青山学院大学 国際政治経済学部 英語の傾向と対策
「国際政治経済学部の英語の傾向は?」
FAST-UP
青山学院大学国際政治経済学部の英語は、試験時間90分・大問6題です。大問1〜5が長文読解、大問6が自由英作文で、難易度は標準から少し難しい水準。長文の速読力と英作文の型の習得が対策の中心になります。
2026年9月時点の情報です。
2027年度入試に向けて、入試情報・傾向と対策・おすすめ参考書・過去問の入手先の順に整理します。
青山学院大学国際政治経済学部の英語の入試情報
最初に押さえるべきは、方式ごとに英語の扱いが大きく変わる点です。独自試験で英語を解く方式と、共通テストの外国語の得点を使う方式が混在します。
基本情報
試験時間は90分、大問数は6題で、マークシートと記述式での解答になります。問題量と解答形式はいずれも標準的です。
方式別の配点(個別学部日程)
個別学部日程では、共通テストの科目と大学独自の問題を組み合わせます。
| 学科・方式 | 共通テスト科目の配点 | 独自試験 |
|---|---|---|
| 国際政治学科・個別A方式 | 外国語50点/地理歴史・公民・数学のいずれか25点/国語総合25点 | 記述・総合問題100点(70分) |
| 国際政治学科・個別B方式 | 外国語60点/国語40点 | 独自問題100点(70分) |
| 国際経済学科・個別 | 外国語50点/地理歴史・公民・数学のいずれか25点/国語総合25点 | 論述・総合問題100点(70分) |
| 国際コミュニケーション学科・個別A方式 | 外国語50点/地理歴史・公民・数学のいずれか25点/国語総合25点 | 論述・総合問題100点(70分) |
| 国際コミュニケーション学科・個別B方式 | 外国語60点/国語40点 | 論述・総合問題100点(70分) |
方式別の配点(全学部日程)
全学部日程(全学部共通の問題で実施する入試日程)は、3学科いずれも同じ配点です。英語の配点が最も大きい方式です。
| 科目 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 外国語 | 150点 | 80分 |
| 地理歴史・公民・数学のいずれか | 100点 | 60分 |
| 国語総合 | 100点 | 70分 |
方式別の配点(共通テスト利用)
共通テスト利用(共通テストの得点のみで合否を判定する方式)では、外国語の配点が大きく設定されています。
| 方式 | 国語 | 地理歴史・公民 | 数学 | 外国語 |
|---|---|---|---|---|
| 3教科型 | 100点 | 100点(数学との選択) | ー | 200点 |
| 4教科型 | 100点 | 100点 | 200点 | 200点 |
| 国際コミュニケーション学科 | 100点 | 100点(数学との選択) | ー | 200点 |
出題範囲
出題範囲は長文、文法、英作文と幅広く設定されています。特定分野だけを仕上げる形では対応しにくい構成です。
問題量と時間配分
90分で6題を処理します。読解問題は多くても600字程度の長文で、英作文もボリュームの少ない問題です。
まずは英作文を解いてから、長文に入る進め方が有効です。英作文はボリュームが少なく、先に処理しておくと残り時間を長文に回せるからです。
大問ごとの特徴
大問1〜5が長文、大問6が英作文という構成です。
大問1・2・3・4・5
長文問題です。長文の出来が合否を大きく左右します。大問6題のうち5題が長文で、長文問題が出題の中心になっているからです。
長文を読むには、まず精読(一文の構造を正確に把握して読むこと)が必要です。精読ができるようになれば、あとは多読で経験値を積んでいく段階に進めます。「一文を正しく読む」ことを最初の目標にします。
大問6
英作文です。文字数は60〜120文字前後で指定されることが多くなっています。
英作文の基本は主張→理由→主張の順番です。英作文には型があるため、型を学んで演習すれば得点できる答案が書けるようになります。後述の英作文用教材で型を身につける流れが取り組みやすいです。
英語の難易度・レベルはどれくらい?
