明治大学経営学部の英語|傾向と対策・過去問
明治大学の経営学部は、英語を利用した受験が可能です。
FAST-UP
明治大学経営学部の英語は70分で大問4つ前後、空欄補充中心に文法と語彙を問う出題が多くなります。長文2題に会話文が加わる年度もあり、解答スピードが要です。過去問は市販の過去問集やオープンキャンパスで入手できます。
2026年9月時点の情報です。
2027年度入試に向けて準備する場合も、大学全体の傾向を掴むだけでは足りません。学部ごとの出題構成と科目ごとの配点を読み解いたうえで対策を組み立てることが大切です。
明治大学経営学部の入試情報
明治大学経営学部を一般方式で受験する場合、大学入学共通テスト利用入学試験か学部別入学試験のいずれかを突破する必要があります。まずは基本的なプロフィールを押さえ、他学部・他大学と比較できる状態にしておきましょう。
入試方式ごとの入試科目と配点
どちらの方式でも外国語の配点が最も高く、次いで国語が高くなります。英語を軸にしながら、国語と選択科目もバランスよく仕上げる設計が必要です。
大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストの得点で合否を判定する方式)では、3科目方式・4科目方式のうち希望するものを選択できます。
| 方式 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 3科目方式 | 外国語 | 250点 |
| 3科目方式 | 国語 | 200点 |
| 3科目方式 | 地理歴史・公民・数学・理科から1科目選択 | 150点 |
| 4科目方式 | 外国語 | 250点 |
| 4科目方式 | 国語 | 200点 |
| 4科目方式 | 地理歴史・公民・数学・理科から2科目選択 | 各150点 |
外国語と国語は、どちらの科目方式を選んでも必ず受験します。それ以外は選択科目となるため、得意分野に合わせて決めていきましょう。
学部別入学試験(大学が独自に作成する問題で受験する方式)の科目と配点は次の通りです。
| 科目 | 配点 |
|---|---|
| 外国語 | 150点 |
| 国語 | 100点 |
| 地理歴史・公民・数学から1科目選択 | 各100点 |
明治大学経営学部の学科ごとの偏差値
学科によって偏差値は多少異なります。明治大学内では平均程度の水準に落ち着くことが多い学部です。
| 学科 | 偏差値 |
|---|---|
| 経営学科 | 62.5 |
| 会計学科 | 65.0 |
| 公共経営学科 | 65.0 |
明治大学経営学部の倍率情報
倍率は入試方式によって差があります。共通テスト利用入試のほうが高めに出る傾向です。
| 入試方式 | 倍率 |
|---|---|
| 大学入学共通テスト利用入学試験 | 4.1〜4.4程度 |
| 学部別入学試験 | 3.6〜4.0倍 |
年度によって幅がありますので、模試を使って現在地を測りながら、安定して得点できる力を積み上げていくことが重要です。
明治大学経営学部の英語の入試情報
英語は知識で差がつく構成です。読解力も問われますが、文法・語彙・口語表現など「知らないと解けない」問題が多く扱われるため、暗記にもある程度の比重を置く必要があります。
基本情報
明治大学経営学部の英語は、70分で解答します。大問4つで構成されることが多く、空欄補充型が大半を占めます。長文のなかにも空欄補充が組み込まれるため、読みながら知識を引き出す練習が有効です。
明治大学経営学部の英語の配点情報
英語は、共通テスト利用入学試験では250点満点で計算されます。国語が200点、選択科目が150点であることと比べると、英語の比重が高いと分かります。学部別入学試験でも同様に、他科目より高い配点が設定されています。
出題範囲
出題範囲として示されてきたのは、次の科目です。
- コミュニケーション英語Ⅰ
- コミュニケーション英語Ⅱ
- コミュニケーション英語Ⅲ
- 英語表現Ⅰ
- 英語表現Ⅱ
基本的な英語力を問うコミュニケーション英語を含めるだけでなく、英語表現もⅠ・Ⅱともに扱うことから、表現力・記述力を重視していると読み取れます。なお学習指導要領の改訂に伴って科目名の表記は変わるため、受験年度の募集要項で範囲を確認しておきましょう。
問題量と時間配分
試験時間が70分とやや短いのに対し、問題量は多めです。長文2題に加えて会話文が出題される年度もあり、小問集合を入れるとボリュームが大きくなります。
50分程度で全体に目を通せるようスピードを意識し、残りの時間で見直しや後回しにした問題を処理するのが理想的です。
明治大学経営学部の英語の難易度・レベルはどれくらい?
