難関大学合格に必要な勉強時間の目安|国立・私立別
必要な勉強時間には個人差がある
FAST-UP
難関大学に必要な勉強時間の目安は、早慶GMARCHなど3科目型で偏差値50スタートなら1400〜2100時間、7科目型の難関国立なら2400〜3600時間です。開始時の学力と科目数で大きく変わります。
2026年9月時点の情報です。
必要な勉強時間には個人差がある
同じ目標でも、必要な勉強時間は人によって変わります。全く同じ学習計画をこなすのに、2時間かかる人もいれば1時間で終わる人もいるからです。
この記事の数値は、数多くの逆転合格者を輩出してきた経験をもとに、FAST-UPが考える必要な勉強時間です。それぞれの大学を目指す際の目安として使えます。
いずれの数値も、最適なやり方で努力し、適切な受験方式で受験した場合を想定しています。
大学レベル別・必要な勉強時間の目安
必要な勉強時間は、大学レベルと学習開始時の学力の組み合わせで決まります。ここでは学習開始時の学力を「0の状態」「偏差値40」「偏差値50」「偏差値60」の4段階に分け、それぞれの目安を示します。
「必要期間」は、1日7時間勉強した場合の換算です。
難関私立大学&国立(3科目)
難関私立大学や、3科目以下で受験可能な国立大学の場合です。ここで言う難関私立大学は、早慶GMARCH(早稲田大学・慶應義塾大学と、学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の総称)レベルを指します。
| 学習開始時の学力 | 合計勉強時間 | 必要期間(1日7時間) |
|---|---|---|
| 0の状態 | 2100時間〜3150時間 | 約10か月〜15か月 |
| 偏差値40 | 1700時間〜2550時間 | 約8か月〜12か月 |
| 偏差値50 | 1400時間〜2100時間 | 約7か月〜10か月 |
| 偏差値60 | 1200時間〜1800時間 | 約6か月〜9か月 |
一般私立大学
ここで言う一般私立大学とは、日東駒専・産近甲龍(関東と関西の中堅私立大学グループの通称)レベルを指します。
| 学習開始時の学力 | 合計勉強時間 | 必要期間(1日7時間) |
|---|---|---|
| 0の状態 | 1700時間〜2550時間 | 約8か月〜12か月 |
| 偏差値40 | 1300時間〜1950時間 | 約6か月〜9か月 |
| 偏差値50 | 1000時間〜1500時間 | 約5か月〜7か月 |
| 偏差値60 | 800時間〜1200時間 | 約4か月〜6か月 |
難関国立大学(7科目受験)
ここで言う難関国立大学とは、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学を除く旧帝大(旧帝国大学を起源とする国立大学群の通称)レベルを指します。
| 学習開始時の学力 | 合計勉強時間 | 必要期間(1日7時間) |
|---|---|---|
| 0の状態 | 4200時間〜6300時間 | 約20か月〜30か月 |
| 偏差値40 | 3200時間〜4800時間 | 約15か月〜23か月 |
| 偏差値50 | 2400時間〜3600時間 | 約11か月〜17か月 |
| 偏差値60 | 1800時間〜2700時間 | 約9か月〜13か月 |
一般国立大学(7科目受験)
ここで言う一般国立大学とは、筑波大学や横浜国立大学、千葉大学レベルを指します。
| 学習開始時の学力 | 合計勉強時間 | 必要期間(1日7時間) |
|---|---|---|
| 0の状態 | 3100時間〜4700時間 | 約15か月〜23か月 |
| 偏差値40 | 2300時間〜3500時間 | 約11か月〜17か月 |
| 偏差値50 | 1800時間〜2700時間 | 約9か月〜13か月 |
| 偏差値60 | 1300時間〜2000時間 | 約6か月〜9か月 |
偏差値50スタートで比べた場合
同じ学力から始めても、志望校のレベルと科目数で必要量は変わります。偏差値50からのスタートで横に並べると、違いがはっきりします。
| 志望校の区分 | 合計勉強時間 | 必要期間(1日7時間) |
|---|---|---|
| 一般私立大学 | 1000時間〜1500時間 | 約5か月〜7か月 |
| 難関私立大学&国立(3科目) | 1400時間〜2100時間 | 約7か月〜10か月 |
