学部と法学部が上位に並びます。
| 順位 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1 | 国際経営学部 | 60.0 |
| 1 | 国際情報学部 | 60.0 |
| 3 | 法学部 | 57.5〜62.5 |
| 3 | 総合政策学部 | 57.5 |
| 5 | 商学部 | 55.0〜60.0 |
| 6 | 経済学部 | 55.0〜60.0 |
| 7 | 文学部 | 52.5〜57.5 |
| 8 | 理工学部 | 52.5〜57.5 |
近年設置された国際経営学部と国際情報学部は注目度が高く、倍率も高くなっていることから高い偏差値になっています。次点に入る法学部は、中央大学の看板学部です。司法試験の合格率が他大学と比較して非常に高く、司法試験受験生専用の勉強部屋や研究室も開設されているため、学部内でも比較的難易度の高い位置に見られるようになりました。
総合政策学部は中央大学のなかでも特に国際色が豊かで、国外からの留学生を目にする機会も多めです。専門科目をすべて英語で履修するなど独自のカリキュラムを採用し、高い外国語力を持つ人材を輩出しています。
その後に商学部・経済学部のビジネス系学部が続き、文学部・理工学部が並びます。年度や学科により偏差値は多少異なるため、模試の判定を参考にしながら自分の合格可能性を正しく見積もることが欠かせません。
明治大学の学部別偏差値ランキング
明治大学は法学部法律学科を筆頭に、政治・経済系と情報コミュニケーション学部が上位に集まります。
| 順位 | 学部・学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1 | 法学部法律学科 | 66 |
| 2 | 情報コミュニケーション学部情報コミュニケーション学科 | 65 |
| 2 | 国際日本学部国際日本学科 | 65 |
| 2 | 政治経済学部政治学科 | 65 |
| 2 | 経営学部 | 65 |
| 2 | 商学部商学科 | 65 |
| 2 | 政治経済学部地域行政学科 | 65 |
| 2 | 政治経済学部経済学科 | 65 |
| 9 | 総合数理学部現象数理学科 | 64 |
| 9 | 理工学部建築学科 | 64 |
| 11 | 文学部心理社会学科 | 63 |
| 11 | 文学部文学科 | 63 |
| 11 | 文学部史学地理学科 | 63 |
| 11 | 総合数理学部先端メディアサイエンス学科 | 63 |
| 11 | 農学部食料環境政策学科 | 63 |
| 11 | 理工学部情報科学科 | 63 |
| 17 | 農学部生命科学科 | 62 |
| 17 | 農学部農学科 | 62 |
| 17 | 理工学部機械情報工学科 | 62 |
| 17 | 理工学部応用化学科 | 62 |
| 21 | 理工学部物理学科 | 61 |
| 21 | 総合数理学部ネットワークデザイン学科 | 61 |
| 23 | 理工学部電気電子生命学科 | 60 |
| 23 | 理工学部数学科 | 60 |
| 25 | 理工学部機械工学科 | 59 |
| 25 | 農学部農芸化学科 | 59 |
法学部・情報コミュニケーション学部や政治・経済系の学部が高く、理数科目を使うことの多い総合数理学部・理工学部・農学部は明治大学内では低めの偏差値になる年が多いと言えます。なお偏差値は調査元や指標によって表記が異なるため、中央大学の数値と直接足し引きせず、同じ資料の中で比べる形が安全です。
イメージの違い
中央大学は「真面目」「堅実」「手堅く就職していく」というイメージが根強い大学です。メインキャンパスが八王子にあり、周辺に歓楽街がなく勉強に集中しやすい環境であることも影響しています。司法試験・公認会計士試験・税理士試験や公務員試験の受験率も高く、「資格の中央」と呼ばれることもあります。
明治大学も「堅実」「しっかりしている」というイメージを持たれますが、中央大学以上にチャレンジングな学生が多いことが特徴です。起業・独立・留学など行動力のある取り組みをする人が多く、大企業や資格職だけでなくベンチャー企業やスタートアップ企業への就職率が高いことも挙げられます。