難易度は標準レベルです。ただし英語で点を落とすと合格は遠ざかります。どの入試方式でも英語の配点が他科目より高く設定されているためです。
教科書だけでなく文法集や問題集も活用し、幅広い単元で取りこぼさない対策を進めましょう。
明治大学経営学部の英語の傾向・特徴
傾向は「知識偏重」と「処理スピード」の2点に集約されます。対策のカギになる部分なので、具体的に見ていきます。
空欄補充問題が多い
文法や語彙力を確認する空欄補充問題が多く、知っていないと解けない問題が頻出です。小問集合だけでなく長文読解のなかにも空欄補充が多くつくられており、知識偏重型の入試だと分かります。文脈に合った接続詞を選ぶ設問もあるため、国語力も必要です。
評論問題も会話問題もバランスよく出る
年度により大問構成は変わりますが、評論問題も会話問題もバランスよく長文として取り上げられることが多いです。どちらにも対応できるよう、演習の幅を広げておきましょう。
評論問題では文章の構成を意識した速読を、会話文では独特の言い回しをすぐ和訳できる状態を目指すと、得点が安定しやすくなります。
スピード重視の解答が必要
解答スピードが合否を左右します。試験時間70分に対して長文2題に小問集合などが加わり、問題量が多いためです。
同じ箇所を読み返さずに済むよう、パラグラフごとの概要を掴む読み方を身につけておきましょう。演習時はストップウォッチでタイムを計測し、日常的に時間感覚を鍛えることがポイントです。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、「難問・奇問がなく標準レベル」という情報を見て、英語の仕上げを直前期まで後回しにすることです。知識問題が中心のため、覚える量そのものは軽くありません。
回避策は、文法・語法・イディオム・会話表現を早い時期に一巡させ、直前期は時間を計った長文演習と和文英訳・英文和訳の記述練習に充てることです。配点の高い科目から先に仕上げる順番に組み替えておきましょう。
FAST-UPが見てきた明治大学経営学部英語のつまずきどころ
指導現場で多いのは、長文を丁寧に読めるようになったのに時間内に解き終わらないケースです。精読から入った受験生ほど、1文ずつ訳す癖が抜けず、空欄補充に割く時間を失いがちです。
もうひとつ目立つのが、文法問題集を「正解できたかどうか」だけで進めてしまうパターンです。この学部の英語は選択肢を知識で切る設問が多いため、誤答の選択肢がなぜ違うのかを言葉にできるかどうかで、本番の処理速度が変わってきます。
和文英訳・英文和訳でつまずく受験生は、英語力の不足より前後関係の読み取りでつまずいていることが少なくありません。記述対策を読解対策から切り離さない設計が、結果的に遠回りを減らします。
明治大学経営学部の英語対策・勉強法
対策は「基礎知識の反復」と「時間内に解く訓練」の両輪で進めます。単元ごとに手順を確認しましょう。
文法
文法問題は、長文問題のなかからも出題されます。難易度自体はそう高くないため、早めに着手し、スピードを重視して解答を終えられる状態を作りましょう。基礎・基本寄りの学習を徹底し、反復演習を重ねることが近道です。
読解問題
読解では特にスピードが求められます。他学部と比べて出題傾向に特別な癖はないため、基礎・基本を重視しながら、短時間で効率よく解くことを意識しましょう。
まずはスピードを意識して全体像を掴み、そこから少しずつ精読にチャレンジする順番がおすすめです。
和文英訳・英文和訳
和文英訳・英文和訳はともに必出であるため、対策が必要です。基本的にはワンセンテンスのみ記述させる形式ですが、否定・疑問などの形になることが多く、前後関係を理解できないと解けません。
表現力を磨きながら読解対策も行い、相互に効果が出るような学習を進めましょう。他大学の記述・論述型の問題で練習を重ねるのも手です。出題形式の異なる試験の対策は、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題対策の考え方も参考になります。
明治大学経営学部の英語対策におすすめの参考書
単元ごとに2冊ずつ挙げます。参考書選びに迷っている場合は、現在の到達度に近いものから1冊に絞って始めるのが無難です。
| 単元 | 書名 | 出版社・著者 |
|---|---|---|
| 文法 | 大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編 | ピアソン桐原/瓜生豊・篠田重晃 |
| 文法 | Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服 | 桐原書店/瓜生豊・篠田重晃 |
| 読解(長文) | 英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー | 河合出版/島田浩史・米山達郎 |
| 読解(長文) | 英語長文PREMIUM問題集:Advanced | ナガセ/東進ハイスクール・東進衛星予備校編集部 |
