学習院大学の文系学部|偏差値・学費・就職を解説
学習院大学には5つの学部がありますが、そのうち、文系学部は4つ。
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学習院大学の文系学部は法学部・経済学部・文学部・国際社会科学部の4つです。偏差値は55.0〜60.0が中心で、GMARCH内では控えめな水準。学科ごとの差が大きく、就職内定率は全学部で高い水準です。
2026年9月時点の情報です。
学習院大学の学部は全部で5つあり、そのうち4つが文系学部です。残る1つは理系の学部で、本記事では文系4学部の特徴・偏差値・学費・就職をまとめます。GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の総称)の中での位置づけも学部ごとに確認します。
学習院大学の文系学部の特徴
4学部はいずれも少人数での指導を重視しますが、学ぶ内容と英語の比重が大きく異なります。志望学部を決める前に、学科構成まで見ておくと迷いが減ります。
法学部
法学部は法学科と政治学科の2学科です。法学科では法律を通じてリーガルマインド(法的に考え筋道を立てる力)を養い、政治学科では政治や政策を学ぶことで、権力構造を把握し、問題解決を目指すスキルを磨きます。
法学部では少人数教育を徹底しています。教員が指導しやすくなるだけでなく、学生同士の距離も近くなり、関係性が構築されやすくなります。グローバルな人材育成にも力を入れ、TOEICを安い値段で受験できるなど、国際社会での活躍を視野に入れた教育も行われています。
経済学部
経済学部は経済学科と経営学科の2学科です。経済学科では経済の事象を学び、その知識を政策に結び付けるスキルを磨きます。経営学科では企業の構造を理解し、企業と労働者が一緒に成長していくプロセスを学びます。
就職に力を入れており、1年生の時からキャリアデザインの大切さを教え、徐々に就職を意識させていきます。教育としてキャリアデザインを考えることで、卒業後のことも早い段階で具体化できます。他の学部と同様に少人数教育が展開され、学びやすい環境が整っています。
文学部
文学部は8学科を抱える大所帯の学部です。
- 哲学科
- 史学科
- 日本語日本文学科
- 英語英米文化学科
- ドイツ語圏文化学科
- フランス語圏文化学科
- 心理学科
- 教育学科
文学部では最初に基礎的な内容をこなし、各学科の基本的な知識を学んでから研究を深めます。外国語は2か国語以上を学ぶことが必修です。英語はもちろん、それ以外の言語も腰を据えて身につけることが求められます。
国際社会科学部
国際社会科学部は、国際人として第一線で活躍できる人を育てる方針を掲げ、英語と社会科学の2本柱で展開します。最低でも4週間以上の海外留学を行い、英語力の向上と社会科学の知識の定着を図る流れです。
「ブリッジ科目」を設けており、社会科学などの専門科目を英語で学べるよう、段階的に鍛錬を重ねる授業が用意されています。英語で社会科学を学び、海外研修を経験することで、国際人としての基礎を身につけられるのが特徴です。
学習院大学の文系学部の偏差値はGMARCHでどの位置か
結論として、学習院大学の文系学部はGMARCHの中では下位寄りの水準です。ただし学部・学科によって差があり、上限値だけを見ると明治大学などと並ぶ学科もあります。
法学部
| 偏差値 | |
|---|---|
| 学習院大学 | 57.5〜60.0 |
| 明治大学 | 60.0 |
| 青山学院大学 | 57.5〜62.5 |
| 立教大学 | 62.5 |
| 中央大学 | 57.5〜65.0 |
| 法政大学 | 57.5〜62.5 |
学習院大学法学部の偏差値は57.5〜60.0です。法学科が60.0、政治学科が57.5で、若干の差が生じています。
GMARCHの比較では、最大60.0という点で明治大学と同じです。全体で見ると、法学部は学習院大学がGMARCHの中で一番低い状況と言えます。
経済学部
| 偏差値 | |
|---|---|
| 学習院大学 | 57.5〜60.0 |
| 明治大学(政治経済学部経済学科) | 60.0〜62.5 |
| 青山学院大学 | 62.5 |
| 立教大学 | 60.0 |
| 中央大学 | 55.0〜60.0 |
| 法政大学 | 55.0〜60.0 |
経済学部も法学部と同じく57.5〜60.0です。経済学科が57.5、経営学科が57.5〜60.0で、若干経営学科の方が優勢です。
経済学部はGMARCH内でも差が小さい学部ですが、総合的に見ると6大学中4番目という位置づけになります。
文学部
| 偏差値 | |
