学習院大学に受かりたい!入試方法・合格最低点・問題傾向とは?
皇族の方が通学されている大学として全国的に知られている学習院大学。
皇族の方が通学されている大学として全国的に知られている学習院大学。実に気品があり、勉学に集中しやすい環境でもあるため、実際に学習院大学に受かりたいと考えている人も少なくありません。そのためには色々な情報を知っておく必要があります。
この記事では学習院大学の入試形式や合格最低点、入試での問題傾向などをご紹介します。
学習院大学に受かりたい!学習院大学が望む人材とは?
まず最初に知っておきたいのは、どのような人材を学習院大学が望んでいるかについてです。学習院大学では「3つのポリシー」があり、学習院大学が望む人材について方針が示されています。
卒業認定などの方針、ディプロマ・ポリシーとして、「精深な学術の理論と応用とを研究教授」し、「高潔な人格及び確乎とした識見並びに健全で豊かな思想感情を有している」場合に学位が授与されると学習院大学のホームページで示しています。(参照:学習院大学)
またカリキュラム・ポリシーは先ほどのディプロマ・ポリシーの能力が身につく教育を編成していき、それにちなんだ講義や実験などを展開。入学者受け入れの方針、いわゆるアドミッション・ポリシーは「先ほどの2つのポリシーを備える意欲がある学生」を受け入れるとしています。
こうしたアドミッション・ポリシーは5つの学部でありますが、理学部が掲げる「自分の頭で考える」など自主的に考え、能動的に取り組んでいく姿勢はどの学部でも問われることになります。
学習院大学の一般選抜は3パターンある
学習院大学の一般選抜は大きく分けて3つ存在します。
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コア試験
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プラス試験
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大学入学共通テスト利用入学者選抜
コア試験は一番オーソドックスな試験で、独自問題を解いて合否を判断していきます。プラス試験は他の学部がコア試験を行っている際に、その学部と同じ問題を使って試験を受けられるというものです。これにより、コア試験とプラス試験で2回受験できるメリットがあります。
大学入学共通テスト利用入学者選抜は共通テストの成績で合否を判断する入試で、その歴史は意外にも浅く、2021年度から採用されています。ちなみにプラス試験は2018年度からスタートするなど、入試形式はここ数年で整備されています。
学習院大学の入試合格最低点
ここからは学習院大学における合格最低点についてご紹介していきます。ここで紹介する合格最低点は2022年度の合格最低点です。
法学部
| 満点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|
| 法学科 | コア試験:350点 <br>プラス試験:390点 | コア試験:195点 <br>プラス試験:228点 |
| 政治学科 | コア試験:350点 <br>プラス試験:390点 | コア試験:193点 <br>プラス試験:224点 |
経済学部
| 満点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|
| 経済学科 | コア試験:390点 <br>プラス試験:390点 | コア試験:223点 <br>プラス試験:219.7点 |
| 経営学科 | コア試験:390点 <br>プラス試験:390点 | コア試験:224点 <br>プラス試験:220点 |
文学部
| 満点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|
| 哲学科 | コア試験:400点 | コア試験:227点 |
| 政治学科 | コア試験:400点 | コア試験:240点 |
| 日本語日本文学科 | コア試験:400点 | コア試験:237点 |
| 英語英米文化学科 | コア試験:400点 | コア試験:235点 |
| ドイツ語圏文化学科 | コア試験:400点 | コア試験:222点 |
| フランス語圏文化学科 | コア試験:400点 | コア試験:224点 |
| 心理学科 | コア試験:400点 <br>プラス試験:400点 | コア試験:247点 <br>プラス試験:280点 |
| 教育学科 | コア試験:400点 <br>プラス試験:400点 | コア試験:234点 <br>プラス試験:252点 |
理学部
| 満点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|
| 物理学科 | コア試験:450点 <br>プラス試験:450点 | コア試験:309点 <br>プラス試験:302点 |
