明治大学の就職先と就職に強い学部を学部別に解説
大学選びの上で、考えることの大きな一つが卒業後の将来についてですよ…
FAST-UP
明治大学で就職率が高いのは商学部・政治経済学部・情報コミュニケーション学部です。主な就職先は株式会社みずほフィナンシャルグループなどの金融機関が中心で、理工学部は進学が約4割を占めます。
2026年9月時点の情報です。
明治大学の学部別の就職率と主な就職先
明治大学は文系学部でおおむね8割前後の就職率となり、理系学部では進学の比率が高くなります。全体の就職率は80.0%、全体の進学率は10.8%です。学部ごとの数字と上位の就職先を整理します。
文系学部の就職率と主な就職先
文系学部では金融機関と公務員が就職先の上位に並びます。
| 学部 | 就職率 | 就職者数 | 主な就職先(人数) |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 84.2% | 709人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ16人/国家公務員 一般職14人/東京特別区10人/株式会社三菱東京UFJ銀行10人/裁判所職員(一般職)9人 |
| 商学部 | 90.5% | 930人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ19人/三井住友海上火災保険株式会社17人/株式会社三井住友銀行9人/JTBグループ【旅行事業会社群】8人/三菱UFJ信託銀行株式会社8人/りそなグループ8人 |
| 政治経済学部 | 89.8% | 837人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ16人/損害保険ジャパン日本興亜株式会社15人/東京特別区12人/日本郵政グループ12人/株式会社三菱東京UFJ銀行12人 |
| 文学部 | 76.2% | 554人 | 東京特別区7人/日本郵政グループ7人/神奈川県教育委員会6人/東日本旅客鉄道株式会社5人/明治安田生命保険(相)4人 |
| 経営学部 | 86.1% | 609人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ15人/損害保険ジャパン日本興亜株式会社13人/東京特別区8人/株式会社三菱東京UFJ銀行8人/株式会社大和証券グループ本社6人 |
| 国際日本学部 | 82.8% | 303人 | JTBグループ【旅行事業会社群】9人/全日本空輸株式会社7人/株式会社みずほフィナンシャルグループ6人/三井住友海上火災保険株式会社6人/ANAエアポートサービス株式会社5人 |
| 情報コミュニケーション学部 | 88.2% | 418人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ5人/株式会社ワークスアプリケーションズ5人/イオンフィナンシャルサービス4人/損害保険ジャパン日本興亜株式会社4人/株式会社三菱東京UFJ銀行4人 |
学部ごとの色は次のように分かれます。
- 法学部:民間企業と並んで国家公務員や裁判所職員が上位に入る。進学する人も多い
- 商学部:非常に高い就職率で、金融機関や証券会社が多い
- 政治経済学部:金融機関に加えて地方公務員も多い
- 文学部:金融機関や公務員のほか、教育関連への就職も目立つ
- 経営学部:就職先の幅が広く、なかでも証券会社が多い
- 国際日本学部:金融機関のほか、航空会社など国際性が求められる企業が多い
- 情報コミュニケーション学部:金融機関とIT系への就職が多い
理系学部の就職率と主な就職先
理系学部は就職率の数字が文系より低く出ますが、その分だけ進学が多くなっています。
| 学部 | 就職率 | 就職者数 | 主な就職先(人数) |
|---|---|---|---|
| 理工学部 | 56.2% | 520人 | キヤノン株式会社12人/本田技研工業株式会社12人/オリンパス株式会社10人/富士重工業株式会社8人/いすゞ自動車株式会社7人/トヨタ自動車株式会社7人 |
| 農学部 | 75.0% | 433人 | NECソリューションイノベータ株式会社4名/国家公務員 一般職4名/国分首都圏株式会社3名/SCSK株式会社3名/全国農業(協組連)本所3名 |
| 総合数理学部 | 66.3% | 252人 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ5人/SCSK株式会社4人/都築電気株式会社4人/東日本旅客鉄道株式会社4人/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社3人/エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社3人 |
- 理工学部:メーカーが中心で、進学が全体の約4割を占める
- 農学部:公務員とともに農業系での就職も多い
- 総合数理学部:IT系や電気会社が多く、進学が約3割を占める
全体で見た傾向
全学部を通して最も就職者が多いのは株式会社みずほフィナンシャルグループです。次いで東京特別区、損害保険ジャパン日本興亜株式会社の順となっています。金融・保険と公務員が軸になり、学部の専門に応じてメーカーやIT、教育、航空が加わる形です。
明治大学で就職に強い学部ベスト3
就職率で並べると、上位は文系学部が占めます。
| 順位 | 学部 | 就職率 |
|---|---|---|
| 1位 | 商学部 | 90.5% |
| 2位 | 政治経済学部 | 89.8% |
| 3位 | 情報コミュニケーション学部 | 88.2% |
ただし就職率の数字だけで学部の強さを比べることはできません。理工学部では進学が全体の約4割を占め、就職率が低く出るためです。理工学部では進学を選ぶ人が多くなっています。大学院の2ヶ年も含めたカリキュラムであるとうたっているためです。
明治大学は就職に強い?弱い?