|---|---|
| 学習院大学 | 55.0〜60.0 |
| 明治大学 | 60.0〜62.5 |
| 青山学院大学 | 60.0〜65.0 |
| 立教大学 | 57.5〜62.5 |
| 中央大学 | 52.5〜60.0 |
| 法政大学 | 55.0〜60.0 |
文学部の偏差値は55.0〜60.0です。8学科のうち偏差値60.0をマークしたのが教育学科で、最も低い55.0は哲学科、英語英米文化学科、ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科の4学科です。
GMARCHで比較すると法政大学と同じ偏差値帯のため、文学部では4位タイとなります。
国際社会科学部
| 偏差値 | |
|---|---|
| 学習院大学 | 57.5 |
| 明治大学(国際日本学部) | 60.0〜62.5 |
| 青山学院大学(国際政治経済学部) | 62.5〜65.0 |
| 立教大学(異文化コミュニケーション学部) | 67.5 |
| 中央大学(国際経営学部・国際情報学部) | 国際経営:57.5〜62.5<br>国際情報:60.0〜62.5 |
| 法政大学(国際文化学部) | 60.0〜62.5 |
国際社会科学部は57.5で、学習院大学の文系学部の中では一番低い水準です。国際社会科学部という名称の学部はGMARCHの他大学にはないため、各大学の国際系学部と比較しています。
どの大学も国際系学部は偏差値が上がりやすい傾向があり、比較の中では一番低い結果になりました。他大学の国際系学部と併願する場合は、問題の傾向差も確認しておくと計画が立てやすくなります。英語の出題傾向は青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策で確認できます。
入りやすい学部を探すときの見方
学習院大学の偏差値は、学部単位ではなく学科単位で確認する必要があります。法学部では法学科が60.0、政治学科が57.5と差があり、文学部では8学科が55.0〜60.0に分かれているためです。
偏差値帯が低めの学科を並べると、文学部の哲学科・英語英米文化学科・ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科が55.0で最も低くなります。ただし、学べる内容が自分の関心と合うかどうかは別問題です。入学後に2か国語以上の外国語が必修であることも含めて判断すると、入学後のミスマッチを避けられます。
年度ごとの偏差値の動きが気になる場合は、他大学の推移も合わせて見ると変化の幅がつかめます。立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説も参考になります。
よくある間違い
よくある間違いは、「学習院大学はGMARCHで偏差値が低めだから滑り止めで押さえられる」と考えることです。学部内でも学科によって偏差値が分かれ、法学科や教育学科のように上位学科はGMARCHの他大学と並ぶ水準にあります。
回避策は、志望学科単位で偏差値と科目・配点を確認し、受験方式もセットで決めることです。学部名だけで併願校を組むのではなく、出願する学科ごとに過去問を解いて到達度を測ると、見込みのずれが小さくなります。
学習院大学の文系学部の学費
学費は学部・学科で差があり、国際社会科学部が最も高くなります。以下は2022年度に入学した学生が支払う初年度納付金(入学金や授業料など1年目に納める合計額)と、2年次以降の納付金です。
| 初年度納付金 | 2年次以降納付金 | |
|---|---|---|
| 法学部 | 1,260,300円 | 1,060,300円 |
| 経済学部 | 1,257,800円 | 1,057,800円 |
| 文学部 | 心理学科・教育学科:1,363,800円<br>上記学科以外:1,333,800円 | 心理学科・教育学科:1,163,800円<br>上記学科以外:1,133,800円 |
| 国際社会科学部 | 1,486,800円 | 1,286,800円 |
国際社会科学部は4年間で500万円ほど学費がかかる計算です。国際社会科学部を志望する場合は、納付金だけで費用を判断しないほうが安全です。最低4週間以上の海外留学が教育課程に組み込まれており、海外研修費が納付金とは別に必要になるためです。海外研修は安くても30万円、高い場合は300万円、長期になれば600万円以上と幅があります。
入学金の締め切りや免除・奨学金の制度まで含めて確認したい場合は、学習院大学の4年間の学費と学費免除制度・奨学金にまとめています。
学習院大学の文系学部は就職に強い?
