受験のストレス発散方法15選!直前期の対処も解説
受験のストレス発散を、勉強の合間にできる短時間の方法と休みの日の方…
FAST-UP
受験のストレス発散は、平日は短時間で終わる方法、休みの日はまとめて体や声を使う方法と分けて用意するのが基本です。終わりが決まっている発散を小刻みに使うと、勉強のリズムを崩さずに続けられます。
2026年10月時点の情報です。
受験のストレス発散は「短時間でできること」と「休みの日にまとめてやること」を分けて用意する
ストレス発散は2種類をセットで持っておくと続きます。平日は勉強の合間に挟める短い方法、休みの日は声や体を大きく使う方法という組み合わせです。受験勉強のストレスは完全になくすことが難しく、症状が出る前に小刻みに逃がすほうが現実的だからです。
我慢してゼロにしようとすると、かえって勉強の効率が落ちます。ストレスがたまると体や気持ちに不調が出て、集中できない状態が続きやすいからです。先に発散の形を決めておくと、気分に左右されずに使えます。
下の15個が、この記事で扱うストレス解消法の一覧です。
| 種類 | 方法 | ひとこと |
|---|---|---|
| 合間 | 1. 深呼吸(腹式呼吸) | 呼吸が浅いと感じたときに |
| 合間 | 2. ストレッチ・首や肩を回す | 同じ姿勢が続いたときに |
| 合間 | 3. 目を閉じて頭を休める | 文字が頭に入らないときに |
| 合間 | 4. 外に出て日光を浴びる・歩く | 体内時計と気分の立て直しに |
| 合間 | 5. 不安やイライラを紙に書き出す | 頭の中がぐるぐるするときに |
| 合間 | 6. 好きな音楽を1曲だけ聴く | 勉強スイッチとして |
| 合間 | 7. グッズや香りで切り替える | 机に向かう気が起きないときに |
| 休日 | 8. カラオケで声を出す | 声を出す機会が減っている人に |
| 休日 | 9. 運動や散歩で体を動かす | 運動不足と気分の落ち込みに |
| 休日 | 10. 友達や家族と話す | 一人で抱え込みがちな人に |
| 休日 | 11. 好きなものを食べる | ごほうびとして |
| 休日 | 12. 趣味の時間を取る | 条件を決めて楽しむ |
| 休日 | 13. 湯船につかる・早く寝る | 疲れが抜けないときに |
| 休日 | 14. 部屋を掃除する | 勉強環境のリセットに |
| 休日 | 15. ごほうびを先に決めておく | やる気の維持に |
勉強の合間にできる受験生のストレス発散方法
合間の発散は「終わる時間が決まっていること」を基準に選びます。終わりが決まっていない方法は、気づいたら時間が溶けて、かえってストレスが増えるからです。目安の時間を先に決めておくと、勉強へ戻りやすくなります。
| 方法 | 目安の時間 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 腹式呼吸での深呼吸 | 60〜90秒 | 焦りや息苦しさがあるとき |
| 目を閉じる | 1分 | 文章が頭に入らないとき |
| 首や肩を回す | 1分 | 肩が凝って集中力が落ちたとき |
| ストレッチ | 3分 | 長時間座っていたとき |
| 外に出る | 30分程度まで | 気分が沈んで動けないとき |
| 好きな音楽 | 1曲 | 勉強を再開したいとき |
深呼吸やストレッチで体の力を抜く
まず体の力を抜くことから始めます。深呼吸や瞑想には緊張をほぐす効果があるとされ、息苦しさを感じているときは呼吸が浅くなっている可能性があるためです。
腹式呼吸で行う10秒呼吸法の手順は次のとおりです。
- 楽な姿勢で椅子に座り、両手を軽くお腹に置く
- 目を閉じ、いったん息を吐き出す
- 1、2、3で鼻から吸い、4で止める
- 5から10まで数えながら口からゆっくり吐く
- 自分のペースで60〜90秒続け、自然な呼吸に戻す
まとまった休憩が取れないときは、3分のストレッチや1分だけ首や肩を回す動きでも構いません。同じ姿勢が続くと血流が悪くなり、肩こりや頭痛、集中力の低下が起きやすくなるからです。
外に出て日光を浴びる・5分だけ歩く
行き詰まったら、意識して外に出ます。日光には体内時計を整えて気持ちを明るくする働きがあるとされ、室内にこもる受験生ほど浴びる時間が減るからです。
