立教大学は難しい?学部・科目別の難易度を解説
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立教大学はGMARCHの中で中堅上位に位置し、学部によって難易度の幅が大きい大学です。経営学部と異文化コミュニケーション学部は難関で、文学部やコミュニティ福祉学部は比較的入りやすい傾向があります。基礎を固めれば届く水準です。
2026年9月時点の情報です。
GMARCHとは、学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の6大学を指す呼び方です。
立教大学に合格するのは難しいのか
立教大学は、手が届かないほど難しい大学ではありません。偏差値が60を超える学部が多いため、私立大学全体のなかでは難易度は高めです。ただし出題の多くは基礎から標準の範囲で、学習を積み上げれば合格を狙える水準にあります。
さらに、学部ごとに偏差値と倍率の差が大きいことも特徴です。看板学部に届かない学力でも、学部選びと受験方式の組み合わせ次第で合格の可能性は残ります。「立教大学に入りたい」という目標が先にある場合は、学部単位で難易度を比べる作業が有効です。
立教大学の偏差値を学部ごとに解説
学部別の目安は下の表の通りです。現状との差を確認し、必要な学習量を逆算する材料にしてください。表のボーダーはセンター試験の時代に示されていた得点率の目安です。現在は共通テスト利用(大学独自の試験を課さず共通テストの得点で合否を決める方式)に置き換わっています。
| 学部 | 偏差値 | センター試験時代のボーダー | 倍率(2018年) |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 57.5〜62.5 | 81〜87% | 5.6倍 |
| 異文化コミュニケーション学部 | 62.5〜65 | 89〜90% | 11.7倍 |
| 経済学部 | 60〜62.5 | 81〜87% | 7.5倍 |
| 経営学部 | 62.5〜65 | 88〜90% | 15.6倍 |
| 理学部 | 55〜60 | 77〜84% | 4.3倍 |
| 社会学部 | 60〜65 | 83〜88% | 8.3倍 |
| 法学部 | 60〜62.5 | 84〜86% | 4.5倍 |
| 観光学部 | 60〜62.5 | 84〜87% | 9.1倍 |
| コミュニティ福祉学部 | 55〜62.5 | 80〜84% | 8.1倍 |
| 現代心理学部 | 60〜62.5 | 81〜85% | 8.9倍 |
文学部
文学部は他学部に比べて難易度が低めで、倍率も抑えめのため穴場学部と呼ばれます。他学部には学力が届かないものの立教大学に進学したい場合に、候補に入れやすい学部です。
異文化コミュニケーション学部
異文化コミュニケーション学部は、立教大学のなかでも偏差値が高く難易度も高い学部です。英語を専門的に学べる人気学部で、倍率は10倍を超える年もあります。早慶志望者が滑り止めとして受験してくる可能性が高いため、入念な準備が前提になります。
経済学部
経済学部は、立教大学のなかでは中堅に位置します。入学後の授業で数学が必要になることから人気が抑えられていると推測されますが、留年が続くような難しさではなく、就職状況も良好です。
経営学部
経営学部は異文化コミュニケーション学部と並ぶ看板学部で、偏差値も倍率も高い難関です。早慶の経営系を志望する受験生が併願してくることも多い学部です。学部を問わず立教大学に入学したい場合は、経営学部だけに絞らず経済学部なども併せて検討する形が現実的です。
理学部
理学部は立教大学で唯一の理系学部で、志望者が集まりにくいため難易度は易しめです。理系で入学しても「立教大学卒」という看板は就職活動で使えます。ただし研究環境を重視するなら、他大学の理系学部も比較したうえで決めたい学部です。
社会学部
社会学部も経済学部と同様に中堅レベルです。ただし倍率は例年6〜8倍程度あり、低くはありません。出願を考えるなら準備を早めに始めたい学部です。
法学部
法学部は立教大学のなかでは難易度が低めで、倍率も4.5倍と他学部ほど高くありません。法学部が看板で入学が難しい文系大学は多いため、立教大学の法学部はコスパが良いと言われます。同水準の大学の法学部で苦戦している場合は、受験先として検討する価値があります。学部ごとの人気の偏りという視点は、中央大学の学部序列を扱った記事とも読み比べると整理しやすくなります。
観光学部
