立教大学の日本史は難しい?学部別の難易度と対策
大学受験を乗り切るには、志望大学・志望学部に合わせた受験対策が必要…
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立教大学の日本史は、MARCHの中ではやや難しい水準です。教科書の範囲が中心ですが、大問2題・設問30〜40問程度と問題数が少なく、テーマ史と複合問題、記述が合否を分けます。8割を目標に対策するのが現実的です。
2026年9月時点の情報です。
2027年度入試に向けて対策する場合も、学部ごとの出題形式を先に把握してから演習量を積む流れが取り組みやすくなります。
立教大学の日本史の難易度はどれくらい?
全体の難易度は「標準レベルの知識を、やや難しい形式で問う」と整理できます。出題の多くは教科書の範囲ですが、形式の幅が広く、章末問題を解くだけでは対処できません。
立教大学の日本史全般の難易度
試験時間は基本的に60分です。日本史・世界史ともに古代から現代史まで幅広く出題する学部が多く、試験範囲は広めです。
幅広い知識が求められること、単元・時代を横断する複合問題が多いことが難易度を押し上げています。記述式の問題もあるため、「標準レベルだから」と手を抜ける試験ではありません。
合格最低点から見る難易度
受験勉強では100点を目指すのではなく、合格点を取る勉強が重要です。まず目指す得点ラインを決めましょう。
立教大学は合格最低点を公表していません。ただし受験者の成績開示や問題の難易度から、目安を逆算することはできます。日本史ではなるべく8割を目標に据えるのが現実的です。
問題レベルから見る難易度
設問数は少なめです。大問はわずか2題で構成され、設問数は30〜40問程度のため、ボリューム自体はコンパクトです。他大学の日本史や共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が合否判定に利用する全国共通の試験)と比べても、分量は抑えられています。
その分、わずかなミスも響きます。1点の違いが合否を分ける激戦になりやすく、取りこぼしなく解き切ることが理想です。問題数が少ないことを有利と楽観視せず、手堅く積み上げましょう。
出題形式ごとの難易度と対策
形式別に見ると、誤文選択・記述・テーマ史の3点が対策の軸になります。
誤文選択に耐えられるスピード力をつける
どの学部でも、ほぼ確実に誤文選択問題が出ます。時代・人物・国・数値などのわずかな違いを見つける形式のため時間がかかり、集中力を乱す要因になります。
日常的に誤文選択問題に触れ、慣れておきましょう。関連する知識をいくつかセットでインプットすると、違いに気づきやすくなります。
記述対策が肝となる
立教大学の日本史は、特に記述形式の問題レベルが高いです。学部によってはかなり多めの文字数で論述が求められる場合もあるため、記述対策は外せません。
ポイントは「事象が起きた理由」「事象によってどんな影響が出たか」の整理です。知識だけを問う問題は少ないため、相互の関係性を言葉にするアウトプットを重ねましょう。
時代ごとではなくテーマごとに確認する
時代で区切った出題はあまり見られません。時代をまたぐ変遷や変化に着目し、テーマごとに縦割りで問う傾向が強いです。
一般的な教科書や参考書は時代順に構成されています。そのため宗教史・文化史・文学史・政治史・経済史・外交史などのテーマに組み替え、多角的に学び直す作業が必要になります。
立教大学の日本史難易度を学部別に紹介
学部ごとに問われ方が異なります。志望学部が決まっているなら、まず該当学部の形式に合わせて演習内容を選びましょう。
| 学部 | 出題の特徴 |
|---|---|
| 文学部 | 問題数が多く50問以上になる年度がある。教科書レベル中心だが年代の難問もあり、地図・写真などの資料問題が多い |
| 異文化コミュニケーション学部 | 問題量が多く50問以上になる年度がある。テーマ史の割合が高く、複合問題も多い |
| 経済学部 | 用語・人名の記述問題が多い。年代を問う問題や前後関係の問題も頻出 |
| 経営学部 | 配列問題が多め。通貨史など学部特有のテーマも出る |
| 理学部 | 日本史を使った入試がない |
| 社会学部 | 字数指定のない1〜2行程度の記述問題が出る |
