明治大学は頭いい?世間イメージと偏差値・賢い学部
明治大学は本当に頭がいいの?
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明治大学は世間一般では高学歴とされ、明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の中でも偏差値は高い側です。全受験生の上位15〜20%が目標とする水準で、東京大学志望者の併願先にもなります。誰でも入れる大学ではありません。
2026年9月時点の情報です。
明治大学は頭いい?レベルと世間イメージ
明治大学は高学歴の部類に入ります。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の総称)の中では、学力的に早稲田大学・慶應義塾大学に最も近い位置にあります。
明治大学は高学歴なのか
日本の私立大学をレベルで分けると、明治大学はMARCHの層に入ります。おおまかな並びは次のとおりです。
- 最上位:早稲田大学・慶應義塾大学
- 次の層:上智大学・東京理科大学・国際基督教大学(ICU)
- その下:MARCH(関東の場合)
- さらに下:日東駒専・産近甲龍、その他の大学
「早慶上理」という言葉があるように、早稲田大学・慶應義塾大学とともに上智大学・東京理科大学をひとまとめにする見方もあります。国公立大学を混ぜた場合は、東京大学・京都大学、旧帝国大学、上位の国公立大学が上に入りますが、MARCHの位置が大きく下がることはありません。
全受験生のうち15〜20%のレベルがMARCHだと考えられています。東京大学志望者の滑り止めとして選ばれることもあります。最上位ではありませんが、高学歴の大学だと言えます。
明治大学は学歴フィルターにかかるのか
明治大学が学歴フィルターにかかることは、ほとんどありません。学歴フィルターとは、就職活動で学校のレベルに応じて足切りがなされることを指します。人気企業には多数の学生が応募するため、学校のレベルでふるいに掛ける企業もあります。
学歴フィルターが設けられている場合、多くはMARCHまでが対象に含まれます。一方で、最難関の就職先は東京大学・京都大学・早慶といった層の学生で争われるため、食い込むのは難しい面があります。最難関とは、外資系コンサルティング企業、外資系金融、5大総合商社などです。
この最難関を除けば、学歴フィルターにかかることは少ないと考えられます。
人気の理由は「ちょうどいい」感
明治大学の人気は、外部に与えるイメージと入学後の充実度のバランスによるものと考えられます。かつては男臭いイメージで語られましたが、現在は「おしゃれな大学」として語られることが増えました。
イメージを押し上げている要素は次のとおりです。
- 山下智久、北川景子、向井理など、卒業生に知名度の高い芸能人がいる
- キャンパスの立地が都心に近い
- リバティタワーが都会的な印象を与える
MARCHの中では青山学院大学と立教大学がおしゃれな大学のイメージを持たれていましたが、そこに明治大学が食い込んできた形です。加えて偏差値は高く、東京大学志望者の併願校に選ばれ、就職や各種スポーツも強く、学部数も多く、100年以上の伝統があります。
明治大学が頭いいと言われる理由
理由は、一般入試で入る学生の割合が高いこと、学部単位で見た偏差値が高いこと、定員管理が厳しくなったことの3点に整理できます。
一般入試の割合が高い
明治大学の一般入試率は、他のMARCH各大学より高くなっています。
| 大学 | 一般入試の割合 |
|---|---|
| 明治大学 | 約7割 |
| 立教大学 | 約6割 |
| 青山学院大学 | 6割弱 |
| 法政大学 | 6割弱 |
| 中央大学 | 5割半 |
学部によって違いはありますが、MARCHの中で一般入試から入学してくる割合が最も多いのが明治大学です。一般入試をくぐり抜ける力を持った学生が多いほど、大学の偏差値は確固たるものになります。
なお偏差値や入試の結果は、あくまで入学時点の学力です。入学後から卒業時までの成績を示すものではありません。
MARCHの中でも高い偏差値
明治大学の偏差値は57.5〜65.0とされています。MARCH各大学の偏差値はおおむねこの幅に収まるため、一見すると差が見えにくくなっています。
しかし学部単位で比べると、総合的には明治大学が高い側です。明治大学で偏差値57.5となるのは理系学部のみで、文系学部は最低でも60.0以上です。さらに学部の大半が65.0に届いており、理系学部でも62.5の学科を抱えています。
