立教大学経営学部の入試科目と傾向・対策
関東の難関私立大学として有名な立教大学は
FAST-UP
立教大学経営学部の一般入試は、国語・外国語・地理歴史公民数学から1科目の3科目です。外国語は当日の筆記がなく、英語資格・検定試験か共通テストのスコアで採点されます。共通テスト利用入試は3科目型と6科目型があります。
2026年9月時点の情報です。
立教大学経営学部には経営学科と国際経営学科の2学科があります。以下では募集人員・入試科目・科目別の傾向と対策を順に整理します。入試方式の細部は年度によって変わるため、出願前に最新の入学試験要項で確認してください。
立教大学経営学部の募集人員
募集人員は学科ごとに分かれており、立教大学のなかでは比較的小規模な学部です。経営を学びたい受験生は例年多く、その分倍率が高めになりやすい点をふまえて併願計画を立てる必要があります。
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 経営学科 | 230名 |
| 国際経営学科 | 155名 |
| 合計 | 385名 |
入試形式ごとの入試科目
一般入試は3科目、共通テスト利用入試は3科目型と6科目型の2タイプです。どちらも外国語の扱いが特徴的なので、科目の組み合わせを先に確認しておくことが出発点になります。
一般入試
一般入試で必要な科目は次の3つです。
- 国語
- 外国語
- 地理歴史、公民、数学から1科目選択
外国語の試験は当日実施されません。英語資格・検定試験(英検やGTECなど大学が認める外部試験)のスコア、もしくは大学入学共通テストの「外国語」の得点を用いた採点になります。
大学入学共通テスト利用入試
大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストの成績で合否を判定する方式)は、3科目型と6科目型に分かれます。
| 型 | 必要科目 |
|---|---|
| 3科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民、数学から1科目 |
| 6科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民から1科目/数学/地理歴史公民、数学、理科から2科目選択 |
得意科目を見極めたうえでどの型に出願するかを決めることが鍵になります。科目数が多い型は負担が大きい一方、理科や数学まで仕上げている場合は選択肢が広がります。
入試日程の見方
日程は年度ごとに更新されるため、必ず当該年度の要項で確認します。参考として、過去の実施例(2022年度)を挙げます。流れとしては、年明けの出願期間、2月の試験、合格者発表と手続締切が複数回に分かれる形です。
| 項目 | 一般入試(2022年度の例) | 共通テスト利用入試(2022年度の例) |
|---|---|---|
| Web出願期間 | 2022年1月6日(木)〜1月19日(水) | 2022年1月6日(木)〜1月14日(金)15:00 |
| 書類送付締切日 | 1月20日(木) | 1月14日(金) |
| 試験日 | 2月6日(日)、2月9日(水)、2月11日(金)、2月12日(土)、2月13日(日) | - |
| 合格者発表日 | 第1回 2月24日(木)/第2回 3月9日(水)/第3回 3月17日(木)/第4回 3月25日(金) | 2月15日(火) |
| 入学手続締切日 | 第1回 3月2日(水)/第2回 3月15日(火)/第3回 3月23日(水)/第4回 3月29日(火) | 3月2日(水) |
一般入試は合格者発表と手続締切が複数回に分かれます。繰り上げの連絡を見落とさないよう、発表日は学部単位で手帳に書き出しておくと安全です。
英語の入試傾向と対策
一般入試では外国語の筆記試験が行われません。英語資格・検定試験のスコア、または共通テストの「外国語」の得点で採点されます。この方式は立教大学の全学部に関わる変更点なので、学部別の対策より先に押さえるべき情報です。
活用できる英語資格・検定試験は次の通りです。
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
いずれも立教大学の出願期限初日からさかのぼって2年以内に受験して取得したスコアが有効です。複数回受験した場合は最も高いスコアを活用できるため、何度か挑戦して記録を伸ばす方法が有効です。
対策は、自分が使う試験の形式に合わせます。ケンブリッジ英語検定で臨むならケンブリッジ英語検定用の対策、英検で臨むなら英検用の対策が必要です。どの試験のスコアで出願するかは早い段階で決めておくことが重要です。試験ごとに形式が異なり、対策の中身も分かれるためです。
決めかねる場合は、他学部や他大学とも併願しやすい共通テストに的を絞り、基礎・基本重視で点数を積み上げる進め方が現実的です。
数学の入試傾向と対策
小問集合の大問が1つ、残りの大問2つが記述形式という構成が大半です。幅広い単元から出題されますが、微分積分と図形の問題はほぼ必ず出題されると考えておきましょう。
記述問題のトレーニングも並行して進めます。答えだけでなく、分かりやすく短くまとめる書き方を意識して演習してください。
国語の入試傾向と対策
現代文が大問2つ分、古文が大問1つ分という出題です。漢文の独立問題は出題されないため、現代文と古文に的を絞って対策できます。
現代文は論説・評論からの出題が圧倒的に多く、小説・随筆はごく稀です。国際・文化・政治・経済・メディアに関するテーマが多いので、関連する文章に読み慣れておくと有利です。