結論から言えば、就職には強いと言えます。どの学部もおおむね8割に近い就職率があり、進学率と就職率を合わせれば9割を超えるためです。
一部の理系学部は就職率が5〜6割ですが、そうした学部では進学率が4〜3割あります。就職と進学のどちらを選ぶ人が多いかという違いであり、進路が決まりにくいことを示す数字ではありません。後述するキャリア支援センターの各種支援も利用できます。「何から始めたら良いの?」「不安でしかたがない」という段階の学生に寄り添う支援が用意されています。
明治大学の企業からのイメージ
企業からの評価は総じて良好です。具体的には次の3点が挙げられます。
地頭が良い
明治大学は、全国の大学のうち「出世が早いと思うランキング」5位です。会社内で出世する力、すなわち実力を発揮できる力として「知識を得て、応用し、問題に対応する力=地頭の良さ」があると評価を受けています。
コミュニケーション力がある
社内・社外の双方との関わりで重視されるのがコミュニケーション力です。「出世が早いと思うランキング」5位という評価には、コミュニケーション力がありムードメーカーになれる人材という見方も含まれています。
協調性がある
明治大学は全国の大学のうち「協調性があると思う」ランキング2位です。他人と協力する力は仕事を進めるうえで欠かせず、こうした点が企業からも認められています。
明治大学の就職支援制度一覧
明治大学では、就職キャリア支援センターを中心に次の4つの支援が受けられます。
就職・進路についての個別相談
就職活動や進路選択で生じた不安や疑問に、専門のスタッフが答えてくれます。進路相談のほか、エントリーシート(企業に提出する応募書類で、志望理由や自己PRを書くもの)のチェック、模擬面接など各種選考対策も可能です。対面相談の場合は、予約時間までに各キャンパス就職キャリア支援センターの受付カウンターへ向かいます。オンライン相談の場合は当日の朝に案内メールが送られるため、自宅などネット環境が整う場所から参加します。
OB・OG名簿の閲覧
明治大学を卒業して社会で活躍する先輩たちの名簿を閲覧できます。OB・OG訪問(卒業生を訪ねて仕事の実情を直接聞く活動)を行えば、会社案内や就職情報サイトだけでは分からない情報を得られます。予約後、予約時間までに各キャンパスの就職キャリア支援センターの受付カウンターへ向かいます。OB・OG名簿は学部3年・院1年の6月頃から閲覧可能になります。
各種就職支援イベントの実施
「面接練習会」「企業説明会」「OBOG懇談会」など、各種就職支援イベントが実施されています。何度も練習を重ねることで得られる経験は多くあります。
就職活動に関する書籍の閲覧
四季報(企業の業績や採用情報をまとめた定期刊行の資料)、業界・企業研究、筆記試験対策、公務員試験勉強など、就職活動のノウハウが詰まった書籍が多数そろっています。閲覧して情報を集めることが、準備の差につながります。
FAST-UPが見てきた学部選びのつまずき
指導現場で多いのは、就職先一覧を見て志望学部を決めたあとに、入試科目との相性を確認していないケースです。学部が変われば必要な科目や配点、出題の性格も変わります。出願期に近づいてから学部を入れ替えると、未着手の科目を短期間で仕上げる負担が生じます。
もう一つのつまずきは、就職の情報を集める段階で手が止まり、過去問の分析が後回しになることです。将来像を描くことと、入試で問われる形式に慣れることは別の作業です。2027年度入試を見据えるなら、学部の候補を早めに絞り、その学部の出題傾向に沿った演習へ移る流れを作ると負担が軽くなります。
明治大学の科目別の出題傾向は明治大学の漢文の入試傾向と対策でも扱っています。学部ごとの難易度を比べるときは、年度で動く数値を単年で見ないことが大切です。推移の見方は立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事が参考になります。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、就職率の高さだけで学部を選ぶことです。明治大学の場合、理工学部のように進学が約4割を占める学部では就職率が低く出ます。数字が低いことと、進路が決まりにくいことは同じではありません。
回避策は、就職率と進学率の両方を並べて見ることです。そのうえで、上位に並ぶ就職先の業種が自分の関心と合っているかを確認します。金融中心の学部と、メーカー中心の学部では、同じ就職率でも進む先が大きく変わります。
よくある質問
Q. 明治大学で就職に強い学部はどこですか? A. 就職率で見ると商学部が90.5%、政治経済学部が89.8%、情報コミュニケーション学部が88.2%と高く、文系学部が上位に並びます。
Q. 明治大学から大手企業へ就職できますか? A. 学部別の上位には株式会社みずほフィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険株式会社、キヤノン株式会社、トヨタ自動車株式会社などが並んでいます。金融・保険、メーカー、IT、公務員が主な進路です。
Q. 理工学部の就職率が低いのはなぜですか? A. 進学が全体の約4割を占めるためです。大学院の2ヶ年も含めたカリキュラムであるとうたわれており、就職率と進学率を合わせて見る必要があります。
Q. 就職先の情報は学部選びにどこまで使えますか? A. 業種の傾向をつかむ材料としては有効です。一方で就職先は年度で入れ替わるため、学部の学びの内容や入試科目との相性と合わせて判断する形が現実的です。
Q. 就職活動の不安はどこに相談できますか? A. 就職キャリア支援センターの個別相談で、進路相談からエントリーシートのチェック、模擬面接まで対応しています。OB・OG名簿を使って先輩に話を聞く方法もあります。