東京23区の私大定員厳格化
2016年度から、東京23区内の私立大学が定員を一定数超えて入学させた場合、補助金を受け取れない仕組みが始まりました。補助金を受けるために入学定員の管理が厳しくなり、以前なら入学できていた層が不合格になるようになりました。
結果として、以前よりも学力の高い学生が集まる状況が生まれています。これも明治大学が頭がいいと言われる要因の一つです。
よくある間違い:大学全体の偏差値レンジだけで比べる
よくある間違いは、「57.5〜65.0」のような大学全体の偏差値レンジだけを見て難易度を判断することです。大学全体のレンジだけを見ても、学力差は判断できません。同じレンジでも、高偏差値の学部の数と割合が大学ごとに違うためです。
回避策は、志望学部と入試方式の単位で比べることです。あわせて、偏差値を比べるときは出典をそろえます。偏差値は公表している機関ごとに算出方法が異なり、数値が変わるためです。以下の比較は、大学入試情報サイトのパスナビの数値を参照しています。
明治大学と他大学の偏差値比較
明治大学の偏差値は57.5〜65.0です。他大学のレンジは次のとおりです。
| 大学 | 偏差値帯 |
|---|---|
| 明治大学 | 57.5〜65.0 |
| 青山学院大学 | 52.5〜65.0 |
| 立教大学 | 57.5〜67.5 |
| 中央大学 | 55.0〜65.0 |
| 法政大学 | 52.5〜65.0 |
| 関西大学 | 50.0〜65.0 |
| 関西学院大学 | 47.5〜67.5 |
| 同志社大学 | 55.0〜65.0 |
| 立命館大学 | 50.0〜65.0 |
| 東京理科大学 | 42.5〜62.5 |
青山学院大学(52.5〜65.0)
上限はほぼ同じですが、下限では明治大学が上です。青山学院大学で最も低いのは理工学部の52.5で、明治大学の理工学部は57.5です。
また明治大学は各学部の最高偏差値が62.5〜65.0ですが、青山学院大学はコミュニティ人間科学部(57.5)を除いても60.0〜65.0です。理系学部の偏差値も高いため、偏差値上は明治大学が上になります。入試科目の特徴まで含めて見たい場合は、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策も参考になります。
立教大学(57.5〜67.5)
上限は立教大学が高いものの、学部単位で見ると明治大学が高い側です。立教大学で67.5は異文化コミュニケーション学部のみで、次が65.0の経営学部・社会学部・現代心理学部です。明治大学は5学部が65.0で、65.0の学部数は明治大学のほうが多くなっています。
共通する学部の偏差値は次のとおりです。
| 学部 | 明治大学 |
|---|---|
| 文学部 | 60.0〜65.0 |
| 法学部 | 60.0〜62.5 |
| 経営学部 | 62.5〜65.0 |
| 政治経済学部 | 62.5〜65.0 |
| 理工学部 | 57.5〜62.5 |
経営学部は同水準ですが、他の学部では明治大学が高い数値です。立教大学を併願する場合は、立教大学の地理受験の可否と入試傾向も確認しておくと選択肢が広がります。
中央大学(55.0〜65.0)
上限が同じなので、下限で差が出ます。中央大学で55.0は理工学部だけですが、他の5学部が57.5を下限としています。明治大学で下限57.5は3学部のみで、次の下限ラインは60.0です。学部単位で比べると明治大学が高い側です。学部ごとの人気差については、中央大学の人気学部と学部序列で整理しています。
法政大学(52.5〜65.0)
最高偏差値は65.0で同じですが、下限は52.5です。偏差値65.0の学部は法政大学が15学部中3学部、明治大学が10学部中5学部で、数と割合の両面で明治大学が上回ります。
下限が60.0未満の学部は、明治大学では理系の3学部ですが、法政大学はほとんどの学部が60.0未満です。法政大学の下限が60.0以上の学部は3つのみです。大学の雰囲気を知る材料としては、法政大学の著名な卒業生もあります。
関西大学(50.0〜65.0)
下限は50.0で、明治大学の57.5より低いです。最高偏差値65.0は外国語学部のみで、次は60.0です。明治大学の次点は62.5で、関西大学は大半の学部の最高偏差値が57.5です。偏差値上は明治大学が上になります。