気分の安定に関わる脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、太陽光を浴びることで分泌が促されるといわれます。散歩やサイクリングなどの軽い運動を加えると、さらに働きやすくなるとされます。外に出る時間は30分程度までで十分です。まとまった時間が取れない日は、玄関を出て近所を一周するだけでも気分転換になります。
不安やイライラを紙に書き出す
頭の中が落ち着かないときは、紙やノートに書き出します。ネガティブな感情は可視化すると客観視でき、解決策が見えやすくなるからです。
書き方は難しく考えなくて構いません。
- 今いちばん不安なことを思いつくまま並べる
- 受験が終われば解決することに印をつける
- 今日できることを1つだけ下に書く
書くだけですっきりすることもありますし、悩みが明確になると家族や先生にも相談しやすくなります。
好きな音楽を1曲だけ聴く
音楽は「勉強スイッチ」として使うと効果的です。好きな音楽を1曲だけ聴く、お気に入りの飲み物を飲むといった短い行動は、時間がかからないまま気持ちを切り替えられます。
注意したいのは曲数を決めないことです。終わりがないと、そのまま動画やSNSに流れて勉強へ戻れなくなります。再生する曲を先に決めておくと、休憩が長引きにくくなります。
ストレス発散グッズや香りで気分を切り替える
グッズは「感覚を変えるきっかけ」として使います。部屋をリラックスできる空間にすると、ストレスの減少と集中力の向上が期待できるとされるためです。
- 好みの香りのアロマディフューザーを置く
- 落ち着くBGMをかける
- 照明の明るさ、湿度、温度を快適にする
- 握るタイプのグッズや手触りの良い文房具を机に置く
気に入った文房具に変える、勉強道具をそろえ直すのも、机に向かうハードルを下げるおすすめの方法です。
休みの日にまとめてできるストレス発散方法
休みの日は、平日にできない「声を出す」「体を動かす」「人と話す」をまとめて行います。平日の短い発散だけでは逃がしきれない疲れが残りやすいからです。半日だけ思い切り遊ぶ、週に1回は外へ出ると決めるなど、区切り方を先に決めておくと勉強との両立がしやすくなります。
カラオケで声を出す
声を出す発散は、受験生に向いています。大きな声を出すと横隔膜が刺激され、副交感神経が高まってリラックス効果が得られるといわれるからです。受験勉強中は大声を出す機会が減るため、意識して作る価値があります。
カラオケに行けないときは、自室やお風呂で普通の会話と同じくらいの音量で歌うだけでも構いません。友達と行くか一人で行くかは、気分で選べば十分です。
運動や散歩で体を動かす
運動はストレス発散の定番です。厚生労働省の資料では、運動にはネガティブな気分を発散させ、心と体をリラックスさせて睡眠リズムを整える作用があると示されています。
激しく動く必要はありません。運動が苦手なら、ウォーキング、ヨガ、体操でも構いません。好きな音楽を聴きながら散歩する、学校の体育の授業を全力でやるといった方法も、現役合格した先輩のストレス解消法として挙がっています。疲れすぎると勉強に戻れないため、再開できる程度にとどめます。
友達や家族と話す・雑談する
人と話す時間は、意識して作らないと減っていきます。受験勉強は一人で抱え込みやすく、閉じこもるほどストレスがたまりやすいからです。
話す相手は友人でも家族でも構いません。気の置けない友人と愚痴を言い合う、家族と笑う、学校の先生に相談するなど、形は自由です。ただし時間を決めないと話し込んでしまうため、終わりの時刻だけ先に決めておきます。孤独を感じやすい人は、勉強中に孤独を感じる原因と乗り越える方法もあわせて確認してください。
好きなものを食べる・趣味の時間を取る
食べることと趣味は、ごほうびとして使うと罪悪感が減ります。勉強すると脳が糖分を消費するため、甘いものを補給することには意味があります。チョコレートやキャンディーなら、勉強しながらでも取り入れられます。
趣味は我慢し続けるより、条件を決めて楽しむほうが続きます。「1時間だけ」「月曜日だけ」のように制限を決めておくと、勉強が気になって楽しめない状態を避けられます。読書や映画、漫画など、夢中になれるものなら何でも構いません。
湯船につかる・早く寝て体を休める
