浪人生の模試はいつから何回受ける?申し込みと判定の見方
浪人生の模試について、受け始める時期と頻度、受けられる模試の種類
FAST-UP
浪人生の模試は春の共通テスト型から受け始め、1〜2か月に1回のペースが目安です。宅浪や仮面浪人は予備校の公式サイトから個人で申し込みます。判定より、現役時との比較と弱点の特定に使います。
2026年10月時点の情報です。
浪人生に模試が必要な理由と受ける目的
浪人生は定期的に模試を受けるべきです。理由は、浪人生には学校の定期試験や小テストがなく、自分の学力を客観的に測れる場が模試しか残らないからです。模試を受ける目的は、点数や偏差値を眺めることではありません。
主な目的は次の3つです。
- 実力を客観的に把握する(志望校までの差、苦手な科目と範囲の特定)
- 本番と同じ形式・時間配分を試し、試験の経験を積む
- 定期的な区切りを作り、受験勉強のモチベーションを保つ
入試までの遠い目標だけで走るより、1か月後の模試という小さな区切りがあるほうが集中しやすくなります。模試は結果を受け取る場ではなく、次の勉強を決める材料を集める場だと考えてください。
浪人生は学校の模試がないため立ち位置が分からなくなる
浪人生が立ち位置を見失いやすいのは、比較の材料が減るためです。現役生は定期試験や小テスト、学校でまとめて受ける模試があり、周囲との成績差が自然に見えます。浪人生にはその機会がありません。
その結果、参考書が進んだ実感はあるのに、全国の受験生の中で何番目にいるかが分からない状態になります。情報が足りないまま勉強を続けると、科目ごとの時間配分が偏っていても気づけません。模試は、その偏りを数字で見せてくれる唯一の機会です。
模試を受けない浪人生に起きやすいこと
模試を受けないと、判断の材料がないまま1年が進みます。起きやすいのは次のような状態です。
- 参考書を進めた量だけで実力を見積もり、得点に結びついていないことに気づかない
- 秋以降に伸びてくる現役生の追い上げを把握できない
- 試験会場の緊張感を入試本番で初めて経験する
- 勉強法が合っていないと分かるのが遅れ、修正が間に合わない
模試は「受けたほうがよいもの」ではなく、浪人生にとっては現在地を測る計測器です。受けない選択は、計測せずに1年走ることと同じ意味になります。
浪人生の模試はいつから受ける?最初の模試の時期
春から受けて問題ありません。大学受験の主要な模試は5月頃から始まるため、最初の共通テスト型模試を春に受け、現役時の成績と比べるのが基本です。現役時の受験で何が足りなかったかを早く数字で確認できるほど、年間計画を直す余地が大きくなります。
一方で、夏(8月頃)から受け始めるべきという考え方もあります。理由は2つあります。1つは、受験直後の疲れが残った状態で成績が下がると、自信を失いやすいことです。もう1つは、浪人生は勉強を始めたばかりの現役生より上位に出やすく、春の好成績で油断しやすいことです。
| タイプ | 最初の模試のタイミング | 理由 |
|---|---|---|
| 現役時の弱点をはっきりさせたい | 春(5月頃)の共通テスト型 | 現役時の得点と比較でき、計画の土台になる |
| 基礎から作り直す必要がある | 春は共通テスト型1回だけ、本格受験は夏から | 範囲が終わっていない時期に記述模試を重ねても情報が少ない |
| 受験直後で生活リズムが崩れている | 勉強習慣を作ってから夏に開始 | 結果の落ち込みでモチベーションを下げないため |
迷う場合は、春に共通テスト型を1回受けて現在地だけ確認し、判定は見ないという受け方が現実的です。
浪人生が模試を受ける頻度は?年間何回が目安か
頻度は1〜2か月に1回が目安です。模試と模試の間に、復習と計画の修正を終える時間が必要だからです。受けすぎると、復習が終わらないまま次の模試が来て、受けっぱなしになります。
年間の回数は、模試の種類で分けて考えると決めやすくなります。
| 模試の種類 | 年間回数の目安 | 狙い |
|---|---|---|
| 共通テスト型 | 3〜5回 | 時間配分とマーク形式への慣れ、共通テスト利用の出願判断 |
| 記述模試・大学別模試 | 3〜4回 | 記述力と、志望校レベルでの通用度の確認 |
| 合計 | 7〜10回程度 | 1〜2か月に1回のペースに収まる |
この回数を超えて受けると、模試の受験と自己採点だけで週末が埋まります。復習に使える時間から逆算して、受ける模試を先に絞ってください。
浪人生が受けられる模試の種類と選び方