難易度は標準から少し難しいレベルです。長文は全大問を合わせるとかなりの分量があり、スピードが求められます。加えて英作文が出るため、専用の対策も欠かせません。
併願校との難易度感を比べて計画を立てたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。
青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策
対策の優先順位は、単語・熟語の知識固め、文法の一周、精読から速読への移行、英作文の型の習得という順になります。
単語・熟語問題
単語・熟語はそのまま問われます。知識で決まる問題なので、得点しておきたい領域です。
ポイントは前置詞がよく問われていること。単語だけで覚えるのではなく、前置詞もセットで覚えます。
文法問題
文法の出題量は多くありません。ただし文法は文章を読むうえでも必要な知識です。
後述のNextStageを繰り返し学習します。青山学院大学の文法はNextStageを完璧にすれば問題ありません。
他大学の科目別対策の考え方を知りたい場合は、明治大学の漢文の入試傾向と対策の進め方も比較材料になります。
読解問題(長文)
長文は6題のうち5題を占めます。必要なのは速読力です。
ただし、やみくもに多読しても読むスピードは上がりません。まずは一文をゆっくりでも正確に読めるようにします。正確に読めるようになってから多読に移れば、スピードは伸びていきます。
自由英作文問題
英作文は専用の対策が必要です。大問6が英作文で固定されているため、無対策では失点が大きくなりかねないからです。
後述の英作文専用の参考書で、書き方そのものを学びます。
よくある間違い
独自試験の英語だけを対策し、方式ごとの配点確認を後回しにする失敗が目立ちます。個別学部日程のA方式・B方式は共通テストの外国語や国語の得点も合否に関わるため、独自問題だけ仕上げても足りません。
回避策は、志望方式を決めた時点で配点表を書き出し、独自試験と共通テストのどちらにどれだけ時間を割くかを先に決めることです。方式を複数併用する場合は、共通する科目から着手します。
FAST-UPが見てきた国際政治経済学部の英語でのつまずき
指導現場で多いのは、長文の分量に押されて「速く読む練習」から始めてしまうケースです。構造を取れないまま速度だけを上げると、設問に関係する箇所を読み飛ばし、同じ失点を繰り返します。精読に戻った受験生のほうが、後半で伸びが安定します。
もう一つは英作文の着手が遅れることです。長文の負担が大きいため、英作文を「後回しにできる大問」と捉えてしまいがちです。型を知らないまま本番を迎えると、書き出しで時間を失い、長文の見直し時間も削られます。型の学習は短期間でも効果が出やすい領域なので、長文対策と並走させる形が現実的です。
英語対策におすすめの参考書
単語・熟語、文法、読解、英作文の4領域で教材を分けて進めます。
単語・熟語対策
システム英単語
MARCHレベルを狙ううえで効率よく進められる単語帳です。
特徴はミニマムフレーズ。単語単体ではなく、短い文章の中に単語が含まれている形なので、単語の使い方も一緒に覚えられます。
別売りの音声を使い、1.2倍速で反復すれば記憶に定着しやすくなります。
速読英熟語
全部で855個の英熟語が収録され、大学受験で必要な英熟語を網羅できる一冊です。
一問一答形式でシンプルな作り。レイアウトも最低限の情報に絞られているため、必要な知識だけを取り出せます。システム英単語と組み合わせれば、語彙力で不足を感じる場面は減ります。
文法対策
大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本
高校基礎までの英文法を最短距離で学べる一冊です。
次のような人に向いています。
- 高校の英文法をやり直したい
- コストをかけずに英文法を習得したい
構成は0章が中学英文法の総復習、1〜11章が高校英語の内容。一般的な参考書で当たり前に使われる用語も一から説明されます。急いで進めれば一週間で終えられる量です。
NextStage
網羅的に知識を学べるため、内容を完璧にすれば英文法で困る場面はほぼなくなります。
収録内容は次の通りです。
- 文法
- 語法
- イディオム
- 会話表現
- 単語・語彙
- アクセント
- 発音
問題数は約1500個で、解説も詳しいためボリュームがあります。わからないところはすぐに答えを見て、何度も周回することが大切です。
読解(長文)対策
入門 英文解釈の技術70
単語と文法を覚えただけでは、英文を完全に読めるようにはなりません。構造を分析してSVOCを自分でふれるようになると、読めるようになります。
この参考書では文章を分析して読解する方法を練習できます。見開き1ページで、左に英文、残りが解説という構成です。
使い方としては、例文をコピーして自分でSVOCを書き込み、答え合わせをして正しい読み方を身につけます。
ポレポレ英文読解プロセス50
マスターすれば、大学受験で出る文章に幅広く対応できます。
ただし例文は1文で3行あるほど複雑な形です。使うタイミングを誤ると効果が出にくいため、「入門 英文解釈の技術70」を終えて時間に余裕がある場合に取り組みます。
英作文対策
大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編
英作文には決まったパターンがあります。たとえば次の流れです。
- 結論→理由→具体例→結論
この型で書けば、自分の意見を整理して主張できます。問題形式ごとに解説されているため、形式が変わっても対応しやすくなります。
大矢復 英作文講義の実況中継
講義をそのまま文章にしたスタイルが特徴です。
- パート1:間違えやすい文法
- パート2:英作文でよく使う文法や単語
- パート3:実際の書き進め方
一歩ずつ進む構成なので、英作文に初めて取り組む段階でも読み進めやすい作りになっています。
英語の過去問情報
過去問は無料で入手できるサービスがあります。
| サービス | 利用条件 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大学受験パスナビ | 無料の会員登録 | 旺文社の「全国大学入試問題正解」を中心に過去問を配布。解説付き |
| 東進 大学入試 過去問データベース | 会員登録 | 185大学分の過去問を閲覧でき、最大25年分までさかのぼれる |
直近の問題だけでなく、古い年度の問題まで確認できる点が過去問データベースの強みです。
まとめ
青山学院大学国際政治経済学部の英語は、次の4領域を順に仕上げれば得点を伸ばせます。
- 単語・熟語問題
- 文法問題
- 読解問題(長文)
- 英作文問題
長文は精読から多読へ、英作文は型の習得から演習へ。方式ごとの配点を確認し、独自試験と共通テストの比重を決めてから教材に入ります。
よくある質問
Q. 英語の試験時間と大問構成はどうなっていますか? A. 試験時間は90分、大問数は6題です。大問1〜5が長文読解、大問6が英作文で、解答はマークシートと記述式が併用されます。
Q. 長文対策は多読から始めてよいですか? A. 先に精読を固める進め方が有効です。一文を正確に読めるようになってから多読に移ると、読む速度が上がりやすくなります。
Q. 英作文はどのくらいの分量が求められますか? A. 60〜120文字前後での指定が多くなっています。主張→理由→主張の型を学び、指定字数内でまとめる練習を重ねます。
Q. 文法はどの教材をどこまでやれば足りますか? A. NextStageを完璧にすれば問題ありません。約1500問とボリュームがあるため、わからない問題はすぐ解説を読み、周回数を優先します。