疲れが抜けない日は、発散より休息を優先します。睡眠と食事が乱れると体調不良に直結し、ストレスがさらにたまる悪循環になるからです。
寝つきが悪いときは、次の順番を試します。
- 食事は睡眠の2時間前までに済ませる
- 入浴は寝る1時間前までに済ませる
- 寝る30分前からスマホを見ない
調子が悪い日に1時間粘るより、早く寝て翌日に回したほうが学習の効率は上がります。眠れない状態が続く場合は、受験が不安で寝れない原因と対処法で対処の順番を確認してください。
部屋を掃除して勉強環境をリセットする
掃除は、気分転換と環境改善を同時にできる方法です。部屋がきれいになるだけでなく、体を動かすのでストレス解消にもつながります。
勉強机の上、本棚、風呂場など、範囲を1か所に絞ると15分程度で終わります。終わった後に机に向かうところまでをセットにすると、休憩が長引きません。
自分に合う発散方法の選び方をタイプ別に整理する
合う発散方法は、たまっている疲れの種類で変わります。FAST-UPのコーチが毎日の学習状況を見ていて感じるのは、同じ「疲れた」でも、体が重い状態と、頭の中が不安でいっぱいの状態では、効く方法が違うということです。合わない方法を続けると「発散しても戻らない」と感じ、発散そのものをやめてしまう人がいます。
| タイプ | こんな状態のときに | 代表的な方法 |
|---|---|---|
| 体を動かす | 座りっぱなしで体が重い、眠気が取れない | 散歩、ストレッチ、ランニング |
| 声を出す | 誰とも話していない、言いたいことがたまっている | カラオケ、風呂で歌う、音読 |
| 書く | 不安が頭の中でぐるぐる回る | 紙に書き出す、やることを並べる |
| 話す | 一人で抱え込み、相談できていない | 友人や家族との雑談、先生への相談 |
| 感覚を変える | 同じ場所、同じ景色で気分が沈む | 香り、音楽、照明、掃除、場所を変える |
つまずきやすいのは、タイプを1つに固定してしまうことです。模試の後と平日の夜では疲れ方が違うため、違うタイプを試したほうが戻りやすい日もあります。自分に合う組み合わせは、実際に試して「勉強に戻れたか」で判断すると決めやすくなります。
受験前日・当日など直前期のストレス発散のしかた
直前期は、新しいことをせず、体を休める方向に寄せます。緊張とともに最も強くストレスを感じやすい時期で、不眠や頭痛などの症状も出やすいからです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 受験前日まで | しっかり熟睡する/ゆっくりお風呂に入る |
| 受験当日の朝 | 起床後に軽い体操をする/普段どおりのスケジュールで過ごす |
| 試験の直前 | 目を閉じて深呼吸を繰り返す |
当日の朝を普段どおりに過ごすと、落ち着いて試験に臨みやすくなります。前日に夜更かしして詰め込むより、睡眠を確保するほうが当日の集中力を保ちやすいと考えられます。
ストレス発散のよくある間違い
発散のしかたを間違えると、翌日の勉強に響いてストレスが増えます。よくある間違いと回避策をセットで押さえます。
終わりを決めずにスマホや動画を見続ける
いちばん多い間違いが、終了時刻を決めないままスマホを見ることです。動画やSNSは次が自動で始まるため、自分で止める判断が必要になり、疲れているときほど止められません。
回避策は、始める前に終わりを決めることです。
- 「動画は1本まで」「23時まで」と先に宣言する
- タイマーをかけ、鳴ったら立ち上がる
- 終わった後にやる勉強を、軽い作業にしておく
夜更かしや食べ過ぎで翌日の勉強に響かせる
夜更かしと暴食は、その場は楽でも翌日の学習を削ります。生活リズムの乱れはストレスをさらに大きくする原因になり、ストレスで無意識に食べ過ぎてしまう人もいるからです。
回避策は、発散の時間帯を昼から夕方に寄せることです。夜に発散したくなったら、入浴と早寝に置き換えると生活が崩れにくくなります。
「受験生だから息抜きは悪」と我慢し続ける
息抜きを全部やめるのも間違いです。休憩や休息日を作ったほうが、前向きに受験勉強へ取り組めるようになります。限界まで我慢すると、些細なことでイライラしたり、気分転換をしても楽しいと思えなくなったりします。
回避策は、息抜きを予定として書き込むことです。予定に入っていれば、サボりではなく計画の一部になります。つらさが続くときは、受験勉強がつらいと感じる原因とおすすめの対策で考え方を整理してください。