| 化学科 | コア試験:450点 <br>プラス試験:450点 | コア試験:299点 <br>プラス試験:305点 |
| 数学科 | コア試験:450点 <br>プラス試験:450点 | コア試験:309.1点 <br>プラス試験:225点 |
| 生命科学科 | コア試験:450点 <br>プラス試験:450点 | コア試験:306.2点 <br>プラス試験:318.7点 |
国際社会科学部
| 満点 | 合格最低点 | |
|---|---|---|
| 国際社会科学科 | コア試験:350点 <br>プラス試験:350点 | コア試験:199.6点 <br>プラス試験:244点 |
学習院大学の入試は得点調整に注意
先ほどはそれぞれの学部の合格最低点をご紹介してきましたが、実はこれらの合格最低点は得点調整が行われた後の点数であり、合格最低点を素点として獲得すれば合格できるわけではなく、むしろその点数では不合格の可能性が高まります。
学習院大学では偏差値に換算して得点調整が行われ、しかも、選択科目に限らず、英語や国語などの必修科目でも得点調整が実施されます。そのため、素点で狙うべき点数はおおむね7割5分、75%が目安になります。この水準をクリアできないと合格は難しく、とても厳しいことが言えるでしょう。
学習院大学の入試の問題傾向【法学部】
ここからは学習院大学の各学部の問題傾向をご紹介します。まずは法学部です。
英語
マーク式と記述式の併用で行われる英語は、読解問題や文法、語彙力、会話文、和文英訳などが出題されます。読解問題自体はさほど量は多くなく、しっかり読めば解ける問題が中心です。文法や語彙力の問題は空所補充で、和文英訳の英作文は最初と最後の単語が指定されており、その中間を埋める形です。
数学
主に微分積分や三角関数が頻出となっており、証明問題も出やすい傾向にあります。しかしながら、毎年のように似たような問題が出やすいため、過去問で問題傾向をチェックすることをおすすめします。
国語
国語もマーク式と記述式の併用で、漢字の書き取り問題や文法で1題、現代文と古文でそれぞれ1題ずつという構成です。記述式は主に書き取りなどが中心で、要約などの問題はあまり出てきません。また新聞に掲載されていた文章が出やすいです。
日本史
日本史もマーク式と記述式の併用で、問題数の多さが特徴的です。また出題範囲が近現代まで広がっており、テーマ史も細かく出題されるケースがあります。教科書の知識だけではカバーしきれず、教科書以外から知識を得ることも必要です。
世界史
世界史も日本史同様問題が多いですが、短文論述が出ることがあるため、論述対策が必要です。日本史と同じく、出題範囲は現代まで広がり、出題エリアも幅広いため、各エリアの通史や用語の学習、その後テーマ史についても学習することが求められます。
地理
地理は標準的なレベルで出題され、現代社会における問題などがテーマになりやすいです。年度によって問題形式が変わり、過去には計算問題、時事問題、論述問題が登場し、時に難問奇問が出てくることも。そして、多くのグラフ、地図、イラストが出てくるため、それをうまく読み解くことが大切です。
学習院大学の入試の問題傾向【経済学部】
次にご紹介するのは経済学部も問題傾向です。
英語
英語は法学部同様、文法や語彙、読解問題、和文英訳の英作文などが出されます。読解問題もピックアップされる題材が一般的なものが多く、文章の説明やその真偽などが問題になります。文法問題などで短所補充形式で出題されるのも法学部と似ています。
数学
微分積分のほか、確率に関する問題が頻出となっている数学。証明問題も出やすいですが、一番は微分積分の対応であり、微分積分が最も配点が高い分野となります。
国語
国語は漢字、現代文、古文の3つが出され、法学部と違い、論述問題なども出てきます。ピックアップされる題材はジャンルが幅広いものの、主に現代社会の問題に関する題材が中心です。古文は単語や文法の問題のほか、文学史が出題されやすいです。
日本史
日本史はテーマ史が出題されやすい一方、経済学部という性質上、経済に関連した問題が出やすいのが特徴的です。出題範囲は幅広いものの、原始時代や現代の時代は頻繁には出てこない傾向にあります。
世界史
最大の特徴は問題数が100題程度あり、スピーディーな解答が最重要です。それでいて短い文の論述も出るため、いかに素早く解けるかが求められます。テーマ史では経済関係の分野が出されるなど、経済学部ならではの傾向が特徴的です。
地理
地理は各エリアの地誌問題が出やすいほか、地理でも時事問題が出やすい傾向にあります。また論述問題も出され、なかなかレベルは高め。最近発展している新興国からも出題されるなど、幅広い対策が求められます。
政治経済
政治分野と経済分野それぞれ偏ることなく出題されるので、どちらもバランスよく対応していく必要があります。注意したいのは時事問題で、日々のニュースをチェックしていないと対応しきれず、特に経済に関するニュースは指標を含めて一通り見ておいて損はありません。
学習院大学の入試の問題傾向【文学部】