浪人生は、個人で申し込める模試であればほぼ受験できます。選ぶ基準は「志望校の入試形式に近いか」と「自分のレベルに合っているか」の2つです。レベルが合わない難問ばかりの模試は、失点の原因が分からず、分析の材料になりません。
共通テスト型模試・記述模試・大学別の冠模試の違い
3種類は測っているものが違います。目的に合わせて組み合わせます。
| 種類 | 形式 | 測れること | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト型模試 | マーク式 | 時間内に処理する力、形式への慣れ | 共通テスト利用で出願する人、全科目の穴を探したい人 |
| 記述模試 | 記述・論述中心 | 答案を作る力、説明する力 | 国公立志望、記述が出る私大志望 |
| 大学別の冠模試 | 志望校の出題形式を再現 | 本番の問題での通用度 | 実施対象の大学を第一志望にしている人 |
冠模試(特定の大学名が付いた大学別模試)は、東京大学や京都大学などの難関国公立と医学部向けが中心です。予備校によっては早稲田大学や慶應義塾大学向けの大学別模試も実施されます。
浪人生が受けられない模試もある(高校単位で実施される模試)
受けられないのは、高校がまとめて申し込む形式の模試と、対象が高校生に限られる模試です。前者は個人での申し込み窓口がなく、後者は募集要項の対象欄から既卒生が外れています。
確認方法は単純です。申込ページの「対象」欄に高卒生・既卒生が含まれているかを見ます。含まれていなければ、年間計画から外します。年度初めに受験可能な模試だけを一覧にしてから、スケジュールを組むと組み直しが起きません。
浪人生の年間模試スケジュールの組み方
年間を春・夏・秋・直前期の4つに分け、各期に受ける模試を先に決めます。日程が重なる模試を後から外すより、最初に枠を決めるほうが費用も移動の負担も抑えられます。各予備校の実施日程は年度ごとに変わるため、共通テスト模試の年間日程で全体像を確認してから埋めてください。
共通テスト模試と記述模試をどう配置するか
配置の考え方は、前半は現在地の把握、後半は本番形式の再現です。
| 時期 | 受ける模試 | この時期に確認すること |
|---|---|---|
| 春 | 共通テスト型 | 現役時との差、基礎の抜け |
| 夏 | 共通テスト型+記述模試 | 夏までに固めた範囲が得点になったか |
| 秋 | 記述模試+大学別模試 | 志望校レベルでの通用度、現役生との差 |
| 直前期 | 共通テスト型の総仕上げ | 時間配分、2日間相当の負荷への耐性 |
同じ系統の模試を続けて受けると、伸びを同じものさしで追えます。毎回違う主催の模試に変えると、母集団が変わり、偏差値の比較が難しくなります。
★早慶上智・GMARCH志望の浪人生が優先したい模試
早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学やGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)を狙う浪人生は、記述模試の総合判定より科目別の得点率を優先して見るほうが行動につながります。私大専願の場合、模試の判定は国公立型の科目構成を前提に出ることがあり、志望校の配点と一致しないことがあるためです。
指導の現場で見ていると、英語の偏差値だけが先に上がり、国語と社会が止まったまま秋を迎える浪人生が多くいます。英語は伸びが数字に出やすく、取り組んだ実感も得やすいためです。模試の結果を見るときは、英語以外の科目の得点率が志望校の合格ラインに届いているかを必ず確認してください。
もう1つのつまずきは、記述模試の記述部分を「私大では出ないから関係ない」と切り捨てることです。記述で崩れる箇所は、本文を正確に読めていないことの表れである場合があります。マーク式の正答率が安定しない人ほど、記述の失点理由を読み飛ばさないほうがよいです。
浪人生の模試の申し込み方法と受け方
申し込み方法は、予備校に通っているかどうかで変わります。通っている場合は校舎でまとめて受け付けることが多く、宅浪や仮面浪人は個人で申し込みます。いずれの場合も、申込開始日と締切は模試ごとに違うため、模試名と実施日をセットで控えておきます。
予備校に通う浪人生の申し込み手順
通っている予備校が主催する模試は、校舎での一括申し込みになるのが一般的です。受験料が授業料に含まれている場合と、都度支払う場合があります。自分が在籍する予備校以外の模試を受けたいときは、個人申し込みになります。