受験生がストレスをためやすい原因
原因は大きく5つに分かれます。自分がどれに当てはまるかが分かると、発散だけでなく原因側の対処もできます。
| 原因 | よくある状態 |
|---|---|
| 成績が思うように上がらない | 努力量と結果のギャップに焦る |
| 常に勉強に追われている | 休んでも罪悪感が残る |
| 親や先生の期待がプレッシャーになる | 期待に応えなければと感じる |
| 周りと自分を比べすぎる | 模試や学校のテストで劣等感を持つ |
| 生活習慣が乱れている | 睡眠時間が短く、自律神経が乱れる |
自律神経とは、呼吸や消化を無意識に調整している神経のことです。乱れると寝つきや胃腸の調子に影響します。原因ごとの対処は、関連記事の勉強でストレスを感じる原因とストレス解消法20選で詳しく整理しています。
ストレスがたまったときに出やすい症状と受診の目安
ストレスは体と気持ちの両方にサインとして出ます。サインが出た時点で休む判断ができると、勉強が手につかない状態まで進みにくくなります。
頭痛・腹痛・食欲不振・吐き気などの体調不良
体に出る代表的な症状は、頭痛、腹痛、食欲不振、吐き気、だるさ、不眠です。ストレスで自律神経のバランスが乱れると、こうした不調が出やすくなるとされます。
少しの勉強で頭が痛くなる、食事が喉を通らないといった状態が続くときは、勉強量より体調の回復を優先します。強い腹痛が続くと入院が必要な症状につながる恐れもあるため、無理に追い込まないほうが安全です。吐き気があるときは、横になる、冷たい水をゆっくり飲むといった方法で和らぐこともあります。
イライラ・突然泣く・眠れない
気持ちの面では、些細なことでイライラする、他のことに関心がなくなる、突然涙が出る、布団に入っても眠れないといった形で出ます。泣くこと自体で発散している人もいますが、勝手に涙が出る状態が続く場合はストレスが限界に近い可能性があります。
イライラが強いと家族や友人とうまく話せず、関係が悪くなることもあります。勉強の効率も下がり、進まないことへの苛立ちが増える悪循環になりやすいため、早めに休憩を挟みます。
燃え尽き症候群や受験うつが疑われるときの相談先
燃え尽き症候群は、一生懸命に取り組んでいた人ほどなりやすく、急に意欲や熱意がなくなる状態を指します。学校を休みがちになることもあり、放っておくとうつ病に発展する場合もあります。
受験うつが疑われる目安として、「テキストを読んでも頭に入らない」「覚えたはずのことが思い出せない」「よく眠れない」「食欲が湧かない、または過剰に食べてしまう」といった症状が2週間続くことが挙げられます。当てはまる場合は自己判断で済ませず、相談先を頼ってください。
- 身近な相談先:家族、友達、学校の先生
- 学校の相談室(スクールカウンセラー)
- 医療機関:心療内科、精神科
そもそもストレスをためにくくする勉強と生活の工夫
発散と同じくらい、ためにくい生活を作ることが重要です。ストレスを完全になくすことはできないため、入ってくる量を減らすほうが負担が小さくなります。
起きる時間と寝る時間を固定する
生活リズムを一定にすることが土台です。夜更かしや睡眠不足はストレスをさらに大きくする原因になり、体や気持ちの不調を悪化させることもあります。
睡眠時間を削って勉強すると、イライラしやすくなり、記憶力にも影響する可能性があります。起床と就寝の時刻をそろえ、食事を3食とることから始めると、身体のリズムが戻りやすくなります。
勉強計画に予備日をつくる
計画どおりに進まない不安は、予備日で減らせます。1週間に1日、または1〜2週間に1回、予定を入れない調整日を作ると、遅れをリカバリーできるからです。
予備日があると気持ちにゆとりが生まれ、計画を消化できなかった自分を責めずに済みます。計画どおりに進んだ週は、その日をまるごと発散に使えます。
休憩を先に予定へ入れておく
休憩は、余ったらではなく先に入れます。人の集中力には限界があり、適度に休息を挟んだほうが能率が上がるからです。
| 区切り方 | 内容 |
|---|---|
| 40分と20分 | 40分勉強したら20分休む |
| ポモドーロ・テクニック | 25分勉強して5分休むのを4回繰り返し、2時間後に30分休む |