入試難易度はどちらが高いか
入試難易度そのものは、中央大学と明治大学で大きな違いはありません。どちらも一般入試・大学共通テスト利用入試(共通テストの得点だけで合否が決まる方式)・推薦入試と幅広い方式を設け、難問・奇問が少ないためです。基礎知識を固め、オーソドックスな問題に対応できる力があれば合格を狙えます。
ただし学部ごとの平均倍率は、中央大学の方が高くなることが多いです。関東での進学に重点を置く場合は、倍率の出方をあらかじめ知っておくと出願計画が立てやすくなります。
学部ごとに出題傾向と利用科目は異なるため、科目単位の対策は個別に確認しておきたいところです。国語で漢文を使う場合は明治大学の漢文の入試傾向と対策も合わせて確認できます。
受験生や大学生からの人気
受験生や大学生からの人気は、明治大学の方が高い状況です。都心の一等地にキャンパスがあり、首都圏だけでなく全国から学生が集まります。一人暮らしの利便性も高く、学業とプライベートを両立しやすい大学として認識されるようになりました。
中央大学も2023年に看板学部である法学部が茗荷谷キャンパスへ移転し、都心回帰が進みました。通学の便がよくなり、さらに注目を集めることが期待されています。司法試験・公認会計士試験・税理士試験・社会保険労務士試験など士業系の資格に強いため、堅実にキャリアを築きたい学生からの支持が集まります。
都心からのアクセス
都心からのアクセスでは明治大学が有利です。明治大学のメインキャンパスは駿河台にあり、官民問わず幅広い人が行き交う場所で、首都圏のどこからでもアクセスしやすいためです。和泉キャンパスや生田キャンパスは少し郊外に出る必要がありますが、新宿など都心からのアクセスにも優れています。
中央大学は、モノレールと本数の限られたバスで通学するメインキャンパスのため、都心へのアクセスという面では劣ります。その分、広大な敷地面積を持つことが強みです。キャンパス移動なしにスポーツやサークルを楽しみたい場合に向いています。
学生生活の過ごしやすさ
キャンパスの広さという面では、中央大学の方がゆとりを持って過ごせます。学部ごとの独立棟があり、専門性を高めやすい場として認識されています。
司法試験や公認会計士試験など難関国家試験に挑戦する人しか入れない「炎の棟」や、蔵書数が多くリファレンスも充実した図書館が整備されています。スポーツ施設も多く、キャンパス移動なくサークル・部活ができる点もメリットです。
就職率・就職先
就職率はどちらの大学も高い傾向にあり、ブランドと歴史のある大学という点で共通しています。「中央大学の方が不利」「明治大学でないと入社できない企業がある」という事情もありません。両校ともに学閥が比較的少ないため、どちらに入学しても就職のしやすさは大きく変わらないと考えられます。
資格試験を前提にするなら中央大学が有力です。司法試験の合格率が他大学と比較して高く、司法試験受験生専用の勉強部屋や研究室が整えられているためです。卒業後の進路を見据えて選べば、入学後のミスマッチを避けやすくなります。
主要学部を1対1で比較
共通する学部を見ると、文学部は中央大学、経済学部と商学部は明治大学が上という結果になります。理工学部は学科・専攻によって逆転します。
| 学部 | 中央大学 | 明治大学 | 比較 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 日本文学・英米文学・哲学などの各専攻が62.5 | 日本文学62.5/英米文学・哲学は60.0前後 | 中央大学が上 |
| 法学部 | 62.5 | 62.5 | ほぼ同等 |
| 経済学部 | 60.0前後 | 62.5 | 明治大学が上 |
| 商学部 | 62.5 | 65.0 | 明治大学が上 |
| 理工学部(機械工学専攻) | 60.0 | 55.0 | 中央大学が上 |
| 理工学部(電気電子工学専攻) | 57.5 | 60.0 | 明治大学が上 |
法学部はどちらも同水準で、年度によって多少の差が出ます。中央大学は法律学校を前身とする法学に強い大学として知られているため、歴史や文化を重んじたい場合は中央大学が候補になります。