| 和文英訳・英文和訳 | 英文和訳演習 上級篇(駿台受験叢書) | 駿台文庫/伊藤和夫 |
| 和文英訳・英文和訳 | 大学入試 関正生の英作文 プラチナルール | KADOKAWA/関正生 |
文法
イディオムや構文は毎年問われているため、必須項目として扱いましょう。
- 『大学受験スーパーゼミ 全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集 標準編』:英文法・イディオム・語法・会話表現など、単元ごとに細分化しながら文法を学べます。標準〜上級レベルになるよう編集されているため、明治大学経営学部にも向いています。問題演習のボリュームが多く、徐々にレベルアップする構成なので、段階的に積み上げたいときにも便利です。
- 『Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]』:大学受験英語の代表的な参考書で、英文法・語法に特化しています。解説書でありながら単語帳のように使うこともでき、似た系統のForest参考書より演習量が多めです。単語やアクセントの項目もあるため、併せて確認しておきましょう。
読解問題(長文)
合否を分ける点差がつきやすい単元であるため、時間をかけて読み方を磨きます。
- 『英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー』:センテンスごとにスラッシュを入れながらスピード重視で読む「パラグラフリーディング」(段落単位で要旨を掴む読み方)を身につけるための一冊です。速度を上げるだけでなく、構文理解や内容の細かい読み解きにも使えます。基本的な文法を学んでから取り組むと、より効率よく習得できます。
- 『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』:大学入学共通テストおよび中堅私立大学対策用の読解問題集です。国際基準で標準的なレベルの問題を多く扱うため明治大学経営学部以外にも対応しやすく、併願や滑り止めを含めて総合的に学習したい場合に向いています。問題文・設問・解説・構造分析・和訳が一定のリズムで繰り返されるため、勉強法を確立するうえでも使いやすい構成です。
和文英訳・英文和訳
表現力を磨きつつ、否定・疑問などの形でも内容を組み立てられる状態を目指します。
- 『英文和訳演習 上級篇』:答案例だけでなく、採点基準・採点例まで掲載しています。自分の答案が本番で何点になるかを見積もりたい場合に向いており、採点者の目線で英文和訳を学べます。学力に合わせて上級篇以外も選べるため、段階を踏みたい場合にも使えます。
- 『大学入試 関正生の英作文 プラチナルール』:和文英訳に特化し、出題の意図や背景まで理解できるよう作られています。「どこに注目すべきか」という思考法にも触れ、持っている語彙でどう表現するかのポイントも示されています。慣用句など覚えないと解けない表現も取り上げられているため、息抜きがてら確認しておくとよいでしょう。
明治大学経営学部の英語の過去問情報
過去問は、明治大学のオープンキャンパスなどで入手できます。市販の過去問集を使う方法も有効です。
経営学部以外の学部の過去問も演習に使えます。出題傾向に特別な癖がなく、基礎・基本を軸とした標準レベルの出題であるためです。経営学部の分を解き終えたあとの演習量の確保に役立ちます。
併願校の下調べを同時に進めると、科目選択の自由度も見えてきます。選択科目の設計は、立教大学の地理受験や中央大学の人気学部と学部序列の記事も合わせて確認しておくと判断しやすくなります。
まとめ
明治大学経営学部の英語は、難問・奇問がなく、知識問題偏重型の出題が行われます。解答スピードを意識しながら広く学び、取りこぼしを減らす対策が軸になります。
入試傾向を的確に掴み、早い段階で参考書の選定を終えて、自分に合った学習法を確立しておきましょう。
よくある質問
Q. 明治大学経営学部の英語は何分で何問くらい解くのですか。 A. 試験時間は70分です。大問4つで構成されることが多く、長文2題に会話文が加わる年度もあります。50分程度で全体に目を通し、残りで見直しをする配分が目安です。
Q. 英語が標準レベルなら、国語や選択科目を優先してもよいのでしょうか。 A. 共通テスト利用入学試験では外国語250点、国語200点、選択科目150点、学部別入学試験では外国語150点、国語100点、選択科目各100点です。英語の配点が最も高いため、英語を後回しにしない前提で計画を組むのが安全です。
Q. 過去問はいつから使うとよいですか。 A. 文法・語法・イディオムを一巡させてからが目安です。空欄補充が中心のため、知識が入る前に解くと時間を計る練習にしかなりません。一巡後は時間を計って解き、誤答の理由を言葉にする作業まで行いましょう。
Q. 他学部の過去問も使えますか。 A. 使えます。出題傾向に特別な癖がないため、経営学部の分を解き終えた後の演習素材として活用できます。市販の過去問集やオープンキャンパスで入手できます。