確認しておく点は次のとおりです。
- 必修として受ける模試と、任意の模試の区別
- 受験会場が自分の通う校舎になるか、別会場か
- 自分の志望校の判定が出る模試かどうか
個人で申し込む手順(申込から受験票まで)
個人申し込みは、公式サイトからの手続きが主流です。流れは次のとおりです。
- 受けたい模試の実施日と対象(既卒生が含まれるか)を公式サイトで確認する
- 会員登録を行い、氏名・住所・志望校などを入力する
- 申込画面で会場と受験科目を選ぶ
- 受験料を支払う(クレジットカード決済、コンビニ決済、金融機関の払込など)
- 受験票を受け取り、会場・集合時間・持ち物を確認する
支払いが完了しないと申し込みが確定しない方式もあります。手続きを途中で止めず、完了画面まで進めてください。
模試の会場はどこになる?会場選びの注意点
会場は、予備校の校舎や大学、貸会議室などから選ぶ形式が一般的です。注意点は、申し込みが遅いと近い会場が埋まり、遠い会場しか残らないことです。移動に時間がかかるほど、当日の疲労と前後の勉強時間の損失が大きくなります。
会場を選ぶときは、次を確認します。
- 自宅からの所要時間と乗り換え回数
- 第一志望の大学が会場になっているか(本番の下見を兼ねられる)
- 昼食を取れる場所があるか
申込開始日にそのまま申し込むのが、もっとも確実な会場対策です。
浪人生は模試を自宅受験できるのか
模試によっては自宅受験が用意されています。体調や距離の都合で会場に行けないときの選択肢になります。ただし、自宅受験には弱点があります。試験会場で他の受験生に囲まれて解く経験が得られないからです。
自宅では解けた問題が、会場では手が止まることがあります。入試本番は会場で受けるため、年間のうち何回かは必ず会場受験を入れてください。自宅受験を使う場合も、開始時刻と休憩時間を本番どおりにそろえて解きます。
模試の受験料と年間でかかる費用の目安
受験料は模試の種類、科目数、形式によって変わります。金額は申込ページに記載があるため、申し込み前に必ず確認してください。年間費用は「受験料×受ける回数」で決まるので、回数を絞ることがそのまま費用の管理になります。
費用を抑えたい浪人生は、次の順で優先度を決めます。
- 共通テスト型(共通テスト利用の出願判断に直結する)
- 志望校の形式に近い記述模試
- 第一志望の大学別模試
- それ以外
受験料以外に、会場までの交通費と昼食代がかかります。会場を近くにするほど、この分も減ります。
宅浪(自宅浪人)の模試の受け方
宅浪(予備校に通わず自宅で勉強する浪人)こそ、模試を年間計画に組み込む必要があります。周囲に受験生がおらず、学習のペースが外から見えないためです。申し込みは各予備校の公式サイトから個人で行い、会場受験を基本にします。
宅浪が押さえるべき点をまとめます。
| 項目 | 具体的にやること |
|---|---|
| 模試の選択 | 受験者数が多い全国規模の模試を軸にする。母集団が大きいほど立ち位置の判断がしやすい |
| 申し込み | 年度初めに受ける模試を一覧化し、申込開始日をカレンダーに入れる |
| 受験形式 | 会場受験を優先し、試験の緊張感に定期的に触れる |
| 復習 | 模試の翌日から着手する日を、あらかじめ予定に入れておく |
宅浪は模試の日が生活リズムの区切りにもなります。模試前の1週間だけ詰め込む勉強はせず、普段の実力をそのまま測ってください。対策しすぎた状態で受けると、弱点が隠れてしまいます。
仮面浪人は模試をいつから受ける?受けない場合の問題点
仮面浪人も、春から受け始めて問題ありません。大学の授業と並行する分、勉強時間が限られるため、現在地の確認が遅れるほど修正が効かなくなるからです。大学の予定と模試日程が重なりやすいので、学期の時間割が決まった時点で受ける模試を決めます。
模試を受けないと、授業と課題に時間を取られたまま、受験勉強の遅れに気づけません。前期の終わりに一気に差が見えて、志望校を下げる判断に追い込まれることもあります。手続きや費用、両立の進め方は仮面浪人のやり方と必要な手続きにまとめています。
浪人生の模試の結果は高校に送られる?在籍校欄の書き方
個人で申し込んだ模試の結果は、申込者本人に返却されるのが基本です。学校がまとめて申し込む形式ではないため、出身高校に成績が渡る仕組みが想定されていないからです。ただし取り扱いは主催団体によって異なるので、気になる場合は申込ページの案内を確認してください。