次にご紹介するのは文学部です。
英語
読解問題などで出される文章は結構難しいものが多く、内容把握に時間がかかる傾向があります。ただ設問の内容はベーシックなものが多いため、あとはうまく内容を理解できるかにかかっています。英文和訳の英作文や文法語彙問題など、その出題形式はこれまでの2学部とあまり変わりません。
数学
経済学部同様、頻出の分野は微分積分と確率で、証明問題も出てきます。ただ問題レベルは一般的なものばかりなので、数学の基礎固めを行っていれば、演習をこなしていく中で対応できるものが多いです。
国語
現代文2題、古文と漢文が1題ずつという構成で、記述問題なども多く出てきます。ただひねった問題は出にくく、オーソドックスな出題をしてくる傾向にあります。
日本史
文学部では歴史の全範囲から出題されるため、すべてマークする必要があります。テーマ史が頻出で出やすいほか、論述は200字程度で出されるため、時間をできるだけかけずに解くことが求められます。
世界史
世界史もまた200字の論述問題が出てくるほか、歴史の出題範囲も全範囲です。ただ、出題エリアはやや特定されており、対応はしやすいです。あとは問題数の多さをいかにカバーできるかにかかっています。
地理
地理は環境に関する問題が出やすい傾向があり、エリアに関してはあまり傾向は見られません。地理でも論述問題が登場するほか、地図などを使った問題が出てくるため、グラフなどから読み解く問題などへの対策を立てる必要があります。
政治経済
全問マーク式の政治経済は教科書の内容で事足りるものが多く、あとはグラフや統計などの問題が出てくるので注意が必要です。時事問題も出てくるため、政治や経済に関するニュースに興味を持っておくことが大切です。
学習院大学の入試の問題傾向【理学部】
次にご紹介するのは理学部です。
英語
理学部も大問構成などは他の学部と同じですが、文章の題材は自然科学の内容が必ず1つは出てくるなど、理学部らしさが出ています。一方で文法語彙問題などは他の学部でも出てくるようなレベルとなっている状況です。
数学
他の学部でも頻出の微分積分、確率、そして理学部は数列も頻出となっています。また大問1では答えだけを書けばいい形式なので、いわゆる途中式がいりません。証明問題なども出やすく、結構問題量も多いため、スピーディーかつ正確に解くことが求められます。
物理
物理で頻出の分野は力学や電磁気、そして波動、熱力学。計算問題や論述問題が出やすく、描図問題も見られます。それでも問題レベルは標準レベルなので、頻出分野をしっかりと学ぶことが大切です。
化学
化学に関しては全範囲から出題されますが、肝心の問題傾向は基本的な内容が中心なので一通りの基礎固めが必要です。形式は記述問題、計算問題などが出てくるほか、化学式なども出題されるため、正確に書けるかも重要となります。
生物
生物では遺伝に関する問題が出やすく、遺伝の細かな知識などが問われやすいです。ただ暗記すれば対応できるとは限らず、幅広い出題形式に翻弄されることもあります。出題形式に惑わされず、インプットした知識をいかに正しくアウトプットできるかが問われます。
学習院大学の入試の問題傾向【国際社会科学部】
最後に国際社会科学部の問題傾向をご紹介します。
英語
海外研修が必須の国際社会科学部の英語は、問題文が全部英語と、英語のスキルがかなり問われやすい傾向にあります。語彙力を問われるケースも多くみられ、高い語彙力と対応力が問われやすいです。
数学
明確な頻出分野は見られないものの、数ⅠAや数ⅡBの、いわゆる典型問題から出題されやすいのが特徴的です。そのため、全範囲で基礎固めを行い、様々な典型問題に対応できることが大切です。
国語
国語は漢字系、現代文、古文の3題で構成されており、こちらでも語彙力が問われやすい構成になっています。それでも問題のレベルは標準的なものが多く、しっかり読んで内容把握に努めれば対応は可能です。
日本史
全範囲から出題される日本史ですが、若干古代や中世、そして近現代から出やすい傾向にあります。問題のレベルこそ普通ですが、問題数が多いために素早く的確に解くことが求められます。
世界史
長文の文章がドンと出てきてそれを読みながら解いていく形式が目立ちます。内容自体は難しくないものの、出題形式が他にはないため、過去問を通じて慣れるとともに、全範囲で基礎固めを徹底して苦手を消していくことが求められます。
まとめ
全体的な傾向として、教科書をしっかりと読み解き、あとは問題形式などに慣れていけば十分に素点で7割5分を狙うことは可能な学部が多いことが言えます。プラス試験がある関係で、1つの学部を志望しているから別の学部の問題傾向は知らなくていいとはいかず、できればいくつかの学部の傾向は知っておきましょう。
求められる語彙力のレベルなどはどの学部でも比較的似ているので、しっかりと対策を立て、どの学部の過去問にも目を通すことをおすすめします。
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