| 法学部 | テーマ史が多め。国交・貿易とそれによる日本文化の変化が要注意 |
| 観光学部 | 独特のテーマを扱う。過去には「太平記に見る史料批判文」「情報伝達手段の変化」「土地開発史」など |
| コミュニティ福祉学部 | 標準レベル |
| 現代心理学部 | 標準レベル |
文学部の日本史難易度
少し問題数が多く、50問以上になる年度が存在します。基本は教科書レベルですが、年代関連の難問が出ることもあります。地図問題・写真問題など資料を活用した問題が多く、受験生が見落としやすい資料からの出題にも備えておきましょう。
異文化コミュニケーション学部の日本史難易度
問題量が多く、50問以上になる年度が存在します。テーマ史の割合が高く、ひとつの問題に複数の知識をフル活用する場面が多いため、知識の引き出しの多さが問われます。複合問題も多く、丸暗記に頼らない対応力が必要です。
経済学部の日本史難易度
用語・人名を含む記述問題が多いため、漢字で正確に書けるようにしておきましょう。年代を問う問題も頻出で、時代の流れを追った理解が求められます。前後関係を問う問題も多く扱われます。
経営学部の日本史難易度
配列問題が多めです。出来事の順番を問う問題が多く、文化史・宗教史・国交史・戦争史など複数のテーマから選択肢が用意される場合もあり、難易度は高めです。通貨史など学部特有の題材も出るため、テーマを限定せず対策しましょう。
理学部の日本史難易度
理学部では日本史を使った入試がありません。数学・物理・化学・生物・外国語を使った試験のみとなっています。
社会学部の日本史難易度
字数指定のない1〜2行程度の記述問題が扱われます。人名・地名を漢字で書く力に加え、ある程度の文章表現力も必要です。
法学部の日本史難易度
テーマ史が多めです。特に国交・貿易、それによって変化した日本文化に関する歴史は注意深く確認しましょう。ひとつの問題で複数のテーマを扱う出題もあるため、多様な演習問題に当たっておくと対応しやすくなります。
観光学部の日本史難易度
独特のテーマを扱うことが多い学部です。過去には「太平記に見る史料批判文」「情報伝達手段の変化」「土地開発史」など、オリジナリティのある問題が出されました。過去問には早めに目を通し、欠けている知識を補う時間を確保しましょう。
コミュニティ福祉学部・現代心理学部の日本史難易度
いずれも標準レベルです。未学習の範囲が残らないよう網羅的に学び、基礎・基本を徹底しましょう。
地歴の選択科目を迷っている場合は、立教大学の地理受験の可否と入試傾向も合わせて確認しておくと判断しやすくなります。
立教大学の日本史難易度はMARCHの中で高い?
MARCHの他大学と比較すると、やや高い傾向にあります。問題量や試験時間は大きく変わりませんが、複合問題やテーマ史が出るため、演習の方法を先に考えておかないと対策しづらい点が難易度を押し上げています。
MARCHの日本史の傾向
MARCH全体の難易度自体は立教大学と同等です。難問・奇問を出す大学はほとんどなく、基礎・基本寄りでありながら1問あたりの配点が高い点も共通します。
| 大学 | 出題傾向の特徴 |
|---|---|
| 立教大学 | テーマ史・複合問題が中心。設問数が少なく記述もある |
| 明治大学 | 近現代史からの出題が多い |
| 法政大学 | 時代ごとの縦割り問題が多い |
大学ごとに傾向は異なるため、他大学の過去問も参考にしながら演習量を増やしましょう。併願先の学部研究を進めるなら、中央大学の人気学部と学部序列や青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策も参考になります。
立教大学の日本史で高得点を取るためのコツ
最優先は「取れる問題を落とさないこと」です。そのうえでテーマ史と記述に時間を配分します。
簡単な問題を落とさない
立教大学の日本史はボリュームが少なく、1点を争う展開になりやすいです。そのため全体の平均点が高めになり、イージーミスが命取りになります。
この環境で高得点を出すには、簡単な問題を落とさないことが大切です。設問数が少ないぶん1問あたりの重みが大きくなるためです。取れる問題を取りこぼさず、点数を積み上げましょう。
早慶上智レベルの過去問にも取り組む