在籍校の欄は、高卒生・既卒生などの区分を選ぶ形式が多く見られます。学校コードの入力が必要な場合もあり、既卒生用の入力方法が案内されています。迷ったら出身校名を書かずに、案内に従って既卒の区分を選びます。仮面浪人の場合も、高校の卒業生として申し込むのが一般的です。
浪人生の模試の判定の見方
判定は合否の予告ではなく、現時点での位置を示す記号です。浪人生が見るべきなのは、判定の文字より次の3つです。
- 志望校の合格ラインまであと何点必要か
- 科目別の得点率のうち、どこが足を引っ張っているか
- 前回の自分と比べて、どの科目が伸びたか
判定だけを見て一喜一憂すると、次の行動が決まりません。浪人生の合格可能性の全体像は早慶上智の浪人率も参考になります。
最初の模試がE判定でも問題ないケース
春の最初の模試がE判定でも、計画どおりに進んでいれば問題ありません。春は基礎を組み直している途中で、演習量が得点に反映されていない時期だからです。
問題ないと判断できるのは、次の条件を満たす場合です。
- 春に取り組んでいた範囲の問題は正解できている
- 失点の中心が、まだ手をつけていない範囲に集中している
- 夏までの計画に、その範囲を埋める予定が入っている
逆に、すでに仕上げたはずの範囲で失点しているなら、勉強法の見直しが必要です。E判定そのものではなく、どこを落としたかで判断します。
現役時より成績が下がった・判定が悪いときに確認すること
まず確認するのは、偏差値ではなく素点です。模試の偏差値は母集団で変わります。全国規模の記述模試は受験者の大半が現役生で、秋になるほど現役生の学力が上がります。そのため、同じ実力でも春より秋のほうが偏差値は出にくくなります。
下がったときに見る順番は次のとおりです。
- 素点が前回より下がっているか(下がっていなければ母集団の影響)
- 失点が特定の科目・分野に偏っていないか
- 時間切れによる空欄が増えていないか
- 現役時に取れていた問題を落としていないか
4に当てはまる場合は、知識が抜けています。新しい教材を足すのではなく、現役時に使った教材の復習を先に入れてください。
冠模試のC判定・E判定はどう受け止めるか
冠模試の判定は、全国規模の模試より厳しく出ます。受験者がその大学の志望者に絞られ、母集団のレベルが高いためです。全国模試でB判定でも、冠模試ではC判定やD判定になることがあります。
見るべきは判定より、合格ラインとの点差と、科目ごとの失点箇所です。差が20点台なのか、半分以上なのかで、残り期間の打ち手は変わります。E判定でも、特定の大問に失点が集中しているなら、その形式の演習で詰められます。判定の文字だけで志望校を変える判断はしないでください。
模試を受けた後にやるべき復習と分析の手順
模試は受けた後が本番です。手順は次の3段階に分けます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 当日〜翌日 | 自己採点、時間配分の振り返り、解答解説での答え合わせ |
| 1週間以内 | 間違えた問題の解き直しと原因の分類 |
| 結果返却後 | 志望校との点差の確認、勉強計画の修正 |
解き直しを1週間以内に行うのは、受けた直後ほど自分がどう解いたかを覚えていて、間違えた理由に気づきやすいからです。結果が返ってくるまで待つと、その記憶が消えます。
間違えた問題の解き直しと原因の分類
解き直しは、間違いの原因を分類してから行います。原因が違えば、やるべき対策も変わるためです。
| 原因 | 具体例 | 次にやること |
|---|---|---|
| 知識不足 | 単語・文法・用語を知らなかった | 使っている教材の該当範囲に戻る |
| 理解不足 | 知識はあるが使い方が分からない | типовое問題で解法の手順を固める |
| 処理速度 | 時間があれば解けた | 制限時間を区切った演習を増やす |
| 形式慣れ | 出題形式に戸惑った | 同形式の過去問・問題集を追加する |
| ケアレスミス | 設問の読み違い、マークずれ | 見直しの手順を決めて固定する |
分類すると、同じ失点でも勉強の打ち手が変わると分かります。全部を「復習」とまとめてしまうと、次の模試でも同じ失点を繰り返します。
★志望校との差を科目別に出して勉強計画を直す
計画を直すときは、総合得点ではなく科目別に差を出します。志望校の配点に照らして、どの科目で何点足りないかを書き出すところから始めます。配点が高い科目の不足を放置したまま、配点の低い科目を磨いても合計点は動きにくいからです。