観光学部は他大学にほとんどない珍しい学部ですが、難易度はそこまで高くありません。認知度の分だけ志望者が限られるためです。観光に加えてビジネス・国際文化・地域社会など幅広い分野を学べます。
コミュニティ福祉学部
コミュニティ福祉学部は立教大学のなかで難易度が低い方で、入りやすい学部です。福祉系の学科は日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の総称)の水準からでも合格が狙えます。医療系の資格が取得でき、就職面でも強みになります。
コミュニティ福祉学部を選ぶ際はキャンパスの場所も確認しておきたい点です。池袋キャンパスではなく、埼玉県の新座キャンパスが拠点になるためです。
現代心理学部
現代心理学部は心理学科と映像身体学科に分かれ、いずれも難易度は高めです。学ぶ内容が文学部に近いため、文学部志望者が併願しやすい学部でもあります。
立教大学のレベル・難易度を教科ごとに解説
科目別に見ると、英語の負荷が最も大きく、国語・地歴公民は基礎の徹底で得点しやすい構成です。配点と時間配分の設計が合否を左右します。
英語
英語は少し高めの難易度を覚悟しておきたい科目です。文法や語彙は基礎的な設問が多く得点源になりますが、長文が重くなります。
英語は長文の対策が合否を分けます。文章のレベルが高いうえに文章量が多く、時間配分を誤ると解き終わらないためです。速く正確に読む訓練を早い時期から積んでおきたい科目です。
国語
国語は長文問題2つと古文1つの計3問という形式で、難易度は高くありません。基本事項を押さえれば得点を重ねられます。長文の大半は現代文ですが、小説が出題されることもあるため、現代文を中心に幅広く読んでおくと安定します。
数学
立教大学は文系に強い大学で、数学の難易度はそこまで高くありません。ただし数学では記述問題の対策が欠かせません。記述式の問題のほうが配点の比重が大きいためです。基本的な知識を固めたうえで、答案の書き方まで練習しておくと得点が安定します。
地歴・公民
地歴・公民の難易度も高くなく、暗記を積めば高得点を狙えます。地歴・公民で高得点を取ることが重要です。暗記した知識がそのまま得点につながりやすい科目だからです。過去問と問題集を回し、基礎知識の抜けをつぶしておきましょう。選択科目の決め方で迷う場合は、立教大学の地理受験について解説した記事も参考になります。
理科
理科は応用問題が出るケースがあり、過去問での対策が必要です。問題数も多いため、解く順番と時間配分を決めておくことが重要になります。
立教大学の難しい学部ランキング5選
難易度が高い順に並べると、看板学部の2つが上位を占めます。
| 順位 | 学部 | 難しさの理由 |
|---|---|---|
| 1位 | 異文化コミュニケーション学部 | 倍率が10倍を超える年もある最難関 |
| 2位 | 経営学部 | 偏差値・倍率とも高い看板学部 |
| 3位 | 社会学部 | 人気が高く倍率が8倍になる年もある |
| 4位 | 現代心理学部 | 年によって偏差値65程度の水準になる |
| 5位 | 経済学部 | 中堅だが対策なしでは届かない |
第1位:異文化コミュニケーション学部
立教大学で最も難しいと言われる学部です。倍率が10倍を超えることも珍しくなく、早慶志望者でも不合格になる場合があります。合格後は将来に生かせる外国語の力を鍛えられるため、挑戦する価値のある学部です。
第2位:経営学部
異文化コミュニケーション学部と並ぶ看板学部で、早慶志望者の併願先にもなります。立教大学を第一志望にする場合は、経営学部だけで勝負せず他学部との併願で受験機会を増やす形が安全です。
第3位:社会学部
偏差値だけ見れば極端に高くはありませんが、人気学部で倍率が8倍になる年もあります。早慶の滑り止めとして受験する層も入ってくるため、過去問演習での仕上げが前提になります。
第4位:現代心理学部
年によって難易度が変動し、偏差値65程度の水準になる場合もあります。文学部と学ぶ内容が似ており、併願する受験生が多い学部です。
第5位:経済学部
突出して難しい学部ではありませんが、立教大学の学部数が限られるなかで5位に入ります。4位以上の学部は難易度が一段上がると捉えておきましょう。
立教大学の入りやすい穴場学部ランキング3選
滑り止めとして押さえておきたい学部は次の3つです。
| 順位 | 学部 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | コミュニティ福祉学部 | 日東駒専志望層でも挑戦でき、医療系の資格も取れる |
| 2位 | 法学部 | 他大学では難関になりやすい法学部が狙いやすい |
| 3位 | 観光学部 | 偏差値60未満からも狙えるが倍率は上がりやすい |
