立教大学社会学部の入試科目と傾向・対策
関東の難関私立大学として有名な立教大学は
FAST-UP
立教大学社会学部の一般入試は、国語・外国語・地理歴史公民数学から1科目の3科目です。外国語は当日に筆記を行わず、英語資格・検定試験のスコアか大学入学共通テストの「外国語」の得点で採点します。共通テスト利用入試は3科目型と6科目型です。
2026年9月時点の情報です。
立教大学社会学部の入試概要
立教大学社会学部は、社会学科・現代文化学科・メディア社会学科の3学科で構成されています。学部全体の募集規模は立教大学のなかでも大きめで、間口が広い分だけ人気も集まり、応募倍率が高くなる傾向にあります。
学科と募集人員
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 社会学科 | 173名 |
| 現代文化学科 | 173名 |
| メディア社会学科 | 173名 |
| 学部全体 | 519名 |
学部ごとの難易度の位置づけを知りたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部別に見る記事も合わせて確認しておくと、併願先の設計がしやすくなります。
一般入試の科目
一般入試は3科目です。内訳は次のとおりです。
- 国語
- 外国語
- 地理歴史、公民、数学から1科目選択
外国語は試験当日に筆記試験が実施されません。英語資格・検定試験(英検やTEAPなど大学の外で受ける英語試験)のスコア、もしくは大学入学共通テストの「外国語」を用いた採点になります。出願前に必ず確認しておきたい点です。
共通テスト利用入試の科目
大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストの得点だけで合否を判定する方式)は、3科目型と6科目型に分かれます。
| 方式 | 科目構成 |
|---|---|
| 3科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民・数学・理科から1科目 |
| 6科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民から1科目/数学/理科/地理歴史公民・数学・理科から1科目選択 |
得意科目と手持ちの科目数を見極めたうえで出願方式を選ぶことが、出願戦略の要になります。
入試日程の確認の仕方
日程は年度ごとに更新されるため、最新の募集要項で確認する前提で準備を進めます。参考として、過去に実施された2022年度入試の日程は次のとおりでした。
一般入試(2022年度の例)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| Web出願期間 | 2022年1月6日(木)〜1月19日(水) |
| 書類送付締切日 | 1月20日(木) |
| 試験日 | 2月6日(日)、2月8日(火)、2月9日(水)、2月11日(金)、2月12日(土)、2月13日(日) |
| 第1回合格者発表日 | 2月24日(木) |
| 入学手続締切日(第1回) | 3月2日(水) |
| 第2回合格者発表日 | 3月9日(水) |
| 入学手続締切日(第2回) | 3月15日(火) |
| 第3回合格者発表日 | 3月17日(木) |
| 入学手続締切日(第3回) | 3月23日(水) |
| 第4回合格者発表日 | 3月25日(金) |
| 入学手続締切日(第4回) | 3月29日(火) |
共通テスト利用入試(2022年度の例)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| Web出願期間 | 2022年1月6日(木)〜1月14日(金)15:00 |
| 書類送付締切日 | 1月14日(金) |
| 合格者発表日 | 2月15日(火) |
| 入学手続締切日 | 3月2日(水) |
一般入試は複数日程が組まれ、合格発表も複数回に分かれます。出願から手続きまでの期間が長いため、併願校の手続き締切と並べて管理しておくと取りこぼしを防げます。
科目別の入試傾向と対策
科目ごとに求められる力がはっきり分かれています。受験予定の科目は特に細かく確認しておきます。
英語の傾向と対策
英語は当日の筆記試験がなく、提出するスコアで勝負が決まります。立教大学社会学部に限らず全学部で英語の扱いが変わっているため、出願条件の読み落としが命取りになります。
活用できる英語資格・検定試験は次のとおりです。
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
いずれも立教大学の出願期限初日から遡って2年以内に受験して取得したスコアが有効です。複数回受験して最高スコアを伸ばす進め方が有効です。複数回受験した場合は最も高いスコアを活用できるためです。
対策は、自分が提出する試験の形式に合わせます。ケンブリッジ英語検定で臨むならその形式に、英検で臨むなら英検の形式に合わせた演習が必要です。早い段階でどの試験のスコアで出願するかを決めておくことが重要です。試験ごとに出題形式が異なり、対策の中身が変わるためです。
決めかねる場合は、他学部や他大学とも併願しやすい共通テストに的を絞り、基礎・基本重視で得点を積み上げる進め方が無難です。
数学の傾向と対策
小問集合の大問が1つ、残りの大問2つが記述形式という構成が大半です。幅広い単元から出題されますが、微分積分はほぼ毎年出題されると考えて準備します。場合の数に関する問いも頻出です。記述のトレーニングを並行し、短い文で筋道を示す書き方を身につけておきます。
国語の傾向と対策
現代文が大問2つ、古文が大問1つという構成です。漢文の独立問題は出題されないため、現代文と古文に絞って対策できます。