指導の現場でよく見るつまずきは2つあります。1つは、苦手科目に時間を全振りして、得意科目の得点が落ちるケースです。得意科目は維持にも時間がかかるため、ゼロにすると次の模試で下がります。もう1つは、結果を見た直後に教材を丸ごと入れ替えてしまうケースです。教材を変えると、それまでの到達度が測れなくなります。
修正の判断軸を決めておくと、毎回の模試で迷わなくなります。
- 配点が高く、失点も大きい科目から時間を足す
- 得意科目は時間を削っても、演習の頻度は落とさない
- 教材は入れ替えず、同じ教材の戻り先を決める
- 次の模試までに確認したいことを1つだけ決めておく
浪人生が模試でやりがちな間違い
もっとも多い間違いは、判定と偏差値だけを見て、問題用紙を閉じてしまうことです。成績が伸びない浪人生の共通点として挙げられます。回避策は、結果を見る前に自己採点と解き直しを終えておくことです。
| やりがちな間違い | 何が起きるか | 回避策 |
|---|---|---|
| 判定と偏差値だけ確認する | 失点の原因が分からず、同じミスを繰り返す | 点数と失点箇所を先に見て、判定は最後に見る |
| 復習しないまま次の模試へ | 受けた回数だけ増え、学力が動かない | 模試の翌日に復習の時間を予定として確保する |
| 模試前だけ詰め込む | 実力より良い結果が出て、弱点が隠れる | 直前は体調管理と形式確認にとどめる |
| 結果が怖くて模試を受けない | 現役生の追い上げに気づけない | 判定を見ない前提で、現在地の確認だけに使う |
| 毎回違う模試を受ける | 母集団が変わり、伸びを比較できない | 軸にする模試を1系統決めて継続する |
| 申し込みが締切直前になる | 遠い会場しか残らず、当日の負担が増える | 申込開始日をカレンダーに登録する |
★FAST-UPが見てきた、模試をきっかけに伸びる浪人生の共通点
FAST-UPのコーチが日々の学習を見ていて感じるのは、模試を境に伸びる浪人生は、結果の受け取り方が共通しているという点です。話の中心が判定ではなく、失点の原因と次の一手に向いています。
共通して見られる行動は次のとおりです。
- 模試の当日中に自己採点を終え、できなかった問題に印を付けている
- 「英語が悪かった」ではなく「長文の後半で時間が足りなかった」と具体的に説明できる
- 復習で見つけた弱点を、翌週の計画にそのまま入れている
- 模試を受ける前に、その回で確認したいことを決めている
- 結果が悪くても、翌日の勉強量を落とさない
反対に、伸び悩む浪人生は、模試の後に数日間ペースが崩れる傾向があります。結果を見て落ち込み、立て直すまでに時間がかかるためです。模試の翌日にやることを先に決めておくと、気分に左右されず勉強へ戻れます。毎日の学習を管理する立場から見ても、この切り替えの速さが年間の総演習量の差になっていきます。
よくある質問
Q. 浪人生は模試を年間何回受ければいいですか? A. 1〜2か月に1回が目安です。種類で分けると、共通テスト型が年3〜5回、記述模試と大学別模試が年3〜4回で、合計7〜10回程度に収まります。復習の時間が取れない回数は受けすぎです。
Q. 浪人生でも受けられない模試はありますか? A. 高校がまとめて申し込む形式の模試と、対象が高校生に限られる模試は受けられません。申込ページの対象欄に既卒生が含まれているかを確認してから、年間計画に入れてください。
Q. 模試の結果は出身高校に送られますか? A. 個人で申し込んだ模試は、本人に返却されるのが基本です。在籍校の欄は高卒生や既卒生の区分を選ぶ形式が多く、取り扱いは主催団体で異なるため、申込画面の案内を確認してください。
Q. 宅浪でも会場で受けたほうがよいですか? A. 会場受験を基本にしてください。自宅受験では、周囲の受験生に囲まれた試験会場の緊張感を経験できません。入試本番は会場で受けるため、年間のうち複数回は会場で受ける形にします。
Q. 最初の模試がE判定でした。志望校を下げるべきですか? A. 春の段階では下げる判断を急ぐ必要はありません。まだ手をつけていない範囲に失点が集中しているなら、計画どおりです。すでに仕上げた範囲で落としている場合だけ、勉強法を見直してください。
Q. 模試前にどこまで対策すればいいですか? A. 直前の詰め込みは避けます。普段の実力より良い結果が出ると、弱点が隠れて計画を直せなくなるからです。前日は体調を整え、試験形式と持ち物の確認にとどめます。