第1位:コミュニティ福祉学部
日東駒専を志望する学力からでも挑戦できる穴場学部です。医療系の資格も取得できます。一方で、経営学部や異文化コミュニケーション学部のように幅広い業種で使えるスキルを身につける方向とは異なるため、医療や福祉に関心がある場合に向いています。
第2位:法学部
他大学では人気が集まりやすい法学部が、立教大学では難易度が低めです。法学部志望なら他大学と併せて受験する価値があります。志望でない受験生が滑り止めに使うことも可能ですが、入学後の学習量は軽くないため、進学する前提で選びたい学部です。
第3位:観光学部
偏差値60に届かない段階からも狙える一方、入学者数を抑えているため倍率は高くなる傾向があります。上位学部向けの学習を進めつつ、滑り止めとして組み込む使い方が現実的です。
立教大学は難化しているのか
全体としては難化傾向にあります。2021年の受験者数は2020年に比べて4000人以上増加しました。
難化の背景
難化の主因は、併願先となる他大学の動きです。併願校として人気の青山学院大学は入試内容を大きく変え、受験者数が1万6000人減りました。青山学院大学を回避して立教大学を受験した層が一定数いたと考えられます。青学の出題変更の中身は、総合文化政策学部の総合問題を扱った記事で具体的に確認できます。
早稲田大学も入試制度に加えて募集人員を減らし、受験者数が減少しました。浪人を避けたい受験生が立教大学に集まったと推測されています。併願先の大学が入試制度や募集人員を変更する年は、立教大学の受験者数が増えて難化しやすい傾向があります。
今後の見通し
他大学で志願者が減るなかでも立教大学は受験者数を伸ばした実績があり、人気が落ちにくい大学です。浪人生の増減や併願先の制度変更によって、今後も難化する年が出てくる可能性があります。対策の開始時期を早めることが、変動への備えになります。
よくある間違い
偏差値の数字だけで「入りやすい学部」を決めてしまうのが、最も多い失敗です。立教大学は学部間で倍率の差が大きく、偏差値が低めでも倍率が高い学部があります。観光学部のように入学者数を抑えている学部では、偏差値の印象より合格のハードルが上がります。
回避策は、偏差値・倍率・キャンパスの位置・卒業後に学びたい内容の4点をセットで比べることです。コミュニティ福祉学部のようにキャンパスが池袋ではない学部もあるため、通学条件まで含めて出願先を決めると、入学後のミスマッチも防げます。
FAST-UPが見てきた立教対策のつまずき
指導現場で多いのは、英語の長文を「読めている」と「時間内に処理できる」の区別がついていないケースです。家で辞書を使いながら読めば内容はつかめるのに、試験時間では最後の大問に手が回らない。この状態のまま過去問を重ねても、得点は伸び切りません。
もう一つのつまずきは、学部選びを最後まで決めきれないまま夏を越えてしまうことです。立教大学は学部ごとに必要な得点の重みが変わるため、どの学部で勝負するかが決まらないと、科目ごとの時間配分も決まりません。早い段階で第一志望の学部と併願先を並べ、そこから逆算して科目別の目標を置いた受験生ほど、直前期に伸びる余地を残せています。
地歴・公民を「暗記だから後回し」と扱う受験生も目立ちます。得点源になる科目を後ろに積み残すと、直前期に英語の読解練習の時間を削ることになります。
よくある質問
Q. 立教大学はGMARCHのなかで難しい方ですか。 A. 学部によって変わります。経営学部や異文化コミュニケーション学部は偏差値も倍率も高く、GMARCHの上位に位置づけられる水準です。一方で理学部やコミュニティ福祉学部は偏差値帯が下がるため、大学単位ではなく学部単位で比べることをおすすめします。
Q. 立教大学で一番入りやすい学部はどこですか。 A. 偏差値の下限で見ると、理学部とコミュニティ福祉学部が入りやすい部類です。文学部や法学部も、立教大学のなかでは難易度が抑えめで倍率も高くありません。ただしコミュニティ福祉学部は新座キャンパスである点を確認しておきましょう。
Q. 英語が苦手でも立教大学に合格できますか。 A. 英語の長文が重い大学のため、苦手なまま放置するのは不利になります。文法と語彙は基礎的な設問が多く得点源にできるので、まず基礎を固め、そのうえで長文を時間内に処理する練習に移る順番が有効です。
Q. どの科目で得点を稼ぐのが現実的ですか。 A. 地歴・公民と国語です。地歴・公民は暗記量が得点に直結し、国語も基本事項の徹底で安定しやすい構成です。英語で大きく崩れないことを前提に、この2科目で上積みを作る形が組みやすくなります。