学習院大学の文系学部は、就職内定率(就職希望者のうち内定を得た人の割合)が高い水準にあります。
就職率は90%以上
2021年度の就職内定率は97.3%で、全国平均を上回っています。特に国際社会科学部は98.9%と高く、就職希望者187名のうち就職内定者が185名で、ほぼすべての学生が内定を得ています。
| 就職率 | |
|---|---|
| 法学部 | 97.9% |
| 経済学部 | 96.6% |
| 文学部 | 97.1% |
| 国際社会科学部 | 98.9% |
大手企業への就職に強い
昔から皇族の方々が通っていたこともあり、学習院大学は大手企業への就職に強い傾向があります。全体の就職先を見ると公務員が多く、企業では日本生命保険やりそなホールディングス、アクセンチュアなどが続きます。
それ以上に国家公務員や地方公務員がランキングの上位を占めており、大手企業だけでなく、国や自治体からの信頼度の高さも読み取れます。1年次からキャリアデザインに取り組む設計も、この結果を支える要素です。
FAST-UPが見てきた学習院大学志望者のつまずき
指導現場で多いのは、学習院大学を「GMARCHの中で一番通しやすい大学」としてだけ扱ってしまうケースです。学部で区切って考えるため、実際に出願する学科の科目と配点を見ないまま直前期に入り、併願の組み方を作り直すことになります。
もう一つ目立つのが、文学部志望で英語の対策に偏るパターンです。文学部は学科数が多く、学科ごとに問われ方が変わるため、過去問を学科単位で解き分けないと感触をつかめません。国際社会科学部では英語と社会科学の両方が土台になる点も、早めに把握しておきたいところです。
推薦や併願先の選択で迷う場合は、方式ごとの違いを先に整理すると判断が速くなります。学部・受験方式ごとの対策の進め方について相談したい方は、下記の公式LINEから無料のカウンセリングを利用できます。
よくある質問
Q. 学習院大学の文系学部で入りやすいのはどの学科ですか。 A. 偏差値だけで見ると、文学部の哲学科・英語英米文化学科・ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科が55.0で最も低い水準です。ただし受験方式や科目によって難易度の感じ方は変わるため、学科ごとに過去問で確認してください。
Q. 文学部史学科の偏差値はどのくらいですか。 A. 文学部全体では55.0〜60.0の範囲です。最も高いのが教育学科の60.0、最も低いのが55.0の4学科で、史学科はその範囲内に位置します。学科単位の数値は公表元によって異なるため、最新の模試データで確認するのが確実です。
Q. 法学部の偏差値と学科の違いを教えてください。 A. 法学部は57.5〜60.0で、法学科が60.0、政治学科が57.5です。法学科は法律を通じてリーガルマインドを養い、政治学科は政治や政策から問題解決の力を磨きます。学ぶ内容が異なるため、偏差値差だけで選ばないほうが納得感が残ります。
Q. 国際社会科学部は費用が高いと聞きました。 A. 初年度納付金は1,486,800円、2年次以降は1,286,800円で、文系4学部の中では最も高い水準です。さらに海外研修費が別に必要で、安くても30万円、高い場合は300万円、長期では600万円以上かかります。
Q. 学習院大学に理系の学部はありますか。 A. あります。学習院大学の学部は全部で5つで、本記事で扱った文系4学部以外に理系の学部が設置されています。