日本史の入試傾向と対策
教科書中心のベーシックな出題が多く、基礎・基本に重点が置かれています。一方で年代配列問題や誤文選択など、形式がややこしい設問が目立ちます。設問を読むだけでも時間がかかります。
そのため、知識は基本をベースに固めつつ、出題形式への慣れは他の難関大学の問題も使って積むのが有効です。
世界史の入試傾向と対策
大問数は少なく設問数が多い構成の年度が多くなっています。1〜2行程度の短文論述が扱われることもあり、記述・論述の対策が欠かせません。
問われる知識のレベルは日本史と同様に比較的平易です。形式が複雑な問題にも対応できるよう、基礎をベースにした演習を重ねましょう。
地理の入試傾向と対策
地形図を含めた読み取り問題への配点比率が高い傾向にあります。難問・奇問はありませんが、初見の資料が出されることは想定しておいたほうがよいでしょう。
初めて見る資料でも必要な情報を取捨選択できるよう、資料読解の演習に時間を割きます。選択科目として地理を使うかどうか迷っている場合は、立教大学の地理受験の可否と対策もあわせて確認してください。
立教大学経営学部に合格するための勉強法
学科ごとの傾向だけでなく、学部全体に共通する3つの特徴を押さえることが近道です。
難問・奇問の少ないオーソドックスな出題
どの科目も、いわゆる難問・奇問がほぼありません。出題形式そのものが凝っていることも少なく、どこかで見たような問題が並びます。難問・奇問がほとんどなくオーソドックスな出題が中心のため、受験生同士の点差が開きづらいと言われます。
1点を争う展開になりやすく、基本問題を落とさない得点力が試されます。新しい教材に手を広げる前に、手持ちの教材の抜けをつぶすほうが効果的です。
出題単元の偏りがなく的を絞りづらい
特定の単元に偏った出題がありません。数学の微分積分、日本史・世界史の近代〜近現代が頻出である程度で、ほかは全範囲から網羅的に問われます。
そのため、苦手単元を残すと大きな不利になります。歴史科目は古代から近現代まで幅広く扱われるので、受験直前の総チェックも欠かせません。
記述のない科目がない
一般入試では、記述形式の出題がない科目はありません。どの科目を選んでも記述での解答が求められるため、基本的な表現力を身につけておく必要があります。
解答に特定の語句が入っていないと途中点にとどまるケースも多くあります。独学のセンスに頼らず、受験技術として記述の型を学んでおきましょう。記述・論述型の問題への向き合い方は、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策の考え方も参考になります。
FAST-UPが見てきた立教経営の受験生のつまずき
指導現場で目立つのは、外国語の扱いを後回しにしたまま秋を迎えるケースです。筆記試験がないと知って安心し、どのスコアで出願するか決めないまま進むと、直前期に選択肢が狭まります。
もう一つ多いのが、記述の採点基準を意識しないまま問題数だけをこなす進め方です。正答に近い内容を書けていても、必要な語句が欠けて点が伸びないことがあります。答案を人に読んでもらう機会を作ると改善が早まります。
歴史科目では、近現代ばかり演習して古代・中世が穴になる例もよく見かけます。出題単元の偏りが小さい学部ほど、穴の有無が最後の差になります。
よくある間違い
「一般入試で英語の筆記試験がないから、英語の勉強は不要」と考えてしまうのがよくある間違いです。採点に使うのは英語資格・検定試験のスコアか共通テストの「外国語」なので、英語力そのものは必要です。
回避策は、使う試験を早めに1つ決め、その形式に沿った対策を学習計画に組み込むことです。スコアの有効期間は出願期限初日から2年以内なので、取得時期の管理も同時に行います。
過去問の活用
過去問は年度ごと・科目ごとに分かれて公開されているため、必要な年度と科目だけを選んで使えます。外国語は一般入試での筆記がないため優先度は下がりますが、基礎演習の素材として使う価値はあります。
併願校の検討段階では、同じ難関私大グループ内で学部の人気や序列を比べておくと判断しやすくなります。中央大学の人気学部と学部序列のような情報も、併願先を絞る材料になります。
まとめ
立教大学は複数学部を持つ関東有数の総合大学で、キリスト教大学として知られ、立地や設備の面でも志願者が多い大学です。経営学部を目指す場合は、外国語の扱いと記述の比重という2つの特徴を早い段階で押さえることが対策の軸になります。
入学試験要項は早めに確認し、受験を決めてからミスマッチが起きないようにしておきましょう。
よくある質問
Q. 立教大学経営学部の一般入試の科目は何ですか。 A. 国語、外国語、地理歴史・公民・数学から1科目選択の3科目です。外国語は当日の筆記ではなく、英語資格・検定試験のスコアか共通テストの「外国語」の得点で採点されます。
Q. 共通テスト利用入試は3科目型と6科目型のどちらを選ぶべきですか。 A. 得意科目の広さで判断します。国語・外国語・地理歴史公民または数学で勝負する場合は3科目型、理科や数学まで仕上がっている場合は6科目型が選択肢になります。
Q. 英語資格・検定試験は何回も受けてよいのですか。 A. 複数回受験した場合は最も高いスコアを活用できます。有効なのは出願期限初日からさかのぼって2年以内に取得したスコアです。
Q. 記述対策はどの科目で必要ですか。 A. 一般入試では記述形式の出題がない科目がないため、選択科目にかかわらず必要です。数学は記述形式の大問、世界史は短文論述への備えが特に重要になります。