立教大学の日本史は、早慶上智レベルの難度になることもあります。特に2019年度は平均点が低く、多くの受験生が戸惑ったことがうかがえます。
志望学部以外の立教大学の過去問を解くのも有効です。余裕があれば早慶上智レベルの過去問にも触れ、難化した年度への耐性をつけておきましょう。
8割を目指して勉強する
立教大学は合格最低点を公開していませんが、自己採点と合否の結果を照らし合わせると、80%程度を獲得していれば合格しやすいことが分かっています。目安として、最低でも72〜73%の獲得が必要になります。
| 得点率の目安 | 位置づけ |
|---|---|
| 72〜73% | 最低限必要とされるライン |
| 75% | 余裕を持って合格ラインを超えたい場合の下限 |
| 80% | 問題が簡単になった年度に狙う水準 |
受験当日に難化・易化を判断するのは難しいため、最初から8割を目標に対策しておく方が安全です。
テーマ史対策は重点的に
テーマ史対策は必須です。時代ごとに縦割りの問題が出ることはほとんどなく、ほとんどがテーマ単位の出題だからです。テーマごとの複合問題も多く、ひとつの問題に多くの知識を動員する場面が続きます。
一問一答用の参考書は日本史用の単語帳と割り切り、テーマ史や複合問題に対応した問題集を繰り返しましょう。解説が手厚い参考書や解説書も併用し、分からない点はその都度戻って確認します。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、一問一答を完璧にすれば立教大学の日本史に対応できると考えてしまうことです。用語を単独で覚える学習は、誤文選択・配列・記述のように複数の知識を結びつける形式に対応しづらくなります。
回避策は、一問一答を「用語の確認用」に限定し、演習の主軸をテーマ史型の問題集と過去問に置くことです。間違えた問題は用語だけでなく、原因・結果・前後の出来事まで書き出して復習しましょう。
FAST-UPが見てきた立教大学の日本史でつまずく共通点
指導現場で多いのは、知識量は足りているのに形式に慣れていないまま本番を迎えるケースです。教科書を時代順に何周もした受験生が、テーマで横断的に問われた瞬間に手が止まります。
もうひとつ目立つのが、記述を後回しにする流れです。選択問題の復習で学習時間が埋まり、理由や影響を自分の言葉で書く練習が最後まで残ります。記述は書いて添削を受けるまで弱点が見えないため、早い段階から少量ずつ始める方が安定します。
誤文選択で時間を使い切ってしまう受験生も多く見られます。設問数が少ないため1問に固執しやすく、後半の記述に回す時間が削られます。時間配分を決めて過去問を解く習慣が、得点の安定につながります。
まとめ
立教大学の日本史は、MARCHの他大学と比較しても高めの難易度です。問題数が限られているため激戦になりやすく、複合問題が多いため初見で慌てない準備が必要です。
反対に、立教大学の日本史対策が十分にできていれば、同レベルの大学にも通用する力が身につきます。併願も視野に入れ、早い段階から対策を進めましょう。
よくある質問
Q. 立教大学の日本史は本当に難しいのですか? A. 知識そのものは教科書の範囲が中心です。ただし大問2題・設問30〜40問程度という少ない設問数、テーマ史や複合問題、記述の存在により、MARCHの中ではやや難しい部類に入ります。
Q. 日本史は何割取れば合格ラインに届きますか? A. 合格最低点は公表されていません。自己採点と合否の照合からは80%程度で合格しやすいとされ、最低でも72〜73%が必要とされています。最初から8割を目標に対策する方が無難です。
Q. テーマ史対策はどの教材で進めればよいですか? A. テーマ史や複合問題に対応した問題集を軸にし、一問一答は用語の確認に使います。宗教史・文化史・文学史・政治史・経済史・外交史などに分けて整理し、解説の詳しい参考書を併用しましょう。
Q. 立教大学の全学部で日本史を使えますか? A. 理学部は日本史を使った入試がありません。数学・物理・化学・生物・外国語を使った試験のみとなっています。
Q. 過去問は志望学部だけ解けば十分ですか? A. 志望学部以外の立教大学の過去問も有効です。学部をまたいでテーマ史や複合問題の形式に触れられます。余裕があれば早慶上智レベルの過去問にも取り組むと、難化した年度に対応しやすくなります。