| 1日1回 | 勉強から離れて好きなことをする時間を作る |
ポモドーロ・テクニックとは、短い作業と休憩を繰り返す時間管理の方法です。自分が集中できる長さを知っておくと、疲れをためにくくなります。
ストレスで勉強に手がつかないときに戻るための手順
手が止まったときは、やる気が戻るのを待たずに作業の難度を下げます。気分が戻ってから始めようとすると、戻るきっかけがないまま時間が過ぎるためです。
- 席を立って外に出るか、深呼吸で体の力を抜く
- 不安を紙に書き出し、今日やることを1つに絞る
- 解ける問題や単語など、簡単な作業から再開する
- 取り組む問題のレベルを落として、正解する感覚を取り戻す
- それでも進まない日は、早く寝て翌日に回す
不安が強くて集中できない場合は受験が不安で勉強できない原因と対処法、成績が伸びずに行き詰まっている場合は勉強がうまくいかないときにやるべきこと10選で、原因別の立て直し方を確認できます。
FAST-UPが見てきた、ストレス発散が勉強の妨げにならない受験生の共通点
発散を上手に使えている受験生には、いくつか共通点があります。FAST-UPのコーチが毎日の学習を管理するなかで、よく見られる傾向です。
- 休む前に「いつまで」「何をするか」を決めてから休んでいる
- 発散の後に戻る科目を、暗記や計算など軽いものにしている
- 落ち込んだ日でも勉強量をゼロにせず、最低ラインだけ残している
- 発散したことを隠さず、コーチや家族に話している
つまずきやすいのは、「気分が戻ったら勉強を再開する」と決めている状態です。気分は自分で操作しにくいため、再開の合図が外側にないと時間が延びます。再開の合図を時刻や行動に置いている人ほど、休んだ後の立ち上がりが早い傾向があります。
もう1つの共通点は、発散を隠さないことです。黙って休むと罪悪感が残り、休んでも疲れが抜けません。周りに伝えてから休むと、休んだ時間を素直に受け止めやすくなります。
保護者が受験生のストレスに対してできること
保護者にできるのは、プレッシャーを減らして相談しやすい状態を保つことです。身近な人からの大きな期待は、本人のキャパシティを超えるとストレスになります。
| 避けたい関わり方 | 言い換え・代わりにできること |
|---|---|
| 「勉強しなさい」と繰り返す | 生活リズムや食事を整える手伝いに回る |
| 他の受験生や兄弟と比べる | 本人の前回からの変化を言葉にする |
| 模試の判定だけを聞く | 困っていることがないかを尋ねる |
| 息抜きを頭から否定する | 時間を決めた息抜きを一緒に認める |
人は強制されると反発したくなる心理があるとされ、「勉強しなさい」という声かけでかえってやる気が下がることもあります。食事をきちんと用意する、送迎の時間に雑談する、家で笑う時間を作るといった関わりのほうが、本人の気持ちは安定しやすくなります。体調の不調が続く場合は、受診を提案するのも保護者の役割です。
よくある質問
Q. 息抜きをすると罪悪感があります。どう考えればいいですか。 A. 休憩や休息日を作ったほうが、前向きに受験勉強へ取り組めるようになります。罪悪感が強い場合は、息抜きを計画に書き込み、終わりの時刻を決めてから行うと受け止めやすくなります。つらさが続くときは受験勉強がつらいと感じる原因とおすすめの対策も参考になります。
Q. ストレス発散にどれくらい時間を使ってよいですか。 A. 平日は分単位で終わる方法、休みの日は半日など区切りを決めた方法に分けるのが基本です。目安として、腹式呼吸は60〜90秒、外に出る時間は30分程度までで十分とされています。重要なのは長さより、終わりが決まっていることです。
Q. 眠れない日が続いています。どうすればいいですか。 A. 食事は睡眠の2時間前まで、入浴は1時間前までに済ませ、寝る30分前からスマホを見ない形に変えてみてください。それでも眠れない状態が続く場合は、受験が不安で寝れない原因と対処法で対処の順番を確認し、長引くときは医療機関への相談を検討します。
Q. 模試の結果が悪くて何も手につきません。 A. まず簡単な問題や復習から再開し、正解する感覚を取り戻す方法が現役合格者からも挙がっています。原因が勉強の進め方にある場合もあるため、勉強がうまくいかないときにやるべきこと10選で見直す点を整理してください。