| 一般国立大学(7科目) | 1800時間〜2700時間 | 約9か月〜13か月 |
| 難関国立大学(7科目) | 2400時間〜3600時間 | 約11か月〜17か月 |
勉強時間と学習効果の関係
勉強時間と学習効果は、直線ではなく曲線を描きます。勉強を始めたての学力が低い状態では、学力は急激には伸びません。基礎を固め、応用への準備が整った段階から高い学習効果が表れ始めるためです。
これは、すでに基礎をマスターしている場合、必要な勉強時間が大幅に減少することを意味します。学習効果が立ち上がる地点まで進んでいるからです。
逆に、0の状態からのスタートでも、最速で基礎を固めることができれば、その後に学力を大きく伸ばすことが可能です。最短ルートで逆転合格を目指すには、自身の学力段階に沿って適切なカリキュラムをこなす必要があります。学習計画の組み方は逆転合格のスケジュールやその立て方を詳しく解説でも扱っています。
よくある間違い:合計時間の達成を目標にしてしまう
目安の時間を「こなせば届く数字」として扱うのは誤りです。同じ1時間でも、理解が伴わない作業の1時間と、定着まで届く1時間は別物です。前の見出しで触れたとおり、学習効果は基礎が固まってから立ち上がります。
回避策は、時間を記録しつつ、判断は到達度で行うことです。
- 週単位で「終えた範囲」と「解き直して正答できた範囲」を分けて記録する
- 模試や単元テストで、基礎が抜けている箇所を特定してから次の段階に進む
- 予定より遅れている場合は、時間を増やす前に、やり方のどこで時間が溶けているかを先に確認する
FAST-UPが見てきた逆転合格の共通点
指導現場で見ていると、逆転合格に届く受験生は、勉強時間の多さよりも「基礎を終えるまでの速さ」で差をつけています。入門段階を短く切り上げ、早い時期から演習で穴をつぶす流れに入れた人が伸びています。
つまずきどころは、大きく2つに分かれます。ひとつは、参考書を何冊も並行させて、どれも仕上がらないまま時間が過ぎるケースです。もうひとつは、得意科目に時間が偏り、配点の重い科目の基礎が最後まで残るケースです。
どちらも、本人は手を動かし続けているため、遅れに気づくのが遅くなります。週ごとに到達度を外から確認する仕組みがあるかどうかが、分かれ目になりやすいところです。考え方は逆転合格の勉強法。逆転合格を果たすには?でも整理しています。
目安時間を自分の計画に落とす手順
目安の数値は、残り期間から逆算して使うと機能します。
- 志望校の区分と、今の学力に近い行を表から選ぶ
- 示された合計勉強時間を、入試までの残り日数で割り振る
- 1日に確保できる時間が足りない場合は、受験方式や科目数の選び方を見直す
- 学校行事や模試の時期を差し引いて、実際に使える日数で考える
科目数が多い7科目型は、3科目型より必要時間の目安が大きくなります。仕上げるべき範囲が広いためです。志望校選びの段階から、科目数と残り期間を合わせて考えると無理が出にくくなります。目標設定そのものを考え直したい場合は、難関大学を目指す理由とは?メリットを解説も参考になります。
よくある質問
Q. 1日7時間の勉強が取れない場合はどうすればよいですか。
A. 表の「必要期間」は1日7時間で換算した値です。確保できる時間が少ない場合は、必要期間が延びる前提で早く始めるか、受験科目数の少ない方式を検討するかのどちらかになります。合計勉強時間の目安は変わらないため、残り期間から逆算して現実的な配分を先に決めることが先決です。
Q. 偏差値60からのスタートなら、難関私立大学は短期間で間に合いますか。
A. 目安では、早慶GMARCHレベルで1200時間〜1800時間、1日7時間で約6か月〜9か月です。ただし、この数値は最適なやり方で努力し、適切な受験方式で受験した場合を想定しています。基礎に抜けが残っていると、同じ偏差値でも必要量は増えます。
Q. 0の状態からでも難関大学は狙えますか。
A. 目安の時間を確保できれば狙えます。難関私立大学&国立(3科目)で2100時間〜3150時間、難関国立大学で4200時間〜6300時間が目安です。鍵になるのは基礎を固めるまでの速さで、ここを最速で抜けられれば、その後に学力を大きく伸ばすことが可能です。具体的な進め方は逆転合格したい人必見!すぐ実践すべき逆転合格の勉強法や逆転合格の勉強法とは?塾が必要かどうかも解説で確認できます。