関西学院大学(47.5〜67.5)
67.5は国際学部のみで、次に高い数値は60.0まで離れます。明治大学は上限65.0ですが、半分の学部が65.0です。下限は理学部の47.5、次に低い学部でも50.0です。レンジは広いものの、偏差値上は明治大学が上になります。
同志社大学(55.0〜65.0)
上限は明治大学と同じ65.0です。学部ごとに見ると62.5の学部が多く、65.0はグローバル・コミュニケーション学部とグローバル地域文化学部の2学部です。60.0の学部も複数あるため、総合すると明治大学が高い側です。
立命館大学(50.0〜65.0)
最高は国際関係学部の65.0です。1学部は数値不明ですが、情報のある15学部中10学部が60.0未満で、65.0の次に高い62.5は文学部と総合心理学部のみです。総合すると明治大学が高い側です。
東京理科大学(42.5〜62.5)
理系学部が中心の大学です。文系学部である経営学部の偏差値は明治大学が上です。理系学部については、偏差値上は明治大学と大きく変わりません。
明治大学より上とされる大学
偏差値と就職の両面で上に位置づけられるのは、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学です。
早稲田大学
「バンカラ」な校風という点で明治大学と似た印象を持たれるのが早稲田大学です。ハンカチ王子として知られたプロ野球の斎藤佑樹選手も卒業生です。偏差値では早稲田大学が上で、早稲田大学に届かなかった学生が明治大学に進学するケースも多くあります。
就職面も見てみます。大学の就職先データと、東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業」ランキングTOP200を参照します。20卒で最も入社が難しいとされた三菱商事は、早稲田大学発表の就職者数をもとにしたランキングで49位に入っています。
一方の明治大学は、5人以上が就職した企業を全学部で50社集めて発表していますが、そこに三菱商事は含まれていません。3番目に難易度が高い三井物産も5大総合商社ですが、就職者数は早稲田大学のほうがはるかに多くなっています。偏差値・就職状況のいずれでも早稲田大学が格上と言えます。
慶應義塾大学
慶應義塾大学からは5大総合商社のうち4社への就職が確認され、明治大学は2社でした。人数は明治大学がそれぞれ1人に対し、慶應義塾大学は10人近くです。
さらに慶應義塾大学の公表は各学部で3人以上就職した上位20社のみのため、残る1社にも就職者がいる可能性があります。早慶とMARCHの両方に合格した場合は早慶に進学する人が多く、イメージの面でも慶應に軍配が上がります。
上智大学
入試の難易度と偏差値では上智大学が上です。「早慶上智」と括られることもあり、早慶に近い位置にあります。英語名はSophia Universityで、国際性を重視し、関連学部が強く、女子学生が多いのも特徴です。
就職面では、東洋経済オンラインの有名企業400社への就職率(2020年卒)で上智大学が16位・31%、明治大学が22位・28.4%でした。5大総合商社についても、上智大学はすべての企業に就職者がいます。総合すると上智大学が上の大学と言えます。
東京理科大学
入学難易度は早慶の少し下という位置づけです。特徴は入学後の厳しさで、広告には「実力主義」の文字と「遊びたい人が選ぶべき大学ではない」という言葉が並びます。勉強とレポートを重ね、試験に合格して進級する必要があります。
明治大学と学力差は大きくありませんが、就職の場面では東京理科大学が上に扱われることが多くなっています。早慶上智と並んで評価されることが多いためです。最難関企業の就職活動で早慶と対等に争えるのは、明治大学より東京理科大学の学生という見方が一般的です。
明治大学の中で頭がいい学部ランキング5選
パスナビの偏差値を中心に、共通テスト(大学入学共通テスト。1月に実施される全国共通の試験)の得点率も参考にして平均した数値でランキングにしています。理系学部の偏差値は文系学部より低く出る傾向がある点に注意が必要です。
| 順位 | 学部 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 経営学部 | 全学部統一65.0/学部別62.5 | 平均85.5% |
| 1位 | 情報コミュニケーション学部 | 経営学部と同じ | 平均85.5% |
