青山学院大学の英検利用|使える学部と基準を解説
今回は青山学院大学で英検が使える学部を解説していきます。
FAST-UP
青山学院大学の一般選抜で英検を利用できるのは、文学部英米文学科D方式、国際政治経済学部B方式、総合文化政策学部A方式の3つです。順に得点換算型、得点加点型、出願資格型と仕組みが異なります。
2026年9月時点の情報です。
入試方式や基準は年度ごとに見直される場合があります。出願前に、志望学部の募集要項で最新の条件を確認してください。
大学受験における英検の活用方法は4つ
大学受験で英検が使われ方は、出願資格・試験免除・得点換算・加点の4つに整理できます。同じ「英検利用」でも、求められるスコアの意味がまったく違います。
| 活用方法 | 内容 | 受験生にとっての意味 |
|---|---|---|
| 出願資格 | 指定された級やCSEスコアを持つ人だけが受験できる | 基準を超えれば出願でき、他の入試形式より科目数が少なくなる傾向がある |
| 試験免除 | 指定された級やスコアがあれば英語の試験が免除される | 他科目に時間を割け、本番で失敗するリスクがなくなる |
| 得点換算 | 級やスコアに応じて英語の得点が与えられる | 80点や満点扱いとする大学が多い |
| 加点 | 級やスコアに応じて入試の点数に加算される | 数点差で合否が決まる入試では大きい |
ここでいうCSEスコアとは、英検の4技能を合算して示す共通尺度のスコアのことです。級の合否とは別に数値で示されます。
青山学院大学では、出願資格型に加えて、得点換算型と得点加点型も学部ごとに採用されています。つまり「英検を持っている」だけでは判断できず、学部ごとに型を確認する必要があります。
青山学院大学で英検が使える学部
一般選抜で英検が使える学部は、以下の3つです。
- 文学部英米文学科 D方式
- 国際政治経済学部 B方式
- 総合文化政策学部 A方式
必要なCSEスコアや換算・加点の考え方を、順に見ていきます。
文学部英米文学科 D方式
| 利用方法 | 得点換算型 |
|---|---|
| 出願資格 | 無し |
文学部英米文学科では、英検の取得級やCSEスコアに関わらず出願が可能です。
選抜方法としては、まずD方式の学部入試の上位者を選抜し、その上位者の中から英検のCSEスコア上位者を選抜して合格者を割り当てていきます。学部入試が1次試験、英検が2次試験のように働くと考えると分かりやすいでしょう。
D方式の募集人数は10人しかおらず、受験者の英語力も相当高いことが予想されます。そのため、CSEスコアの下限は2500ほどと考えられます。
国際政治経済学部 B方式
| 利用方法 | 得点加点型 |
|---|---|
| 出願資格 | 無し |
国際政治経済学部のB方式では、全学科で英検利用が可能です。得点加点型が用いられており、CSEスコアに応じて英語の点数が加点されます。
| CSEスコア | 加点される点数 |
|---|---|
| 2600以上 | +15 |
| 2300以上 | +10 |
| 1950以上 | +5 |
5〜15点と聞くと小さく感じるかもしれませんが、B方式の英語の配点は100点です。そのため、+5点でも合否への影響は小さくありません。
受験者の多くがCSEスコア1950(2級レベル)を持っていることが予想されます。周りと差をつけるには、準1級レベルの2300以上が欲しいところです。英語そのものの対策は、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も合わせて確認しておくと方針を立てやすくなります。
総合文化政策学部 A方式
| 利用方法 | 出願資格型 |
|---|---|
| 出願資格 | CSEスコア2100 |
総合文化政策学部のA方式では、全学科で英検利用が可能です。出願資格型が採用されており、CSEスコア2100以上で出願する権利が与えられます。
出願資格を超えられる程度の英検対策にとどめ、残りの時間を他の科目に回すのが効率的です。どれだけ高いスコアを持っていても、2100以上の受験者は皆同じ扱いとなるためです。
青学の英検を使った試験の組み合わせ
青山学院大学で英検を利用できる試験の組み合わせは、以下の2種類です。
- 英検+独自試験
- 英検+共通テスト+独自試験
共通テストとは、大学入学共通テストの略称で、1月に実施される全国共通の試験です。
英検+独自試験
以下の2学部で採用されています。
- 文学部英米文学科
- 国際政治経済学部
英検の利用方法は出願資格や加点などさまざまですので、その都度確認する必要があります。
英検+共通テスト+独自試験
以下の1学部で採用されています。
- 総合文化政策学部
それぞれの試験の内容は次の通りです。
| 試験 | 内容 |
|---|---|
| 英検 | 出願資格2級以上 |
| 共通テスト | 国語+地歴公民or数学 |
| 独自試験 | 総合問題(現代文+地歴公民) |
青山学院大学の英検利用は英検2級でも大丈夫?