現代文は論説・評論からの出題が圧倒的に多く、小説・随筆はごく稀です。国際・文化・政治・経済・メディアに関するテーマが多いため、関連分野の文章に慣れておくと読解の負担が下がります。
日本史の傾向と対策
大問は2〜3個と比較的少なめですが、設問数は多めです。原始から近現代まで幅広く問われるため、苦手単元を作らず全体を回す必要があります。一方で近代・近現代の配点は高めです。ここでの失点は響きやすいため、学習時間の比重を厚くしておきます。
世界史の傾向と対策
日本史と同様、大問は少なめで設問数が多めです。年度によっては文字数指定のない1〜2行の記述問題が出るため、記述対策が欠かせません。文化史も頻出です。国語の古典と合わせて、日本国内だけでなく世界の文学にも目を向けながら学んでおくと取りこぼしが減ります。
地理の傾向と対策
読み取り問題の比重が高く、図・グラフ・地図・統計表・地形図などの資料が扱われます。初見の資料である可能性が高いため、見たことのない題材から必要な情報を抜き出す力が問われます。語句そのものは基本的なものが多いので、資料問題の演習量に比重を置く配分が合理的です。
立教大学社会学部に合格するための勉強法
学科ごとの傾向だけでなく、学部全体に共通する出題の性格を押さえることが先決です。
難問・奇問が少ないオーソドックスな出題
どの科目も難問・奇問がほとんどありません。出題形式も凝ったものは少なく、標準的な問題集で見たことのある形が並びます。その分、受験生同士の点差が開きにくいと言われています。基本問題を取りこぼさない得点力が、そのまま合否に直結します。
出題単元の偏りがなく、的を絞りづらい
社会学部は特定の単元に偏った出題がありません。数学の微分積分、日本史・世界史の近代〜近現代が頻出である程度で、他は全範囲から網羅的に問われます。苦手単元を作らないことが先決です。特定の単元への偏りが小さく、全範囲から網羅的に出題されるためです。歴史科目は古代から近現代まで扱われるため、直前期の総チェックも組み込んでおきます。
記述のない科目がない
一般入試では、記述形式の出題がない科目はありません。どの科目を選んでも記述での解答が求められるため、基本的な表現力を鍛えておく必要があります。設問によっては特定の語句が入っていないと途中点にとどまる場合もあります。自己流の書き方に頼らず、答案の型として記述法を学んでおくと安定します。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、英語も当日に筆記試験があると思い込み、立教大学の英語過去問だけを解いて本番を迎えてしまうことです。社会学部の一般入試では外国語の筆記試験が行われないため、この進め方では出願条件そのものを満たせません。
回避策は、学習計画の最初に「どのスコアで出願するか」を決めることです。スコアには出願期限初日から遡って2年以内という有効期間があるため、受験回と申込時期を逆算してカレンダーに置きます。そのうえで、立教大学の英語過去問は読解の基礎演習として使う位置づけに変えます。
FAST-UPが見てきた立教社会学部志望のつまずき
指導現場で多いのは、科目別の対策に入る前の「出願設計」でつまずくケースです。英語のスコア提出が前提になったことで、受験勉強の開始時期と外部試験の受験時期をどう重ねるかが、以前より合否を左右しやすくなっています。
次に多いのが、記述を後回しにする進め方です。社会学部は記述のない科目がないため、選択問題で仕上げた知識が答案の形にならず、途中点で止まってしまいます。知識を入れる段階から、短い言葉で説明し直す練習を混ぜておくと差が出ます。
歴史科目では近現代が手薄なまま年明けを迎える人、地理では資料読み取りの演習量が足りないまま過去問に入る人も目立ちます。いずれも「出題の偏りが小さい」という学部の性格と、自分の学習の偏りがずれている点が共通しています。一般入試以外の経路を検討する場合は、立教大学の自由選抜入試と面接対策をまとめた記事も確認しておくと選択肢を広げられます。
過去問の活用
過去問は年度ごと・科目ごとに公開されており、参考にしたい年度と科目だけを取り出して使えます。外国語は一般入試での筆記がないため優先度は下がりますが、読解の基礎演習として取り組む価値はあります。
使い方としては、まず直近年度で設問形式と記述量を確認し、その後に単元別の弱点補強へ戻る流れが取り組みやすい進め方です。
まとめ
立教大学は複数学部を持つ関東有数の総合大学です。キリスト教主義の大学として知られ、立地・設備の面でも志願者を集めています。
社会学部を目指す場合は、3科目の構成と英語のスコア提出という前提を早い段階で押さえ、記述対策と全範囲の底上げを並行させます。募集要項は早めに読み、受験を決めてからのミスマッチを防いでおきます。
よくある質問
Q. 立教大学社会学部の一般入試の科目は何ですか。 A. 国語、外国語、地理歴史・公民・数学から1科目の3科目です。外国語は当日の筆記試験がなく、英語資格・検定試験のスコアか大学入学共通テストの「外国語」の得点で採点されます。
Q. 英語の外部試験はどれを使えますか。 A. ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBTです。出願期限初日から遡って2年以内のスコアが有効で、複数回受験している場合は最も高いスコアを使えます。
Q. 共通テスト利用入試は3科目型と6科目型のどちらを選ぶべきですか。 A. 一概には決まりません。私大専願で科目を絞っている場合は3科目型が現実的で、国公立大学と併願して理科や数学まで仕上げる場合は6科目型が選択肢になります。手持ちの科目数と得意分野で判断します。
Q. 漢文の対策は必要ですか。 A. 国語で漢文の独立問題は出題されないため、現代文と古文に絞って対策できます。現代文は論説・評論が中心で、国際・文化・政治・経済・メディアのテーマが多く扱われます。