| 3位 | 商学部 | 全学部統一65.0 | 平均85% |
| 4位 | 政治経済学部 | 政治学科の全学部統一65.0、他は62.5 | ― |
| 5位 | 国際日本学部 | 学部別・全学部統一とも62.5 | ― |
補足すると、国際日本学部は入試方式による差がほとんどありません。政治経済学部は3学科あり、65.0が1つあるために国際日本学部よりわずかに上がっています。商学部は全学部統一方式(全学部共通の問題で複数学部に出願できる方式)で65.0、共通テストの得点率も政治経済学部より高い水準です。経営学部と情報コミュニケーション学部は偏差値も得点率も同じで同率1位となりました。
明治大学で就職実績がいい学部3選
伝統のある法学部・商学部・政治経済学部が、就職面で目立つ実績を持っています。
法学部
就職先を見ると公務員が圧倒的に多いです。公表されている上位30社のうち、上から6番目まですべて公務員が占め、その下にも県庁や市役所が並びます。業種別では約20%以上が公務員に進み、明治大学内で最も高い割合です。
商学部
私立大学で初めて設置された商科であり、長い伝統を持ちます。大手企業に進む人も多く、公認会計士として監査法人で働く人も目立ちます。上位30社の3番目に有限責任監査法人トーマツへ10人が入り、その下にも監査法人が並びます。
業種では情報通信業が多く、楽天、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、東日本電信電話(NTT東日本)などが挙がります。
政治経済学部
公務員を目指す人が多く、公表された就職先上位30社の第1位は公務員です。業種別では商学部と同程度に情報通信業へ進む人が多く、公務員になる人の割合は全学部の中で2番目です。
FAST-UPが見てきた明治大学志望者のつまずき
指導の現場で目立つのは、「明治大学」という大学名だけを目標に置いてしまい、学部ごとの難易度差と問題の性格差を最後まで詰められないケースです。同じ大学でも、文系学部と理系学部、学部別方式と全学部統一方式で、求められる水準は変わります。
もう一つ多いのが、併願校を偏差値のレンジだけで決めてしまうパターンです。MARCH各大学は全体のレンジが近いため、志望学部単位で見ないと難易度の順序が入れ替わります。結果として、対策の重心がぶれたまま直前期に入ってしまいます。
伸びる受験生に共通するのは、早い段階で「受ける学部」と「使う方式」を絞り、その方式の過去問から逆算して科目の優先順位を決めている点です。科目数と配点を確認したうえで、時間の配分を決め直す作業を早めに済ませておくと、直前期の修正が小さくなります。
まとめ
明治大学は世間一般では高学歴の大学で、学部間の偏差値の偏りが小さく、大学全体のレンジも広くありません。就職では、最難関の企業を目指す場合は早慶以上が有利ですが、明治大学からも有名な大手企業への就職者は多くいます。
かつてのバンカラなイメージから、賢くおしゃれなイメージへと変わり、就職にも強いことから学生の人気も高まっています。中でも商学部・経営学部・法学部といった伝統的な学部は就職に強い傾向があります。
よくある質問
Q. 明治大学は誰でも入れる大学ですか? A. 入れません。全受験生のうち15〜20%のレベルがMARCHの水準とされ、明治大学はその中でも高い側に位置します。一般入試から入学する割合が約7割と高く、一般入試での競争を経て入学する学生が多い大学です。
Q. MARCHの中で明治大学が一番難しいのですか? A. 大学全体では高い側ですが、学部単位では順序が入れ替わります。立教大学の異文化コミュニケーション学部のように67.5の学部もあります。志望学部と入試方式をそろえて比べることが必要です。
Q. 明治大学は学歴フィルターにかかりますか? A. ほとんどかかりません。学歴フィルターが設けられている場合、多くはMARCHまでが対象に含まれます。ただし外資系コンサルティング企業、外資系金融、5大総合商社などの最難関では、早慶以上の層との競争になります。
Q. 明治大学で就職に強い学部はどこですか? A. 法学部、商学部、政治経済学部です。法学部と政治経済学部は公務員が多く、商学部は公認会計士や監査法人、情報通信業への就職が目立ちます。
Q. 偏差値はどの数値を見ればよいですか? A. 一つの出典に絞って見るのが確実です。偏差値は公表している機関ごとに算出方法が異なり、数値が変わります。本記事はパスナビの数値を参照しています。