経済学部はどちらも60.0を超えますが、1点を争う入試では差として現れます。商学部は明治大学のなかでも特に偏差値が高く、MARCHにおける立教大学レベルの水準です。立教大学の学部ごとの動きは立教大学の偏差値推移で確認できます。
理工学部は専攻ごとに学科が細分化されているため、一概には比べられません。志望する専攻単位で数値を見る必要があります。
FAST-UPが見てきた併願でつまずきやすい点
指導の現場で目立つのは、大学名の優劣を調べることに時間を使い、学部ごとの科目配点や出題傾向の確認が後回しになるケースです。中央大学と明治大学はどちらも基礎重視の出題ですが、学部によって使える科目と配点が違うため、同じ勉強量でも合格可能性の出方が変わります。
もう一つは、第一志望の学部だけに照準を合わせ、併願学部の過去問に触れないまま本番を迎えるパターンです。併願学部の形式に慣れていないと、得意科目でも時間配分を崩しやすくなります。
W合格後に迷い続けて手続きが慌ただしくなる例も多く見られます。出願の段階で「どちらを選ぶか」の判断軸を決めておくと、合格後の動きが落ち着きます。
よくある間違い:大学名だけで併願先を決める
偏差値ランキングの全体平均だけを見て志望校を決めてしまうのが、最も多い間違いです。学部・学科・専攻単位では上下が入れ替わるため、全体平均は進学後の学びとも合否の難しさとも一致しません。
回避策は、志望する学科・専攻の偏差値と入試方式、使う科目を1つの表にまとめて比べることです。理系ならあわせて実験設備や大学院との協働体制まで確認すると、入学後の後悔を減らせます。
W合格したときの選び方
合格から入学手続きまでの期間は長くないため、学部系統ごとに判断軸を決めておくのが現実的です。
| 系統 | 選ぶときの考え方 |
|---|---|
| 文系学部 | 就職サポートの手厚さを重視して中央大学を選ぶ人が多い。明治大学も十分なブランド価値があり、就職で不利になることはない |
| 理系学部 | 専攻に合わせて選ぶ。専攻ごとの偏差値差、実験設備、大学院との協働システムを比較する |
文系学部は、学んだことが就職に直結するとは限らないため、支援体制の差が判断材料になります。理系学部は偏差値が専攻によって5.0近く異なるケースもあり、大学名だけで決めることはできません。
手続き面では、入学金の締め切り日や学費の納入スケジュールも事前に調べておくと動きやすくなります。私立大学の費用の見方は学習院大学の学費と入学金の締め切りの記事が参考になります。
まとめ
偏差値で見るなら明治大学、就職サポートや資格試験の環境なら中央大学が上という整理になります。どちらも難関私立大学として確立したブランドがあり、進学先は偏差値や設備だけでなく雰囲気との相性も含めて検討する形が向いています。「自分に合う大学はどちらか」という視点で情報を集めていきましょう。
よくある質問
Q. 中央大学と明治大学はどっちが上ですか。 A. 全体の偏差値では明治大学がわずかに上です(中央大学61.0、明治大学62.5)。一方で就職サポートや士業系資格の環境では中央大学に強みがあります。学部単位では文学部や理工学部の一部で中央大学が上回ります。
Q. 法学部を志望する場合はどちらを選ぶとよいですか。 A. 偏差値はどちらも62.5というデータがあり、ほぼ同水準です。司法試験を目指す場合は、合格率の高さと受験生専用の勉強部屋や研究室がある中央大学が候補になります。都心での学生生活を重視するなら明治大学が向きます。
Q. 理系でW合格したらどう決めればよいですか。 A. 専攻単位で比べます。機械工学専攻は中央大学60.0、明治大学55.0ですが、電気電子工学専攻は中央大学57.5、明治大学60.0と逆転します。あわせて実験設備と大学院との協働体制を確認します。
Q. 両校を併願する意味はありますか。 A. 選択肢を増やしたい場合は有効です。入試方式が幅広く、出題も基礎重視で共通点が多いため、対策の重なりを生かしやすくなります。ただし学部ごとに配点と科目が違うため、併願学部の過去問にも必ず目を通しておきます。