ここまでの情報から考えると、青山学院大学の英検利用は英検2級が実質的な下限となりそうです。英検2級未満となると、そもそも出願ができない場合があるからです。
しかしながら、英検2級を取得しても、ライバルに差をつけることはできません。周りと差をつけ、英検を武器にするためには、英検準1級レベルが必要と言えるでしょう。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、「英検のスコアを上げれば、青山学院大学のどの学部でも有利になる」と考えてしまうことです。学部によって型が違うため、スコアを伸ばした分がそのまま評価される学部と、そうでない学部があります。
回避策は、志望学部の型を先に確定させてから目標スコアを決めることです。
- 出願資格型(総合文化政策学部A方式):基準を超えた時点で英検対策を切り上げる
- 得点加点型(国際政治経済学部B方式):次の加点ラインを目標に設定する
- 得点換算型(文学部英米文学科D方式):学部入試の得点と英検スコアの両方を上げる
FAST-UPが見てきた英検利用でつまずくところ
指導現場でよく見るのは、英検の受験回数と出願時期の逆算ができていないケースです。英検は年に決まった回数しか実施されず、結果が出るまでにも時間がかかります。目標スコアに届かないまま出願期間を迎え、英検利用の方式を選べなくなる受験生がいます。
もう一つのつまずきは、英検対策と大学別対策を同じものとして扱ってしまうことです。英検は4技能をバランス良く測る試験で、スピーキングやライティングの比重があります。一方、青山学院大学の独自試験は学部ごとに出題の形が異なります。英検のスコアが伸びても、学部の過去問で手応えが出ないという相談は少なくありません。
逆に、早い段階で英検に取り組んだ受験生は、長文を読む体力と語彙の土台ができている傾向があります。英検を「出願のための資格」ではなく「英語力の基礎工事」として扱えているかどうかが、分かれ目になりやすいところです。
まとめ
青山学院大学は、他のMARCHに比べて英検の重要度は低いのが特徴です。英検が使えるのは3学部の特定方式に限られ、型もそれぞれ異なります。
ただし、英検はバランス良く英語の力が身につく試験です。志望学部の出願条件に英検が含まれていなくても、早い段階から受けておく価値はあります。MARCH内での併願を考えるなら、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考に、志望校全体の組み立てを確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
Q. 青山学院大学で英検が使えるのはどの学部ですか。 A. 一般選抜では、文学部英米文学科D方式、国際政治経済学部B方式、総合文化政策学部A方式の3つです。それぞれ得点換算型、得点加点型、出願資格型と利用方法が異なります。
Q. 英検2級があれば青山学院大学の英検利用に出願できますか。 A. 総合文化政策学部A方式はCSEスコア2100が出願資格です。文学部英米文学科D方式と国際政治経済学部B方式には出願資格がないため、スコアに関わらず出願できます。ただし2級レベルでは他の受験生と差はつきにくい状況です。
Q. 目標にすべきCSEスコアはどのくらいですか。 A. 周りと差をつけたい場合は、準1級レベルの2300以上が目安です。国際政治経済学部B方式では2300以上で加点が増え、文学部英米文学科D方式はさらに高いスコアが求められると考えられます。
Q. 英検を使わない学部を受ける場合、英検は不要ですか。 A. 出願条件に英検がなくても、取り組む意味はあります。英検は読む・聞く・書く・話すをバランス良く鍛えられるため、一般選抜の英語の土台づくりにつながります。
Q. 総合文化政策学部A方式では共通テストも必要ですか。 A. 必要です。英検(出願資格2級以上)、共通テスト(国語+地歴公民or数学)、独自試験(総合問題=現代文+地歴公民)の組み合わせになります。


